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6章
羊男の狼退治④
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木曜日。
朝田はいつものように講義に出席をしていた。
先週は無断欠席をしているからいつものようには間違いか。花純と出かけたのが遠い昔のことのように感じる。
「今日、木曜日だな。あれ出るのかな?
木曜日の怪人ってやつ」
朝田の後ろの方で二人の学生がひそひそと話をしている。好奇心と呆れ、そして恐怖。色んな感情が混ざっているのが朝田にも伝わる。
その時、講義の終了を告げるチャイムが鳴り、講師が来週までの課題の説明を始める。朝田はその説明が終わるよりも早く教室を出た。
来週はここにいれるか分からない。
有馬が立てた作戦がうまくいけば『木曜日の怪人』を止めることが出来るだろう。だが、有馬は不確定要素が多すぎると付け加えた。怪人の空間に入れるのは一人だけ、最後は朝田がやるしかない。
一羽の烏が窓の外の木から朝田をじっと見ていた。あれは有馬の烏なのだろう。師匠が見守っていてくれる、それに七海や花純だってついていてくれる。目には見なくても感情は伝わってくる。それだけで力が湧いてくるようだった。
朝田が外に出ると陽は沈み始めていた。
陽が沈み始めたら出来るだけ人が多い場所へ行くこと、それが有馬の指示だった。朝田は歩いて繁華街へ向かう。平日の夕方というのにも関わらず、人通りはかなり多い。
朝田はパーカーを目深に被って、沈んでいく太陽に向かって歩いていく。すれ違う人たちは何も知らず、楽しそうな表情を浮かべている。その姿を見て、花純と出かけたときもう少し楽しそうにするべきだったか、と少し後悔する。もし次があれば、花純の話をもっと聞こう。
陽が沈み、暗くなっていくにつれて街の喧騒が段々と静かになっていく。一つ、また一つと周りから声が減っていき、ついには音がなくなった。
始まった。
朝田は足に力を込め、真っすぐに前を見る。
夕日が煌めき、目が眩みそうになる。
音がなくなった街の中で朝田の靴が地面を踏み込む音だけが響く。
「ようこそ、羊男」
殺意を感じ、朝田は身を捩る。
すぐ横に鉈が振り下ろされ、その風圧が朝田のパーカーを揺らす。
「お、よく避けたな~」
木曜日の怪人は嬉しそうな声を出す。
後ろを振り向くと二本の鉈をだらりと構えた男が立っていた。相変わらずその顔にはノイズが走って表情までは読むことが出来ない。
「人が多い場所に行くのは、悪くない考えだ。
だが、意味がなかったなぁ」
「そうみたいだな」
朝田は静かに答えを返す。ここまでは想定内だった。人が多かろうと、どんな場所だろうと怪人は1対1の状況に持ち込めるというのが有馬の考えだった。だから人が多い場所に来る意味は別にあった。
「今日は殺しに来た」
怪人がにやっと笑った気がした。
朝田はその言葉を聞いて、羊男へと変身する。
「おお、今日はその姿になってくれるのか。
お目にかかれて光栄だよ」
朝田には目の前の男が何を言っているかは分からなかった。目の前の男から伝わってくるのは殺意、それとほんの少しの朝田に対する親近感。
「僕はお前に会いたくはなかったよ」
次の攻撃に備えて朝田は息を整える。
今のところは攻撃してくる素振りはない。
「まぁ、そう言うなって。俺だってお前を殺すのは気が引けるんだぜ?あの時お前が邪魔をしなければこんなことにはならなかったんだけどなぁ」
怪人は右手の鉈を真っすぐに朝田に向けてくる。
鉈に夕日が反射してギラギラと輝いている。
「悪いなぁ、消えてくれ」
その言葉が聞こえた瞬間、後ろから殺意を感じた。身を屈めて後ろから横薙ぎされた攻撃を躱す。以前の有馬の家の前で襲われたときよりも速い。どこから来るのか分からなければ今頃、首が落ちていただろう。
