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停学
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小山が家に着くと30分後に、副担任であろう教師が自宅へ来た。小山の両親は離婚しており、母親は仕事に出掛けている為、小山が応対する。その教師は特に怒る訳でも無く、自習用のプリントを小山に見せながら話す。
「とりあえず今日はこれをするように」
「ちょ、ちょっと聞きたい事があるんだわ」
「何ですか?」
「処分は停学1週間だけ? ……ですか?」
「ええ、そうみたいです。中学時代の先生に感謝してください」
(ん? 中学のセンコーが何かしてくれたのか?)
夕方に担任が追加のプリントを持ってくると告げて副担任は帰っていった。小山はやってられっかよと思いながら大曲に電話を掛ける。
「もしもし」
「そっちはどうだ? センコーは帰ったか?」
「ああ、今帰ったよ」
「どうする? こんなプリント破くか?」
「小山……」
「ん? 」
「俺、大学目指そうかと思う」
「はあ?」
「今回の事件がちょうど良い区切りになった。もうヤンキーごっこは終わりだ」
「俺と連むのに飽きたって事か?」
「いや、小山といるのは楽しい。だから、これを機に小山も大学を目指してくれ」
「何だって?!」
「運の良い事に俺も小山も頭は悪くない。勉強をしてきていないから成績が良くないだけだ。やる気になったら出来る筈だ」
「何言ってるんだ! 勉強なんかやってられっかよ!」
「10分後にまた電話する」
「ん?」
大曲は電話を切った。
(あっ、切りやがった。10分後に電話するって、その10分間に俺が心変わりすると思っているのか? まあ、勉強なんて面倒な事する気にはならないけど、大曲が居なくなると面白くは無いわ……。マジかよ……めんどくせー……)
小山はコップにジュースを入れて、リビングの座椅子に座り、一気に飲んだ。
タンッ!
小山はコップを机に強めに置いた。
(やるだけやってみるか? ……いや、中途半端は駄目だ。やるなら必死でやる。やるからには、言い出しっぺの大曲に勝つ! そうか、そう考えると意外と面白いかもな)
スマホが鳴った。ディスプレイには大曲と表示されている。
「どうだ? やる気になったか?」
「ああ、なったよ。やるからには、お前に勝つ気でやるわ」
「よし、じゃあ夕方、担任が帰ったら、うちの家に来てくれ」
「ん?」
「秘策を教えてもらおう」
「誰に?」
「俺の兄貴だよ。西京大学生なんだ」
「西京大学?! マジか!」
「ああ、兄貴は天才なんだ。勉強の仕方を教えてもらおう」
「分かった。また、連絡する」
午後5時半
小山邸
「どうだ? ちょっとはやったか?」
「ああ、全部やった」
「全部? 何を言ってるんだ?」
小山は担任教師にプリントを渡す。
「何だって?! これは3日分のつもりだったんだぞ? お前がやったのか?」
「他に誰がやるんだよ! 面白いセンコーだな。もちろん、次のプリントを持ってきてくれたんですよね?」
「……ああ、一応な……」
「良かったわ。参考書を買う金なんて無いからな」
「その調子なら落ち込んでもないし大丈夫そうだな」
「ああ、最高に充実していますよ」
「じゃあ、また明日来るよ」
「追加のプリントお願いしますね、センセイ」
担任教師が帰ると直ぐ大曲に電話を掛けた。
「終わったか?」
「ああ、そっちはどうだ?」
「ああ、こっちも今終わった」
「今から行ったら良いのか?」
「ああ、来てくれ。兄貴にも伝えている」
「分かった」
「とりあえず今日はこれをするように」
「ちょ、ちょっと聞きたい事があるんだわ」
「何ですか?」
「処分は停学1週間だけ? ……ですか?」
「ええ、そうみたいです。中学時代の先生に感謝してください」
(ん? 中学のセンコーが何かしてくれたのか?)
夕方に担任が追加のプリントを持ってくると告げて副担任は帰っていった。小山はやってられっかよと思いながら大曲に電話を掛ける。
「もしもし」
「そっちはどうだ? センコーは帰ったか?」
「ああ、今帰ったよ」
「どうする? こんなプリント破くか?」
「小山……」
「ん? 」
「俺、大学目指そうかと思う」
「はあ?」
「今回の事件がちょうど良い区切りになった。もうヤンキーごっこは終わりだ」
「俺と連むのに飽きたって事か?」
「いや、小山といるのは楽しい。だから、これを機に小山も大学を目指してくれ」
「何だって?!」
「運の良い事に俺も小山も頭は悪くない。勉強をしてきていないから成績が良くないだけだ。やる気になったら出来る筈だ」
「何言ってるんだ! 勉強なんかやってられっかよ!」
「10分後にまた電話する」
「ん?」
大曲は電話を切った。
(あっ、切りやがった。10分後に電話するって、その10分間に俺が心変わりすると思っているのか? まあ、勉強なんて面倒な事する気にはならないけど、大曲が居なくなると面白くは無いわ……。マジかよ……めんどくせー……)
小山はコップにジュースを入れて、リビングの座椅子に座り、一気に飲んだ。
タンッ!
小山はコップを机に強めに置いた。
(やるだけやってみるか? ……いや、中途半端は駄目だ。やるなら必死でやる。やるからには、言い出しっぺの大曲に勝つ! そうか、そう考えると意外と面白いかもな)
スマホが鳴った。ディスプレイには大曲と表示されている。
「どうだ? やる気になったか?」
「ああ、なったよ。やるからには、お前に勝つ気でやるわ」
「よし、じゃあ夕方、担任が帰ったら、うちの家に来てくれ」
「ん?」
「秘策を教えてもらおう」
「誰に?」
「俺の兄貴だよ。西京大学生なんだ」
「西京大学?! マジか!」
「ああ、兄貴は天才なんだ。勉強の仕方を教えてもらおう」
「分かった。また、連絡する」
午後5時半
小山邸
「どうだ? ちょっとはやったか?」
「ああ、全部やった」
「全部? 何を言ってるんだ?」
小山は担任教師にプリントを渡す。
「何だって?! これは3日分のつもりだったんだぞ? お前がやったのか?」
「他に誰がやるんだよ! 面白いセンコーだな。もちろん、次のプリントを持ってきてくれたんですよね?」
「……ああ、一応な……」
「良かったわ。参考書を買う金なんて無いからな」
「その調子なら落ち込んでもないし大丈夫そうだな」
「ああ、最高に充実していますよ」
「じゃあ、また明日来るよ」
「追加のプリントお願いしますね、センセイ」
担任教師が帰ると直ぐ大曲に電話を掛けた。
「終わったか?」
「ああ、そっちはどうだ?」
「ああ、こっちも今終わった」
「今から行ったら良いのか?」
「ああ、来てくれ。兄貴にも伝えている」
「分かった」
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