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第2章:星の少年と炎の少女
第24話 アルトゲイル皇国
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その日、リストリットは不在の国王ビディコンスに代わり、アルトゲイル皇国の女皇テスティアを歓迎する夜会に参加していた。
テスティア女皇は白銀の髪を纏った痩身の美女だ。
髪色に合わせた白銀色のドレスを身に纏い、全身が眩く輝いている。
瞳まで白銀色をしたテスティア女皇は、国家の格を背負ったかのような威圧感を持っていた。
長い歴史を持つ大国、アルトゲイル皇国の格は、ウェルバット王国とは比べ物にならない。
リストリットは密かに緊張しながら対応していた。
「ようこそいらっしゃいました。
国王ビディコンスの代理を務める第二王子、リストリットです。
王は今、急な折衝で国外に出ておりますが、近日中には戻ると聞いています」
テスティア女皇は静かな笑みで答える。
「こちらこそ、本日は夜会へお招き預かり光栄ですわ。
リストリット王子、お初にお目にかかるわね。滞在中はよろしく頼みます」
歓迎夜会の会場には、ノヴァとアイリーンの姿もあった。
さすがに賓客を迎える夜会に庶民の服は許されない。
相応の衣装を要求され、身に纏っていた。
黒が基調のダークスーツを着たノヴァが不満気にこぼす。
「なんだか肩が凝る服ですね」
赤が基調のドレスを着たアイリーンも、顔をしかめていた。
「私もお腹が苦しいわ。
なぜこんなに締め付けるのかしら」
二人は着慣れない服に戸惑いながら、会場の隅で大人しく料理を口に運んでいた。
そこにリストリットが、テスティア女皇を連れて近づいていく。
「お前ら、食べてばっかりなのか?」
ノヴァが白い眼をリストリットに向けた。
「そんなことを言われても、僕らには会いに行く知り合いが居ません。
食事以外に何をしろと言うのですか?
なぜ僕らがここに居るのか、その理由すらわかりませんよ」
テスティア女皇が楽しそうに微笑みながらノヴァたちを眺めていた。
「子供には少し退屈だったかしら。
私が『新薬を開発した子供に会いたい』と無理を言ったのです。
――二人とも、不思議な瞳の色をしていますね。まるで竜の瞳のよう」
ノヴァが警戒心をあらわにした目でテスティア女皇を見る。
「……そうですか? 珍しいとは言われますね」
テスティア女皇が頷きながら答える。
「ええ、とても珍しいと思うわ」
アイリーンが小声でノヴァに尋ねる。
『ねぇノヴァ、どういうこと?
私たちの瞳の色は、認識阻害魔法で気に留まらないようにしているはずよ?』
『どうやっているのかは分からんが、認識阻害魔法を突破して認識されたな』
ノヴァは普段から、彼らの瞳の色が気にならないように常に術式を展開している。
瞳の色が記憶に残らないようにしているのだ。
だがテスティア女皇はノヴァの魔法を突破し、彼らの瞳の色を認識した。
不完全とはいえ『神の力で使う魔法』だ。
人間が突破できるとは思っていなかった。
テスティア女皇が微笑みながら告げる。
『随分と懐かしい言語を扱われるのですね。
この言語は既に失われているはず。
どこで覚えたのですか?』
ノヴァが軽く舌打ちをした。
『……貴様が俺の認識阻害魔法を突破して見せたのを、うっかり忘れていた。
ならば俺たちの言語を認識することもできるか。
どうやって突破した? 貴様こそ、なぜこの言語を知っている?』
テスティア女皇がニコリと微笑んだ。
『私にはこの程度の魔法術式を破ることなど、造作もないこと。
それよりも、貴方にはとても懐かしい気配を感じます。
貴方は私の気配に覚えがありますか?』
ノヴァが思案して俯いた。
