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第1章:王立魔導学院付属図書館
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ディララさんが一度司書室を出たあと、再び司書室に戻ってきた。
彼女の後ろには、一人の若い青年が立っている。
「紹介するわ。フランツ・ローレンツ男爵令息よ。
ヴィルマの先輩になるわね。
わからないことがあれば、なんでも彼に聞いて頂戴」
ディララさんが横に退き、フランツさんが前に出て私に軽く頭を下げた。
栗皮色の柔らかい髪の毛が額にかかっていて、瞳は青く澄んでいる。
優し気な微笑みで笑う彼の笑顔は爽やかで、白い歯が輝いていた。
「フランツ・ローレンツだ。気軽にフランツと呼んでくれて構わない。
私もまだ五年目で仕事を覚えている最中だが、教えられることは教えていこう」
彼はシンプルながらも上品な服装をしており、淡いブルーのチュニックに黒のズボンを合わせている。
腰には革のベルトが巻かれ、そこに小さなポーチがぶら下がっていた。
私は立ち上がってフランツさんに右手を差し出した。
「ヴィルヘルミーナ・シュライバーです。ヴィルマと呼んでください。
お言葉に甘えて、遠慮なく質問させていただきますね」
私が微笑む姿を、フランツさんはどこかぼんやりと見つめていた。
……あれ? 貴族は平民と握手なんてしたくないのかな?
でも一度出した手は、なんだか引っ込みがつかない。
どうしようか迷っていると、フランツさんの背中をディララさんが軽く叩いて告げる。
「もう! なにを見惚れているの! ちゃんと挨拶しなさい!」
「――うわぁ! はい、申し訳ありません!」
我に返った様子のフランツさんが、私の右手に恐る恐る触れ、やんわりと握手を返してくれた。
私はニギニギときっちり手を握ってあげてから、彼の手を解放してあげる。
フランツさんは私に手を差し出した姿勢で、またぼんやりと私を見つめていた。
私は小首を傾げて彼に尋ねる。
「フランツさん? どうしたんです?」
「――いえ! なんでもありません!」
慌てて手を引っ込めたフランツさんは、頬を染めて照れたように私から目を逸らした。
……この人、女性慣れしてないの? 握手なんて、ただの挨拶でしょ?
ディララさんもヴォルフガングさんも、なんだか苦笑気味に笑いをこぼしている。
ヴォルフガングさんが両手を打ち鳴らして立ち上がり、私に告げる。
「では、あとのことはオットー子爵夫人に任せるとしよう。
私に用があれば、オットー子爵夫人に言えば伝わるようにしてある。
君はなるだけ、図書館以外の施設に勝手に入ることのないようにね」
「はい、わかってます!」
ニコリと微笑んだヴォルフガングさんは、ゆっくりと司書室を退出していった。
****
私は司書室から出て、フランツさんと一緒に図書館のカウンター内に移動した。
「基本的に、司書が誰か一人、必ずカウンターに居るようにして欲しい。
貴族子女たちは、待たされることが嫌いなんだ」
あら、なんだかせっかちなのね。
「さっきは大丈夫だったの? 今は誰も司書が居なかったみたいだけど」
フランツさんが私を見てニコリと微笑んだ。
「今は館内に生徒が居ないからね。
それでも来館者が来ていたら、慌てて飛び出て行っただろう」
私は小さく息をついた。
「なんだか忙しないわね。
本を読む人は、もっとゆったりしてると思ったわ」
フランツさんが苦笑した。
「ここに本を求めてくるのは、読書をしたいからじゃないからね。
授業や研究で必要だから、知識を求めに来る――そういう人ばかりさ。
だから待たされて自分のやりたいことが遅延するのが、我慢ならないんだろう」
なるほど、あくまでも『知りたいことを知ることが出来れば良い』という人たちなのね。もったいない。
そのままフランツさんは、カウンター内の説明をしてくれた。
