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第3章:交わされる偽りの弁明、そして決裂
16話
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偽りの謝罪
ギルバート・ウェインは、いかにも「誠実そうに」頭を下げてみせた。
「クレア、そしてローランド公爵閣下、公爵夫人。今日はお時間をいただき、ありがとうございます」
その物腰は、以前私が惹かれた“誠実な騎士”を装っているかのようだった。だが、私は彼の内面が黒く歪んでいることを知っている。もう騙されるわけにはいかない。
父が鋭い声で促す。
「……話を続けろ。お前を呼びつけた理由は、書状で示した通りだ。『クレアと離縁したい』。我々はそれを正式に要求する。お前がそれに異を唱えるというなら、ここで説明をしてみせろ」
「はい。まず、クレアが私の屋敷から突然いなくなった経緯をお聞かせ願いたいのです。僕は何の前触れもなく妻が姿を消したので、深く心配していました。騎士団の仕事で忙しくしていたがゆえ、彼女をないがしろにしていたかもしれない——だが、それも王国に貢献したい一心でした。決してクレアを軽んじていたつもりはありません。僕は、いつか理解してもらえると信じていたんです」
しれっと大嘘をつくギルバート。その言葉を耳にして、私は息を呑みそうになったが、ぐっとこらえた。ここで感情的に叫んでも、彼の思う壺かもしれない。父と母が隣に控えてくれている以上、私は今は聞くだけに徹する。
「クレアが急に屋敷を出て行ったのは、ほんの些細な夫婦間の行き違いが原因かと……。もし誤解があるなら、僕が直接クレアに釈明したい。公爵閣下にも、ご迷惑をおかけしていることをお詫びいたします」
そう言ってギルバートは、頭を深々と下げてみせる。だが、父は微動だにせず厳しい表情を崩さない。
「……行き違い、だと?」
低く発せられた父の声には冷たい怒りが宿っている。
「お前が何を言おうと、クレアはお前の下を離れたがっている。その原因を“些細な行き違い”と呼ぶとは、随分な言い草だ。私としては、すでに『愛人の存在』および、クレアを利用した『出世の計画』があったと聞いているが?」
ビクリ、とギルバートの肩がわずかに震えたのを、私は見逃さなかった。やはり直接指摘されると痛いのだろう。
「い、いえ……愛人などというのは事実無根です。確かに知り合いの女性がおりますが、あれはただの友人で……。公爵家の方々に誤解されるような仲では決してございません」
ギルバートは慌てて否定する。だが、父はすかさず言葉を重ねた。
「……では、これを見ても同じことが言えるのか?」
そう言って父が取り出したのは、リリアンから送られた例の手紙。そこには「クレアとの結婚は必要なものだ。出世のために利用できる」「でも、私を本当に愛しているのはあなた」という、裏切りを明示する記述がはっきりと残されている。
ギルバートはそれを見るなり、明らかに表情をこわばらせた。それでもまだ取り繕おうとする。
「そ、それは……何かの誤解です。リリアンという女性から、僕が勝手に慕われていただけで、手紙に書かれている内容は一方的なものだ。僕は関わっていません……!」
だが、そんな嘘が通用するはずがない。怒りが込み上げてきた私は、ここでようやく口を開いた。
「勝手に慕われていただけ? では、この手紙に書かれた『あなたと結婚して出世を得たら、私たちが高い地位を手にできる』という記述はどう説明するの? 一方的に書かれた内容にしては、あまりにも具体的にあなたの状況や計画が書かれているのだけど?」
私が突きつけると、ギルバートはうろたえた表情で視線をそらした。彼は明らかに動揺している。
「そ、それは……リリアンが僕の噂を勝手に聞きかじって、好き放題に想像を書いているだけだ! あの手紙は誤解を招く内容で、僕自身もずっと迷惑していたんだ!」
その場しのぎの弁明。私だけでなく、父母の目にも明らかな嘘と映ったことだろう。父は嘲るように鼻を鳴らす。
「じゃあ、私たちは全員“誤解”しているわけだな。だが、騎士団でのお前の評判を調べたところ、裏ではリリアンという女を『自分の最愛の存在』と呼び、妻であるクレアをないがしろにしていたという証言も多々あるぞ。実際、お前が深夜に屋敷を抜け出して会っていた事実も聞いている」
「そ、それは……たまたまそのとき、仕事の関係で……」
もはや言い訳の体裁すら保てていない。見苦しい沈黙が応接室に漂った。私は、ギルバートの醜い姿に心底嫌気が差す。今さらこんな嘘を重ねる男に、なぜ結婚前に騙されてしまったのか——悔しさがこみ上げるが、もう過去は取り返せない。
