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金づる男
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「それじゃあ、聞いていくとするか」
「・・・・」
「座らないのか?」
「いい」
「そうか」
変な奴はベンチに座ったが俺は座らない。もしこいつが襲ってきた時に座ってたら逃げれないだろ。
「じゃあ、まず最初の質問だ。名前はなんだ?」
「無い」
「は?」
「俺に名前なんてない」
「・・・・そうか」
誰でも名前を持っていると思ったら大間違いだ。生まれてからある程度大きくなるまでは親が居たが、黒髪で黒い瞳を持ってる奴は珍しいらしくそいつらは俺の事を黒い化け物とか不吉とお前とかこいつと呼んだけどそれが名前じゃないことぐらい俺にだって分かる。名前を付けようかと言われたことがあるが、俺には化け物や黒いので十分さ。
「じゃあ、俺の名前はブレストだ、よろしくな」
「・・・・」
「次の質問だ。豪華なものを狙わないように考えたのは何故だ?どうして、そんなことを思いついたんだ?」
「・・・・前に貴族の物を盗んだ奴が居たんだ。そいつは沢山の衛兵に追い回されて最後は槍に刺されて死んだ。それを見て、もしキラキラした物や大切そうなものを盗んだら俺もそうなると思ったんだ。だから、盗まない」
「なるほど、賢いな。それをお前は他の子達にも教えたのか」
「大人でも殺されるんだ、子供がやったら逃げれる訳が無い」
「まぁだろうな」
衛兵達はそこら辺で倒れてる荒くれ冒険者より強いんだ。そんな奴らに狙われたら幾つ命があっても足りない。あいつらは、金欲しさにキラキラした物を狙うから忠告しておいたんだ。キラキラを狙うと死ぬぞって
「生きることが大事なんだ、危ない事なんてしない」
「スリも危ない事なんだがな・・・・」
「小さいものを狙えば危険は殆ど無い。冒険者も狙わないようにもしてるし」
「荒くれ者が多いからな、賢明だな」
昔見分ける力を持ってない時に冒険者から盗んだらすぐに捕まってボコボコにされた。あの時は死ぬかと思ったからもう同じことはしない。それから、俺は相手の行動を隅から隅まで見ることにした。体の向き、体の動かし方、表情や何を見ているのか、そして恰好と目に宿る感情。そうしてからは今まで失敗したことなんてなかったのに、変に綺麗で弱そうで冒険者っぽくないこいつが悪いんだ!
「それじゃあ、盗んだ物を返すのはなんでなんだ?全部売って金にしてしまえば飯だって沢山買えるだろ?」
「沢山盗んだら、衛兵を呼ばれるし目を付けられたら大変だからだ。それに沢山盗んだときは必死になって見つけようとしてくるけど、少しだけ盗んで残りを返せば返ってきただけマシだって思ってそんなに探されない。それに高い物やキラキラは返せば、無駄に探してくることも無い」
「殆どの場合返ってくることなんて珍しいし、大部分が戻ってきているから少し盗まれた程度なら納得はするのか・・・・何で思いついたんだ?」
「同じことをやってる大人が居たから真似た」
「先人が居た訳か・・・・ただ真似たとしても意図を理解できてるのか」
「馬鹿じゃないし」
「あぁお前は賢いよ」
この街には色々な人が集まってくる。強い人から弱い人に悪い人と善い人、ほんとうに沢山だ。だから、そんな人達を見て真似れば大怪我をしなくて良い方法が分かる。
「飯屋に金を渡すのも大人の真似か?」
「違う、自分で考えた」
「何でだ?」
