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一章
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ーユリウスは、自分自身に治癒を行えない。
これは、ユリウスの類い稀ない神聖力の才能の代償と言えるだろう。言わば、神聖力の扱いにおいて彼を不利にする唯一の弱点でもある。
この弱点を最初に見つけたのは神官長だった。神官長は、魔法陣でユリウスの声を奪った後、数日が経っても指の傷が消えていないことに気づいた。
本来なら、神聖力を持った神に愛されし子であれば、自分で傷を意識的に治癒しなくとも傷は塞がる。神官達は常にその神聖力に守られており、肌荒れすら起こさない。いや、起きそうになったところで治っているのだ。もちろん、病気にだってかからない。
そこで、神官長は悟ったのだ。ユリウス・ロンドベリーは、自己治癒の能力を神から剥奪された存在なのだと。神官長はこの事実に衝撃を受けたが、同時に歓喜した。
ーこいつは、神に愛され、同時に忌み嫌われた子…!神は、我々にご慈悲をくださったのだ!!神と我々を侮辱したユリウスを、この手で痛めつけることが出来るのだから!!
ーーーーーー
ユリウスが街に出てしばらく経ち、空が紅く染まり始めた。夕暮れが近づいている。子供達は家路につき、友達に名残惜しそうに手を振っている。ユリウスは、夕暮れの時間があまり好きでは無い。帰らなければならない時間だからだ。
教会の食堂が開き、夕飯の時間が訪れるまで、もうあまり時間がない。ユリウスは駆け足で来た道を戻っていった。夕飯の時間には、神官長も帰ってくる。絶対に、バレるわけにはいかないのだ。
ユリウスの重い足取りは次第に軽くなり、景色の移ろいが加速する。もはや、一種の使命感に駆られていたユリウスは、脇目も振らずに走っていた。周りを見ている余裕は、走っている内に消え去った。
そう、だから、気づかなかったのだ。自分に向かってくる何かの足音にも、そして、猛スピードで迫る公爵家の家紋が彫られた馬車にも…。
ドスンッッ!!
鈍い音が鳴った。公爵家の馬車を引いていた馬の前に、ユリウスが飛び出してしまったのだ。馬は激昂し、暴れ回るのを必死に馬の飼い主であろう騎士が宥めている。その周りでは、さまざまな人が声を上げていた。
「きゃああああ!!!男の子が…馬に、公爵家の馬車に轢かれたわ!!!」
「おい…あいつ、悲鳴も上げなかったぞ…。自殺か?」
「やめろよ…!馬車に気付けなかったのかもしれないだろ」
「あの子、全然動かないわ…公爵家の鍛え上げられた馬に轢かれたんだもの、もしかしたら…もう…」
一気に辺りがざわつき始める。ユリウスはあまりの痛みに、体を動かすことができずにいた。なんとか前を見上げると、目の前に美しい男がひざまづいてこちらの様子を伺っているのが見えた。
ユリウスは、その美丈夫をどこかで見たことがあるような気がした。しかし誰だったかは、全く思い出せない。
腰まで伸びたゴールドの髪は黄金の様に美しく、宝石のような青みがかった美しい翠色の瞳を際立たせていた。その目が、ユリウスをしっかりと捉えてこちらを伺っている。ユリウスがこちらに気づいたのを見ると、笑顔で話しかけてきた。
「大丈夫かい?すまなかったね。うちの馬を止められずに、君に怪我をさせてしまった。私の馬車に乗るといい、教会に行って治癒してもらおう。」
ユリウスは、その言葉にぎょっとした。
教会に行くだって!?ふざけるなよ。そんな事をされたら、俺はもう二度と城下町に出られなくなる…!
