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第三章:婚約発表の宴と“聖女”リリアナの横顔
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華やかな婚約発表の宴が開幕する
王宮の大広間――そこは豪奢な装飾と色とりどりの花々に彩られ、数百人規模の貴族や賓客であふれていた。天井にはシャンデリアが幾つも吊り下げられ、広い床は鏡のように磨き上げられている。壁際では、召使いたちがワインや軽食を載せたトレーを運び、談笑に興じる人々に配っている。
そんな中、ソフィアとアレクシスが連れ立って入場した瞬間、ちらほらと驚きや好奇の視線が注がれた。
たいていの者は、ソフィアが王子に捨てられた過去を知っている。その“捨てられ令嬢”が、いまや公爵家との縁談を得て、堂々とこの場に姿を見せるのだ。しかも、噂に名高い“冷酷公爵”が自らエスコートしているのだから、なおさら人々の関心を集めるのは当然だった。
しかし、アレクシスの隣で清楚なドレスを纏ったソフィアは、気後れすることなく軽く会釈を返して歩みを進める。少なくとも、外見的には堂々とした姿が保てている――アレクシスの言葉を思い出しながら、胸を張るよう意識していたからだ。
やがて、王家の者たちが控える一角が見えてくる。国王夫妻とエドワード王子、そして第一王子の姿もある。第一王子は病弱ゆえ公の場にはめったに出てこないが、今日はあくまで“顔見せ”程度に現れているようだ。
ソフィアはそこに、噂の聖女リリアナがいるだろうかと思って目を凝らすが、見当たらない。――すると、ちょうど国王のそばで侍女のように身を置いていた令嬢が、こちらへ視線を送っていることに気づく。
金色の巻き髪に、白を基調とした華麗なドレス。大きな瞳は印象的だが、その奥に潜む感情は一瞥しただけでは読み取れない。
(あの方が……リリアナ様?)
ソフィアは直感的にそう思う。まだ確信はないが、その存在感は際立っている。周囲の貴族も彼女をちらちらと見ては、畏怖や嫉妬、あるいは興味の目を向けているようだ。
アレクシスは、そんなリリアナの視線を受け流すように、国王のもとへ足を運んだ。ソフィアも続く。
国王は例によって余裕たっぷりの笑みを浮かべながら、二人に声をかけた。
「ヴァルフォード公爵、よく来てくれた。ソフィア嬢も……今日はいよいよ婚約を披露するのだろう? 楽しみにしておるよ」
「恐れ入ります、陛下。お招きいただき、感謝しております」
アレクシスが恭しく頭を下げる。ソフィアも続いて礼を取った。すると、横に立っていたエドワード王子が、どこかぎこちない笑みを浮かべながらソフィアに目を向ける。
「ソフィア……ずいぶん綺麗になったね。ああいや、前から綺麗だったけど……その、今日はとりわけ……」
まるで自分が大切にしていたものを、今さら惜しむかのような態度。しかし、もうソフィアは動揺しない。微笑みながら、静かに会釈してみせるだけだ。
「ありがとうございます。おかげさまで、わたしはもう貴方の婚約者ではありませんから、気にせずともよろしいのですよ」
その言葉には、ほんのわずかに皮肉を含ませた。エドワードは苦い顔をするが、反論はしない。もしかすると、ソフィアの変化に戸惑っているのかもしれない――だが、もう関係ないのだ。
そして、ソフィアが視線を正面に戻すと、そこには先ほどの金髪の令嬢――リリアナが、穏やかな笑みを浮かべて近づいてきていた。
「あなたが……ソフィア・エレナ様ね? 初めまして、“聖女”と呼ばれています、リリアナ・マグノリアといいます」
そう名乗った声は柔らかく、まるで小鳥がさえずるようだ。表情も親しみやすそうに見えるが、その瞳の奥には強い自負心が宿っているように感じる。
ソフィアは内心の警戒を隠しつつ、礼儀正しく微笑んで返す。
「こちらこそ、はじめまして。お噂はよく耳にしておりますわ、リリアナ様。……今回の宴でも、特別に賓客として招かれていると聞きました」
「ええ、国王陛下のお許しをいただいて。わたくしも“聖女”として、皆さまにご挨拶しなくてはなりませんので」
リリアナはそう言いながら、ちらりとエドワードの横顔を見やる。その仕草が何を意味するのか、ソフィアには分からない。――だが、王子に向けるまなざしは、ソフィアと話しているときとはまるで違う、何かしらの独占欲のようなものが混じっているように見えた。
(この方が……エドワード王子を奪っていった女性、ということなのね)
そんなことを考えていると、唐突にリリアナがクスリと笑い、ソフィアの耳元へそっと顔を寄せる。
「ねえ、ソフィア様。あなたは……わたくしが王子様に選ばれたことを、恨んでいたりはしないのかしら?」
その声は小さく、周囲には聞こえない。悪意か挑発か、あるいは好奇心か――いずれにせよ、ソフィアを試すような問いかけだった。
一瞬、ソフィアは反射的に言葉を詰まらせそうになるが、深呼吸して冷静に答える。
「いいえ、わたしはもう王子の婚約者ではありません。むしろ、あなたがそれを望んで勝ち取ったのでしょう? ならばどうぞ、そのまま王子を大切にして差し上げてください」
その返しに、リリアナは目を見開く。一瞬、驚きの表情が混じったが、それはすぐに笑みへと転じた。
「ふふ、そう……。ならば、あなたも幸せになりなさいな。あの“冷酷公爵”とね。……けれど、もしあなたがこの国に仇なすようなことをすれば、わたくしは“聖女”として容赦しませんわ。神聖なる力はわたくしの味方ですもの」
その言葉は、一見すると友好的に聞こえる。しかし、ソフィアにはなんとも言えない不快感が湧く。リリアナの瞳に映る自信は、まるで自分こそがこの国の頂点に立つ存在だと信じて疑わないかのようだ。
(何なの……。この人は、“聖女”としての力を振りかざしている?)
