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第2章:星の少年と炎の少女
第29話 はじめましてアルテイル魔導学園
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午前中のお茶会が王宮で開かれた。
参加者は国王ビディコンス、王妃テナー、リストリット、ノヴァとアイリーン。
そしてテスティア女皇だ。
ビディコンスが朗らかにノヴァとアイリーンを見て告げる。
「君たちがリストリットが連れて来た孤児、ということかな?」
ノヴァがにこやかに答える。
「はい、その節はお世話になりました」
テナーが頷きながら告げる。
「とても知的なお顔をしているわね。
孤児だったなんて、嘘みたい」
テスティアが困惑した顔でビディコンスに尋ねる。
「ビディコンス国王、なぜ私はこの場に呼ばれたのでしょうか」
ビディコンスが微笑みながら答える。
「夜会でノヴァたちとテスティア女皇が長い間見つめ合っていた――そう聞いています。
その後、五人で控室に移動したとも。どういった理由で、なにをしてらしたのですかな?」
テスティア女皇が眉をひそめ、悲し気な表情で答える。
「そうですか、それで私を――ええ、お察しの通りです。
ノヴァは私がお腹を痛めた子、公的な皇族ではありませんが、間違いなく我が子です。
十年前、ノヴァとアイリーンを散策させていた乳母が賊に襲われました。
以来行方不明となり、密かに行方を捜していたのです」
テナーがハンカチを目元に持っていきながら告げる。
「そう、私生子でいらしたのね……。
十年も我が子とはぐれるなど、お辛かったでしょう?」
テスティアが苦悶の表情で答える。
「はい、手掛かりは全くなく……まさか、このような場所で偶然会うことができるとは。
思わぬことに、時間を忘れて見つめてしまいました」
ビディコンスが頷きながら告げる。
「アルトゲイルの女皇でも、私生子を作ることがあるのですな」
テスティアが慌てて答える。
「――どうか! どうか、その件については深くお聞きにならないでください。
我がアルトゲイル皇国の恥となります」
ビディコンスが満足気に頷いた。
「わかりました。ですがそうなると、ノヴァくんはアルトゲイルの皇族となる。
このまま、この国に滞在させるわけにはいきますまい?」
テスティアが首を横に振った。
「いえ、ノヴァは『この国に残りたい』と言っています。
さらわれた恐怖と放浪生活で、アルトゲイルの言葉も忘れています。
帰国しても、私生子に正式な居場所はありません。
女皇が継ぐ国家では、男児の皇族は立場も弱い。
ならば、ノヴァには好きに生きてもらいたいと思っています。
可能であれば、引き続きリストリット王子に預けたいと……ご迷惑、でしょうか」
リストリットが大袈裟に胸を叩いた。
「ノヴァとアイリーンのことなら任せておいてください!
責任をもって、お預かりしましょう!」
テナーがテスティアに尋ねる。
「それで、アイリーンちゃんのご両親は今、どちらに?」
テスティアが伏し目がちに答える。
「賊に襲撃された折に、二人とも命を落としました。
アイリーンは天涯孤独の身、ノヴァとアイリーンも、生涯を共にしたいと言っています。
ならば、私はノヴァたちの好きにさせたいと思います」
ビディコンスが頷いた後、ノヴァとアイリーンに目を向けた。
「アルトゲイルの皇族ならば、能力が高いのも頷ける。
二人が無事、テスティア女皇の目に留まって良かった」
テナーがテスティアに尋ねる。
「それで、ノヴァ殿下やアイリーン様の名前はどうされるのですか?
今のウェルシュタインという名前は、リストリットが与えたものだと聞いています。
本来の名前があるならば、そちらを名乗るべきでしょう」
テスティアが首を横に振った。
「いいえ、ノヴァが私生子であることに変わりはありません。
私の、我が国の恥です。どうか名前はこのまま、彼らの素性を隠してください。
この仮は必ず、何らかの形でウェルバットにお返ししたいと思います」
ビディコンスは大いに満足して頷いた。
大国アルトゲイル国国が隠したがっている恥部。その情報を握れたのだ。
金銭的支援に留まらず、軍事支援すら引き出せるだろう。
現在のウェルバット王国を救いうる支援を間違いなく要求できる。
私生子とはいえ、テスティア女皇の実子を手元に確保することもできた。
人質と言っても差し支えがない。
ノヴァの存在をちらつかせれば、必ずテスティア女皇を頷かせることができる。
ビディコンスがリストリットに向けて告げる。
「これからは、私とテスティア女皇で話をする。
お前は子供たちを連れて下がりなさい」
リストリットは立ち上がり、頭を下げた。
「わかりました。では私たちはここで失礼させて頂きます」
そのままリストリットはノヴァとアイリーンを連れ、お茶会の場を後にした。
****
廊下を歩くリストリットが、悲しい瞳で告げる。
「父上のあんな姿は、できれば見たくなかったな」
ノヴァが前を向きながら答える。
「これから国王は、僕を人質としてテスティアに全力の支援を求めるでしょう。
心に抑えが効かなくなっています。
確かに、息子が見たくない王の姿だったでしょうね。
――ですが、ウェルバット王国の窮状が救われる目途が付いた、といってもいいのでは?