貸出記録の書類の位置や、目録の位置、筆記具の予備の置き場等々。
まぁ見ればわかることなので、私は相槌だけ打って応えていった。
「……本当にわかっているのかい?」
「ええ、もちろんですよ?」
フランツさんの目が、なんだか私を訝しんでるみたいだ。
「本当かなぁ……まぁいいや、君みたいな後輩に仕事を教えるのも、私の仕事だからね」
私たちが会話していると、カウンターの前に一人の女子生徒が現れて声をかけてくる。
「あの、本を探しているのですが、見つからなくて」
フランツさんが笑顔で振り返り、「何をお探しですか?」と女子生徒に応えた。
「マーカス・S・ストラウブ著の、『魔力による時空間の干渉・その可能性』という魔導書なんですが……」
「ちょっと待ってくださいね~」
軽快な声で応えたフランツさんが、目録を漁り始めた。
どうやら、ここの目録は著者別ではなく、ジャンル別で分類されているらしい。
フランツさんは目録を端から読み始め、著者の名前を探していた。
五分経ち、十分経つと、女子生徒が明らかに苛々と腕組みをして指を叩いて催促をしてくる。
フランツさんは焦りながらも、慎重に著者を探し続けていた。
……しょうがない、ここは助け船を出すか。
「その本なら、時空魔導力学ジャンルのはずですよ。
マーカス・ステファン・ストラウブは、時空魔導力学の権威でしたから」
私は、驚いてこちらに振り返るフランツさんの横を通り過ぎ、『時空魔導力学』とラベルが張ってある目録を手に取る。
そのままザッと目録を舐めて行き著者の名前を探し当て、お目当ての著書を指差した。
「……二階、東側の書庫ですね。
フランツさん、取って来てもらえますか」
私は目録を渡しながら、フランツさんに告げる。
フランツさんは呆気にとられながらも「あ、ああ……」と、目録を片手に図書館の二階に向かっていった。
駆け足気味のフランツさんの背中を見送る私に、女子生徒が告げる。
「あなた、見ない顔ですわね。
どちらのご令嬢ですの?」
私は女子生徒に向き直り、笑顔で応える。
「今日からここに配属になった平民ですよ。
司書として働いてます」
女子生徒がポカーンと私を見つめていた。
「あなた、同年代よね? 生徒ですらなく、司書なの?」
私はにこにこと微笑みを返しながら応える。
「司書ですが、何か?」
「……なんで平民の、生徒でもない人が、あの本の詳細を知ってるのよ。
あの本の著者は二百年前の人よ? 平民が知ってる訳、ないじゃない」
「でもストラウブ伯爵は、多数の著書を残していますから。
時空魔導力学だけでも、数百という魔導書を残しています。
私はその一部しか読んだことがありませんが、自著の中で他の著書に言及していることも多いので」
女子生徒が泡を食ったように私に食って掛かる。
「ちょっと待って?! なんで平民の魔導学院にも通っていない子が、魔導書なんて読めるの?!」
「司書なので。お望みなら、写本も承れますよ?」
私はにこにこと営業スマイルで応えた。
女子生徒が呆然と私を見つめるのと、フランツさんが本を持って戻ってくるのが同時だった。
****
女子生徒は貸出記録に記帳すると、私たちにお礼を告げて図書館を去っていった。
「フランツさん、あんな魔導書を貸し出して、安全管理上の問題はないんですか?」
「学院外には持ち出せないよ。帰宅する前に返却に来るはずだ。
――それより、君は凄いね。なぜジャンルまですぐにわかったんだい?」
なぜと言われてもなぁ。その道の権威が、それっぽい名前の本を書いたなら、当然そのジャンルになるだろうっていう当たり前の推測だ。
「うーん、なんとなく?」
フランツさんがなんだか自嘲気味に照れ笑いをしていた。
「仕事を教えると言った傍から、私が仕事を教えられた気分だよ。
どうやら、君とはいい仕事ができそうだ」
私はニコリと微笑んで応える。
「そうですね、それは私も思ってます。