ユリウスは頭を振って断った。なんとか立ち上がり、軽くお辞儀をしてこの場から逃げ出した。が、すぐに酷い目眩と頭痛がユリウスを襲う。ユリウスは、再び倒れ込んでしまった。
◆◇◆◇◆◇◆
目が覚めると、そこは馬車の中だった。辺りはとっくに日が暮れて、冷たい夜が、馬車を包み込んでいる。前を見ると、そこには心配そうにこちらを見つめているあの美丈夫がいた。
なんで俺は馬車に乗ってるんだ…!?いや、この男がいるという事は…
ー「私の馬車に乗るといい、教会に行って治癒してもらおう。」ー
まさか…?
ユリウスの顔からどんどん血の気が引いてゆく。もう夕飯の時間も過ぎ、神官長は教会に戻ってきただろう。帰ったら、確実に鞭打ちだけでは済まされないと、ユリウスは確信した。
「君は、私の申し出を断って無理に体を動かしたから、その反動で倒れてしまったんだ。」
美丈夫が、ユリウスに語りかける。ユリウスは、その男の顔を見つめ、こう思った。
この男の馬車さえ突っ込んで来なければ…!!
無意識に、拳を強く握り締める。ユリウスは今、この得体の知れない男のせいで、貴重な休みの、束の間の自由が奪われようとしているのだと思った。
ユリウスの胸は、待ち受ける罰への恐怖と、この男の恨みとで、どす黒い塊になっていった。
「君は、何か急ぎの用事があったのかい?突然飛び出してきたのも、轢かれた後、すぐに駆け出して行こうとしてしまったのも…何か、大切な用事があったのだろうか」
ユリウスは俯いて動かない。
この男は、申し訳ないと思っているのだろう。ユリウスに大切な用事があることを察した上で、半ば無理矢理という形で、ユリウスを教会へ連れて行っている事への謝罪をしようとしているのだ。
「君は、私が教会へ連れて行くという申し出を出した瞬間、とても、絶望している様に見えた。何か事情があるのだと察していたが、再び倒れた君をそのままにしておくことができなかった。」
男は、美しい顔でユリウスをじっと見つめて目を離さない。ユリウスは少し胸が高鳴るのと、罪悪感を感じた。男は、ユリウスの身を心から案じ、耳を傾けようとしている。ユリウスは、さっきまで男を恨んでしまったことを恥じた。元はと言えば、ユリウスが周りを見ずに道へ飛び出していなければ、回避できた不幸だったはずだ。
ー全部、俺の自業自得だ…
俯くユリウスに、男が優しく話しかける。
「君の事情を考慮せずに馬車に乗せたことは、申し訳ないと思っている。すまなかったね。」
男の言葉に、ユリウスは首を振った。
悪いは俺の方だ…この人にも、何か用事があっただろうに、俺のせいで、それが後回しになってしまっている。
そんなユリウスの考えを察したかのように男は続けた。
「ああ、私の事情のことは心配要らないよ。私もちょうど、教会に行くところだったんだ。知っているかい?教会には、どんな傷や病も治せる、ユリウスという神官がいるらしいんだ。君も、その神官に診てもらうといい。きっと、一瞬で治してくれる。」
ーなんだって!?
