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26話 数字が軍を救った
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26話 数字が軍を救った
その日の午後、王宮財務局と兵站局の空気は、朝とはまるで別物になっていた。
朝の時点では、キャル・キュレイションはただの場違いな娘だったはずだ。侍女見習いの格好をした、子爵令嬢。数字を少し読むらしい地方の娘。王宮の軍務に口を出すには、どう考えても軽すぎる肩書きだった。
だが今は違う。
違ってしまった。
歩兵、騎兵、補助兵、人足、馬、飼葉、火薬、補修材。
それらをきちんと並べ直し、補給の余裕日数を一つずつ削っていった結果、誰も言いたくなかった現実が紙の上に浮かび上がった。
今のままなら、三日。
現地調達が予定通りいかなければ、もっと早い。
その数字を見た瞬間から、部屋の中の人間たちはもう、キャルを侍女風情とは呼べなくなっていた。
「この計算を、参謀側にも回せ」
兵站の責任官が低く言った。
「ただちに」
若い補佐官が駆けていく。
ルネ・ベルティエは机の横に立ったまま、まだ紙を見下ろしていた。彼は財務局の人間だが、今この部屋では誰よりも早く、数字の意味を飲み込んでいる顔をしていた。
「……通ってしまいましたね」
ぽつりと呟く。
キャルはその言葉の意味を考えた。
通った、というのは、たぶん理屈のことだ。撤退だの前倒しだの、軍の判断に関わるところへ、財務局の計算が割り込んでいく。その入口を、キャルの紙がこじ開けた。
「通らない方がよかったですか」
キャルが訊くと、ルネはすぐ首を振った。
「いいえ」
一拍置いてから、真面目な顔で続ける。
「通らない方が、たぶんもっと悪かった」
それはそうだろう。
数字が外れていれば、まだ楽だった。公爵家へ帰って、やはり読み違いでした、と言えたかもしれない。だが数字は合っていた。しかも嫌なくらい明瞭に。
だからもう、見なかったことにはできない。
兵站責任官が、ようやくキャルへ向き直った。
朝の時点では、露骨に「小娘が」と言いたそうな顔だった男だ。だが今は、そういう表情ではない。険しさはそのままだが、向ける先が変わっている。目の前の娘ではなく、その紙の向こうにある現実へ向いている。
「キュレイション嬢」
呼び方が変わったな、とキャルは思った。
そういうところは、本当に分かりやすい。
「はい」
「この紙を、私の名で参謀本部へ回してよいか」
「どうぞ」
キャルは即答した。
「作ったのは私でも、判断するのはそちらでしょう」
兵站責任官はそれに小さく頷いた。
その時点で、若い将校が部屋へ戻ってきた。息が少し上がっている。
「参謀側にも確認を回しました。ただ……」
「ただ?」
「撤退判断はまだ早い、という意見も」
それを聞いても、責任官は怒鳴らなかった。ただ顔がさらに険しくなっただけだ。
だがキャルには、その“まだ早い”という言葉が非常に嫌だった。
便利な言葉だ。
何もしない側がよく使う。
「……まだ早い、ですか」
思わず口に出る。
若い将校がこちらを見る。
「何か」
「いえ」
キャルは紙を指先で整えながら言った。
「補給が尽きてからでは、たぶん遅いでしょうね」
部屋が少しだけ静かになった。
ルネが小さく息を止める。
若い将校の表情は険しいままだったが、キャルの方を睨むような色はもうない。むしろ、自分でも同じことを考えていた顔だ。
「……分かっている」
低く返ってきた声は、朝よりずっと静かだった。
「だが軍というものは、数字だけで引き返せるほど単純でもない」
「でしょうね」
キャルはあっさり認めた。
「でも、数字を無視して進めるほど親切でもないでしょう」
その返しに、若い将校は一瞬だけ言葉を失った。
たぶん、図星だったのだろう。
兵站責任官が紙を取り上げる。
「この算定根拠もつける」
「はい」
「余裕日数の算出方法も別紙で」
キャルは小さく頷き、新しい紙を引き寄せた。
歩兵一日当たりの兵糧。
騎兵と馬の分離。
飼葉の重量換算。
火薬樽の到着遅延を半日ずらした場合の消費線。
項目を揃え、誰が見ても追えるように並べる。
こういう作業そのものは、別に珍しくない。公爵家でも王宮でもやってきたことだ。ただ今回は、紙の向こうに戦場がある。それだけで重さが違う。
書いている間に、責任官と将校は参謀側への伝達内容を詰め始めた。撤退をどう言うか。補給の前倒しが無理なら、どこで線を引くか。財務局の官吏まで一緒になって話しているのを見ると、数字というものは案外、領分をまたぐのだなとキャルは思う。