――こいつ、凝視しても心を読めん。ならば人間ではないな。
ノヴァの魔法をたやすく突破する魔力。
先史文明言語を『懐かしい』と言ったこと。
何よりノヴァの気配を『懐かしい』と言った。
ならば神か、その同類だろう。
ノヴァが顔を上げて答える。
『……確かに、どこか覚えがある気配だ。
だが俺には記憶の大半がない。
だから貴様が何者なのか、今は思い出すことはできん』
テスティア女皇が悲し気な目でノヴァを見つめた。
『その体に魂を降ろした時に、記憶と力の大半を失ったのですね。
新薬申請書類にあった“ノヴァ”という名前を見て、“もしかしたら”と思っていました。
今の世界では珍しい名前です。
その名前とその気配、貴方はノヴァ様ご本人なのでしょうか』
ノヴァが力強く答える。
『俺はノヴァだ。俺が唯一、確かにおぼえているのがその名だ。
そしておそらく、星の神テスケウシスではあろうよ――これについては推測だがな。
俺の気配を知る貴様は何者だ?』
テスティア女皇が逡巡していた。
『……ノヴァ様の右腕、従属神です。
我が名を思い出せたのならば、ノヴァ様ご本人と認めましょう』
ノヴァが思案しながら答える。
『“アルトゲイル皇国”、そして“テスティア”か。
貴様……テスティア……“テスティアルトゲイル”、という名ではないか?
ぼんやりとだが、そんな名の神が居た気がする。
アルトゲイル皇国とは、随分と安直な名を国に付けたな』
テスティア女皇の顔が微笑みに変わった。
『いいでしょう。その名を思い出せたなら、ノヴァ様ご本人、あるいはその分霊と認めます。
――ここでは人目があります。別室へ移動しましょう』
ノヴァが頷いて答える。
『よかろう――おい、リストリット。別室へ案内しろ』
「え?! あ、ああ、分かった」
茫然とノヴァたちの会話を見守っていたリストリットが、二人を奥の控室に案内していく。
アイリーンはノヴァに肩を抱かれ、ニアもまたリストリットに付き従い、共に移動した。
****
控室に全員が入りドアが閉まると、テスティア女皇がノヴァの前に跪いた。
『ノヴァ様、お久し振りでございます。
お記憶がないとのことですが、ノヴァ様の右腕“テスティアルトゲイル”、ここに見え参りましてございます』
ノヴァは胡乱な目つきでテスティア女皇を見下ろしていた。
『確かに記憶はない。だが“貴様は相変わらずだな”という思いがある。
別室を用意した理由はなんだ?』
『二千五百年振りにお目にできた我が王、我が主なのです。
人間の目を気にすることなく、言葉を交わしたいと思いました。
――そこのウェルバット第二王子は“事情を知っている”ということでよろしいですね?』
ノヴァが頷いて答える。
『ああ、こいつらが俺を目覚めさせた。
恩義ある、いわば“俺の友”だ。
貴様が俺の配下であったなら、無礼の無いように接しろ』
テスティアの視線が、ノヴァの隣に居るアイリーンに注がれた。
『そこの、人間の魂を持つホムンクルスについては?』
ノヴァが険のある表情でテスティアに答える。
『アイリーンは俺の伴侶だ。
次に“ホムンクルス”などと呼べば、貴様の首はないものと思え。
――と、言いたいところだが、今の俺にお前をどうこうする力はない。
今は貴様の方が圧倒的強者だからな』
テスティア女皇が畏まって答える。
『いえ、アイリーン様がノヴァ様の伴侶であること、確かに認識いたしました。
以後、そのように対応いたします。ご無礼をお許しください』
リストリットが戸惑いながらノヴァに尋ねる。
「テスティア女皇が、神であるノヴァの配下? そりゃどういうことだ?」
ノヴァが再び胡乱な目となり、リストリットの視線を打ち返した。
『俺が知るか。テスティアに聞け――おい、説明しろ』
テスティアが畏まったまま答える。