それを断ち切るように、父が淡々と語りだす。
「ギルバート・ウェイン。お前の行いは、貴族社会の倫理に反している。あろうことか、公爵家の娘を利用した上で裏切った。その罪は極めて重い。私は娘の要求に応じ、お前との離縁を求める。これ以上言い逃れをするなら、裁定所へと事態を持ち込むだけだ。国王や上級貴族の代理人のもとで公に審理し、そこでも同じ証拠を提示するつもりだが……それでもいいのか?」
こうなると、ギルバートも焦らざるを得ない。彼は騎士団での地位向上を狙っていたはずだが、王族や貴族社会が総出で調査すれば、出世どころか立場を一気に失いかねない。
しかし、この期に及んでもギルバートは土下座するでもなく、偽りの自尊心を捨てられないようだった。
「待ってください……! 裁定所なんて、事を荒立てるのは公爵家としても得策ではないはずです! それこそ、クレアが世間から“出戻り”と侮られ、ローランド公爵家の評判にも傷がつきます。ここは穏便に話し合いを……」
浅ましい脅しに近い言葉。その瞬間、私の母が鋭い口調で割って入った。
「公爵家の名誉を汚したのはどなたかしら? 私たちの娘を踏みにじっておきながら、今度は脅すような言い方ですって? あまりに見苦しいわね」
父も母も、かつてギルバートを「有能な若者だ」と期待していた。その気持ちが裏切られた怒りは並大抵のものではないだろう。
「私たちが真に恐れているのは“世間体”なんかじゃないのよ。娘があんたのせいでこれ以上傷つくこと、それが一番許せないの。理解できないの?」
母の言葉は至極まっとうだった。見栄や世間体を保つために、私を犠牲にして結婚生活を続けるなんてありえない。
ギルバートは完全に追い詰められ、唇を噛みしめる。彼の目が一瞬きょろりと動き、私へと向けられた。
「クレア……! 君は何か勘違いをしてるんだ。あの日、君が突然いなくなったから、僕は気が動転して——」
「その言い訳、もう聞き飽きたわ」
私はきっぱりと、彼の言葉を遮る。
「最初から私との結婚を利用するつもりだったんでしょう? 裏でリリアンと会い続けて、あの手紙にはあなたが私を“ただの道具”としか見ていない証拠がはっきり書かれている。そんな人に、どうしてまだ私が振り回されなくてはならないの?」
ギルバートは何かを言いかけたが、結局、言葉にならなかったようだった。唇をわななかせて、沈黙するばかり。
私の胸には、はっきりとした確信があった。
——この結婚は、もう完全に終わっている。
ギルバート・ウェインは、いかにも「誠実そうに」頭を下げてみせた。
「クレア、そしてローランド公爵閣下、公爵夫人。今日はお時間をいただき、ありがとうございます」
その物腰は、以前私が惹かれた“誠実な騎士”を装っているかのようだった。だが、私は彼の内面が黒く歪んでいることを知っている。もう騙されるわけにはいかない。
父が鋭い声で促す。
「……話を続けろ。お前を呼びつけた理由は、書状で示した通りだ。『クレアと離縁したい』。我々はそれを正式に要求する。お前がそれに異を唱えるというなら、ここで説明をしてみせろ」
「はい。まず、クレアが私の屋敷から突然いなくなった経緯をお聞かせ願いたいのです。僕は何の前触れもなく妻が姿を消したので、深く心配していました。騎士団の仕事で忙しくしていたがゆえ、彼女をないがしろにしていたかもしれない——だが、それも王国に貢献したい一心でした。決してクレアを軽んじていたつもりはありません。僕は、いつか理解してもらえると信じていたんです」
しれっと大嘘をつくギルバート。その言葉を耳にして、私は息を呑みそうになったが、ぐっとこらえた。ここで感情的に叫んでも、彼の思う壺かもしれない。父と母が隣に控えてくれている以上、私は今は聞くだけに徹する。
「クレアが急に屋敷を出て行ったのは、ほんの些細な夫婦間の行き違いが原因かと……。もし誤解があるなら、僕が直接クレアに釈明したい。公爵閣下にも、ご迷惑をおかけしていることをお詫びいたします」
そう言ってギルバートは、頭を深々と下げてみせる。だが、父は微動だにせず厳しい表情を崩さない。
「……行き違い、だと?」
低く発せられた父の声には冷たい怒りが宿っている。
「お前が何を言おうと、クレアはお前の下を離れたがっている。その原因を“些細な行き違い”と呼ぶとは、随分な言い草だ。私としては、すでに『愛人の存在』および、クレアを利用した『出世の計画』があったと聞いているが?」
ビクリ、とギルバートの肩がわずかに震えたのを、私は見逃さなかった。やはり直接指摘されると痛いのだろう。
「い、いえ……愛人などというのは事実無根です。確かに知り合いの女性がおりますが、あれはただの友人で……。公爵家の方々に誤解されるような仲では決してございません」