次は左、息つく暇なく鉈が続いて朝田の頭目掛けて振り落とされる。地面を蹴って、すんでのところで避ける。前との違いが分かった、どの攻撃も殺意に満ちていて確実に朝田を絶命させるために放たれている。
このままではいつかは捕まってしまうだろう。
分かってはいたことだが、止まない殺意に恐怖を感じる。
「あぁ、今回は外からの助けは期待するなよ。
前は烏にしてやられたが、もうそれも通さない」
これは有馬が懸念していたことだった。都市伝説は基本的に生存するために行動している。前回目的を達成できなかったのならば、その原因は潰してくるだろう、と有馬は説明していた。
このままではじり貧だ。
朝田の限界は近かった。
「そこまでだ!」
朝田と怪人、二人だけの空間に声が響いた。
それぞれが目を向けると、そこには逆行を背に七海が立っていた。怪人が一瞬困惑する。その隙に、朝田は怪人に向けて距離を詰め、拳を振るう。
「おいおいおい、なんでお前ここにいる?」
朝田の拳は空を切った。離れたところで怪人が大きな声で喚く。
明らかな困惑と焦りを漂わせている。
「なんでだろうね?」
七海の表情は逆光で良く見えないが、嘲るように笑っているのだろう。楽しそうな声が聞こえる。七海らしい口調に笑みが零れる。
「七海、待っていたぞ」
「お待たせ、朝田」
次にやるべきことは決まっている。あと少し、あと少しで木曜日の怪人を追い詰めることが出来る。朝田は準備を始める、今動き出せば怪人は朝田に反撃を仕掛けてくるだろう。それで全てが整う。
動き出した朝田に怪人の注目が集まる。朝田は沈みゆく夕日によって長く伸びた怪人の影に向かって駆け出す。この攻撃はフェイク、あとは七海が何とかしてくれる。
「……あぁ、もういいや」
怪人はぼそりと呟き、予想に反して朝田から目を逸らす。
朝田は殺意が自分から離れていくのを感じた。
「七海!」
朝田の声は届くことはなかった。
朝田の目の前で七海の首が宙を舞った。
朝田はいつものように講義に出席をしていた。
先週は無断欠席をしているからいつものようには間違いか。花純と出かけたのが遠い昔のことのように感じる。
「今日、木曜日だな。あれ出るのかな?
木曜日の怪人ってやつ」
朝田の後ろの方で二人の学生がひそひそと話をしている。好奇心と呆れ、そして恐怖。色んな感情が混ざっているのが朝田にも伝わる。
その時、講義の終了を告げるチャイムが鳴り、講師が来週までの課題の説明を始める。朝田はその説明が終わるよりも早く教室を出た。
来週はここにいれるか分からない。
有馬が立てた作戦がうまくいけば『木曜日の怪人』を止めることが出来るだろう。だが、有馬は不確定要素が多すぎると付け加えた。怪人の空間に入れるのは一人だけ、最後は朝田がやるしかない。
一羽の烏が窓の外の木から朝田をじっと見ていた。あれは有馬の烏なのだろう。師匠が見守っていてくれる、それに七海や花純だってついていてくれる。目には見なくても感情は伝わってくる。それだけで力が湧いてくるようだった。
朝田が外に出ると陽は沈み始めていた。
陽が沈み始めたら出来るだけ人が多い場所へ行くこと、それが有馬の指示だった。朝田は歩いて繁華街へ向かう。平日の夕方というのにも関わらず、人通りはかなり多い。
朝田はパーカーを目深に被って、沈んでいく太陽に向かって歩いていく。すれ違う人たちは何も知らず、楽しそうな表情を浮かべている。その姿を見て、花純と出かけたときもう少し楽しそうにするべきだったか、と少し後悔する。もし次があれば、花純の話をもっと聞こう。
陽が沈み、暗くなっていくにつれて街の喧騒が段々と静かになっていく。一つ、また一つと周りから声が減っていき、ついには音がなくなった。
始まった。
朝田は足に力を込め、真っすぐに前を見る。
夕日が煌めき、目が眩みそうになる。
