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第2章:華麗な舞踏会
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貴族の世界は過酷だった。
「無理! これ以上は無理です!」
「我慢なさってください――よいしょ!」
私の腰を、恨みでもあるかの如く締めあげていくディララさんの侍女たち。
コルセットと呼ばれる革製の下着は、私の腰からお腹にかけてを細く細く引き絞っていった。
内臓がせりあがってくる吐き気を感じつつ、私は脂汗を流しながら為すがままにされていく。
ようやくコルセットを着終わった私の姿は、まるで異形だった。
「なんか、気持ち悪いくらい腰が細いんですけど」
ディララさんがころころと笑いながら応えてくれる。
「苦しかったでしょう、お疲れ様。
次はドレスを着て行くわよ」
先に木製のパニエと呼ばれる道具をお尻周りにつけさせられた。
次に侍女たちがニコニコと微笑みながら、私にドレスを着せていく。
それが終わると、パニエでスカートが膨らんで見えるよう、形を整えられた。
肉厚で温かいベルベットのドレスは、思ったより寒くなかった。
……でも、重たい!! なにこの重さ! パニエも相まって、やたら重たいんだけど?!
一歩歩くだけで、ドレスの重さで地面にへばりつきそうになる。
――だというのに、侍女たちは私の胸に詰め物をしはじめた。
私の身体がどんどん重たくなっていく……代わりに、鏡の前の私は、それまで見たことがない見事な胸のふくらみを獲得していた。
思わず胸のふくらみを両手で確かめながらつぶやく。
「信じられない……胸が、ある」
ディララさんや侍女たちが、またころころと笑い声をあげた。
続いて鏡の前に座る私に、侍女たちはヘアアレンジとメイクをしていった。
黙ってされるがままの私は、もはやただのお人形さんだ。
首筋が寒い……この季節に髪を上げるのは、失敗じゃないかなぁ?!
ペタペタと顔に何かを塗りたくられる感触を味わいながら、私は黙って目をつぶり、時間が過ぎるのを耐えていた。
「――ヴィルマ、終わったわよ」
ディララさんの声で、私は目を開けた――鏡の中には、大人びた美少女が佇んでいた。
「……え? 誰?」
鏡の中の美少女が、私と同じ言葉を発した。
思わず顔に伸びた私の手を、侍女の一人が慌てて捕まえてきた。
「いけません、お化粧が崩れます!」
あ、顔を触るなってことか。
鏡の中の美少女も、侍女に手首を掴まれている――つまり、これが今の私なのか。
ディララさんが満足気にため息をついた。
「女は化けるというけど、ヴィルマも素晴らしく化けたわね。
ここまでばっちり嵌るとは思ってなかったわ。
――あなたたち、今日は良い仕事をしましたね」
ディララさんに褒められた侍女たちは恭しく頭を下げ、満足気に微笑んでいた。
時計を見る――間もなく十八時。三時間以上かかったのか。
……え?! 貴族の女性って、パーティーの都度、こんな戦いを繰り広げてるの?!
「貴族女性って、マゾじゃないと務まらないんですかね……」
ころころと笑うディララさんが、私に応える。
「大変だけど、子供の頃からしていれば慣れてしまうわよ」
慣れかー、慣れって怖いなー。
そろそろみんなが集まる時間だろうか。
フランツさんが今の私を見たら、どんな顔で驚くだろう?
また真っ赤になって挙動不審になるのかな?
