少女と尿意と盗撮男

栗崎天津

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2ー3少女と意地悪と悪事の発覚

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男は男子トイレの中で用を足し終え出て行くふりをするつもりで少女を待っていた。
そこに余裕がないのだろう右手にトイレットペーパーのパック、そして左手は股間を押さえて少女が小走りでやってきた。

少女は苦悶の表情を浮かべるほどに危機的な尿意を抱えながらも律儀に父親の言付け通りまずは自分の排尿行為より男子トイレのトイレットペーパーの補充を優先した。

「すみません失礼します!」男がいるのを確認して声をかけると同時に股間から手を離す。流石に男性にこの姿を見られるのは恥ずかしいのだろう。しかし、、、

男子トイレの個室のペーパーを補充して歩く少女。三室目の補充を完了しビニール袋を畳んでエプロンのポケットに入れる。ふと少女の目に女子トイレのそれと同じ和式の便器が目に留まった。

それは今少女が今最も利用しなければならない設備だった。少女の体の底から再び大きな欲求が波を成して湧き上がる。

13:20 少女は男子トイレの和式便所の前で両手を股間に差し込み体を海老反りさせた。
少女の体が限界を示している。

少女は緊急事態と思い、慌てて男子トイレであるにもかかわらず個室の扉に手をかけ締めようとしたその時!

男は少女が男子トイレの個室の和式便器を見つめて突然両手で股間を押さえ込んだ様子を見てまさかと思った。そして海老反り。もしかしたら少女がここで果てるかもしれない。そう思いカメラを向けたその時少女が扉を閉めようとした。これは予想外だった。もしここで排尿を行われたら下の隙間から狙うだけになってしまう。それでは面白くない。

男は少女に声をかけた。
「すみません!洗面台の石鹸がないのですけど!」この時店長の仕込みを使った。
それでも少女が排尿を強行してもおかしくない状況だったが少女はそうしなかった。

少女はわれに返り自分が今何をしようとしていたか想像して赤面した。しかし尿意が羞恥心で消えるわけがない。
男の前までエプロンの下に手を突っ込みモゾモゾと股間を抑えながら洗面台の石鹸を補充する。しかし片手だと蓋がうまく回せない。止む無く股間から手を離し両手で作業を行い、律儀に片付ける。尿意がきつい少女は再び股間を押さえる。この時少女は判断を誤った。エプロンの下からでなく無意識に上から股間に手を当てあろう事かモミモミと揉んでしまったのだ。しかも心の声が小声で漏れてしまった。

「おトイレ、早く漏れちゃう。出ちゃう」

男はいたずら心で少女に声をかける。
「お嬢ちゃん、もしかしてトイレ我慢している」

少女はハッとして慌てて股間から手を離す。
「いえ、大丈夫です。お待たせしました。」
そういうと男に洗面台を使う様に促し顔を真っ赤にして直立で笑顔を見せてみた。

しかしその笑顔には無理があったすぐに少女は男の前で足踏みを始め口を横一文字に噛み締めてフルフルと震えだした。

男は手を洗う前に少女に向かって
「大丈夫ならちょっと待っていて一つ頼みごとがあるんだ」
実は用事なんて何もないのだが問題ないと男は判断していた。何故なら少女は直ぐにバレる嘘をついており男の頼み事は『大丈夫なら』が前提だからだ。

少女は大丈夫ではなかった。
男は手を洗い終えて少女に向き合った。そしてじっと少女の目を見ること僅か5秒だった。

「あぅ、、、う、、、ぐ」
少女は呻き声を上げ腰を突き出しまるで痙攣する様に固まった。それでも尿意を悟られまいと手だけは股間に持っていくまいと努力したが、、、

「ぁぁぁダメ、、、おトイレ、トイレ、トイレぇぇ、、、」

少女は男にトイレに行きたいことを意図せず告白してしまった。そして利き手の右手が股間に滑り込む。その右手は疲弊した少女の括約筋を支援すべくリズミカルに揉みしだく。
痙攣は治ったが少女の表情はそれでも険しいままで足は地団駄を踏んでいる。
少女の右手の指の2本がグッと特定の場所に押し込まれる。尿道の出口である。

