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第1章:突然の婚約破棄
3話
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しかし、その後の日々の中で、わたしは少しずつ違和感を覚えるようになりました。エドワード殿下は表向きにはとてもやさしく見えましたが、ふとしたときに感じる視線や態度が、なぜか冷たいというか、どこか他人事のように思えたのです。わたしとの会話も短く、深い話をするというよりは、当たり障りのない世間話や儀礼的なお言葉ばかり。とはいえ、当時のわたしは「わたしが未熟だから興味を持っていただけないのかもしれない」と考え、もっと努力をしようと決意しました。
わたしが十八歳を過ぎたあたりからは、「そろそろ正式な結婚の話が進むのではないか」という噂が、宮廷や貴族の間でささやかれるようになりました。もちろん、わたしもいつ結婚が決まってもいいように、さらに勉強や礼儀作法を磨き続けていました。少なくとも、王太子妃としての基本を身につけねばならない。それは伯爵家の名誉にも関わる大切なことです。
しかし、エドワード殿下とわたしの距離は、一向に縮まらないままでした。婚約者という名目があるのに、殿下は社交の場でもわたしよりもお友達とのお話を優先したり、あるいはほかの女性と楽しく談笑したりすることが増えてきたのです。わたしはそのたびに、胸が締めつけられるような寂しさを感じましたが、それを表に出すわけにもいかず、いつも控えめに殿下を見守るだけでした。
そうして過ごすうちに、わたしが十九歳を迎えたころ、突然、王宮からわたしあてに呼び出しがありました。父も母も「何事だろう」と不安そうでしたが、王宮からの招集を断るわけにはいきません。わたしは急いで身支度を調え、伯爵家の馬車に乗り込みました。いつもなら王太子殿下にお目通りする機会は楽しみのはずですが、その日はなぜか胸がざわつき、不安が大きく膨れあがっていきました。
わたしが十八歳を過ぎたあたりからは、「そろそろ正式な結婚の話が進むのではないか」という噂が、宮廷や貴族の間でささやかれるようになりました。もちろん、わたしもいつ結婚が決まってもいいように、さらに勉強や礼儀作法を磨き続けていました。少なくとも、王太子妃としての基本を身につけねばならない。それは伯爵家の名誉にも関わる大切なことです。
しかし、エドワード殿下とわたしの距離は、一向に縮まらないままでした。婚約者という名目があるのに、殿下は社交の場でもわたしよりもお友達とのお話を優先したり、あるいはほかの女性と楽しく談笑したりすることが増えてきたのです。わたしはそのたびに、胸が締めつけられるような寂しさを感じましたが、それを表に出すわけにもいかず、いつも控えめに殿下を見守るだけでした。
そうして過ごすうちに、わたしが十九歳を迎えたころ、突然、王宮からわたしあてに呼び出しがありました。父も母も「何事だろう」と不安そうでしたが、王宮からの招集を断るわけにはいきません。わたしは急いで身支度を調え、伯爵家の馬車に乗り込みました。いつもなら王太子殿下にお目通りする機会は楽しみのはずですが、その日はなぜか胸がざわつき、不安が大きく膨れあがっていきました。
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