不幸中の幸いというところですね」
リストリットがため息交じりに答える。
「ああ、そうだな。それについてだけは、胸を撫で下ろしているよ。
アルトゲイル皇国が背後に付けば、そう簡単に脅せる国じゃなくなるはずだ。
増税も、しなくて済むかもしれん。
――そんなことより、お前らは週明けからの学校に備えておけよ?
今の俺には、そっちの方が心配なんだ」
アイリーンが優しく笑った。
「リストリットさん、まだ自分のことより他人のことを心配するのね! お人好し過ぎるわ!」
****
週が明け、ノヴァとアイリーンは魔導学園に向かうための馬車に乗っていた。
送り迎えは世話係の侍女が二人ほど付き従っている。
馬車の周囲には、騎士四人が馬で護衛に付いていた。
アイリーンが馬車の中で、目をこすりながら告げる。
『これから毎日、この時間に馬車に乗るのね。ちょっと眠いわ』
ノヴァが明るい声で笑った。
『アイリーンはしばらく、昼近くまで寝ていることがおおかったからな。
良い機会だ。生活を改めるがいい』
アイリーンが馬車の外を眺めながら告げる。
『でも、なぜ急に騎士の護衛が付いたのかしら?』
『俺たちはアルトゲイル皇国から支援を引き出すための、大切な人質だからな。
見張りを兼ねて護衛を付けたのだろう』
『まぁ、大変なことね。私たちも目立って変なことはできなくなるのかしら」
『なに、俺の認識阻害魔法を防げる人間は、そう多くはないだろう。
これまでと変わらず過ごせばいい』
馬車が学園に到着し、ノヴァとアイリーンは侍女に手を取られて馬車を下りた。
校舎へ向かう二人の背に、侍女たちが声をかける。
「いってらっしゃいませ、殿下」
その途端、ノヴァとアイリーンの足が止まった。
アイリーンが侍女に振り向いてノヴァに告げる。
『え?! 今、殿下って言わなかった?!』
ノヴァも振り向いて、侍女の心を見透かすように目を凝らす。
『……どうやら護衛の騎士経由で、“俺たちがアルトゲイルの皇族”ということが伝わったようだ。
国王が急遽、そういう通達をだしたらしい』
アイリーンがノヴァの顔を見て尋ねる。
『どういうこと? テスティアさんは“内密に”って言ってなかった?』
『おそらく、国王が出した条件をテスティアが全て飲まなかったのだろう。
脅しのつもりか。稚拙だな』
アイリーンが眉をひそめた。
『それって、“また条件をのまなければ、私生子であることをばらす”っていう意味かしら?