音がなくなった街の中で朝田の靴が地面を踏み込む音だけが響く。
「ようこそ、羊男」
殺意を感じ、朝田は身を捩る。
すぐ横に鉈が振り下ろされ、その風圧が朝田のパーカーを揺らす。
「お、よく避けたな~」
木曜日の怪人は嬉しそうな声を出す。
後ろを振り向くと二本の鉈をだらりと構えた男が立っていた。相変わらずその顔にはノイズが走って表情までは読むことが出来ない。
「人が多い場所に行くのは、悪くない考えだ。
だが、意味がなかったなぁ」
「そうみたいだな」
朝田は静かに答えを返す。ここまでは想定内だった。人が多かろうと、どんな場所だろうと怪人は1対1の状況に持ち込めるというのが有馬の考えだった。だから人が多い場所に来る意味は別にあった。
「今日は殺しに来た」
怪人がにやっと笑った気がした。
朝田はその言葉を聞いて、羊男へと変身する。
「おお、今日はその姿になってくれるのか。
お目にかかれて光栄だよ」
朝田には目の前の男が何を言っているかは分からなかった。目の前の男から伝わってくるのは殺意、それとほんの少しの朝田に対する親近感。
「僕はお前に会いたくはなかったよ」
次の攻撃に備えて朝田は息を整える。
今のところは攻撃してくる素振りはない。
「まぁ、そう言うなって。俺だってお前を殺すのは気が引けるんだぜ?あの時お前が邪魔をしなければこんなことにはならなかったんだけどなぁ」
怪人は右手の鉈を真っすぐに朝田に向けてくる。
鉈に夕日が反射してギラギラと輝いている。
「悪いなぁ、消えてくれ」
その言葉が聞こえた瞬間、後ろから殺意を感じた。身を屈めて後ろから横薙ぎされた攻撃を躱す。以前の有馬の家の前で襲われたときよりも速い。どこから来るのか分からなければ今頃、首が落ちていただろう。
次は左、息つく暇なく鉈が続いて朝田の頭目掛けて振り落とされる。地面を蹴って、すんでのところで避ける。前との違いが分かった、どの攻撃も殺意に満ちていて確実に朝田を絶命させるために放たれている。
このままではいつかは捕まってしまうだろう。
分かってはいたことだが、止まない殺意に恐怖を感じる。
「あぁ、今回は外からの助けは期待するなよ。
前は烏にしてやられたが、もうそれも通さない」
これは有馬が懸念していたことだった。都市伝説は基本的に生存するために行動している。前回目的を達成できなかったのならば、その原因は潰してくるだろう、と有馬は説明していた。
このままではじり貧だ。
朝田の限界は近かった。
「そこまでだ!」
朝田と怪人、二人だけの空間に声が響いた。
それぞれが目を向けると、そこには逆行を背に七海が立っていた。怪人が一瞬困惑する。その隙に、朝田は怪人に向けて距離を詰め、拳を振るう。
「おいおいおい、なんでお前ここにいる?」
朝田の拳は空を切った。離れたところで怪人が大きな声で喚く。
明らかな困惑と焦りを漂わせている。
「なんでだろうね?」
七海の表情は逆光で良く見えないが、嘲るように笑っているのだろう。楽しそうな声が聞こえる。七海らしい口調に笑みが零れる。
「七海、待っていたぞ」
「お待たせ、朝田」
次にやるべきことは決まっている。あと少し、あと少しで木曜日の怪人を追い詰めることが出来る。朝田は準備を始める、今動き出せば怪人は朝田に反撃を仕掛けてくるだろう。それで全てが整う。
動き出した朝田に怪人の注目が集まる。朝田は沈みゆく夕日によって長く伸びた怪人の影に向かって駆け出す。この攻撃はフェイク、あとは七海が何とかしてくれる。
「……あぁ、もういいや」
怪人はぼそりと呟き、予想に反して朝田から目を逸らす。
朝田は殺意が自分から離れていくのを感じた。
「七海!」
朝田の声は届くことはなかった。
朝田の目の前で七海の首が宙を舞った。
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