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3日目:VRセックス

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ヘッドセットを外されVR空間から戻ってきた桃香。ケーブルも外してベッドから下り、部屋の中央へ移動する。

興奮気味に尾嵜たちに感想を伝えていると、部屋の入口のドアがバンっ!と音を鳴らした。

「わるい~遅れちゃった」

悪いとは露とも思っていなさそうな明るい声が部屋に響く。

「……藤根、遅いぞ」

尾嵜が大きくため息を吐き、デスクチェアから立ち上がる。

(あの人も検査着だ……、モニターさんかな。それにしては尾嵜さんもフランクだけど)

藤根と呼ばれた男は検査着を着ていても分かる体格のいい男だ。そして誰からも好印象を持たれそうな顔つきをしている。年齢は尾嵜と近いように桃香は思った。


尾嵜がその男を桃香に紹介する。

「寺方さん、うちの広報部の藤根です。今日一緒にVR空間で作業してもらう相手です」

「は、はじめまして」

「初めまして!藤根です。寺方さん、モニター参加ありがとうございますね」

藤根は満面の笑みだ。桃香もつられて固い表情がほぐれる。

「寺方さんの下のお名前は?」

「桃香っていいます」

「へー!良い名前ですね。桃香さんって呼んでもいいかな?」

「えっ、あ、はい」

「おい藤根っ」

「いいじゃん、さ、だって一緒に作業するんだし仲良くしたいから~」

尾嵜が「すみません寺方さん」と申し訳なさそうにするが、桃香は「いえいえ」と笑顔で返した。

「では改めて始めましょう」

尾嵜は阪部に指示を出し、藤根用のVRスーツを持ってこさせた。




「藤根さん、どうぞこちらです。先日の試験の結果も踏まえて改良をしたので、前よりフィットすると思います」

「へぇ、それは楽しみだな。阪部くん、ありがとう」

バサッ!!!

「……っ」

藤根はVRスーツを受け取る前に、急に検査着を一気に脱ぎ取る。検査着の下は何も身に着けておらず、近くにいた桃香はばっちりと藤根の全裸を見てしまう。

思わず見てしまった藤根の股間は、桃香と同じく毛が無い。剥き出しの男性器が目に飛び込んできた。

(あ、あ、見ちゃったっ、なに、あんなにツルツルになっている男の人のアレ、初めて見たっ)

桃香は咄嗟に後ろを向こうとするが、尾嵜たちがあまりにも自然にしているせいで、恥ずかしがる方が恥ずかしいと思い躊躇う。

下を向いて見ないようにだけする。しかし好奇心の強さから、周りに気づかれないように、ちらり、ちらりと藤根の方を盗み見している。

藤根はそれを知ってか知らずか、「桃香さん、ほら見てみて」と声を掛ける。

「えっと、はい」

恐る恐る視線を上げていくと、藤根が自慢するように体を見せてくる。

「つるっつるでしょ、俺の体。元々、体毛少ないからってVRスーツ手伝うことになったんだけど、除毛クリームで定期的に処理しててさ」

「そ、そうなんですね」

桃香はたじろぎつつ、堂々としている藤根の体を見る。

「特にペニス周りなんてさ、最初は違和感だったんだけどけっこう快適なんだよね~」

藤根は桃香が見ている前で、自らの性器を掴みあげた。藤根の逞しく長さのあるペニスを、桃香はしっかりと見てしまった。陰毛のない男性器全体を見るのは初めてで、視線を外せない。かぁぁぁっと顔が赤くなってしまった。

「藤根、早く着ろ」

「はいはい、着ますよ~」

尾嵜に急かされた藤根は、VRスーツを何回か着た経験があって慣れた手つきで一人で着用していく。両足の着用がスムーズに終わった。



「いつもここが時間かかるんだよなぁ……そうだ、ねぇ桃香さん」

「へっ?」

「手伝ってもらえるかな?」

藤根の股間は見ないように顔を上げて、用件を聞く。

「VRスーツのここ、袋状になってるんだ」

足の付け根付近まで着用したVRスーツの、とある箇所を指さす。すると桃香が着ているVRスーツにはない部分があった。

「ここにペニスと睾丸を入れるんだけどさ」

「……っ」

言われてみるとその袋状の部分は、男性器全体の形に見えてくる。

(っ、あれに、藤根さんの、、入れるんだ……)

「でもさ、ふにゃふにゃの状態のペニスじゃ入れ辛くて。半勃ちぐらいが丁度いいんだ」

「はんだっ……!そ、そ、そうなんですか」

生々しい表現に桃香は顔を赤らめっぱなしだ。

「もし桃香さんが手伝ってくれたらすぐに半勃ちぐらい……」

「藤根っ!何をお前は、さっさと着ろ!」

尾嵜が声を荒げて藤根の言葉を遮る。

「さっさと着たいから手伝ってもらおうとしてるんだって。ね、桃香さん、そうだなぁ、手をここに添えてもらえれば……」

「おい、何度言わせれば!」

「わかったてば、じゃあじゃあ、見ててくれるだけで充分だからさ、桃香さん、お願い!」

「え?あ、その…………はい、だいじょうぶです」

「やったね!じゃあ、ここを……」

尾嵜が大きな大きな溜息を吐き、阪部はあわあわとしている。二人が桃香に申し訳なさそうな顔をするが、桃香としては藤根がどうやって着用するかに興味があり、じっと藤根を見る。

藤根は人前だというのに手淫を始める。

シュル、シュルシュル
シュル、シュルシュル

少し前屈みになりながら手を大きくスライドさせる。

「桃香さんみたいな、綺麗な人に見られてたら、いつもより早くできそう」

「…………」
桃香は藤根の手の動きから目が離せない。

熱心にじぃっと見られている感覚に、藤根は気分を良くした。

「桃香さんって、男のマスターベーション、見るの初めてかな?」

「も、もちろんですっ、初めて……」
桃香は男性経験が少ないとはいえあるが、男の自慰を見るのは初体験だ。

「そっか、ふぅ、嬉しいな、桃香さんの初めてもらっちゃった」

調子に乗った藤根は更に桃香に要求する。

「どう、見えているか、教えてほしいな」

「えっと、、、ちょっとずつ、、大きく、なってます……」

「うん、もっと、言って」

「大きくなって……た、勃ちあがって……、角度がついてきてます」

桃香は見たままを口に出しながら、自分の体の奥が熱くなってきたのを感じる。

「っ、あ~、いい感じ、、。これぐらいで丁度いいな」

藤根はペニスと睾丸をVRスーツに収めていく。ピッタリとフィットしており、男性器の形がVRスーツ越しにもはっきりと分かる。

生で見るそれも充分いやらしいものだったが、VRスーツ越しもそれはそれで中身を強調している。

もちろんそれは桃香にも言える。VRスーツ越しの巨乳は、形を強調しているし、腰から尻、尻から足への色めかしいラインも男たちの目に強調されて映っている。

「よし、っと、完了。手伝ってくれてありがとうね」

上半身も着用が終わり、最後に阪部が背中のジッパーを上げて藤根の準備が完了した。


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