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自立への道
23話
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「…ろ!タロ!」
バローの声が聞こえる。
喉、乾いたな。
「ん、バ…ロー?」
「タロ、水」
「ありがとー」
水をバローから受け取って水を飲む。
ぼんやりした頭がちょっとずつハッキリしてくる。
ここはたぶんバローの家?のベットの上で、ベットの端にバローは座っている。
え、僕バローとキスしたの?
夢だよね…………。
口を触ると、鮮明に感触が思い出せてしまって夢じゃないことがわかる。
何でバローは男の僕に寝ぼけてもないのにキスしたのーーー!
頭の中はかなりパニックだ。
てか僕が着てる服ってもしかしてバローの?
確かに僕はパジャマ持ってないし、バローは僕の服の着せ方が分からなかったのかもしれないけどさぁ。
「タロ、ごめん。バローここ寝る」
そう言ってバローはベットの隣の床に、寝袋を敷いて寝転んでいる。
何でそこで寝るの!?
バローがキスして僕が気まずくなってるからかな?
バローのベットなんだし、僕が寝袋で寝るほうがいいよね。
「バローここ、タロそこ!」
僕は寝袋の所に行きバローを追いやる。
「ダメだ」
すぐにバローに持ち上げられてベットに戻される。
……そのやりとりを3回くらい繰り返して僕は諦めてベットで寝ることになった。
ーーーーーー
夢を見た。
父に殴られて寒い中外に締め出された時の夢だ。
殴られた頬が痛くて、裸足の指先が寒くて、親にこんな事をされていることが情けなくて。
朝起きると気分が悪い。
この世界に来てからこんなに夢見が悪いのは初めてだ。
珍しくバローはまだ寝ていて、心細い。
でも昨日は色々あったし、どうすればいいかわからない。
取り敢えず顔を洗いにいこう。
僕が動いた音でバローも起きたみたいで遅れて洗面台にやって来る。
僕は昨日覚えた魔力で、青い石を触って水を出す。
後ろで見ていたバローは頭を撫でて褒めてくれる。
何故だか凄くドキドキする。
ふと、自分からバローの匂いがすることに気づき、自分がバローの服を着ていた事を思い出す。
落ち着かない。
急いで脱衣所に置いたままになっていた服に着替える。
自分の匂いにホッとする。
そういえば今日は何をするのかな?
ここはたぶんバローの家だから、バローは帰ることが目的だったんだよね。
じゃあ僕は?
ここに居ていいのかな?
「タロ、行くぞ」
いつの間にか準備を整えたバローが声をかけてくる。
どこかに行くみたいだ。
僕はバローと一緒に家を出る。
バローが最初に向かったのは喫茶店みたいなところで、玉子焼きとソーセージとサラダをバローが頼んでくれた。
ご飯食べさせてくれるし、寝かせてくれる。
この人は僕をどうするつもりなんだろう…。
バローの声が聞こえる。
喉、乾いたな。
「ん、バ…ロー?」
「タロ、水」
「ありがとー」
水をバローから受け取って水を飲む。
ぼんやりした頭がちょっとずつハッキリしてくる。
ここはたぶんバローの家?のベットの上で、ベットの端にバローは座っている。
え、僕バローとキスしたの?
夢だよね…………。
口を触ると、鮮明に感触が思い出せてしまって夢じゃないことがわかる。
何でバローは男の僕に寝ぼけてもないのにキスしたのーーー!
頭の中はかなりパニックだ。
てか僕が着てる服ってもしかしてバローの?
確かに僕はパジャマ持ってないし、バローは僕の服の着せ方が分からなかったのかもしれないけどさぁ。
「タロ、ごめん。バローここ寝る」
そう言ってバローはベットの隣の床に、寝袋を敷いて寝転んでいる。
何でそこで寝るの!?
バローがキスして僕が気まずくなってるからかな?
バローのベットなんだし、僕が寝袋で寝るほうがいいよね。
「バローここ、タロそこ!」
僕は寝袋の所に行きバローを追いやる。
「ダメだ」
すぐにバローに持ち上げられてベットに戻される。
……そのやりとりを3回くらい繰り返して僕は諦めてベットで寝ることになった。
ーーーーーー
夢を見た。
父に殴られて寒い中外に締め出された時の夢だ。
殴られた頬が痛くて、裸足の指先が寒くて、親にこんな事をされていることが情けなくて。
朝起きると気分が悪い。
この世界に来てからこんなに夢見が悪いのは初めてだ。
珍しくバローはまだ寝ていて、心細い。
でも昨日は色々あったし、どうすればいいかわからない。
取り敢えず顔を洗いにいこう。
僕が動いた音でバローも起きたみたいで遅れて洗面台にやって来る。
僕は昨日覚えた魔力で、青い石を触って水を出す。
後ろで見ていたバローは頭を撫でて褒めてくれる。
何故だか凄くドキドキする。
ふと、自分からバローの匂いがすることに気づき、自分がバローの服を着ていた事を思い出す。
落ち着かない。
急いで脱衣所に置いたままになっていた服に着替える。
自分の匂いにホッとする。
そういえば今日は何をするのかな?
ここはたぶんバローの家だから、バローは帰ることが目的だったんだよね。
じゃあ僕は?
ここに居ていいのかな?
「タロ、行くぞ」
いつの間にか準備を整えたバローが声をかけてくる。
どこかに行くみたいだ。
僕はバローと一緒に家を出る。
バローが最初に向かったのは喫茶店みたいなところで、玉子焼きとソーセージとサラダをバローが頼んでくれた。
ご飯食べさせてくれるし、寝かせてくれる。
この人は僕をどうするつもりなんだろう…。
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