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第三章
31 ☆
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エレナの元に、情熱を示す真紅の薔薇が一輪とカードが届いた。
《今夜君のもとへ R 》
とあった。
エレナはその日、浮き立つ気持ちをおさえられなかった。
何度も何度も時計をみて、それから窓の外をみてそわそわとしていた。
夜、使用人たちが下がった頃にライアンは邸を訪れた。
「エレナ」
微笑みつつ名前を呼ばれると、それだけでエレナに喜びをもたらした。
エレナはライアンの為にミセス シビルに準備を頼んでいた酒肴を並べた。ライアンはそれに、慣れた手つきでウィスキーに手を伸ばす。
何気ない仕草が、ライアンとフェリクスはそっくりでエレナはそっとおかしくなった。
なに?とエレナを見るライアンに
「似てるなと思ったの」
クスクスと笑うエレナに、ああ…と思い当たったようだ。
「時々、似てると言われる」
くすりとライアンが笑う。
フェリクスは社交に忙しくしていて、エレナの元へと来ることは減ってきていたが、相変わらず律儀な彼は表向きの愛人アネリ・メルヴィルの事を忘れ去ってはいなかった。
顔形はそれほどではないものの、ふとした表情やウィスキーをのむ手つき座る姿が重なる。
「フェリクスにはそろそろ結婚を勧めようと思っている」
エレナはそう、と微笑んだ。
「具体的なお話でも?」
「いや、全く。新年度にデビューする少女だ」
ライアンはエレナに目をやると
「エスコートをさせる、そこからはフェリクスの自由だ」
エレナはその話にライアンらしい計算を感じた。
「フェリクスが結婚したら寂しいか?」
「少しは、なるでしょうね…でも、嬉しいわ」
「フェリクスには幸せになれる相手を見つけて欲しいと思っている」
微笑むライアンにはフェリクスに対する慈愛の気持ちが見える。
「なのにライアン、貴方がお相手を決めるの?」
「なに、少しお膳立てするだけだ」
父親の顔をするライアンにエレナの心に影が差す。
エレナもまた、かつては母であった。
「寂しい顔をするな、エレナ。二人は元気に暮らしているのだろう?」
ふっとエレナは儚げな笑みを返した。
二人を棄てたのだ…と思うと、あの時の凍える寒さと、辛く、悲しい選択を思いだし、この瞬間も凍えるような気持ちが押し寄せる。温めてほしいと、エレナは衝動的に言う。
「ライアン、私を抱き締めて…」
隣に座り、逞しい身体に寄りかかるとライアンは、腕に力を込めてエレナを言われるままに抱き締めた。
ライアンの唇が慰めるように、エレナのこめかみにキスをする。
「ままならない事もあるものだ…」
そっと後頭部に手をやり、反対の手で背を撫でる。
自然と顔が向かい合い、キスを交わす。
ライアンもまた、ままならない人生を送っている。どこか似ている二人。言葉にせずとも通じあうものがお互いにあると感じていた。
エレナのワンピースのボタンがそっと外され、すべらかな肌が外気にさらされ華奢な肩にライアンのキスがおとされる。
そして、エレナの繊細な指先が、ライアンのシャツの中に滑り込みしなやかに筋肉のついた上半身を顕にした。
濃厚なキスを交わしながら、服を脱がしあった。
ライアンはエレナを抱き上げると、隣室のベッドに連れていく。
ベッドに縫い止めるかのように手と手が絡みあい、ライアンがのし掛かるようにエレナの身体を愛撫する。
「…っはぁ…」
エレナの口から吐息が漏れる。
唇が乳房に、手が割れ目を愛撫するとエレナの感じるところを知り尽くしたライアンは、エレナをあっという間に官能的に燃え上がらせて、高みにおしあげる。
ライアンの指が蜜壺の中の良いところを擦ると、エレナはあっという間に小さく叫ぶと、潮を吹き出させて達した。
達したあとの、ぴくぴくと震わせるエレナの片足を肩にかけてライアンはゆったりとした動きで蜜壺に自身を挿入させた。
ぐちゅりと音をたてて、そこはぴったりとライアンに絡み付く。
ライアンは低く唸るように呻くと、腰をつかいエレナの中を音をたてて突き入れた。
エレナをうつ伏せにして、背後からライアンが責め立てるとエレナの声は一層激しく喘ぎを漏らして、結合部分からは蜜が溢れて太股まで濡らしていた。
「あぁっ…も、ぅ…だめ…」
ぐちゅぐちゅと音は大きくなり、エレナはベッドに突っ伏して激しくわななかせて、啜り泣くような悲鳴を上げた。
蜜壺がライアンをきゅうきゅうと締め上げてイッてしまうと、ライアンもまたエレナの中に熱くたぎった精を放った。
エレナの身体を抱き締めていると、再び力を取り戻すライアンは、膝を割りひろげて、蕩けるような中に再び自身を挿入すると、真っ赤に熟れたような花芯を擦りあげて、エレナに悲鳴を上げさせてびっしょりと蜜を溢れさせた。
結び付いた結合からライアンの太股まで濡らし、抜き差しされる度にぐちゅぐちゅと音をたてた。エレナの官能の炎は燃え盛り、もはやどこもかしこも触れられれば悦びをもたらした。