「スラムで生きてるからって腹が空かない訳じゃない。だけど、食べ物を買う金は無いから盗むんだけど、それを何度もしてたら顔を憶えられて衛兵に突き出されるし、探し出されてみんな捕まっちゃう。だから、盗みはするけど後で金を払うようにしたんだ。すぐに払えるお金は無くて盗んじゃうけど、後で金を払えば突き出されない。何度もそれをしたら盗んでも叫ばれることが無くなった」
「店側としては盗まれるけど後から金が払われるから良いのか。いや、立派な犯罪なんだけどな。元々盗みなんてよく起きることだし、金が払われるだけマシなのか?」
「許してくれる人たちは優しい人達ばっかだ」
「そうだろうな」
盗みを許してくれる店と駄目な店がある。どんなに後で払っても許してくれないところはあるから、そういう所には行かないようにってみんなには教えてある。だけど、偶に駄目な店に行っちゃうよそ者が居て俺達も迷惑しているのだ。
「どれもこれも自分で考えてやったのか」
「うん」
「は~頭が良いな。まるで、二度目の人生を生きてるみたいだな」
「?」
色々考えないとスラムで生きていくことなんて出来ない。いつ捕まったり殺されても可笑しく無いんだから常に考えないと行き先は死だ。俺の返答を聞いて関心しているようだったが、急にブレストは真面目な顔になると俺の目を見ながら言った。
「なぁ変な質問だと思うが日本、あぁ海外だったらジャパンか。この言葉を知ってるか?」
「ニホン?ジャパン?なんだそれ、食べ物か?」
「・・・・そうか」
ニホンなんて言葉聞いたことが無い、言葉も俺が話している言葉と違うみたいだしスラムの俺がそんな物知ってる訳ないだろ。知らないと言ったら、ブレストはさっきまで笑顔だったの急に落ち込んだ顔した。こいつにとって、そのニホンってのがそんなに大事なものだったのか?
「どうしたんだ?」
「いや、何でも無いんだ。そうだ報酬だったな、ほらやるよ」
「・・・・ありがとう」
ブレストは約束通り金をくれたが何だかとても元気がなく悲しそうだ。・・・・こんなに金を貰ったんだ少しぐらい手伝ってやっても良いな。
「・・・・スラムに居るガキ達にそのニホン?っていうものを調べさせようか?」
スラムのガキ達は至る所に居るから、この街で一番情報を持っていると言っても良いぐらいだ。だから、みんなに聞いて貰えばそのニホンってやつも見つかると思うけど
「優しいな、聞いてみるだけで良いか?危ないかもしれないから調べさせるのは止めておいてくれ」
「分かった。それじゃ」
「ありがとな」
そう言って笑いながらまた俺の頭を優しく撫でてくれた。大人に撫でられることなんて滅多にない俺は、なんだかとてもむず痒くてさっさとここから離れることにした。ちょっと離れてから袋の中身を見てみると、本当に同じくらい金が入ってたので早速俺はこの近くに居るグループに聞いてみる。ガキ達の寝床は橋の下とか地下とか廃墟だったり様々だけど、俺の事を知っているからすんなり寝床に入れる。
「どうしたんだ?」
「実はニホンって言葉知ってる奴居るかと思って」
「なんだそれ」
「変な言葉だな。誰か知ってる奴居るか?」
「・・・・」
「居ないみたいだな。調べようか?」
「いや良いよ、それとこれ上手く使えよ」
俺は聞いてくれたグループのリーダーに金を渡すと、次のグループの元へ行くことにした。そこからいくつものグループを周ってみたが、誰も謎の言葉を知っている奴は居なかった。この街のガキ達全員が聞いたことが無い言葉って一体なんなんだ?謎の言葉に頭を悩ませながらも次のグループに行ってみると、何やら泣いてる奴も居て大慌てのようだ。
「おい、どうしたんだ?」