男は興奮した。目に前で可愛らしい少女が薬などで強制的に沸き起こった生理現象ではなくごく自然な尿意を堪えて失禁間際の我慢を披露してくれているのだ。
男は少女の手元にも注目した。
2本のその指の位置が少女が破滅をなんとか食い止めている最後の砦である事が容易に想像できた。そして意地悪が思い浮かぶ。
少女は尿意の苦痛のあまりトイレと独り言をこぼしただけで男に話しかけたわけではない。わざとらしく少女に話しかける。

「ん?今何か言ったかな?トイレ?やっぱりトイレ我慢しているのかな?それなら頼みごとは後にしようか。と言うか君、漏れそうなんじゃない?トイレ行ってきたら?」

ここで少女は誤った選択をした。

「いぇ、大丈夫です。ごめんなさい。嘘をつきました。トイレに行きたいです。でもまだ大丈夫です。何かご用でしょうか?」

あり得なかった。そう言いいながらも少女はもはや右手を股間から離せないでいた。
少女の限界は近いであろう事は男でなくともわかる状態だった。

男はそれならと思い
「いやぁ実は店長さんとは昔からの付き合いで来ているのだけど、君が一生懸命に働いているのを見る君のファンなんだよね。握手してほしいと思ってさ。お願いするよ!」

そう言うと男は
「トイレ、大丈夫なら握手できるよね?」

と少女の回答を待つ前に少女が股間を揉みしだいていた右手を奪い両手で握りしめて力強く握手をした。

これまで耐えてきた少女もこれは不味かった。右手に支援を奪われた少女は一気に青ざめた。少女は「ごめんなさい!」と叫ぶと男に手を振り解いて女子トイレに向け走り出した。

慌ただしく、個室に駆け込み鍵を閉める。
この個室は男と父親の悪意に満ちた場所であるにもかかわらず少女は地団駄を踏みながらパンツを下げ下半身を露わにし和式の便器を跨いだ。

シュイーシュー
少女の隠部から女の子特有の排尿音が奏でられ勢いよく尿が放たれた。
ついに少女は盗撮魔の罠にハマり排尿姿を撮影されてしまった。
しかし、、

少女は排尿の快感に身を委ねているのかゆっくりと時間をかけて今この時を満喫していた。苦痛から解放され冷静になったところでふと今日の出来事が余りにも自分にとって負の連鎖となっている様に思えてならない。
その時、学校で女の先生が女子だけを集めて話していたことを思い出す。

「良いですか皆さん、子供だけで遊んでいる時公園等にある公衆トイレを使う際は変質者やおかしな機械がないか十分に気をつけましょう。特にお友達がいない様な1人の時はなるべく利用しない様にしましょう。」

少女は違和感を感じて個室を見渡す。
あった、便器の中金隠しの上部に小さなレンズ。白色でカモフラージュされていて目立たないが明らかに機械。カメラだ。

少女は今現在も排尿中だが今更慌てても事後である。ゾッとしながら他にもないか見ると
ドアの上部、開けた際に壁に激突しない様に備えられたゴムクッションにケーブルが伸びている。更に天井。父親はセンサーライトのセンサーと言っていたがよく見たらドーム型のカメラ。

冷静に排尿を終え、隠部をふく。尿意から解放された安心感と不安が少女を包んでいた。
おそらく犯人は先ほどの若い男性。
父親も共犯者だろう。
相手は父親だ、変質者だけなら家族に相談して警察に突き出せば良い。だけど家族が絡むと難しい問題だ。

さてどうするか。少女は幼い頭で思案を巡らせた。
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