27 / 31
③
アオに染まる💙
しおりを挟む
西原さんたちの会社は『NISHIHARA』とゆう名だった。
初出勤は2日後で、その前日、マリ美容室に行ってカットしてもらってた。
気分転換に少しだけカラーリングしてもらった。待ってた時、店のドアが開き、見ると赳央がいた。
赳央くんは近付いてきて、
「何で?」
「えっと・・・」
「俺に黙って辞めるのかよ」
「ごめん」
マリさんが、
「あんたが悪いんでしょ?大学からずっと、莉楽ちゃんを誘っておいて、いいように振り回しといて」
「だって、それは」
「莉楽ちゃんの好きなようにさせてあげたらいいでしょ」
「そっか、そうだな」
と言って、出て行った。
「あの、いいのかなぁ?」
「気にしない」
マリさんの言葉が、何だか嬉しかった。
私の事を思っての事だとわかるから。
翌日は木曜日。
お母さんは休みだったけど、早く起きて、私の分のお弁当を作ってくれていた。
「ありがとう」
「頑張ってらっしゃい」
「うん」
家から歩いて10分ほどの距離。楽だ。
行くと、まだ、西原さんしかいなかった。
「おはようございます」
「おはよう。早いわね」
「近いので」
「そうだったわね」
みんな揃ってから、仕事を始めた。
展示用の服飾を作っていた。
需要は様々あって、店、イベント会場、オフィース、などに飾り付ける。実用的ではない。
だから、逆にデザインが映えるのだと西原さんは言った。
今は、企業の夏祭りの飾り付けだった。
私は縫製の仕事を任されつつ、
「これどう?」
と、聞きにも来てくれる。
何だか新鮮だった。
金曜日、帰って、寛いでたら、佐藤さんから電話があった。
「青木さんのこと、知ってる?」
「青木さんの事って?」
「今日、辞表出したって」
「え、」
「何も聞いてない?」
「はい」
「話したかったんだけど、電話しても繋がらなくて」
「そう、何ですか?」
「もし、話せたら、ごめんって言っといて」
「ごめんって、何で?」
「まぁ、色々よ」
「はい、わかりました」
電話を切ってから、赳央くんにかけたが、やはり繋がらない。
マリさんに電話したら、
「何も聞いてないわよ」
と。
まだ、電車があったので、マンションに行ってみた。
インターフォン押しても反応ない。
まだ合鍵持っていたので、鍵を開け、入った。
閑散としている。
何処行ったんだろう?
その日は泊まることにした。
初出勤は2日後で、その前日、マリ美容室に行ってカットしてもらってた。
気分転換に少しだけカラーリングしてもらった。待ってた時、店のドアが開き、見ると赳央がいた。
赳央くんは近付いてきて、
「何で?」
「えっと・・・」
「俺に黙って辞めるのかよ」
「ごめん」
マリさんが、
「あんたが悪いんでしょ?大学からずっと、莉楽ちゃんを誘っておいて、いいように振り回しといて」
「だって、それは」
「莉楽ちゃんの好きなようにさせてあげたらいいでしょ」
「そっか、そうだな」
と言って、出て行った。
「あの、いいのかなぁ?」
「気にしない」
マリさんの言葉が、何だか嬉しかった。
私の事を思っての事だとわかるから。
翌日は木曜日。
お母さんは休みだったけど、早く起きて、私の分のお弁当を作ってくれていた。
「ありがとう」
「頑張ってらっしゃい」
「うん」
家から歩いて10分ほどの距離。楽だ。
行くと、まだ、西原さんしかいなかった。
「おはようございます」
「おはよう。早いわね」
「近いので」
「そうだったわね」
みんな揃ってから、仕事を始めた。
展示用の服飾を作っていた。
需要は様々あって、店、イベント会場、オフィース、などに飾り付ける。実用的ではない。
だから、逆にデザインが映えるのだと西原さんは言った。
今は、企業の夏祭りの飾り付けだった。
私は縫製の仕事を任されつつ、
「これどう?」
と、聞きにも来てくれる。
何だか新鮮だった。
金曜日、帰って、寛いでたら、佐藤さんから電話があった。
「青木さんのこと、知ってる?」
「青木さんの事って?」
「今日、辞表出したって」
「え、」
「何も聞いてない?」
「はい」
「話したかったんだけど、電話しても繋がらなくて」
「そう、何ですか?」
「もし、話せたら、ごめんって言っといて」
「ごめんって、何で?」
「まぁ、色々よ」
「はい、わかりました」
電話を切ってから、赳央くんにかけたが、やはり繋がらない。
マリさんに電話したら、
「何も聞いてないわよ」
と。
まだ、電車があったので、マンションに行ってみた。
インターフォン押しても反応ない。
まだ合鍵持っていたので、鍵を開け、入った。
閑散としている。
何処行ったんだろう?
その日は泊まることにした。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華
結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空
幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。
割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。
思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。
二人の結婚生活は一体どうなる?
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる