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本編
7.私の愛する姉上
しおりを挟む姉上と別れた後、歩く私の足元に、一通の手紙がパサリと音を立てて落ちた。
どうやら上着の内ポケットに入っていたらしい。
訝しげに拾って確認すると、宛名に私の名が。
姉上の筆跡だ。
先程抱き合った時に、こっそりポケットに忍ばせたのだろう。
柔らかな女性らしいその手蹟を、愛しい思いでひと撫でしてから、封を開ける。
途中まで読んで、私は蒼白になった。
そこからの記憶は曖昧だ。
無我夢中で姉上と別れたテラスまで戻った私の目に飛び込んできたのは、手摺の外側に立つ姉上の姿。
次の瞬間、姉上の体が、ふわりと宙に舞った。
必死に駆け寄って手を伸ばすも、間に合うはずもなく。
聖堂に描かれた聖女のように衣をたなびかせ、紅い花弁が舞い散る中、姉上は眼下の青い湖に吸い込まれるように消えた。
遠く聞こえる波濤の音を茫然と聞いて、私は半狂乱で駆け出した。
それからの私は、まさしく狂人の態だった。
初めて姉上と会った時、直感的に血を分けた実の姉弟だという強い絆を感じるとともに、姉上の静かで強い、意志を秘めたハシバミの瞳に見惚れた。
この人が私の姉だということに、私は痺れる程の喜びを感じていた。
姉上は、母親を亡くしたばかりだというのに、実に献身的に私を世話してくれた。
姉上の母親は普通の亡くなり方ではなかったにもかかわらず、だ。
しかも、それを最初に発見したのは、姉上だという。
幼いながらも、姉上の母親が亡くなったのは、自分と自分の母のせいであるとわかっていた私は、憎い母親の仇であるはずの私に、優しく微笑んで接してくれる姉上は、聖母のように見えた。
そう、碌に私を構いもしない実の母以上に、姉上は母親のようだった。
姉上の側に居たくて片時も離れたくない私は、夜の闇が怖くて眠れないなどと、嘘までついた。
そんな私に姉上は苦笑しながら、私の手を握って一緒に寝てくれたのだ。
それこそ私が学校にいくまで。
だが、いつだったろう、姉上の瞳に、時々昏い陰りのような、黒い陽炎のようなものがよぎることに、私は気が付いた。
それが、強い怒りが撓められたものであると気付いたとき、それまで優しい母親のように思っていた姉上が、一瞬にして見知らぬ女性のように思えた。
姉上を、異性として強く意識し出したのはこの時だ。
私を強く憎んでいるのに、それでも血の繋がった弟として愛しているという、相反する感情を身の内に宿して葛藤する姉上は、強く、そしてとても美しいと私は感じた。
姉上は、自分がまるで取るに足らない、汚い感情渦巻く卑小な女だと思っていたみたいだが、むしろ姉上程誠実で純粋な人を、私は知らない。
自分で自分が汚い、と思うのは、その人が純粋な証拠だ。
逆に姉上は、私のことを無垢で純粋な優しい子供だと思っていたようだが、自分の外見が人にどう見られるか知り尽くした私が、姉上に好かれたくてそう見せてたに過ぎないということを、彼女は知らない。
私は、淫らな姉上の夢をみて以来、毎夜のように姉上を穢す想像をして自慰をするような、汚い子供だった。
そんなある日、姉上に喜んで欲しくて、私は姉上がよく眺めていたバラの花を贈った。
花を摘んだときに、その棘で少し指を刺して血が出てしまったが、別に大した傷でもない。特に気にもせず、その手でバラを差し出した私に、姉上が躊躇いもせずその怪我をした指を口に含んだ。
私は驚いてしまった。
実の母だって、そんなことをしてくれたことはない。
しかも血が出ていたのだ。普通は汚いし、嫌だと思うだろう。
しかし姉上は、それが当然のことのように指を口に含み、私の血ごと傷を舐めたのだ。
姉上の愛を感じさせる行動に、私は感激した。
それと同時に私は、酷く興奮もしていた。
姉上の赤い小さな口が、私の指を咥えている。
しかも、私の血が姉上を汚しているのだ。
更には指先を舐められて、そのぬるりとした感触に私は震える程の快感を感じて酷く興奮してしまった。