「あ、黒い奴!」
「慌ててるけど、何かあったのか?衛兵に居場所でもバレたのか?」
「実はリジーが人攫いに!」
「は!?何処でだ?」
「レイデンス通りで居なくなったんだ」
「何であんな物騒な所に行くんだよ!」
「マルロが風邪で薬が必要になったんだ!だから・・・・盗んだ物が少しでも高く買ってもらえるようにって」
「あぁもう!誰が見たんだ?」
「僕・・・・」
ずっと泣いてる奴が返事したので俺は腕を掴み
「泣くな!どこの誰が連れ去ったんだ?顔は髪は?大きさと格好は?」
「えっと・・・・」
「思い出せ!」
「えっと、二人組でどっちも見たこと無い人だった!一人はおでこに大きな横の傷があって髪は紫でもう一人は細くてガリガリで骨みたいなやつで、髪はピンクだった」
「よし、その調子だ。何か言ってたか?」
「何も言ってなかった・・・・だけど、ボグルの方に行ったのは見た」
「よし、分かった。リジーの見た目は?」
「金色の髪で目は緑、10歳!今日は髪を結んでる!」
「俺が探しに行く、他の奴らは攫った奴を見かけてないか聞いてみろ。決して一人で動くな、みんなで固まって動くんだ。そして、もし分かったら俺に言う事、お前達だけで助けようとするなよ!それと、この金でマルロの薬買ってこい!」
俺はそう言うと急いで飛び出し自分の寝床に行くと、仕舞っておいた盗んだナイフを腰に付けてボグルへと急いだ。
「・・・・」
「座らないのか?」
「いい」
「そうか」
変な奴はベンチに座ったが俺は座らない。もしこいつが襲ってきた時に座ってたら逃げれないだろ。
「じゃあ、まず最初の質問だ。名前はなんだ?」
「無い」
「は?」
「俺に名前なんてない」
「・・・・そうか」
誰でも名前を持っていると思ったら大間違いだ。生まれてからある程度大きくなるまでは親が居たが、黒髪で黒い瞳を持ってる奴は珍しいらしくそいつらは俺の事を黒い化け物とか不吉とお前とかこいつと呼んだけどそれが名前じゃないことぐらい俺にだって分かる。名前を付けようかと言われたことがあるが、俺には化け物や黒いので十分さ。
「じゃあ、俺の名前はブレストだ、よろしくな」
「・・・・」
「次の質問だ。豪華なものを狙わないように考えたのは何故だ?どうして、そんなことを思いついたんだ?」
「・・・・前に貴族の物を盗んだ奴が居たんだ。そいつは沢山の衛兵に追い回されて最後は槍に刺されて死んだ。それを見て、もしキラキラした物や大切そうなものを盗んだら俺もそうなると思ったんだ。だから、盗まない」
「なるほど、賢いな。それをお前は他の子達にも教えたのか」
「大人でも殺されるんだ、子供がやったら逃げれる訳が無い」
「まぁだろうな」
衛兵達はそこら辺で倒れてる荒くれ冒険者より強いんだ。そんな奴らに狙われたら幾つ命があっても足りない。あいつらは、金欲しさにキラキラした物を狙うから忠告しておいたんだ。キラキラを狙うと死ぬぞって
「生きることが大事なんだ、危ない事なんてしない」
「スリも危ない事なんだがな・・・・」
「小さいものを狙えば危険は殆ど無い。冒険者も狙わないようにもしてるし」
「荒くれ者が多いからな、賢明だな」
昔見分ける力を持ってない時に冒険者から盗んだらすぐに捕まってボコボコにされた。あの時は死ぬかと思ったからもう同じことはしない。それから、俺は相手の行動を隅から隅まで見ることにした。体の向き、体の動かし方、表情や何を見ているのか、そして恰好と目に宿る感情。そうしてからは今まで失敗したことなんてなかったのに、変に綺麗で弱そうで冒険者っぽくないこいつが悪いんだ!