しかし、ソフィアはぐっと感情を飲み込む。いまここで突っかかっても無意味だ。それに、そばにはアレクシスがいる。彼が何か感じ取ったのか、静かにリリアナの方へ鋭い視線を投げかける。
「……リリアナ様。ソフィア嬢に何かご用ですか?」
「あら、公爵様。いえいえ、ただのご挨拶ですわ。婚約者が変わるって、大変でしょう? つい気になってしまって」
そう言い残して、リリアナはふわりと笑い、王子のそばへ戻っていく。エドワードがこちらを窺うようにしているのが視界の端で見えたが、ソフィアは視線を合わせない。
――リリアナという“聖女”。噂通り、ただものではない。美貌と自信に満ちたその立ち振る舞い、そして人の心を探るような鋭さを秘めている。
(まあいいわ。わたしには公爵様がいてくれるし、あの人たちとはもう無関係……のはず)
そう自分に言い聞かせ、ソフィアはできるだけ平静を保つ。
すると、アレクシスが小声で言った。
「……なにか、余計なことを言われませんでしたか?」
「ちょっとだけ挑発的だったかもしれません。でも、大丈夫です。わたし、もう王子のことで動揺するつもりはありませんから」
ソフィアがきっぱりと答えると、アレクシスはわずかに安心した表情になる。
「ならばよかった。もしあの聖女があなたに何かしようとしたら、私が阻止しますからね……」
どこまでも頼もしい言葉だった。
王宮の大広間――そこは豪奢な装飾と色とりどりの花々に彩られ、数百人規模の貴族や賓客であふれていた。天井にはシャンデリアが幾つも吊り下げられ、広い床は鏡のように磨き上げられている。壁際では、召使いたちがワインや軽食を載せたトレーを運び、談笑に興じる人々に配っている。
そんな中、ソフィアとアレクシスが連れ立って入場した瞬間、ちらほらと驚きや好奇の視線が注がれた。
たいていの者は、ソフィアが王子に捨てられた過去を知っている。その“捨てられ令嬢”が、いまや公爵家との縁談を得て、堂々とこの場に姿を見せるのだ。しかも、噂に名高い“冷酷公爵”が自らエスコートしているのだから、なおさら人々の関心を集めるのは当然だった。
しかし、アレクシスの隣で清楚なドレスを纏ったソフィアは、気後れすることなく軽く会釈を返して歩みを進める。少なくとも、外見的には堂々とした姿が保てている――アレクシスの言葉を思い出しながら、胸を張るよう意識していたからだ。
やがて、王家の者たちが控える一角が見えてくる。国王夫妻とエドワード王子、そして第一王子の姿もある。第一王子は病弱ゆえ公の場にはめったに出てこないが、今日はあくまで“顔見せ”程度に現れているようだ。
ソフィアはそこに、噂の聖女リリアナがいるだろうかと思って目を凝らすが、見当たらない。――すると、ちょうど国王のそばで侍女のように身を置いていた令嬢が、こちらへ視線を送っていることに気づく。
金色の巻き髪に、白を基調とした華麗なドレス。大きな瞳は印象的だが、その奥に潜む感情は一瞥しただけでは読み取れない。
(あの方が……リリアナ様?)
