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その後
25歳のキミへ
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しばらく間が空き、
「お腹空かない?」
「うん、空いた」
「じゃあ、食べに行こう。この下にレストランがある」
私とデートしたかったと言いながら、その前に別の人とデートしてたかもしれない。そう思った。
高級そうなレストランだったけど、
「今日はさ、たぁちゃんの誕生日祝いに、俺がごちそうするから」
「え、いいの?」
「俺もちゃんと働いてるからさ」
「そっか。ありがとう」
「うん」
洋食のコースで、メインは肉を選んだ。
ナイフを使うのも、慣れないけど、航くんの方を見ながら、何とか食べた。
食後にケーキも運ばれてきた。誕生日用のローソクの用意されてた。
注文するときに何やらこっそり言っていたのは、このことだったんだろう。
「改めて、たぁちゃん、お誕生日おめでとう」
ローソクの火を吹き消し、
「ありがとう」
と言った。
レストランを出てから、地下駐車場に停めてあった航くんの車まで行った。
「送ってくよ」
もう?と思ったけど、
「初めてだね」
「あぁ、俺の車?」
「うん」
助手席に乗り、
「取り敢えず、走るね」
と言って、走り出し、少し先の公園で停まった。
「やっぱ、少し話そうか」
「うん」
「たぁちゃん、今、仕事は?」
「お土産物を扱っている会社に勤めてる。高校卒業後に入社したから、もう7年目かな」
「大学行かなかったの?成績よさそうだったのに」
「う~ん、受験失敗したの。体調崩しちゃって、思うように行かなくって」
「体調って、大丈夫?」
「うん、風邪だったから」
「そっか。でも、」
「ううん、もういいの。それなりにやってるから」
「ま、たぁちゃんが納得してるんならいいけどさ」
「航くんは?」
「俺は建設業。昔から興味があって、実はあの展望台に関わってる会社に入社したんだ」
「え、凄い」
「大学で勉強して、資格も取って、って感じかな」
「夢叶えられた感じ?」
「いや、まだまだだよ」
何気に私は時計を見ると、
「時間、大丈夫?」
「うん、見ただけ」
「今も実家住まい?」
「うん」
「じゃあ、門限とか?」
「ううん、それはない」
「ちゃんと言ってきた?」
「中学の友達に会うから、遅くなるかも、とは言ってきた」
「そっか。でも、あまり遅くなると悪いよな。また、昼間にゆっくり会おう」
「また会ってくれるの?」
「嫌ならいいけど」
「ううん。彼女とか・・・」
「あぁ、今はいない。たぁちゃんは?」
「私もいない」
「じゃあ、いいじゃん?」
「うん」
「また連絡するから、連絡先交換しよ」
と、交換しあった。
家の近くまで送ってもらって帰った。
思い出しては嬉しくて、にやけが止まらなかった。
「お腹空かない?」
「うん、空いた」
「じゃあ、食べに行こう。この下にレストランがある」
私とデートしたかったと言いながら、その前に別の人とデートしてたかもしれない。そう思った。
高級そうなレストランだったけど、
「今日はさ、たぁちゃんの誕生日祝いに、俺がごちそうするから」
「え、いいの?」
「俺もちゃんと働いてるからさ」
「そっか。ありがとう」
「うん」
洋食のコースで、メインは肉を選んだ。
ナイフを使うのも、慣れないけど、航くんの方を見ながら、何とか食べた。
食後にケーキも運ばれてきた。誕生日用のローソクの用意されてた。
注文するときに何やらこっそり言っていたのは、このことだったんだろう。
「改めて、たぁちゃん、お誕生日おめでとう」
ローソクの火を吹き消し、
「ありがとう」
と言った。
レストランを出てから、地下駐車場に停めてあった航くんの車まで行った。
「送ってくよ」
もう?と思ったけど、
「初めてだね」
「あぁ、俺の車?」
「うん」
助手席に乗り、
「取り敢えず、走るね」
と言って、走り出し、少し先の公園で停まった。
「やっぱ、少し話そうか」
「うん」
「たぁちゃん、今、仕事は?」
「お土産物を扱っている会社に勤めてる。高校卒業後に入社したから、もう7年目かな」
「大学行かなかったの?成績よさそうだったのに」
「う~ん、受験失敗したの。体調崩しちゃって、思うように行かなくって」
「体調って、大丈夫?」
「うん、風邪だったから」
「そっか。でも、」
「ううん、もういいの。それなりにやってるから」
「ま、たぁちゃんが納得してるんならいいけどさ」
「航くんは?」
「俺は建設業。昔から興味があって、実はあの展望台に関わってる会社に入社したんだ」
「え、凄い」
「大学で勉強して、資格も取って、って感じかな」
「夢叶えられた感じ?」
「いや、まだまだだよ」
何気に私は時計を見ると、
「時間、大丈夫?」
「うん、見ただけ」
「今も実家住まい?」
「うん」
「じゃあ、門限とか?」
「ううん、それはない」
「ちゃんと言ってきた?」
「中学の友達に会うから、遅くなるかも、とは言ってきた」
「そっか。でも、あまり遅くなると悪いよな。また、昼間にゆっくり会おう」
「また会ってくれるの?」
「嫌ならいいけど」
「ううん。彼女とか・・・」
「あぁ、今はいない。たぁちゃんは?」
「私もいない」
「じゃあ、いいじゃん?」
「うん」
「また連絡するから、連絡先交換しよ」
と、交換しあった。
家の近くまで送ってもらって帰った。
思い出しては嬉しくて、にやけが止まらなかった。
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