mistress

桜 詩

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第三章

28 ☆

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「お願い、ライアン。………抱いてほしいの」
エレナは唇を離すと、そう告げた。
ひさしぶりに会ったライアンは、どこか野性味を増していて、その男らしい色気がエレナの官能を刺激した。
それに一年以上もあけての再会だった。

エレナは自らのガウンとネグリジェを脱ぎ、床に落とすと、ライアンに手を伸ばした。
「エレナ…今日はずいぶんと大胆な…」
ライアンは以前にすべてを片付けてと言っていたけれど、その躊躇いは今は捨て去ってほしかった。
「私には魅力がないの?」
エレナの言葉にライアンは笑った
「まさか、そんな事があるわけがない」
エレナを抱き寄せると、柔らかな身体にライアンの熱く昂った固いものがふれる。その感触が彼もまたエレナを求めている、と知らしめていた。
「それならどうか、その思いのままに…」
エレナからライアンにキスをする。
ほどかれた長い髪だけが、その美しい裸体を彩り、ライアンを扇情的に煽る。

エレナはベッドに登り、ライアンを導く。
ライアンもベッドに上がるまでに、衣服を取り去っていった。
白く柔らかな肌に吸い付くようにキスをすると、エレナの口からは甘い声がもれ、殺伐とした世界にいたライアンを甘美な世界に導き、慰めた。
愛撫すると形を代える乳房がライアンを誘い、色づいた先端がつんとつきたって主張する。唇と指で挟むと、エレナは声を漏らした。
ライアンの大きく優美な手が、エレナの身体に触れて官能の炎をともすと、やがてその手は、すんなりと伸びた足をたどり、中心にある割れ目に触れると、そこはぐっしょりと濡れて、ライアンの指に絡み付くように招き入れた。
膝ををわって唇でなぞるように味わうと、蜜が溢れて、ぴちゃぴちゃと音をたてた
「…っはぁ…!」
エレナがもう限界に近づいているのか、声が高まっていく。背を反らせて、震える身体は美しい造形を見せつけた。その事にまたライアンの興奮もかき立てられていた。
「あっ…ぁぁ…もうきて…ライアン…」
エレナの声にライアンは、笑みを浮かべると、そそりたった自身を、エレナのなかに突き立てた。
「…ぁあ!!」
ひさしぶりのエレナの蜜壺は、きつくライアンを締め付けて、そして絡み付いた。
「きついか…?」
眦に涙の浮かぶエレナは、首をふりライアンの腰に足を巻き付けて、腰を揺らめかせてライアンを促した。
ゆるゆると動かし出すと、エレナのそこは蠢き、蜜を溢れさせて更に滑りを良くさせた。
淫らな水音と、肌と肌を打ち付ける音はエレナの喘ぐ声と共に、次第に大きく激しくなる
「…エレナ…愛してる…」
「…あぁ…ライアン…私も…愛してる…!」
啜り泣くような声と共に言葉を漏らすと、同時に官能の高みに駆け上がった。

1度白濁を放ったライアンだが、すぐにそこは力を取り戻し、再びエレナの蜜壺を掻き回すように揺さぶる。
エレナの体もまた、ライアンを味わうかの様に、奥へと誘い、腰を揺らめかせて良いところを擦り付けた。
蕩けそうなほどに柔らかく濡れそぼったそこに、ライアンは激しく打ち付けて、何度も何度もエレナを高みに押しやった。

ライアンは、夜明け前にエレナに暇を告げる。今はそっと帰って行かなければならない。まだ公には出来ない、その事をお互いに辛く思いながらも、口には出さなかった。ただ別れを惜しむように、強く抱きあった。

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