ハプスブルク家の姉妹

Ruhuna

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病弱な妹

3.

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「婚約、破棄ですか」
「そうだ。そして新しい婚約者はソルティナだ」










あの日、すぐにお父様にエルナンド様と婚約したいと伝えたらすぐに動いてくれた
お母様はエルナンド様と婚約すると聞いたらすごく怒り出した
何があってもエルナンド様と結婚させないと捲し立てるお母様を使用人達が宥めさせていた


(ダメよ。わたしより目立つなんて)


使用人に対して暴言を放つお母様に近づいた


「痛い!」
「ソルティナお嬢様!」


お母様に近づいたらお母様が振り回していた扇子が頬にあたり頬がじんじんと痛みだした
わたしの痛がる声にお母様は動きが止まり、使用人たちは一斉にわたしの元にやってきた


わたしは口角があがりそうなのに気づきすぐに口元を手で隠した


痛さでホロホロと涙が出てきたわたしは急いでお父様の部屋に向かった


涙を流し頬を真っ赤にさせたわたしをみたお父様はお母様を怒った
怒られたお母様は3ヶ月間離れに住むように言われた


お母様じゃまものがいなくなったらエルナンド様との婚約はスムーズに行われた


そして全てが片付いたころにわたしはお父様に右足の傷をみせて、これはお姉さまにされたと伝えた


その傷を見たお父様はお母様を怒った時よりも激しく怒り出してお姉さまを叱っていた



お姉さまもお母様と同じように部屋に押し込められた


「痛かっただろう?大丈夫。これからは私が守ってあげるから」


わたしがお姉さまから傷をつけられていたと知ったエルナンド様がすぐに屋敷に来てくれた
わたしは嬉しくて嬉しくてエルナンド様に抱きついた



エルナンド様はいつものように頭を撫でてくれた
そしてお姉さまについてどうするのかきいたら顔を歪めて話し始めた


「未来の王妃に傷をつけた罪は重いよ。可哀想だけど彼女は死刑だ」
「しけい?お姉さまは死んじゃうの?」
「そうだよ。これでソルティナを怖がらせる人はいなくなるよ」


嬉しいだろう?
そう話すエルナンド様は前見た時よりキラキラしていなかった



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