シルビアさんやサブリナさんにも、早く見せてあげたいな。
そわそわとした私は、重さで身動きが取れないまま、時計の針をニコニコと見つめていた。
****
「――え、誰?」
司書室に入ってきたカールステンさんが、呆然と私を見て告げた。
サブリナさんらしき人も綺麗に着飾り、シルクのドレスに身を包んで微笑んでいる。
「凄いわね、お化粧とドレスだけでヴィルマがこうも変わるなんて」
私は何といっていいかわからず、曖昧に笑って応える。
「あはは……私も、自分じゃなくなったみたいです」
ディララさんも私と並行してドレスアップが終わって居て、すっかり子爵夫人のオーラを漂わせていた。
ファビアンさんとシルビアさんも既に司書室で待機している。あとはフランツさんだけだ。
カールステンさんがニヤニヤと私を見ながら告げる。
「フランツの奴、遅いな。
あんまり遅いようなら見切りをつけて、私がヴィルマをエスコートしようか?」
「そんなことしたら、サブリナさんが困るんじゃないですか?」
サブリナさんが微笑みながらカールステンさんの頭をぺしっと叩いた。
「そうよ、私をどうするつもりだったの?」
バツの悪そうなカールステンさんが照れ笑いをしながら応える。
「そうだなぁ、ヴォルフガング様にでもお願いするか?」
「あら、それは悪くないアイデアね。
カールステンよりずっと素敵な男性ですもの」
「――冗談! 冗談だから怒るなって!」
二人が楽しそうに会話しているのを見て、私は気付いてしまった。
――ドレスの重さで動けないの、私だけ?!
「サブリナさん! シルビアさん! ディララさん!
みなさん重たくないんですか?!
なんで普通に動いてるんですか?!」
三人が顔を見合わせて告げる。
「なんでって……」
「そりゃあ、ねえ?」
「慣れれば、一人で歩くぐらいできるわよ」
まさか、貴族の女性って地味に筋肉を鍛えてるの?!
基礎体力、違い過ぎない?!
私がショックを受けていると、その場の全員が楽しそうに笑いだした。
「アハハ! 大丈夫よ、ヴィルマも慣れたら、一人で歩けるようになるわ」
「そうかなぁ……?」
とてもそうは思えなかった。
「――すまん、遅くなった!」
慌てて司書室に駆け込んできたフランツさんの視線が私の顔で留まり、彼はそれっきり、石化したように動かなくなって居た。
****
ディララさんが両手を打ち鳴らして告げる。
「それじゃあ移動するわよ。男子諸君、しくじらないように!」
フランツさん、カールステンさん、ファビアンさんが元気な声で応じた。
それぞれが私、サブリナさん、シルビアさんの傍に行き、すっと肘をつきだしていた。
サブリナさんとシルビアさんの真似をして、差し出されたフランツさんの肘に腕を絡ませた。
「――よいしょ!」
掛け声をあげて立ち上がり、フランツさんに体重を預けながらヨロヨロと歩いて行く。
……パンプスを選んで正解だった気がする。
これでヒールが付いていたら、たぶん本気で歩けなかった。
私が必死に歩くことに集中している中で、なんとなく顔に視線を感じ、ふと顔を上げる――フランツさんが恥ずかしそうにさっとそっぽを向いた。
「……別に、私は逃げませんし、顔を見てたからって怒るわけじゃないんですけど?」
「……そうだな。すまない」
そう言いながらも、フランツさんは視界に私が入らないように真正面を向いていた。
そういう反応になるのか。
初めてこの姿を見たフランツさんは、五分くらい本当に反応がなかった。
表情までが固まったフランツさんがようやく我に返ってからは、ずっとこんな調子だ。
横を歩くシルビアさんが、私に微笑みながら告げる。
「さっきも言ったけど、とっても綺麗よ、ヴィルマ」
「ありがとうございます」
笑顔でお礼を言いつつも、なんだか自分が褒められた気がしない。
そりゃあ、ここまで私を歪められたら……ねぇ?
