ミックスド★バス~注文の多いラブホテル~

taki

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土曜 洗ってください

お客様からのお触りはダメ ❤︎

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ガラスドアを開けた先は湯気で温まっており、素っ裸でも平気な温度だ。こじんまりながら、壁にある手すりや蛇口に華美な装飾が施されて普通の家のバスルームとは明らかに違う造りだ。

しかしバスタブが……ない?

「温泉はないんですかね」

「これだと思うんだけど」

ネグリジェをふんわりと揺らしながら、温子さんがバスルームの一か所を指さす。そこはライオンを模した装飾の口からお湯が出ていた。薄い白濁としたお湯だ。

温子さんはピンク色のたらいに溜めて温度や香りを確認する。

「あぁ、すごい!み……、えっと誠二くんも触ってみて?」

水川と言いかけた温子さんが可愛らしいと思いながら、たらいに手を入れる。

「ぬるめですね。あ、とろみがある」

「すごいよね!〇県の温泉に感触は似てるけど、色が違うから成分はまた全然違うと思うし!」

温子さんはやはりというか、温泉分析に熱が入る。分析器具の持ち込み禁止だが器具などなくても感触や香り、温度でも多くの分析ができる。

温子さんはきゃっきゃとまるで元気な高校生のようにお湯を手ですくっては感触や香りを楽しんでいる。快活な様子とはうらはらに、湯気でネグリジェが体にぴたりと張り付いている様子は目に毒だ。

「誠二くん、ほらほら、研修ビデオでやってたんだけどね……」

お湯を入れたたらいを一度床に置く。そして温子さんも床に膝をつき何をするのかと思うと、手でお湯をかき回し始めた。するとほどなくして白いきめ細かな泡が立ち始めた。

「え、泡ですか?何も入れてないのに」

「すごいね!」

温子さんは両手で更に激しく泡立てる動作をする。するともこもこの泡がたらいから溢れるほど多量にできる。
僕も泡立てたいとしゃがもうとしたとき、くしゃみをしてしまった。