その夜、いつものように自慰をした後で姉上と一緒の寝台に入ったのだが、すぐ隣に姉上が寝ているということもあって、昼間姉上に指を舐められたことを思い出さずにはいられない私は、身の内に沸く熱で中々寝つけなかった。
熱を持った体で何度も寝返りを打つ私を不審に思ったのだろう、そのうち姉上が、医者を呼ぶと言い出した。
しかし、体に当たる私の昂ぶりに気付いた姉が、信じられないことに、それを手で触ってきたのだ。
私は驚くと同時に、興奮と歓喜でないまぜになり、あっという間に姉上の手の中で達してしまった。
優しく、清らかな姉上の手を、私の下劣な欲望で穢したのだ。
私は、背徳感と征服感で、恍惚となった。
それと同時に、もしかしたら姉上も自分を異性として見てくれているのではないか、今はまだ無理でも、そのうち自分を意識してくれるのではないかという期待感で、私は一杯になった。
その夜以降、私は箍が外れた。
それでもそれまでは、血の繋がった実の姉に欲情するということに躊躇いや後ろめたい気持ちがあったのだが、一気に膨らんだ姉上への恋情の前では、もともと殆どなかった私の道徳感や倫理感というものは、あっという間に崩れ去った。
初めて、眠る姉上に口付けた時のことは忘れられない。
それ以降、姉上が眠りに落ちたらまず起きることのないことをいいことに、私は眠る姉上の体を好きなように弄るようになった。
姉上が私を憎んでいることは知っていた。
私を傷つけたいと思っていることも。
姉上は自分を酷い女のように思っているが、実際は違う。
根本が優しい人間の姉上は、私を傷つけたいと思っても、結局本当に私が傷つくことは出来ないのだ。
きっと、無意識なのだろう。
だから、私が本当に嫌がることは、姉上は一度としてしたことはない。
私の服を脱がして縛った時も、結局姉上は大したことはしてこなかった。
私としては、むしろもっと触って欲しかったくらいだ。
それでも、姉上が私の体を触ってくれることが、私は嬉しくてしょうがなかった。
普通の姉弟とは違う有り様であることに、私は期待していたのだ。
姉上の中で、私はただの弟ではないのだ、と。
だからこそ、姉上に姉弟以上の感情はないのだと知った時のショックは大きかった。
姉上は、当然のようにいつか私が姉上以外の女と一緒になるものだと思っているということを知って、私は絶望感に打ちのめされた。そして、当然のように姉上が私以外の男と一緒になるつもりでいる、ということに。
しかし、私がどんなに足掻いても、姉上の中で私が弟以上になることはなかった。
それこそ体を繋げても、だ。
だが、それでも良かった。
姉上が私のものになったのだから。
姉上が私の子を孕んだと知った時、私は狂喜した。
これでもう姉上は、何があっても私から離れられない。
しかし、私の思惑は外れた。まさか父が、身重の娘を身一つで追い出すようなことをするとは思いもしなかったのだ。
その鬼のような所業に私は怒り狂った。
あの時、執事頭が止めていなかったら、私は父を殴り殺していただろう。
更に驚いたのは、実は姉上も家を出る気でいたということだ。
どうやら前々から準備をしていたらしく、姉上は実に見事にその身をくらました。
さすが姉上、としか言い様がない程、その足跡の消し方は完璧だった。
実は姉上は、非常に頭がいい。
語学も堪能だし、何より頭の回転が速い。
幼い頃から父に無視され、押さえつけられて育ったため、姉上はまるで自分を無価値な存在かのように思っているみたいだが、実際は違う。
何故か自分は結婚できないと思い込んでおり、大人になって一人でも生きていけるよう、子供の頃から非常に勤勉だった姉は、どこに出しても恥ずかしくない知識とマナーを身に着けた淑女だった。
さらには平民出の私の母に代わって、邸の女主人の仕事を少女の頃からこなし、父を手伝って一部領地の運営管理までしていたのだ。
それに、姉は自分を不器量だと言うが、決してそんなことはない。