書き終えた紙を差し出すと、ルネが先に目を通した。
「……早いですね」
「項目がもう見えているので」
「それでも早いです」
その言い方には、少しだけ呆れが混じっていた。
最近、ルネの呆れには慣れてきた。最初はよそよそしかったのに、今ではもう「またですか」という顔を隠さない。たぶん、それだけ距離が縮んだのだろう。仕事の上で、だが。
兵站責任官が別紙を受け取り、ざっと読んでから短く言う。
「使う」
その一言が、妙に重かった。
キャルはそこで初めて少しだけ肩から力が抜けるのを感じた。数字を示しても、それを使うと決めるのは別の人間だ。だから「使う」と言われるまでは、まだ半分くらい宙に浮いているようなものだった。
若い将校が紙を覗き込みながら、低く呟く。
「……三日」
朝の時点では、キャルを見て露骨に不信の顔をした男だ。今はその目で紙だけを見ている。
それで十分だった。
しばらくして、兵站責任官が部屋を出ていった。参謀側との詰めに入るのだろう。若い将校も続く。財務局の官吏だけが残り、ルネと一緒に後処理の紙をまとめ始めた。
部屋の中に少しだけ静けさが戻る。
キャルは椅子へ座り直し、やっと息をついた。
「……疲れました」
本音がそのまま出た。
ルネが少しだけ苦笑する。
「でしょうね」
「数字が合うのはいいんです」
「ええ」
「でも、その先が重いです」
ルネは手を止めた。
少しだけ考えてから、静かに言う。
「さっきの計算で、何人かは助かるかもしれません」
慰めなのか、事実の確認なのか、分かりにくい言い方だった。
けれどどちらでも、今は十分だった。
キャルは机の上の紙を見た。
兵糧、馬、火薬。
どれも帳簿の数字にすぎない。だが、その数字が足りなければ人が死ぬ。そういう種類の紙を、今自分は扱っている。
嫌だな、と改めて思う。
嫌だが、たぶんこれを避けて通れるほど、もう状況は軽くないのだろう。
その時、扉の外で足音がした。
軽く、しかし急ぎすぎない足音。
嫌な予感しかしない。
扉が開き、案の定、シリルが顔を見せた。
「間に合ったかな」
間に合った、とは何に対してだ。
キャルは本気で嫌そうな顔をした。
「いらっしゃらなくてもよかったんですが」
「手厳しいな」
シリルはそう言いながら部屋へ入り、机上の紙を見た。兵站の計算表と、さっき書いた余裕日数の別紙。そこから大体のことを察したらしい。
「……なるほど」
その目がわずかに細くなる。
「数字が軍を止めたのか」
「止めたかどうかは知りません」
キャルは答えた。
「少なくとも、尽きるまでの時間は出しました」
「それで十分だよ」
シリルは静かに言った。
「それだけ出せる人間は、そう多くない」
またそういうことを言う。
褒めるなとは言わない。だが王太子がそういう言葉を口にするたび、部屋の中の意味が変わる。今この部屋にいるのがルネだけで、まだ助かったとキャルは思った。兵站の将校たちがいたら、余計な空気がさらに増えていただろう。
「殿下」
キャルは真顔で言った。
「こういう時にそういうことをおっしゃるの、本当にやめていただけませんか」
シリルが目を瞬く。
「どうして?」
「また意味がつくので」
一拍置く。
「今ちょうど、“ただの計算”で済んでいるところなんです」
その言葉に、シリルは少しだけ黙った。
すぐに反論しないのは、少しは分かってきた証拠なのかもしれない。だが分かったからといってやめるとは限らないのが、この人の一番困るところだ。
やがてシリルは小さく笑った。
「分かった。今日はやめておく」
「今日だけですか」
「まずは一日」
「少なすぎません?」
それにはルネがとうとう吹き出しそうになり、慌てて咳払いでごまかした。
シリルはそれを気にした様子もなく、キャルの顔を見た。
「でも、本当に助かったよ」
今度の言葉は、さっきよりずっと軽くなかった。
キャルは少しだけ目を伏せる。
そのまっすぐさが、やはり嫌だった。嫌だが、完全に無視もできない。
「……そうだといいんですが」
ぽつりと返すと、シリルはほんの少しだけ表情をやわらげた。
また面倒な顔をするな、とキャルは思う。
たぶんこの人は、役に立つ人材を見た時の顔と、個人的に気に入った相手を見る時の顔の差が、自分でもまだ曖昧なのだろう。
そこが、いちばん危ない。
その日の夕方には、兵站局側から「補給前倒しが間に合わぬ場合に備え、撤退判断も含めて再計画に入る」という報せが来た。
つまり少なくとも、数字は無視されなかった。
それだけは良かったのだろう。
良かったのだろうが、キャルは帰りの馬車の中で、窓の外を見ながらぼんやり思っていた。
これでまた、王宮の中で余計に目立つのだろうな、と。
