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二岡死亡
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二岡は犯罪用に色んな医者から色んな種類の睡眠薬を貰っていた。一般的にレイプ等の犯罪には、即効性があり、ふらつきや倦怠感が長時間続く薬が使用されがちだが、二岡は今回、短時間即効タイプで副作用の少ない物を使用した。早めに起きてもらわないと面倒だし、起きた後、意識が朦朧としているのでは意味が無い。
二岡はお盆を持ってカラオケルームに入った。久し振りの再開で、二岡が手伝っているという奇妙な状況に、皆が気付いていないようだと二岡は感じた。だが、実際には一ノ瀬や四天王寺に違和感を持たれていた。
二岡はお盆をテーブルに置き、ピッチャー3つだけをおろして再びお盆を持ってグラスを取りにキッチンへ戻った。そして、お盆にグラスを10個乗せ、もう1度カラオケルームへ向かう。その時には三橋のピザと九十九の唐揚げも準備が出来ており、一緒にカラオケルームへ向かった。
三橋が献杯の音頭をとると二岡は六角へ目配せを送った。六角も気づいたようだ。2人はコップを口につけるが飲みはしない。二岡は実際に入眠障害の為、時々使用して効果は分かっていたが、六角は初めてで、その即効性に驚いた。
「しかし、皆見事に寝たな。よし、目隠しと手錠だ」
「えっ!」
そう言うと、二岡は鞄から目隠しと手錠を出した。
「目隠しして後ろ手に手錠をしていくんだ」
(こいつ、まじでヤバイな……。早く付き合うのを止めないと……)
「一応軍手しておいてくれ。トラブルあった時にごまかせなくなっても困るからな」
(トラブルってなんだ? 誰か殴るつもりなのか? 金属バットなんか用意して)
「何してんだ? 早くしろよ! 貸せっ! こっちは俺がやるから六角は皆の荷物を外に出して、このドアストッパーを金槌で固定してくれ。強めに入れてくれ」
六角は言われる通りに行動する。
「もっと強く入れろよ! ドアが開くだろ!」
二岡は六角から金槌を奪い取り、ドアストッパーを深く入れた。
「よし、あとはコイツら起きるまで寝とくかな」
(こいつマジでうぜぇな。今、コイツが寝てる時に殺したらどうなるんだ? 忠兄も殺したし1人殺すのも2人殺すのもバレなきゃ一緒だ。いや、俺以外が手錠してたら犯人は俺ってバレバレか……。無理だな……取り敢えずする事も無いんで、仮眠しとくか)
六角は目を覚ました。
(ん? まだ皆寝てるのか。睡眠薬が効いてるのか? 二岡は? まだ寝てる……。お、一ノ瀬が起きそうだな。ん? 待てよ……二岡殺した後、自分に目隠しと手錠をして、誰かの手錠外せば良かったんじゃないのか? しまった……皆が起きてしまった。いや、皆が起きてからも出来るか? 皆は見えないし動けない。さりげなく二岡の後ろに回って、隙をみて金槌で殴り殺そう。そして、誰かに鍵を渡せば良いんだ。手錠と目隠しは……1つずつ余ってるな。鍵は、おバカな八重樫に渡すか? いや、大人しい九十九さんに渡そう。よし、適当に話を合わして、チャンスがあれば二岡を殺す! こいつは今、殺しておかないと必ず後悔する事になる!)
六角は二岡を殺す事を決意する。さらに、会話の流れに乗って、当時から犯罪やイジメに対して、嫌気がさしていた事を伝えた。
ゴッ! ゴッ! バタッ……ゴッ!
(よし! 死んだな。適当に話を合わして目隠しと手錠をして九十九さんに鍵を渡せば犯罪成功だな)
六角は、そっと九十九に手錠の鍵を渡した。
二岡はお盆を持ってカラオケルームに入った。久し振りの再開で、二岡が手伝っているという奇妙な状況に、皆が気付いていないようだと二岡は感じた。だが、実際には一ノ瀬や四天王寺に違和感を持たれていた。
二岡はお盆をテーブルに置き、ピッチャー3つだけをおろして再びお盆を持ってグラスを取りにキッチンへ戻った。そして、お盆にグラスを10個乗せ、もう1度カラオケルームへ向かう。その時には三橋のピザと九十九の唐揚げも準備が出来ており、一緒にカラオケルームへ向かった。
三橋が献杯の音頭をとると二岡は六角へ目配せを送った。六角も気づいたようだ。2人はコップを口につけるが飲みはしない。二岡は実際に入眠障害の為、時々使用して効果は分かっていたが、六角は初めてで、その即効性に驚いた。
「しかし、皆見事に寝たな。よし、目隠しと手錠だ」
「えっ!」
そう言うと、二岡は鞄から目隠しと手錠を出した。
「目隠しして後ろ手に手錠をしていくんだ」
(こいつ、まじでヤバイな……。早く付き合うのを止めないと……)
「一応軍手しておいてくれ。トラブルあった時にごまかせなくなっても困るからな」
(トラブルってなんだ? 誰か殴るつもりなのか? 金属バットなんか用意して)
「何してんだ? 早くしろよ! 貸せっ! こっちは俺がやるから六角は皆の荷物を外に出して、このドアストッパーを金槌で固定してくれ。強めに入れてくれ」
六角は言われる通りに行動する。
「もっと強く入れろよ! ドアが開くだろ!」
二岡は六角から金槌を奪い取り、ドアストッパーを深く入れた。
「よし、あとはコイツら起きるまで寝とくかな」
(こいつマジでうぜぇな。今、コイツが寝てる時に殺したらどうなるんだ? 忠兄も殺したし1人殺すのも2人殺すのもバレなきゃ一緒だ。いや、俺以外が手錠してたら犯人は俺ってバレバレか……。無理だな……取り敢えずする事も無いんで、仮眠しとくか)
六角は目を覚ました。
(ん? まだ皆寝てるのか。睡眠薬が効いてるのか? 二岡は? まだ寝てる……。お、一ノ瀬が起きそうだな。ん? 待てよ……二岡殺した後、自分に目隠しと手錠をして、誰かの手錠外せば良かったんじゃないのか? しまった……皆が起きてしまった。いや、皆が起きてからも出来るか? 皆は見えないし動けない。さりげなく二岡の後ろに回って、隙をみて金槌で殴り殺そう。そして、誰かに鍵を渡せば良いんだ。手錠と目隠しは……1つずつ余ってるな。鍵は、おバカな八重樫に渡すか? いや、大人しい九十九さんに渡そう。よし、適当に話を合わして、チャンスがあれば二岡を殺す! こいつは今、殺しておかないと必ず後悔する事になる!)
六角は二岡を殺す事を決意する。さらに、会話の流れに乗って、当時から犯罪やイジメに対して、嫌気がさしていた事を伝えた。
ゴッ! ゴッ! バタッ……ゴッ!
(よし! 死んだな。適当に話を合わして目隠しと手錠をして九十九さんに鍵を渡せば犯罪成功だな)
六角は、そっと九十九に手錠の鍵を渡した。
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