確かに美人ではないが、落ち着いて楚々とした雰囲気の姉上は、その意思を感じさせる強い瞳と相まって、ミステリアスな魅力がある。
実際、例の貿易商の縁談は、夜会で姉上と話をしたその男が、姉上の人柄と話の巧みさに惚れ、わざわざ父に頼み込んだものだったのだ。まあ、姉上はそのことを知らないし、知らなくてもいいのだが。
結局、姿をくらました姉上を見つけるまで、4年もの歳月が掛かってしまった。
4年振りに会う姉上は、すっかり大人の女性だった。
子供を産んだことで、姉上は大人の落ち着きと母親らしい柔らかさを得ていた。
これまでついぞ見たことのない、穏やかな眼差しを見せるようになった姉上は、どうやらこれまでの怒りや憎しみといった葛藤から解放されたらしかった。
そして、自分が逃げたことで私を傷つけてしまったことを後悔しているようで、姉上はその優しさと姉の愛から、私にその身を差し出すことに決めた様だった。
そう、姉としての愛から。
だが、それでも私は良かった。
今度こそ、姉上を手に入れることができたのだから。
昼間は姉弟として、夜は夫婦として過ごす日々は、これまでにない程幸せだった。
幼い息子は、見た目こそ私そっくりだが、中身は優しく芯の強い姉上にそっくりで、ありがたいことに私にも良く懐いてくれた。
“お父様”と呼ばれる度に、それが養父としての呼び名であることはわかっているが、私は嬉しくてしょうがない。
実の父であると名乗ることは出来ないが、それでも養父としてこの子の側に居られる私は、非常に幸運だといえるだろう。
自分の子が、こんなにも可愛いものなのだと、息子に会って初めて私は知った。
だから、二人目の子供を死産し、姉上が子供を産めない体になってしまったことが、残念でならない。
生まれた子供が女の子であったこともあって、私は非常に悲しかった。
だが、仕方がないのだろう。やはり私達は、まごうことなき血の繋がった姉弟なのだから。
それにこれでもう、出産で姉上を失うかもしれないという恐怖に怯えることもない。
珍しく姉上に誘われて、二人きりで別荘で過ごした時間は、夢のように幸せな時間だった。
本当に幸せすぎて、何度夢と思ったかしれない。
最初、常にない姉上の行動に、何かを決意したかのような様子が垣間見えて、私は不安だった。
しかし姉上に愛を囁かれ、その不安はあっという間に霧散してしまった。
姉上が私を愛していると、はっきり口にしたのはこれが初めてだ。
言ったとしても、弟として、もしくは姉として、という言葉やニュアンスがあったのだ。
しかし今回姉上は、私を一人の男として愛していると言い、そしてそれを行動でもって示してくれた。
天にも昇る心地とは、このことを言うのだろう。
心ゆくまで愛し合い、睦み合う時間はあっという間だ。
最後に姉上の話を聞いて、今回のいつにない姉上の行動の理由を知ることが出来た。
アルバートの為に、これからは別々に暮らすと宣言した姉上は、母親の顔をしていた。
寂しいが、仕方がない。
姉上は私の姉である以上に、アルバートの母なのだから。
しかし、別れ際の姉上の一言で、私は泣き出したいほどの喜びを感じた。
こんな私を、姉上を不幸にした私を、弟でよかったと言って下さったのだ。
私が居なければ、姉上の母親も亡くなることはなく、姉上が父に愛されないと苦しむこともなかったというのに。
しかも私は、姉上の人生を奪った人間だというのに。
私が姉上を諦めていれば、姉上は例の貿易商と結婚して人並みの幸せを得ていただろう。こんな人の道を外れた関係で、姉上が苦しむこともなかったのだ。
にもかかわらず姉上は、私が弟でよかったと、愛していると、言ってくれたのだ。
気が遠くなる程、幸せだった。
あの瞬間までは。
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「お父様!! お母様は何故、湖に落ちたのですか!?」
「……アルバート……」
今にも掴みかからんばかりのアルバートの眼は、泣き腫らしたために真っ赤になっている。