体が少し冷えてしまったか。

「ごめん、寒いよね。何も着てないし」

僕が全裸であることを改めて認識した温子さんの顔が赤くなる。まぁ温子さんだってほぼほぼ裸だが。

「えっとね、ビデオで習ったのはこの泡を使って洗う方法なんだけど……」

「洗うって……」

「誠二くんを私の体で洗わせて?」

作った泡を両手ですくった温子さんの、僕を見上げながらの一言。
冷えから通常モードになっていたモノが、またピクンと揺れ慌てて手で隠した。






研修ビデオでしっかりと学んできたという温子さんは、僕を壁に向かって直立させた。そして目の前の壁の手すりを持っておくように言われた。

シャワーの温かいお湯で軽く体の汗を流され、「じゃあ泡で洗うね」と後ろから可愛く声を掛けられる。

「お願いしますっ」

あのふわふわの泡で、しかも"私の体で洗う"なんて、期待に体の一部が硬くなる。

「肩からいくよ」

ふわり、ふわり

肩から肩甲骨のあたりに泡が乗せられた。そして背中全体に広げるように、温子さんの温かい手が背中を這う。

「……っ」

そしてまた泡が足されて腰、更に臀部にも優しい手で撫でられる。

「かっこいいね、背中。筋肉しっかりついてる」
すりすりと泡と共に撫でられると堪らない。体の背面に神経が全てあるかのように敏感になってしまう。

「っ、、それは研修ビデオで習ったセリフ?」
主導権を渡したくないという小心者な自分が、意地悪な質問をする。

「ふふふっ、えっとね」


むぎゅりっ


「!!」

急に背中全体に温かくて柔らかいもの。温子さんは後ろから僕の肩に両手を掛けて、体全体を押し当てていることが分かった。

そして肩に置かれた手に力が込められたと思った瞬間、背伸びをした温子さんが……

「いつも思ってることだよ」
と耳元で甘い言葉。

「っ!」
急に耳元で囁かれ、もう寒くないはずなのに鳥肌がたつ。

それから背中全体と臀部を手で洗われた。「次はこっちを向いて」と声を掛けられる頃には、股間は誤魔化せないことになっていた。




体を反転させて温子さんと向かい合うと、温子さんの体中も泡だらけになっていた。

泡でぐちょりと濡れたネグリジェは、おっぱいや柔らかな腰のラインを浮きだたせている。

「これに座って?」

ピンク色のバスチェアが持ってこられる。低めのバスチェアだ。

これがいわゆる"スケベ椅子"だったらそれこそ危なかったが、とりあえず普通のバスチェアで残念な気持ちもありながら安心した。

椅子に腰かけると、温子さんが膝をつき泡をまた作り出した。そして僕のぴたりと合わせた膝に泡だらけの手を添えた。

「失礼しま~す」

楽しそうな声と共に脚がガバっと開かれる。
更に脚の間に、膝立ちの温子さんがぐっと体を入れ込んできた。

勃ちあがったモノを隠すために手を股間にやるが、その手をふんわりと止められる。

そして僕の手は温子さんの肩に持ってこられた。
まろい肩は泡で滑りそうだ。その滑りに任せて肩を撫でまわしてしまいたい気持ちに襲われる。

「じゃあ脚ね」

たっぷりと白い泡が脚にのせられ、温子さんが丁寧に洗ってくれる。

「気持ちいい?」

「すごく……」

手の平、手の甲、そして腕の内側外側を存分に使って脚のあらゆるところが撫でられる。膝裏にも指を入れられ、ちょこちょこと遊ばれる。

「っ、、」
ピクン、ピクン

脚を大きく広げていることで股間の状態は丸見えだ。ペニスがくいくいっと揺れる様子が温子さんの視界に入っている。

「ふふ、良かった。いつも私ばっかり気持ちいいから」

温子さんはすっと立ち上がり、座る僕を見下ろした。

「研修ビデオにはなかったけど…………ちゅっ」
頬に熱い唇が触れる。

頬とはいえ、あまり温子さんからされないキス。カァァっと体温が上がり今度はこちらから唇を奪う。


うちゅぅ、ちゅう
ちゅぷり、ちゅうう

「あぁん」

唇をついばむと、ゆるく口が開く。その隙間から舌を差し込むと熱い口内が迎えてくれる。
逃げる温子さんの舌を追いかけるように、深く侵入していく。

じゅぐぅ、ぷちゅう
ちゅうう、じゅぷり

「ぁあん、んはぁ、はぁふん」

温子さんの後頭部に手をやり、逃げられないようにする。そして更に口付けを深くしていく。

ぷちゅうぅ、じゅぐぅぅ
じゅううぅ、ちゅううぅ

「ンフぅ、だ、ぁぁ、めぇえ」

「ちゅぅっ、だめ?」

後頭部に置いていた手を下げていき、首筋から肩を撫で回す。ネグリジェの細い肩紐がもう落ちそうだ。

「はぁうん、ちゅうぅ、だめってば、わたしが、んふぁ、するの」

温子さんが僕から体をぐっと離す。するとネグリジェの裾に自らの両手をかけ、勢いよく持ち上げた。
大きなオッパイに一瞬つっかえたが、一気にネグリジェを脱ぎきった。

恥ずかしそうに手で胸を隠しながら「今日は、わたしがするから」と言う温子さん。

たらいに残っていた泡を掬って自らの体に広げていくと、きめ細い白い泡が温子さんの体をいやらしく隠す。

たっぷりの泡で包まれたオッパイを両手で持ち上げたかと思うと……

「これで……誠二くんの体洗ってもいい?」

色気に当てられ一瞬卒倒しそうだったが、こんな機会は滅多に無いと、コクコク!と激しく頷いた。





座っている僕の膝に乗った温子さんは、ぎゅっと抱きついて体を上下に動かす。

「んぅ、、んぅぅ、、あぁぁ、、ンフウ、、」

「っはぁっ……」

ぐにゅん、ぐにゅん
ぬちゅり、ぬちゅり

むにゅうっとしたオッパイが押し当てられている。泡の滑りにも助けられて僕の体を滑らかに動く。柔らかな中にも固くなった乳首の感触。

そして温子さんの熱い息が耳に当たってこそばゆい。

ぬちゅん、ぬちゅん
ぬちゃあ、ぬちゃあ

擦れ合う濡れた裸と裸は、境界線が溶けそうなほど熱い。

「はぁ……はぁ……」

ぬりゅう、ぬりゅうっ
ぬりゅり、ぬるるんっ

「あぁ、せいじくん、せいじくん」

耳元では吐息に交じって名前を熱く吹き込まれる。

完全に勃起したペニスは温子さんの下腹部によってひっきりなしに擦られる。泡のおかげで滑らかに、しかしその反面もどかしい。

もっと刺激が欲しい。温子さんを抱きしめ返して、腰をくいっ、くいっと動かしてみる。

「ぁああ~ん、おなか、きゅうって」

「くっ、けっこう、やばいっ」

「ンフぅっ、あぁあ、だめぇ、うごいちゃ」

「だって!」

「だめっ、わたしが、ぜんぶ、するからぁ」

背中に回されていた手の片方が外され体と体の間に入っていく。


むぎゅう

「っ!」
温子さんの手がむぐりとペニスを掴む。
そして筒状に包んだ手がゆっくりと上下に動き出す。

「せいじくんっ、きもち、いい?」

「っあ、すっごく」

「もっと、もっとっ」
手の動きは激しさを増す。先走り液が温子さんの手を汚していると思うと、堪らなく興奮してしまう。
もうかなり、危ない。

しかし僕だけがイクなんて何だか悔しい。

「ね、温子さん、も、一緒に」

温子さんの泡だらけのおっぱいに手を伸ばし、たぷん、たぷんと揺れ動かす。

負けじと温子さんもペニスを摩る手が速くなっていく。

「ほんとぉに、だめってば、あぁぁ、わたしが、するの」

いつもなら絆されてこちらのペースになるのに、今日の温子さんは頑張っている。

おっぱいを揺らしていた手を払いのけようとしたのか、僕の手に温子さんのもう片方の手が当たる。

「っ、じゃあ、僕は手を動かさないから、温子さんが僕の手動かしてっ」

「ンふぅ、えぁ、こう……?」

「そうっ」

温子さんは片手でペニスをしごきながら、もう片方の手で自分の胸を動かす。それも僕の手を使って間接的に。

普段の職場での温子さんのイメージとはかけ離れた乱れよう。

僕にとっては自身をしごかれながら、視界には僕の手を使っておっぱいを揉む温子さんがいる。


「ぐ……やばっ……」
もう出そうだ。

「アァ、ちくび、きもち、いいの……っ、アァア、アァア、もうっ」
温子さんも自身の腰をくねらせながら、細かく震えだしている。

「イキ、そうっ」

「あぁぁ、いって、いって!わたしもぉ、アァ~、アァア~」

あぁ、もう本当に、いくっ

おっぱいに当てている手は動かさない約束だったが、たまらずに赤く腫れている乳首を摘まみ上げる。

クニクニ、クニクニ

「ンぁアアア!ちくび、つんじゃっ……アァ~、アァ、アァ~、わたしも、イクゥ!」
「んぐっ」



ビクビクビクビク!
ビクビクビクビク!



精液が勢いよく飛び出す。

温子さんは一層高い淫らな声をあげて、くたりと体をもたれ掛けさせた。

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