フランツさんからは、あまり貴族っぽさを感じないので、接しやすいです」
「それは喜んでいいのかなぁ?」
フランツさんは苦笑を浮かべながら、頭を掻いていた。
彼女の後ろには、一人の若い青年が立っている。
「紹介するわ。フランツ・ローレンツ男爵令息よ。
ヴィルマの先輩になるわね。
わからないことがあれば、なんでも彼に聞いて頂戴」
ディララさんが横に退き、フランツさんが前に出て私に軽く頭を下げた。
栗皮色の柔らかい髪の毛が額にかかっていて、瞳は青く澄んでいる。
優し気な微笑みで笑う彼の笑顔は爽やかで、白い歯が輝いていた。
「フランツ・ローレンツだ。気軽にフランツと呼んでくれて構わない。
私もまだ五年目で仕事を覚えている最中だが、教えられることは教えていこう」
彼はシンプルながらも上品な服装をしており、淡いブルーのチュニックに黒のズボンを合わせている。
腰には革のベルトが巻かれ、そこに小さなポーチがぶら下がっていた。
私は立ち上がってフランツさんに右手を差し出した。
「ヴィルヘルミーナ・シュライバーです。ヴィルマと呼んでください。
お言葉に甘えて、遠慮なく質問させていただきますね」
私が微笑む姿を、フランツさんはどこかぼんやりと見つめていた。
……あれ? 貴族は平民と握手なんてしたくないのかな?
でも一度出した手は、なんだか引っ込みがつかない。
どうしようか迷っていると、フランツさんの背中をディララさんが軽く叩いて告げる。
「もう! なにを見惚れているの! ちゃんと挨拶しなさい!」
「――うわぁ! はい、申し訳ありません!」
我に返った様子のフランツさんが、私の右手に恐る恐る触れ、やんわりと握手を返してくれた。
私はニギニギときっちり手を握ってあげてから、彼の手を解放してあげる。
フランツさんは私に手を差し出した姿勢で、またぼんやりと私を見つめていた。
私は小首を傾げて彼に尋ねる。
「フランツさん? どうしたんです?」
「――いえ! なんでもありません!」
慌てて手を引っ込めたフランツさんは、頬を染めて照れたように私から目を逸らした。
……この人、女性慣れしてないの? 握手なんて、ただの挨拶でしょ?
ディララさんもヴォルフガングさんも、なんだか苦笑気味に笑いをこぼしている。
ヴォルフガングさんが両手を打ち鳴らして立ち上がり、私に告げる。
「では、あとのことはオットー子爵夫人に任せるとしよう。
私に用があれば、オットー子爵夫人に言えば伝わるようにしてある。
君はなるだけ、図書館以外の施設に勝手に入ることのないようにね」
「はい、わかってます!」
ニコリと微笑んだヴォルフガングさんは、ゆっくりと司書室を退出していった。
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私は司書室から出て、フランツさんと一緒に図書館のカウンター内に移動した。
「基本的に、司書が誰か一人、必ずカウンターに居るようにして欲しい。
貴族子女たちは、待たされることが嫌いなんだ」
あら、なんだかせっかちなのね。
「さっきは大丈夫だったの? 今は誰も司書が居なかったみたいだけど」
フランツさんが私を見てニコリと微笑んだ。
「今は館内に生徒が居ないからね。
それでも来館者が来ていたら、慌てて飛び出て行っただろう」
私は小さく息をついた。
「なんだか忙しないわね。
本を読む人は、もっとゆったりしてると思ったわ」
フランツさんが苦笑した。
「ここに本を求めてくるのは、読書をしたいからじゃないからね。
授業や研究で必要だから、知識を求めに来る――そういう人ばかりさ。
だから待たされて自分のやりたいことが遅延するのが、我慢ならないんだろう」
なるほど、あくまでも『知りたいことを知ることが出来れば良い』という人たちなのね。もったいない。
そのままフランツさんは、カウンター内の説明をしてくれた。
貸出記録の書類の位置や、目録の位置、筆記具の予備の置き場等々。