ギルバートは慌てて否定する。だが、父はすかさず言葉を重ねた。
「……では、これを見ても同じことが言えるのか?」
そう言って父が取り出したのは、リリアンから送られた例の手紙。そこには「クレアとの結婚は必要なものだ。出世のために利用できる」「でも、私を本当に愛しているのはあなた」という、裏切りを明示する記述がはっきりと残されている。
ギルバートはそれを見るなり、明らかに表情をこわばらせた。それでもまだ取り繕おうとする。
「そ、それは……何かの誤解です。リリアンという女性から、僕が勝手に慕われていただけで、手紙に書かれている内容は一方的なものだ。僕は関わっていません……!」
だが、そんな嘘が通用するはずがない。怒りが込み上げてきた私は、ここでようやく口を開いた。
「勝手に慕われていただけ? では、この手紙に書かれた『あなたと結婚して出世を得たら、私たちが高い地位を手にできる』という記述はどう説明するの? 一方的に書かれた内容にしては、あまりにも具体的にあなたの状況や計画が書かれているのだけど?」
私が突きつけると、ギルバートはうろたえた表情で視線をそらした。彼は明らかに動揺している。
「そ、それは……リリアンが僕の噂を勝手に聞きかじって、好き放題に想像を書いているだけだ! あの手紙は誤解を招く内容で、僕自身もずっと迷惑していたんだ!」
その場しのぎの弁明。私だけでなく、父母の目にも明らかな嘘と映ったことだろう。父は嘲るように鼻を鳴らす。
「じゃあ、私たちは全員“誤解”しているわけだな。だが、騎士団でのお前の評判を調べたところ、裏ではリリアンという女を『自分の最愛の存在』と呼び、妻であるクレアをないがしろにしていたという証言も多々あるぞ。実際、お前が深夜に屋敷を抜け出して会っていた事実も聞いている」
「そ、それは……たまたまそのとき、仕事の関係で……」
もはや言い訳の体裁すら保てていない。見苦しい沈黙が応接室に漂った。私は、ギルバートの醜い姿に心底嫌気が差す。今さらこんな嘘を重ねる男に、なぜ結婚前に騙されてしまったのか——悔しさがこみ上げるが、もう過去は取り返せない。
それを断ち切るように、父が淡々と語りだす。
「ギルバート・ウェイン。お前の行いは、貴族社会の倫理に反している。あろうことか、公爵家の娘を利用した上で裏切った。その罪は極めて重い。私は娘の要求に応じ、お前との離縁を求める。これ以上言い逃れをするなら、裁定所へと事態を持ち込むだけだ。国王や上級貴族の代理人のもとで公に審理し、そこでも同じ証拠を提示するつもりだが……それでもいいのか?」
こうなると、ギルバートも焦らざるを得ない。彼は騎士団での地位向上を狙っていたはずだが、王族や貴族社会が総出で調査すれば、出世どころか立場を一気に失いかねない。
しかし、この期に及んでもギルバートは土下座するでもなく、偽りの自尊心を捨てられないようだった。
「待ってください……! 裁定所なんて、事を荒立てるのは公爵家としても得策ではないはずです! それこそ、クレアが世間から“出戻り”と侮られ、ローランド公爵家の評判にも傷がつきます。ここは穏便に話し合いを……」
浅ましい脅しに近い言葉。その瞬間、私の母が鋭い口調で割って入った。
「公爵家の名誉を汚したのはどなたかしら? 私たちの娘を踏みにじっておきながら、今度は脅すような言い方ですって? あまりに見苦しいわね」
父も母も、かつてギルバートを「有能な若者だ」と期待していた。その気持ちが裏切られた怒りは並大抵のものではないだろう。
「私たちが真に恐れているのは“世間体”なんかじゃないのよ。娘があんたのせいでこれ以上傷つくこと、それが一番許せないの。理解できないの?」
母の言葉は至極まっとうだった。見栄や世間体を保つために、私を犠牲にして結婚生活を続けるなんてありえない。
ギルバートは完全に追い詰められ、唇を噛みしめる。彼の目が一瞬きょろりと動き、私へと向けられた。
「クレア……! 君は何か勘違いをしてるんだ。あの日、君が突然いなくなったから、僕は気が動転して——」
「その言い訳、もう聞き飽きたわ」
私はきっぱりと、彼の言葉を遮る。
「最初から私との結婚を利用するつもりだったんでしょう? 裏でリリアンと会い続けて、あの手紙にはあなたが私を“ただの道具”としか見ていない証拠がはっきり書かれている。そんな人に、どうしてまだ私が振り回されなくてはならないの?」
ギルバートは何かを言いかけたが、結局、言葉にならなかったようだった。唇をわななかせて、沈黙するばかり。
私の胸には、はっきりとした確信があった。
——この結婚は、もう完全に終わっている。
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