人としてどうなの? それって』
ノヴァは特に気にする様子もなく、平然と歩き始めた。
アイリーンも慌ててその後を付いていく。
『それだけ、この国が置かれている状況が苦しいのだろう。
あとはテスティアが巧くやる。心配するな』
****
ノヴァたちが教員室に到着すると、一人の教師が外で立って待っていた。
まだ年若い、柔らかな雰囲気を持った男性だ。
「君たちが今日から編入する生徒だね。アルトゲイルの皇族だと聞いている。
だがこの学園の中では身分で上下が決まらない。そこは弁えておいてくれ」
ノヴァが頷いて答える。
「はい、それは問題ありません――ところで、貴方は?」
教師が慌てた様子で答える。
「おっとすまない、言い忘れていたね。
僕はムシュメルト、君たちの担任教師だ。
授業もほとんど全て僕が受け持つよ」
アイリーンがにこやかに告げる。
「ムシュメルトさんね。よろしくお願いするわ。
私はアイリーン・ウェルシュタインよ」
ノヴァも続いて告げる。
「僕はノヴァ・ウェルシュタインです」
ムシュメルトが柔らかく笑い、頷いた。
「では、教室に案内しよう」
参加者は国王ビディコンス、王妃テナー、リストリット、ノヴァとアイリーン。
そしてテスティア女皇だ。
ビディコンスが朗らかにノヴァとアイリーンを見て告げる。
「君たちがリストリットが連れて来た孤児、ということかな?」
ノヴァがにこやかに答える。
「はい、その節はお世話になりました」
テナーが頷きながら告げる。
「とても知的なお顔をしているわね。
孤児だったなんて、嘘みたい」
テスティアが困惑した顔でビディコンスに尋ねる。
「ビディコンス国王、なぜ私はこの場に呼ばれたのでしょうか」
ビディコンスが微笑みながら答える。
「夜会でノヴァたちとテスティア女皇が長い間見つめ合っていた――そう聞いています。
その後、五人で控室に移動したとも。どういった理由で、なにをしてらしたのですかな?」
テスティア女皇が眉をひそめ、悲し気な表情で答える。
「そうですか、それで私を――ええ、お察しの通りです。
ノヴァは私がお腹を痛めた子、公的な皇族ではありませんが、間違いなく我が子です。
十年前、ノヴァとアイリーンを散策させていた乳母が賊に襲われました。
以来行方不明となり、密かに行方を捜していたのです」
テナーがハンカチを目元に持っていきながら告げる。
「そう、私生子でいらしたのね……。
十年も我が子とはぐれるなど、お辛かったでしょう?」
テスティアが苦悶の表情で答える。
「はい、手掛かりは全くなく……まさか、このような場所で偶然会うことができるとは。
思わぬことに、時間を忘れて見つめてしまいました」
ビディコンスが頷きながら告げる。
「アルトゲイルの女皇でも、私生子を作ることがあるのですな」
テスティアが慌てて答える。
「――どうか! どうか、その件については深くお聞きにならないでください。
我がアルトゲイル皇国の恥となります」
ビディコンスが満足気に頷いた。
「わかりました。ですがそうなると、ノヴァくんはアルトゲイルの皇族となる。
このまま、この国に滞在させるわけにはいきますまい?」
テスティアが首を横に振った。
「いえ、ノヴァは『この国に残りたい』と言っています。
さらわれた恐怖と放浪生活で、アルトゲイルの言葉も忘れています。
帰国しても、私生子に正式な居場所はありません。
女皇が継ぐ国家では、男児の皇族は立場も弱い。
ならば、ノヴァには好きに生きてもらいたいと思っています。
可能であれば、引き続きリストリット王子に預けたいと……ご迷惑、でしょうか」
リストリットが大袈裟に胸を叩いた。
「ノヴァとアイリーンのことなら任せておいてください!
責任をもって、お預かりしましょう!」
テナーがテスティアに尋ねる。
「それで、アイリーンちゃんのご両親は今、どちらに?」
テスティアが伏し目がちに答える。
「賊に襲撃された折に、二人とも命を落としました。
アイリーンは天涯孤独の身、ノヴァとアイリーンも、生涯を共にしたいと言っています。
ならば、私はノヴァたちの好きにさせたいと思います」
ビディコンスが頷いた後、ノヴァとアイリーンに目を向けた。
「アルトゲイルの皇族ならば、能力が高いのも頷ける。
二人が無事、テスティア女皇の目に留まって良かった」
テナーがテスティアに尋ねる。
「それで、ノヴァ殿下やアイリーン様の名前はどうされるのですか?
今のウェルシュタインという名前は、リストリットが与えたものだと聞いています。
本来の名前があるならば、そちらを名乗るべきでしょう」
テスティアが首を横に振った。
「いいえ、ノヴァが私生子であることに変わりはありません。
私の、我が国の恥です。どうか名前はこのまま、彼らの素性を隠してください。
この仮は必ず、何らかの形でウェルバットにお返ししたいと思います」
ビディコンスは大いに満足して頷いた。
大国アルトゲイル国国が隠したがっている恥部。その情報を握れたのだ。
金銭的支援に留まらず、軍事支援すら引き出せるだろう。
現在のウェルバット王国を救いうる支援を間違いなく要求できる。
私生子とはいえ、テスティア女皇の実子を手元に確保することもできた。
人質と言っても差し支えがない。
ノヴァの存在をちらつかせれば、必ずテスティア女皇を頷かせることができる。
ビディコンスがリストリットに向けて告げる。
「これからは、私とテスティア女皇で話をする。
お前は子供たちを連れて下がりなさい」
リストリットは立ち上がり、頭を下げた。
「わかりました。では私たちはここで失礼させて頂きます」
そのままリストリットはノヴァとアイリーンを連れ、お茶会の場を後にした。
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廊下を歩くリストリットが、悲しい瞳で告げる。
「父上のあんな姿は、できれば見たくなかったな」
ノヴァが前を向きながら答える。
「これから国王は、僕を人質としてテスティアに全力の支援を求めるでしょう。
心に抑えが効かなくなっています。
確かに、息子が見たくない王の姿だったでしょうね。
――ですが、ウェルバット王国の窮状が救われる目途が付いた、といってもいいのでは?