男の言葉に、ユリウスは激しく動揺した。
まさか、この男の用事も教会に行く事で、ましてやユリウスに治癒を頼もうとしていたなんて。
ーどこか、痛むところでもあるのだろうか
ユリウスは、改めてその男をじっと見つめる。すると、男の側に杖が置いてあるのが見えた。脚が悪いのかと思い、ユリウスは男の前にひざまづく。
「な、何をしているんだい?私が公爵だからって、今更ひざまづく必要は無いよ。」
男は動揺した様子でユリウスを見つめている。しかしユリウスは、男の言葉など耳に入っていなかった。
ーどうせ、教会に戻って外に逃げていた事が見つかれば、この男を診ることはできなくなる。俺をご所望なら、今のうちに治してやりたい。
ユリウスは杖が置かれていた方の脚にそっと手を当てた。そして目を閉じ、いつものように祈る。
ー男が杖を使わずに歩けるように、自分の脚で、道を踏み締めて進んでいけるようにー
これは、ユリウスの類い稀ない神聖力の才能の代償と言えるだろう。言わば、神聖力の扱いにおいて彼を不利にする唯一の弱点でもある。
この弱点を最初に見つけたのは神官長だった。神官長は、魔法陣でユリウスの声を奪った後、数日が経っても指の傷が消えていないことに気づいた。
本来なら、神聖力を持った神に愛されし子であれば、自分で傷を意識的に治癒しなくとも傷は塞がる。神官達は常にその神聖力に守られており、肌荒れすら起こさない。いや、起きそうになったところで治っているのだ。もちろん、病気にだってかからない。
そこで、神官長は悟ったのだ。ユリウス・ロンドベリーは、自己治癒の能力を神から剥奪された存在なのだと。神官長はこの事実に衝撃を受けたが、同時に歓喜した。
ーこいつは、神に愛され、同時に忌み嫌われた子…!神は、我々にご慈悲をくださったのだ!!神と我々を侮辱したユリウスを、この手で痛めつけることが出来るのだから!!
ーーーーーー
ユリウスが街に出てしばらく経ち、空が紅く染まり始めた。夕暮れが近づいている。子供達は家路につき、友達に名残惜しそうに手を振っている。ユリウスは、夕暮れの時間があまり好きでは無い。帰らなければならない時間だからだ。
教会の食堂が開き、夕飯の時間が訪れるまで、もうあまり時間がない。ユリウスは駆け足で来た道を戻っていった。夕飯の時間には、神官長も帰ってくる。絶対に、バレるわけにはいかないのだ。
ユリウスの重い足取りは次第に軽くなり、景色の移ろいが加速する。もはや、一種の使命感に駆られていたユリウスは、脇目も振らずに走っていた。周りを見ている余裕は、走っている内に消え去った。
そう、だから、気づかなかったのだ。自分に向かってくる何かの足音にも、そして、猛スピードで迫る公爵家の家紋が彫られた馬車にも…。
ドスンッッ!!
鈍い音が鳴った。公爵家の馬車を引いていた馬の前に、ユリウスが飛び出してしまったのだ。馬は激昂し、暴れ回るのを必死に馬の飼い主であろう騎士が宥めている。その周りでは、さまざまな人が声を上げていた。
「きゃああああ!!!男の子が…馬に、公爵家の馬車に轢かれたわ!!!」
「おい…あいつ、悲鳴も上げなかったぞ…。自殺か?」
「やめろよ…!馬車に気付けなかったのかもしれないだろ」
「あの子、全然動かないわ…公爵家の鍛え上げられた馬に轢かれたんだもの、もしかしたら…もう…」
一気に辺りがざわつき始める。ユリウスはあまりの痛みに、体を動かすことができずにいた。なんとか前を見上げると、目の前に美しい男がひざまづいてこちらの様子を伺っているのが見えた。
ユリウスは、その美丈夫をどこかで見たことがあるような気がした。しかし誰だったかは、全く思い出せない。
腰まで伸びたゴールドの髪は黄金の様に美しく、宝石のような青みがかった美しい翠色の瞳を際立たせていた。その目が、ユリウスをしっかりと捉えてこちらを伺っている。ユリウスがこちらに気づいたのを見ると、笑顔で話しかけてきた。
「大丈夫かい?すまなかったね。うちの馬を止められずに、君に怪我をさせてしまった。私の馬車に乗るといい、教会に行って治癒してもらおう。」
ユリウスは、その言葉にぎょっとした。
教会に行くだって!?ふざけるなよ。そんな事をされたら、俺はもう二度と城下町に出られなくなる…!