でも貴族の女性は、こうやって美を競っているらしい。
平民の生まれで良かったと、つくづく私は思っていた。
いよいよ魔導学院の大ホールが近づいてくる。
周囲には既に、何台もの馬車が止まって居て、続々と貴族子女の生徒たちが着飾った姿で中に入っていくのが見えた。
私たちもその流れに乗り、ディララさんを先頭にして七人で大ホールに足を踏み入れた。
「無理! これ以上は無理です!」
「我慢なさってください――よいしょ!」
私の腰を、恨みでもあるかの如く締めあげていくディララさんの侍女たち。
コルセットと呼ばれる革製の下着は、私の腰からお腹にかけてを細く細く引き絞っていった。
内臓がせりあがってくる吐き気を感じつつ、私は脂汗を流しながら為すがままにされていく。
ようやくコルセットを着終わった私の姿は、まるで異形だった。
「なんか、気持ち悪いくらい腰が細いんですけど」
ディララさんがころころと笑いながら応えてくれる。
「苦しかったでしょう、お疲れ様。
次はドレスを着て行くわよ」
先に木製のパニエと呼ばれる道具をお尻周りにつけさせられた。
次に侍女たちがニコニコと微笑みながら、私にドレスを着せていく。
それが終わると、パニエでスカートが膨らんで見えるよう、形を整えられた。
肉厚で温かいベルベットのドレスは、思ったより寒くなかった。
……でも、重たい!! なにこの重さ! パニエも相まって、やたら重たいんだけど?!
一歩歩くだけで、ドレスの重さで地面にへばりつきそうになる。
――だというのに、侍女たちは私の胸に詰め物をしはじめた。
私の身体がどんどん重たくなっていく……代わりに、鏡の前の私は、それまで見たことがない見事な胸のふくらみを獲得していた。
思わず胸のふくらみを両手で確かめながらつぶやく。
「信じられない……胸が、ある」
ディララさんや侍女たちが、またころころと笑い声をあげた。
続いて鏡の前に座る私に、侍女たちはヘアアレンジとメイクをしていった。
黙ってされるがままの私は、もはやただのお人形さんだ。
首筋が寒い……この季節に髪を上げるのは、失敗じゃないかなぁ?!
ペタペタと顔に何かを塗りたくられる感触を味わいながら、私は黙って目をつぶり、時間が過ぎるのを耐えていた。
「――ヴィルマ、終わったわよ」
ディララさんの声で、私は目を開けた――鏡の中には、大人びた美少女が佇んでいた。
「……え? 誰?」
鏡の中の美少女が、私と同じ言葉を発した。
思わず顔に伸びた私の手を、侍女の一人が慌てて捕まえてきた。
「いけません、お化粧が崩れます!」
あ、顔を触るなってことか。
鏡の中の美少女も、侍女に手首を掴まれている――つまり、これが今の私なのか。
ディララさんが満足気にため息をついた。
「女は化けるというけど、ヴィルマも素晴らしく化けたわね。
ここまでばっちり嵌るとは思ってなかったわ。
――あなたたち、今日は良い仕事をしましたね」
ディララさんに褒められた侍女たちは恭しく頭を下げ、満足気に微笑んでいた。
時計を見る――間もなく十八時。三時間以上かかったのか。
……え?! 貴族の女性って、パーティーの都度、こんな戦いを繰り広げてるの?!
「貴族女性って、マゾじゃないと務まらないんですかね……」
ころころと笑うディララさんが、私に応える。
「大変だけど、子供の頃からしていれば慣れてしまうわよ」
慣れかー、慣れって怖いなー。
そろそろみんなが集まる時間だろうか。
フランツさんが今の私を見たら、どんな顔で驚くだろう?
また真っ赤になって挙動不審になるのかな?