『はっ! 私は人間社会の中で、神として人間の国を治めてまいりました。
その国家の力で人間社会を管理してきたのです。
今のエウセリア大陸は、“神が管理する人間の社会”なのです』
テスティア女皇は白銀の髪を纏った痩身の美女だ。
髪色に合わせた白銀色のドレスを身に纏い、全身が眩く輝いている。
瞳まで白銀色をしたテスティア女皇は、国家の格を背負ったかのような威圧感を持っていた。
長い歴史を持つ大国、アルトゲイル皇国の格は、ウェルバット王国とは比べ物にならない。
リストリットは密かに緊張しながら対応していた。
「ようこそいらっしゃいました。
国王ビディコンスの代理を務める第二王子、リストリットです。
王は今、急な折衝で国外に出ておりますが、近日中には戻ると聞いています」
テスティア女皇は静かな笑みで答える。
「こちらこそ、本日は夜会へお招き預かり光栄ですわ。
リストリット王子、お初にお目にかかるわね。滞在中はよろしく頼みます」
歓迎夜会の会場には、ノヴァとアイリーンの姿もあった。
さすがに賓客を迎える夜会に庶民の服は許されない。
相応の衣装を要求され、身に纏っていた。
黒が基調のダークスーツを着たノヴァが不満気にこぼす。
「なんだか肩が凝る服ですね」
赤が基調のドレスを着たアイリーンも、顔をしかめていた。
「私もお腹が苦しいわ。
なぜこんなに締め付けるのかしら」
二人は着慣れない服に戸惑いながら、会場の隅で大人しく料理を口に運んでいた。
そこにリストリットが、テスティア女皇を連れて近づいていく。
「お前ら、食べてばっかりなのか?」
ノヴァが白い眼をリストリットに向けた。
「そんなことを言われても、僕らには会いに行く知り合いが居ません。
食事以外に何をしろと言うのですか?
なぜ僕らがここに居るのか、その理由すらわかりませんよ」
テスティア女皇が楽しそうに微笑みながらノヴァたちを眺めていた。
「子供には少し退屈だったかしら。
私が『新薬を開発した子供に会いたい』と無理を言ったのです。
――二人とも、不思議な瞳の色をしていますね。まるで竜の瞳のよう」
ノヴァが警戒心をあらわにした目でテスティア女皇を見る。
「……そうですか? 珍しいとは言われますね」
テスティア女皇が頷きながら答える。
「ええ、とても珍しいと思うわ」
アイリーンが小声でノヴァに尋ねる。
『ねぇノヴァ、どういうこと?
私たちの瞳の色は、認識阻害魔法で気に留まらないようにしているはずよ?』
『どうやっているのかは分からんが、認識阻害魔法を突破して認識されたな』
ノヴァは普段から、彼らの瞳の色が気にならないように常に術式を展開している。
瞳の色が記憶に残らないようにしているのだ。
だがテスティア女皇はノヴァの魔法を突破し、彼らの瞳の色を認識した。
不完全とはいえ『神の力で使う魔法』だ。
人間が突破できるとは思っていなかった。
テスティア女皇が微笑みながら告げる。
『随分と懐かしい言語を扱われるのですね。
この言語は既に失われているはず。
どこで覚えたのですか?』
ノヴァが軽く舌打ちをした。
『……貴様が俺の認識阻害魔法を突破して見せたのを、うっかり忘れていた。
ならば俺たちの言語を認識することもできるか。
どうやって突破した? 貴様こそ、なぜこの言語を知っている?』
テスティア女皇がニコリと微笑んだ。
『私にはこの程度の魔法術式を破ることなど、造作もないこと。
それよりも、貴方にはとても懐かしい気配を感じます。
貴方は私の気配に覚えがありますか?』
ノヴァが思案して俯いた。
――こいつ、凝視しても心を読めん。ならば人間ではないな。
ノヴァの魔法をたやすく突破する魔力。
先史文明言語を『懐かしい』と言ったこと。
何よりノヴァの気配を『懐かしい』と言った。