最悪だな、と。
その日の午後、王宮財務局と兵站局の空気は、朝とはまるで別物になっていた。
朝の時点では、キャル・キュレイションはただの場違いな娘だったはずだ。侍女見習いの格好をした、子爵令嬢。数字を少し読むらしい地方の娘。王宮の軍務に口を出すには、どう考えても軽すぎる肩書きだった。
だが今は違う。
違ってしまった。
歩兵、騎兵、補助兵、人足、馬、飼葉、火薬、補修材。
それらをきちんと並べ直し、補給の余裕日数を一つずつ削っていった結果、誰も言いたくなかった現実が紙の上に浮かび上がった。
今のままなら、三日。
現地調達が予定通りいかなければ、もっと早い。
その数字を見た瞬間から、部屋の中の人間たちはもう、キャルを侍女風情とは呼べなくなっていた。
「この計算を、参謀側にも回せ」
兵站の責任官が低く言った。
「ただちに」
若い補佐官が駆けていく。
ルネ・ベルティエは机の横に立ったまま、まだ紙を見下ろしていた。彼は財務局の人間だが、今この部屋では誰よりも早く、数字の意味を飲み込んでいる顔をしていた。
「……通ってしまいましたね」
ぽつりと呟く。
キャルはその言葉の意味を考えた。
通った、というのは、たぶん理屈のことだ。撤退だの前倒しだの、軍の判断に関わるところへ、財務局の計算が割り込んでいく。その入口を、キャルの紙がこじ開けた。
「通らない方がよかったですか」
キャルが訊くと、ルネはすぐ首を振った。
「いいえ」
一拍置いてから、真面目な顔で続ける。
「通らない方が、たぶんもっと悪かった」
それはそうだろう。
数字が外れていれば、まだ楽だった。公爵家へ帰って、やはり読み違いでした、と言えたかもしれない。だが数字は合っていた。しかも嫌なくらい明瞭に。
だからもう、見なかったことにはできない。
兵站責任官が、ようやくキャルへ向き直った。
朝の時点では、露骨に「小娘が」と言いたそうな顔だった男だ。だが今は、そういう表情ではない。険しさはそのままだが、向ける先が変わっている。目の前の娘ではなく、その紙の向こうにある現実へ向いている。
「キュレイション嬢」
呼び方が変わったな、とキャルは思った。
そういうところは、本当に分かりやすい。
「はい」
「この紙を、私の名で参謀本部へ回してよいか」
「どうぞ」
キャルは即答した。
「作ったのは私でも、判断するのはそちらでしょう」
兵站責任官はそれに小さく頷いた。
その時点で、若い将校が部屋へ戻ってきた。息が少し上がっている。
「参謀側にも確認を回しました。ただ……」
「ただ?」
「撤退判断はまだ早い、という意見も」
それを聞いても、責任官は怒鳴らなかった。ただ顔がさらに険しくなっただけだ。
だがキャルには、その“まだ早い”という言葉が非常に嫌だった。
便利な言葉だ。
何もしない側がよく使う。
「……まだ早い、ですか」
思わず口に出る。
若い将校がこちらを見る。
「何か」
「いえ」
キャルは紙を指先で整えながら言った。
「補給が尽きてからでは、たぶん遅いでしょうね」
部屋が少しだけ静かになった。
ルネが小さく息を止める。
若い将校の表情は険しいままだったが、キャルの方を睨むような色はもうない。むしろ、自分でも同じことを考えていた顔だ。
「……分かっている」
低く返ってきた声は、朝よりずっと静かだった。
「だが軍というものは、数字だけで引き返せるほど単純でもない」
「でしょうね」
キャルはあっさり認めた。
「でも、数字を無視して進めるほど親切でもないでしょう」
その返しに、若い将校は一瞬だけ言葉を失った。
たぶん、図星だったのだろう。
兵站責任官が紙を取り上げる。
「この算定根拠もつける」
「はい」
「余裕日数の算出方法も別紙で」
キャルは小さく頷き、新しい紙を引き寄せた。
歩兵一日当たりの兵糧。
騎兵と馬の分離。
飼葉の重量換算。
火薬樽の到着遅延を半日ずらした場合の消費線。
項目を揃え、誰が見ても追えるように並べる。
こういう作業そのものは、別に珍しくない。公爵家でも王宮でもやってきたことだ。ただ今回は、紙の向こうに戦場がある。それだけで重さが違う。
書いている間に、責任官と将校は参謀側への伝達内容を詰め始めた。撤退をどう言うか。補給の前倒しが無理なら、どこで線を引くか。財務局の官吏まで一緒になって話しているのを見ると、数字というものは案外、領分をまたぐのだなとキャルは思う。
書き終えた紙を差し出すと、ルネが先に目を通した。
「……早いですね」
「項目がもう見えているので」
「それでも早いです」
その言い方には、少しだけ呆れが混じっていた。