ユリウスは頭を振って断った。なんとか立ち上がり、軽くお辞儀をしてこの場から逃げ出した。が、すぐに酷い目眩と頭痛がユリウスを襲う。ユリウスは、再び倒れ込んでしまった。
◆◇◆◇◆◇◆
目が覚めると、そこは馬車の中だった。辺りはとっくに日が暮れて、冷たい夜が、馬車を包み込んでいる。前を見ると、そこには心配そうにこちらを見つめているあの美丈夫がいた。
なんで俺は馬車に乗ってるんだ…!?いや、この男がいるという事は…
ー「私の馬車に乗るといい、教会に行って治癒してもらおう。」ー
まさか…?
ユリウスの顔からどんどん血の気が引いてゆく。もう夕飯の時間も過ぎ、神官長は教会に戻ってきただろう。帰ったら、確実に鞭打ちだけでは済まされないと、ユリウスは確信した。
「君は、私の申し出を断って無理に体を動かしたから、その反動で倒れてしまったんだ。」
美丈夫が、ユリウスに語りかける。ユリウスは、その男の顔を見つめ、こう思った。
この男の馬車さえ突っ込んで来なければ…!!
無意識に、拳を強く握り締める。ユリウスは今、この得体の知れない男のせいで、貴重な休みの、束の間の自由が奪われようとしているのだと思った。
ユリウスの胸は、待ち受ける罰への恐怖と、この男の恨みとで、どす黒い塊になっていった。
「君は、何か急ぎの用事があったのかい?突然飛び出してきたのも、轢かれた後、すぐに駆け出して行こうとしてしまったのも…何か、大切な用事があったのだろうか」
ユリウスは俯いて動かない。
この男は、申し訳ないと思っているのだろう。ユリウスに大切な用事があることを察した上で、半ば無理矢理という形で、ユリウスを教会へ連れて行っている事への謝罪をしようとしているのだ。
「君は、私が教会へ連れて行くという申し出を出した瞬間、とても、絶望している様に見えた。何か事情があるのだと察していたが、再び倒れた君をそのままにしておくことができなかった。」
男は、美しい顔でユリウスをじっと見つめて目を離さない。ユリウスは少し胸が高鳴るのと、罪悪感を感じた。男は、ユリウスの身を心から案じ、耳を傾けようとしている。ユリウスは、さっきまで男を恨んでしまったことを恥じた。元はと言えば、ユリウスが周りを見ずに道へ飛び出していなければ、回避できた不幸だったはずだ。
ー全部、俺の自業自得だ…
俯くユリウスに、男が優しく話しかける。
「君の事情を考慮せずに馬車に乗せたことは、申し訳ないと思っている。すまなかったね。」
男の言葉に、ユリウスは首を振った。
悪いは俺の方だ…この人にも、何か用事があっただろうに、俺のせいで、それが後回しになってしまっている。
そんなユリウスの考えを察したかのように男は続けた。
「ああ、私の事情のことは心配要らないよ。私もちょうど、教会に行くところだったんだ。知っているかい?教会には、どんな傷や病も治せる、ユリウスという神官がいるらしいんだ。君も、その神官に診てもらうといい。きっと、一瞬で治してくれる。」
ーなんだって!?
男の言葉に、ユリウスは激しく動揺した。
まさか、この男の用事も教会に行く事で、ましてやユリウスに治癒を頼もうとしていたなんて。
ーどこか、痛むところでもあるのだろうか
ユリウスは、改めてその男をじっと見つめる。すると、男の側に杖が置いてあるのが見えた。脚が悪いのかと思い、ユリウスは男の前にひざまづく。
「な、何をしているんだい?私が公爵だからって、今更ひざまづく必要は無いよ。」
男は動揺した様子でユリウスを見つめている。しかしユリウスは、男の言葉など耳に入っていなかった。
ーどうせ、教会に戻って外に逃げていた事が見つかれば、この男を診ることはできなくなる。俺をご所望なら、今のうちに治してやりたい。
ユリウスは杖が置かれていた方の脚にそっと手を当てた。そして目を閉じ、いつものように祈る。
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