夜の帳の中、エレナとライアンは意識を失うまで睦みあった。
《今夜君のもとへ R 》
とあった。
エレナはその日、浮き立つ気持ちをおさえられなかった。
何度も何度も時計をみて、それから窓の外をみてそわそわとしていた。
夜、使用人たちが下がった頃にライアンは邸を訪れた。
「エレナ」
微笑みつつ名前を呼ばれると、それだけでエレナに喜びをもたらした。
エレナはライアンの為にミセス シビルに準備を頼んでいた酒肴を並べた。ライアンはそれに、慣れた手つきでウィスキーに手を伸ばす。
何気ない仕草が、ライアンとフェリクスはそっくりでエレナはそっとおかしくなった。
なに?とエレナを見るライアンに
「似てるなと思ったの」
クスクスと笑うエレナに、ああ…と思い当たったようだ。
「時々、似てると言われる」
くすりとライアンが笑う。
フェリクスは社交に忙しくしていて、エレナの元へと来ることは減ってきていたが、相変わらず律儀な彼は表向きの愛人アネリ・メルヴィルの事を忘れ去ってはいなかった。
顔形はそれほどではないものの、ふとした表情やウィスキーをのむ手つき座る姿が重なる。
「フェリクスにはそろそろ結婚を勧めようと思っている」
エレナはそう、と微笑んだ。
「具体的なお話でも?」
「いや、全く。新年度にデビューする少女だ」
ライアンはエレナに目をやると
「エスコートをさせる、そこからはフェリクスの自由だ」
エレナはその話にライアンらしい計算を感じた。
「フェリクスが結婚したら寂しいか?」
「少しは、なるでしょうね…でも、嬉しいわ」
「フェリクスには幸せになれる相手を見つけて欲しいと思っている」
微笑むライアンにはフェリクスに対する慈愛の気持ちが見える。
「なのにライアン、貴方がお相手を決めるの?」
「なに、少しお膳立てするだけだ」
父親の顔をするライアンにエレナの心に影が差す。
エレナもまた、かつては母であった。
「寂しい顔をするな、エレナ。二人は元気に暮らしているのだろう?」
ふっとエレナは儚げな笑みを返した。
二人を棄てたのだ…と思うと、あの時の凍える寒さと、辛く、悲しい選択を思いだし、この瞬間も凍えるような気持ちが押し寄せる。温めてほしいと、エレナは衝動的に言う。
「ライアン、私を抱き締めて…」
隣に座り、逞しい身体に寄りかかるとライアンは、腕に力を込めてエレナを言われるままに抱き締めた。
ライアンの唇が慰めるように、エレナのこめかみにキスをする。
「ままならない事もあるものだ…」
そっと後頭部に手をやり、反対の手で背を撫でる。
自然と顔が向かい合い、キスを交わす。
ライアンもまた、ままならない人生を送っている。どこか似ている二人。言葉にせずとも通じあうものがお互いにあると感じていた。
エレナのワンピースのボタンがそっと外され、すべらかな肌が外気にさらされ華奢な肩にライアンのキスがおとされる。
そして、エレナの繊細な指先が、ライアンのシャツの中に滑り込みしなやかに筋肉のついた上半身を顕にした。
濃厚なキスを交わしながら、服を脱がしあった。
ライアンはエレナを抱き上げると、隣室のベッドに連れていく。
ベッドに縫い止めるかのように手と手が絡みあい、ライアンがのし掛かるようにエレナの身体を愛撫する。
「…っはぁ…」
エレナの口から吐息が漏れる。
唇が乳房に、手が割れ目を愛撫するとエレナの感じるところを知り尽くしたライアンは、エレナをあっという間に官能的に燃え上がらせて、高みにおしあげる。
ライアンの指が蜜壺の中の良いところを擦ると、エレナはあっという間に小さく叫ぶと、潮を吹き出させて達した。
達したあとの、ぴくぴくと震わせるエレナの片足を肩にかけてライアンはゆったりとした動きで蜜壺に自身を挿入させた。
ぐちゅりと音をたてて、そこはぴったりとライアンに絡み付く。
ライアンは低く唸るように呻くと、腰をつかいエレナの中を音をたてて突き入れた。
エレナをうつ伏せにして、背後からライアンが責め立てるとエレナの声は一層激しく喘ぎを漏らして、結合部分からは蜜が溢れて太股まで濡らしていた。
「あぁっ…も、ぅ…だめ…」
ぐちゅぐちゅと音は大きくなり、エレナはベッドに突っ伏して激しくわななかせて、啜り泣くような悲鳴を上げた。
蜜壺がライアンをきゅうきゅうと締め上げてイッてしまうと、ライアンもまたエレナの中に熱くたぎった精を放った。
エレナの身体を抱き締めていると、再び力を取り戻すライアンは、膝を割りひろげて、蕩けるような中に再び自身を挿入すると、真っ赤に熟れたような花芯を擦りあげて、エレナに悲鳴を上げさせてびっしょりと蜜を溢れさせた。
結び付いた結合からライアンの太股まで濡らし、抜き差しされる度にぐちゅぐちゅと音をたてた。エレナの官能の炎は燃え盛り、もはやどこもかしこも触れられれば悦びをもたらした。
夜の帳の中、エレナとライアンは意識を失うまで睦みあった。
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