最近、ルネの呆れには慣れてきた。最初はよそよそしかったのに、今ではもう「またですか」という顔を隠さない。たぶん、それだけ距離が縮んだのだろう。仕事の上で、だが。
兵站責任官が別紙を受け取り、ざっと読んでから短く言う。
「使う」
その一言が、妙に重かった。
キャルはそこで初めて少しだけ肩から力が抜けるのを感じた。数字を示しても、それを使うと決めるのは別の人間だ。だから「使う」と言われるまでは、まだ半分くらい宙に浮いているようなものだった。
若い将校が紙を覗き込みながら、低く呟く。
「……三日」
朝の時点では、キャルを見て露骨に不信の顔をした男だ。今はその目で紙だけを見ている。
それで十分だった。
しばらくして、兵站責任官が部屋を出ていった。参謀側との詰めに入るのだろう。若い将校も続く。財務局の官吏だけが残り、ルネと一緒に後処理の紙をまとめ始めた。
部屋の中に少しだけ静けさが戻る。
キャルは椅子へ座り直し、やっと息をついた。
「……疲れました」
本音がそのまま出た。
ルネが少しだけ苦笑する。
「でしょうね」
「数字が合うのはいいんです」
「ええ」
「でも、その先が重いです」
ルネは手を止めた。
少しだけ考えてから、静かに言う。
「さっきの計算で、何人かは助かるかもしれません」
慰めなのか、事実の確認なのか、分かりにくい言い方だった。
けれどどちらでも、今は十分だった。
キャルは机の上の紙を見た。
兵糧、馬、火薬。
どれも帳簿の数字にすぎない。だが、その数字が足りなければ人が死ぬ。そういう種類の紙を、今自分は扱っている。
嫌だな、と改めて思う。
嫌だが、たぶんこれを避けて通れるほど、もう状況は軽くないのだろう。
その時、扉の外で足音がした。
軽く、しかし急ぎすぎない足音。
嫌な予感しかしない。
扉が開き、案の定、シリルが顔を見せた。
「間に合ったかな」
間に合った、とは何に対してだ。
キャルは本気で嫌そうな顔をした。
「いらっしゃらなくてもよかったんですが」
「手厳しいな」
シリルはそう言いながら部屋へ入り、机上の紙を見た。兵站の計算表と、さっき書いた余裕日数の別紙。そこから大体のことを察したらしい。
「……なるほど」
その目がわずかに細くなる。
「数字が軍を止めたのか」
「止めたかどうかは知りません」
キャルは答えた。
「少なくとも、尽きるまでの時間は出しました」
「それで十分だよ」
シリルは静かに言った。
「それだけ出せる人間は、そう多くない」
またそういうことを言う。
褒めるなとは言わない。だが王太子がそういう言葉を口にするたび、部屋の中の意味が変わる。今この部屋にいるのがルネだけで、まだ助かったとキャルは思った。兵站の将校たちがいたら、余計な空気がさらに増えていただろう。
「殿下」
キャルは真顔で言った。
「こういう時にそういうことをおっしゃるの、本当にやめていただけませんか」
シリルが目を瞬く。
「どうして?」
「また意味がつくので」
一拍置く。
「今ちょうど、“ただの計算”で済んでいるところなんです」
その言葉に、シリルは少しだけ黙った。
すぐに反論しないのは、少しは分かってきた証拠なのかもしれない。だが分かったからといってやめるとは限らないのが、この人の一番困るところだ。
やがてシリルは小さく笑った。
「分かった。今日はやめておく」
「今日だけですか」
「まずは一日」
「少なすぎません?」
それにはルネがとうとう吹き出しそうになり、慌てて咳払いでごまかした。
シリルはそれを気にした様子もなく、キャルの顔を見た。
「でも、本当に助かったよ」
今度の言葉は、さっきよりずっと軽くなかった。
キャルは少しだけ目を伏せる。
そのまっすぐさが、やはり嫌だった。嫌だが、完全に無視もできない。
「……そうだといいんですが」
ぽつりと返すと、シリルはほんの少しだけ表情をやわらげた。
また面倒な顔をするな、とキャルは思う。
たぶんこの人は、役に立つ人材を見た時の顔と、個人的に気に入った相手を見る時の顔の差が、自分でもまだ曖昧なのだろう。
そこが、いちばん危ない。
その日の夕方には、兵站局側から「補給前倒しが間に合わぬ場合に備え、撤退判断も含めて再計画に入る」という報せが来た。
つまり少なくとも、数字は無視されなかった。
それだけは良かったのだろう。
良かったのだろうが、キャルは帰りの馬車の中で、窓の外を見ながらぼんやり思っていた。
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(小説家になろう様にも投稿しています)
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