シルビアさんやサブリナさんにも、早く見せてあげたいな。
そわそわとした私は、重さで身動きが取れないまま、時計の針をニコニコと見つめていた。
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「――え、誰?」
司書室に入ってきたカールステンさんが、呆然と私を見て告げた。
サブリナさんらしき人も綺麗に着飾り、シルクのドレスに身を包んで微笑んでいる。
「凄いわね、お化粧とドレスだけでヴィルマがこうも変わるなんて」
私は何といっていいかわからず、曖昧に笑って応える。
「あはは……私も、自分じゃなくなったみたいです」
ディララさんも私と並行してドレスアップが終わって居て、すっかり子爵夫人のオーラを漂わせていた。
ファビアンさんとシルビアさんも既に司書室で待機している。あとはフランツさんだけだ。
カールステンさんがニヤニヤと私を見ながら告げる。
「フランツの奴、遅いな。
あんまり遅いようなら見切りをつけて、私がヴィルマをエスコートしようか?」
「そんなことしたら、サブリナさんが困るんじゃないですか?」
サブリナさんが微笑みながらカールステンさんの頭をぺしっと叩いた。
「そうよ、私をどうするつもりだったの?」
バツの悪そうなカールステンさんが照れ笑いをしながら応える。
「そうだなぁ、ヴォルフガング様にでもお願いするか?」
「あら、それは悪くないアイデアね。
カールステンよりずっと素敵な男性ですもの」
「――冗談! 冗談だから怒るなって!」
二人が楽しそうに会話しているのを見て、私は気付いてしまった。
――ドレスの重さで動けないの、私だけ?!
「サブリナさん! シルビアさん! ディララさん!
みなさん重たくないんですか?!
なんで普通に動いてるんですか?!」
三人が顔を見合わせて告げる。
「なんでって……」
「そりゃあ、ねえ?」
「慣れれば、一人で歩くぐらいできるわよ」
まさか、貴族の女性って地味に筋肉を鍛えてるの?!
基礎体力、違い過ぎない?!
私がショックを受けていると、その場の全員が楽しそうに笑いだした。
「アハハ! 大丈夫よ、ヴィルマも慣れたら、一人で歩けるようになるわ」
「そうかなぁ……?」
とてもそうは思えなかった。
「――すまん、遅くなった!」
慌てて司書室に駆け込んできたフランツさんの視線が私の顔で留まり、彼はそれっきり、石化したように動かなくなって居た。
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ディララさんが両手を打ち鳴らして告げる。
「それじゃあ移動するわよ。男子諸君、しくじらないように!」
フランツさん、カールステンさん、ファビアンさんが元気な声で応じた。
それぞれが私、サブリナさん、シルビアさんの傍に行き、すっと肘をつきだしていた。
サブリナさんとシルビアさんの真似をして、差し出されたフランツさんの肘に腕を絡ませた。
「――よいしょ!」
掛け声をあげて立ち上がり、フランツさんに体重を預けながらヨロヨロと歩いて行く。
……パンプスを選んで正解だった気がする。
これでヒールが付いていたら、たぶん本気で歩けなかった。
私が必死に歩くことに集中している中で、なんとなく顔に視線を感じ、ふと顔を上げる――フランツさんが恥ずかしそうにさっとそっぽを向いた。
「……別に、私は逃げませんし、顔を見てたからって怒るわけじゃないんですけど?」
「……そうだな。すまない」
そう言いながらも、フランツさんは視界に私が入らないように真正面を向いていた。
そういう反応になるのか。
初めてこの姿を見たフランツさんは、五分くらい本当に反応がなかった。
表情までが固まったフランツさんがようやく我に返ってからは、ずっとこんな調子だ。
横を歩くシルビアさんが、私に微笑みながら告げる。
「さっきも言ったけど、とっても綺麗よ、ヴィルマ」
「ありがとうございます」
笑顔でお礼を言いつつも、なんだか自分が褒められた気がしない。
そりゃあ、ここまで私を歪められたら……ねぇ?
でも貴族の女性は、こうやって美を競っているらしい。
平民の生まれで良かったと、つくづく私は思っていた。
いよいよ魔導学院の大ホールが近づいてくる。
周囲には既に、何台もの馬車が止まって居て、続々と貴族子女の生徒たちが着飾った姿で中に入っていくのが見えた。
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