昨日、父と旅行先から帰ってきたアルバートは、帰るなり姉上のことを聞いて、すぐさまここにやってきたのだ。
姉上が湖に落ちてから、既に3日が経っていた。
「もしかして、母様は……っ!!」
「……これは、事故だよ……」
「でもっ!!」
「風に飛ばされたショールを取ろうとして、手摺から身を乗り出したんだ。バランスを崩したお前のお母様に気付いて、急いで駆け寄ったんだが、間に合わなかった。……すまない……」
姉上が自ら湖に身を投げたことを、アルバートに知られるわけにはいかない。
姉上の手紙に、くれぐれもお願いすると書いてあったが、それは私も同じ思いだ。
知ったら最後、アルバートは自分を責めるだろう。
「ぼっ、僕がっ、お母様にっ、聞いてはいけないことを、聞いたからっ……!!」
「……お前は関係ない。これは、事故、だ」
泣き崩れるアルバートを抱きしめる。
しゃくりあげる息子の背中を撫でて、私は静かに語り始めた。
「それにお前のお母様は、自ら命を絶つようなことだけは絶対しない。……お母様のお母様、お前のお祖母様のことは知っているか?」
「……いっ、いえっ……」
「実はお前のお祖母様はな、自ら命を絶たれたんだ。そしてそれを見つけたのは、お母様だったんだよ」
「そっ、そんなっ……!」
「お前のお母様は凄く苦しまれた。その苦しみを知っているお母様が、お前にそんな思いをさせると思うか?」
「……っ」
「それに、お前が帰ってきた時に渡すんだって、プレゼントの釣竿を用意していたんだぞ? わざわざ釣り場まで確認して、お前と湖に行くのを楽しみにしていたというのに、自ら命を絶とうとするだなんて、そんなこと、するわけがないだろう?」
用意周到な姉上は、この為にわざわざ息子のプレゼントを用意していたのだ。
しかも、周囲に今度息子と釣りに行くのだと吹聴までして。
息子の為というのもあるが、きっと私の眼を欺くためでもあったのだろう。
ようやくアルバートが頷いたことを確認して、心底ほっとする。
しばらくそのまま、抱きしめて背中を撫でる。
すると少し落ち着いた息子が、小さく窺うように私に聞いてきた。
「……でも、お祖母様は、何で……」
姉上、すみません。
しかし、アルバートのためには、仕方ない。
「…………実は姉上は、お祖父様の本当の子じゃ、ないんだ……」
もちろん、嘘、だ。
「姉上と私は、血が、繋がっていないんだ」
だが、これしか方法はないだろう。
どんなに隠しても、いつかこの子は必ず気付く。
姉上と私の子なのだ、気付かないわけがない。
「これは、私と姉上しか、知らない」
「じゃあ、僕は……」
「でも、お前はれっきとしたこの家の子だ」
「……」
私が何を言いたいのか分かったのだろう、アルバートがギュッとしがみつく手に力を込めたのがわかった。
「お前の、本当の父親は、私だ」
「……」
「黙っていて、済まない……」
「……お父様……」
胸が、熱くなる。
ようやく、言えた。
実の父だと、名乗ることが出来たのだ。
「……でも、だったらっ……!」
「お前のお母様は、お祖母様の名誉を守ることを望まれたんだ。それに、今更それを証明することは出来ない。証拠の手紙は、お母様と私とで燃やしてしまった」
この際、姉上の母親に泥を被って頂く。
所詮故人だ。それに、孫の為なら本望だろう。
第一母親の死が原因で、姉上は苦しまれたのだ。
せめてこれぐらいは償っていただかなくては。
「だから、今の話は、絶対誰にも言ってはいけない。理由は、わかるな?」
「……はい」
アルバートは姉上に似て、賢く、優しい子だ。
きっと今聞いたことは、誰にも言わないだろう。
「アルバート、私の息子。愛してるよ……」
「お父様……」
もっと早くにこうしてれば良かったのだ。
そうすれば姉上は、あんな選択をせずに済んだのだ。
だがこれで、姉上の憂いは消えた。
だから姉上、どうか目を、覚ましてください。
神よ。姉上を、お助け下さい。
私は生まれて初めて、神に祈った。
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