不幸中の幸いというところですね」
リストリットがため息交じりに答える。
「ああ、そうだな。それについてだけは、胸を撫で下ろしているよ。
アルトゲイル皇国が背後に付けば、そう簡単に脅せる国じゃなくなるはずだ。
増税も、しなくて済むかもしれん。
――そんなことより、お前らは週明けからの学校に備えておけよ?
今の俺には、そっちの方が心配なんだ」
アイリーンが優しく笑った。
「リストリットさん、まだ自分のことより他人のことを心配するのね! お人好し過ぎるわ!」
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週が明け、ノヴァとアイリーンは魔導学園に向かうための馬車に乗っていた。
送り迎えは世話係の侍女が二人ほど付き従っている。
馬車の周囲には、騎士四人が馬で護衛に付いていた。
アイリーンが馬車の中で、目をこすりながら告げる。
『これから毎日、この時間に馬車に乗るのね。ちょっと眠いわ』
ノヴァが明るい声で笑った。
『アイリーンはしばらく、昼近くまで寝ていることがおおかったからな。
良い機会だ。生活を改めるがいい』
アイリーンが馬車の外を眺めながら告げる。
『でも、なぜ急に騎士の護衛が付いたのかしら?』
『俺たちはアルトゲイル皇国から支援を引き出すための、大切な人質だからな。
見張りを兼ねて護衛を付けたのだろう』
『まぁ、大変なことね。私たちも目立って変なことはできなくなるのかしら」
『なに、俺の認識阻害魔法を防げる人間は、そう多くはないだろう。
これまでと変わらず過ごせばいい』
馬車が学園に到着し、ノヴァとアイリーンは侍女に手を取られて馬車を下りた。
校舎へ向かう二人の背に、侍女たちが声をかける。
「いってらっしゃいませ、殿下」
その途端、ノヴァとアイリーンの足が止まった。
アイリーンが侍女に振り向いてノヴァに告げる。
『え?! 今、殿下って言わなかった?!』
ノヴァも振り向いて、侍女の心を見透かすように目を凝らす。
『……どうやら護衛の騎士経由で、“俺たちがアルトゲイルの皇族”ということが伝わったようだ。
国王が急遽、そういう通達をだしたらしい』
アイリーンがノヴァの顔を見て尋ねる。
『どういうこと? テスティアさんは“内密に”って言ってなかった?』
『おそらく、国王が出した条件をテスティアが全て飲まなかったのだろう。
脅しのつもりか。稚拙だな』
アイリーンが眉をひそめた。
『それって、“また条件をのまなければ、私生子であることをばらす”っていう意味かしら?
人としてどうなの? それって』
ノヴァは特に気にする様子もなく、平然と歩き始めた。
アイリーンも慌ててその後を付いていく。
『それだけ、この国が置かれている状況が苦しいのだろう。
あとはテスティアが巧くやる。心配するな』
****
ノヴァたちが教員室に到着すると、一人の教師が外で立って待っていた。
まだ年若い、柔らかな雰囲気を持った男性だ。
「君たちが今日から編入する生徒だね。アルトゲイルの皇族だと聞いている。
だがこの学園の中では身分で上下が決まらない。そこは弁えておいてくれ」
ノヴァが頷いて答える。
「はい、それは問題ありません――ところで、貴方は?」
教師が慌てた様子で答える。
「おっとすまない、言い忘れていたね。
僕はムシュメルト、君たちの担任教師だ。
授業もほとんど全て僕が受け持つよ」
アイリーンがにこやかに告げる。
「ムシュメルトさんね。よろしくお願いするわ。
私はアイリーン・ウェルシュタインよ」
ノヴァも続いて告げる。
「僕はノヴァ・ウェルシュタインです」
ムシュメルトが柔らかく笑い、頷いた。
「では、教室に案内しよう」
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