まぁ見ればわかることなので、私は相槌だけ打って応えていった。
「……本当にわかっているのかい?」
「ええ、もちろんですよ?」
フランツさんの目が、なんだか私を訝しんでるみたいだ。
「本当かなぁ……まぁいいや、君みたいな後輩に仕事を教えるのも、私の仕事だからね」
私たちが会話していると、カウンターの前に一人の女子生徒が現れて声をかけてくる。
「あの、本を探しているのですが、見つからなくて」
フランツさんが笑顔で振り返り、「何をお探しですか?」と女子生徒に応えた。
「マーカス・S・ストラウブ著の、『魔力による時空間の干渉・その可能性』という魔導書なんですが……」
「ちょっと待ってくださいね~」
軽快な声で応えたフランツさんが、目録を漁り始めた。
どうやら、ここの目録は著者別ではなく、ジャンル別で分類されているらしい。
フランツさんは目録を端から読み始め、著者の名前を探していた。
五分経ち、十分経つと、女子生徒が明らかに苛々と腕組みをして指を叩いて催促をしてくる。
フランツさんは焦りながらも、慎重に著者を探し続けていた。
……しょうがない、ここは助け船を出すか。
「その本なら、時空魔導力学ジャンルのはずですよ。
マーカス・ステファン・ストラウブは、時空魔導力学の権威でしたから」
私は、驚いてこちらに振り返るフランツさんの横を通り過ぎ、『時空魔導力学』とラベルが張ってある目録を手に取る。
そのままザッと目録を舐めて行き著者の名前を探し当て、お目当ての著書を指差した。
「……二階、東側の書庫ですね。
フランツさん、取って来てもらえますか」
私は目録を渡しながら、フランツさんに告げる。
フランツさんは呆気にとられながらも「あ、ああ……」と、目録を片手に図書館の二階に向かっていった。
駆け足気味のフランツさんの背中を見送る私に、女子生徒が告げる。
「あなた、見ない顔ですわね。
どちらのご令嬢ですの?」
私は女子生徒に向き直り、笑顔で応える。
「今日からここに配属になった平民ですよ。
司書として働いてます」
女子生徒がポカーンと私を見つめていた。
「あなた、同年代よね? 生徒ですらなく、司書なの?」
私はにこにこと微笑みを返しながら応える。
「司書ですが、何か?」
「……なんで平民の、生徒でもない人が、あの本の詳細を知ってるのよ。
あの本の著者は二百年前の人よ? 平民が知ってる訳、ないじゃない」
「でもストラウブ伯爵は、多数の著書を残していますから。
時空魔導力学だけでも、数百という魔導書を残しています。
私はその一部しか読んだことがありませんが、自著の中で他の著書に言及していることも多いので」
女子生徒が泡を食ったように私に食って掛かる。
「ちょっと待って?! なんで平民の魔導学院にも通っていない子が、魔導書なんて読めるの?!」
「司書なので。お望みなら、写本も承れますよ?」
私はにこにこと営業スマイルで応えた。
女子生徒が呆然と私を見つめるのと、フランツさんが本を持って戻ってくるのが同時だった。
****
女子生徒は貸出記録に記帳すると、私たちにお礼を告げて図書館を去っていった。
「フランツさん、あんな魔導書を貸し出して、安全管理上の問題はないんですか?」
「学院外には持ち出せないよ。帰宅する前に返却に来るはずだ。
――それより、君は凄いね。なぜジャンルまですぐにわかったんだい?」
なぜと言われてもなぁ。その道の権威が、それっぽい名前の本を書いたなら、当然そのジャンルになるだろうっていう当たり前の推測だ。
「うーん、なんとなく?」
フランツさんがなんだか自嘲気味に照れ笑いをしていた。
「仕事を教えると言った傍から、私が仕事を教えられた気分だよ。
どうやら、君とはいい仕事ができそうだ」
私はニコリと微笑んで応える。
「そうですね、それは私も思ってます。
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