ソフィアは直感的にそう思う。まだ確信はないが、その存在感は際立っている。周囲の貴族も彼女をちらちらと見ては、畏怖や嫉妬、あるいは興味の目を向けているようだ。
アレクシスは、そんなリリアナの視線を受け流すように、国王のもとへ足を運んだ。ソフィアも続く。
国王は例によって余裕たっぷりの笑みを浮かべながら、二人に声をかけた。
「ヴァルフォード公爵、よく来てくれた。ソフィア嬢も……今日はいよいよ婚約を披露するのだろう? 楽しみにしておるよ」
「恐れ入ります、陛下。お招きいただき、感謝しております」
アレクシスが恭しく頭を下げる。ソフィアも続いて礼を取った。すると、横に立っていたエドワード王子が、どこかぎこちない笑みを浮かべながらソフィアに目を向ける。
「ソフィア……ずいぶん綺麗になったね。ああいや、前から綺麗だったけど……その、今日はとりわけ……」
まるで自分が大切にしていたものを、今さら惜しむかのような態度。しかし、もうソフィアは動揺しない。微笑みながら、静かに会釈してみせるだけだ。
「ありがとうございます。おかげさまで、わたしはもう貴方の婚約者ではありませんから、気にせずともよろしいのですよ」
その言葉には、ほんのわずかに皮肉を含ませた。エドワードは苦い顔をするが、反論はしない。もしかすると、ソフィアの変化に戸惑っているのかもしれない――だが、もう関係ないのだ。
そして、ソフィアが視線を正面に戻すと、そこには先ほどの金髪の令嬢――リリアナが、穏やかな笑みを浮かべて近づいてきていた。
「あなたが……ソフィア・エレナ様ね? 初めまして、“聖女”と呼ばれています、リリアナ・マグノリアといいます」
そう名乗った声は柔らかく、まるで小鳥がさえずるようだ。表情も親しみやすそうに見えるが、その瞳の奥には強い自負心が宿っているように感じる。
ソフィアは内心の警戒を隠しつつ、礼儀正しく微笑んで返す。
「こちらこそ、はじめまして。お噂はよく耳にしておりますわ、リリアナ様。……今回の宴でも、特別に賓客として招かれていると聞きました」
「ええ、国王陛下のお許しをいただいて。わたくしも“聖女”として、皆さまにご挨拶しなくてはなりませんので」
リリアナはそう言いながら、ちらりとエドワードの横顔を見やる。その仕草が何を意味するのか、ソフィアには分からない。――だが、王子に向けるまなざしは、ソフィアと話しているときとはまるで違う、何かしらの独占欲のようなものが混じっているように見えた。
(この方が……エドワード王子を奪っていった女性、ということなのね)
そんなことを考えていると、唐突にリリアナがクスリと笑い、ソフィアの耳元へそっと顔を寄せる。
「ねえ、ソフィア様。あなたは……わたくしが王子様に選ばれたことを、恨んでいたりはしないのかしら?」
その声は小さく、周囲には聞こえない。悪意か挑発か、あるいは好奇心か――いずれにせよ、ソフィアを試すような問いかけだった。
一瞬、ソフィアは反射的に言葉を詰まらせそうになるが、深呼吸して冷静に答える。
「いいえ、わたしはもう王子の婚約者ではありません。むしろ、あなたがそれを望んで勝ち取ったのでしょう? ならばどうぞ、そのまま王子を大切にして差し上げてください」
その返しに、リリアナは目を見開く。一瞬、驚きの表情が混じったが、それはすぐに笑みへと転じた。
「ふふ、そう……。ならば、あなたも幸せになりなさいな。あの“冷酷公爵”とね。……けれど、もしあなたがこの国に仇なすようなことをすれば、わたくしは“聖女”として容赦しませんわ。神聖なる力はわたくしの味方ですもの」
その言葉は、一見すると友好的に聞こえる。しかし、ソフィアにはなんとも言えない不快感が湧く。リリアナの瞳に映る自信は、まるで自分こそがこの国の頂点に立つ存在だと信じて疑わないかのようだ。
(何なの……。この人は、“聖女”としての力を振りかざしている?)
しかし、ソフィアはぐっと感情を飲み込む。いまここで突っかかっても無意味だ。それに、そばにはアレクシスがいる。彼が何か感じ取ったのか、静かにリリアナの方へ鋭い視線を投げかける。
「……リリアナ様。ソフィア嬢に何かご用ですか?」
「あら、公爵様。いえいえ、ただのご挨拶ですわ。婚約者が変わるって、大変でしょう? つい気になってしまって」
そう言い残して、リリアナはふわりと笑い、王子のそばへ戻っていく。エドワードがこちらを窺うようにしているのが視界の端で見えたが、ソフィアは視線を合わせない。
――リリアナという“聖女”。噂通り、ただものではない。美貌と自信に満ちたその立ち振る舞い、そして人の心を探るような鋭さを秘めている。
(まあいいわ。わたしには公爵様がいてくれるし、あの人たちとはもう無関係……のはず)
そう自分に言い聞かせ、ソフィアはできるだけ平静を保つ。
すると、アレクシスが小声で言った。
「……なにか、余計なことを言われませんでしたか?」
「ちょっとだけ挑発的だったかもしれません。でも、大丈夫です。わたし、もう王子のことで動揺するつもりはありませんから」
ソフィアがきっぱりと答えると、アレクシスはわずかに安心した表情になる。
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