ならば神か、その同類だろう。
ノヴァが顔を上げて答える。
『……確かに、どこか覚えがある気配だ。
だが俺には記憶の大半がない。
だから貴様が何者なのか、今は思い出すことはできん』
テスティア女皇が悲し気な目でノヴァを見つめた。
『その体に魂を降ろした時に、記憶と力の大半を失ったのですね。
新薬申請書類にあった“ノヴァ”という名前を見て、“もしかしたら”と思っていました。
今の世界では珍しい名前です。
その名前とその気配、貴方はノヴァ様ご本人なのでしょうか』
ノヴァが力強く答える。
『俺はノヴァだ。俺が唯一、確かにおぼえているのがその名だ。
そしておそらく、星の神テスケウシスではあろうよ――これについては推測だがな。
俺の気配を知る貴様は何者だ?』
テスティア女皇が逡巡していた。
『……ノヴァ様の右腕、従属神です。
我が名を思い出せたのならば、ノヴァ様ご本人と認めましょう』
ノヴァが思案しながら答える。
『“アルトゲイル皇国”、そして“テスティア”か。
貴様……テスティア……“テスティアルトゲイル”、という名ではないか?
ぼんやりとだが、そんな名の神が居た気がする。
アルトゲイル皇国とは、随分と安直な名を国に付けたな』
テスティア女皇の顔が微笑みに変わった。
『いいでしょう。その名を思い出せたなら、ノヴァ様ご本人、あるいはその分霊と認めます。
――ここでは人目があります。別室へ移動しましょう』
ノヴァが頷いて答える。
『よかろう――おい、リストリット。別室へ案内しろ』
「え?! あ、ああ、分かった」
茫然とノヴァたちの会話を見守っていたリストリットが、二人を奥の控室に案内していく。
アイリーンはノヴァに肩を抱かれ、ニアもまたリストリットに付き従い、共に移動した。
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控室に全員が入りドアが閉まると、テスティア女皇がノヴァの前に跪いた。
『ノヴァ様、お久し振りでございます。
お記憶がないとのことですが、ノヴァ様の右腕“テスティアルトゲイル”、ここに見え参りましてございます』
ノヴァは胡乱な目つきでテスティア女皇を見下ろしていた。
『確かに記憶はない。だが“貴様は相変わらずだな”という思いがある。
別室を用意した理由はなんだ?』
『二千五百年振りにお目にできた我が王、我が主なのです。
人間の目を気にすることなく、言葉を交わしたいと思いました。
――そこのウェルバット第二王子は“事情を知っている”ということでよろしいですね?』
ノヴァが頷いて答える。
『ああ、こいつらが俺を目覚めさせた。
恩義ある、いわば“俺の友”だ。
貴様が俺の配下であったなら、無礼の無いように接しろ』
テスティアの視線が、ノヴァの隣に居るアイリーンに注がれた。
『そこの、人間の魂を持つホムンクルスについては?』
ノヴァが険のある表情でテスティアに答える。
『アイリーンは俺の伴侶だ。
次に“ホムンクルス”などと呼べば、貴様の首はないものと思え。
――と、言いたいところだが、今の俺にお前をどうこうする力はない。
今は貴様の方が圧倒的強者だからな』
テスティア女皇が畏まって答える。
『いえ、アイリーン様がノヴァ様の伴侶であること、確かに認識いたしました。
以後、そのように対応いたします。ご無礼をお許しください』
リストリットが戸惑いながらノヴァに尋ねる。
「テスティア女皇が、神であるノヴァの配下? そりゃどういうことだ?」
ノヴァが再び胡乱な目となり、リストリットの視線を打ち返した。
『俺が知るか。テスティアに聞け――おい、説明しろ』
テスティアが畏まったまま答える。
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