「それじゃあ、盗んだ物を返すのはなんでなんだ?全部売って金にしてしまえば飯だって沢山買えるだろ?」
「沢山盗んだら、衛兵を呼ばれるし目を付けられたら大変だからだ。それに沢山盗んだときは必死になって見つけようとしてくるけど、少しだけ盗んで残りを返せば返ってきただけマシだって思ってそんなに探されない。それに高い物やキラキラは返せば、無駄に探してくることも無い」
「殆どの場合返ってくることなんて珍しいし、大部分が戻ってきているから少し盗まれた程度なら納得はするのか・・・・何で思いついたんだ?」
「同じことをやってる大人が居たから真似た」
「先人が居た訳か・・・・ただ真似たとしても意図を理解できてるのか」
「馬鹿じゃないし」
「あぁお前は賢いよ」
この街には色々な人が集まってくる。強い人から弱い人に悪い人と善い人、ほんとうに沢山だ。だから、そんな人達を見て真似れば大怪我をしなくて良い方法が分かる。
「飯屋に金を渡すのも大人の真似か?」
「違う、自分で考えた」
「何でだ?」
「スラムで生きてるからって腹が空かない訳じゃない。だけど、食べ物を買う金は無いから盗むんだけど、それを何度もしてたら顔を憶えられて衛兵に突き出されるし、探し出されてみんな捕まっちゃう。だから、盗みはするけど後で金を払うようにしたんだ。すぐに払えるお金は無くて盗んじゃうけど、後で金を払えば突き出されない。何度もそれをしたら盗んでも叫ばれることが無くなった」
「店側としては盗まれるけど後から金が払われるから良いのか。いや、立派な犯罪なんだけどな。元々盗みなんてよく起きることだし、金が払われるだけマシなのか?」
「許してくれる人たちは優しい人達ばっかだ」
「そうだろうな」
盗みを許してくれる店と駄目な店がある。どんなに後で払っても許してくれないところはあるから、そういう所には行かないようにってみんなには教えてある。だけど、偶に駄目な店に行っちゃうよそ者が居て俺達も迷惑しているのだ。
「どれもこれも自分で考えてやったのか」
「うん」
「は~頭が良いな。まるで、二度目の人生を生きてるみたいだな」
「?」
色々考えないとスラムで生きていくことなんて出来ない。いつ捕まったり殺されても可笑しく無いんだから常に考えないと行き先は死だ。俺の返答を聞いて関心しているようだったが、急にブレストは真面目な顔になると俺の目を見ながら言った。
「なぁ変な質問だと思うが日本、あぁ海外だったらジャパンか。この言葉を知ってるか?」
「ニホン?ジャパン?なんだそれ、食べ物か?」
「・・・・そうか」
ニホンなんて言葉聞いたことが無い、言葉も俺が話している言葉と違うみたいだしスラムの俺がそんな物知ってる訳ないだろ。知らないと言ったら、ブレストはさっきまで笑顔だったの急に落ち込んだ顔した。こいつにとって、そのニホンってのがそんなに大事なものだったのか?
「どうしたんだ?」
「いや、何でも無いんだ。そうだ報酬だったな、ほらやるよ」
「・・・・ありがとう」
ブレストは約束通り金をくれたが何だかとても元気がなく悲しそうだ。・・・・こんなに金を貰ったんだ少しぐらい手伝ってやっても良いな。
「・・・・スラムに居るガキ達にそのニホン?っていうものを調べさせようか?」
スラムのガキ達は至る所に居るから、この街で一番情報を持っていると言っても良いぐらいだ。だから、みんなに聞いて貰えばそのニホンってやつも見つかると思うけど
「優しいな、聞いてみるだけで良いか?危ないかもしれないから調べさせるのは止めておいてくれ」
「分かった。それじゃ」
「ありがとな」
そう言って笑いながらまた俺の頭を優しく撫でてくれた。大人に撫でられることなんて滅多にない俺は、なんだかとてもむず痒くてさっさとここから離れることにした。ちょっと離れてから袋の中身を見てみると、本当に同じくらい金が入ってたので早速俺はこの近くに居るグループに聞いてみる。ガキ達の寝床は橋の下とか地下とか廃墟だったり様々だけど、俺の事を知っているからすんなり寝床に入れる。
「どうしたんだ?」
「実はニホンって言葉知ってる奴居るかと思って」
「なんだそれ」
「変な言葉だな。誰か知ってる奴居るか?」
「・・・・」
「居ないみたいだな。調べようか?」
「いや良いよ、それとこれ上手く使えよ」
俺は聞いてくれたグループのリーダーに金を渡すと、次のグループの元へ行くことにした。そこからいくつものグループを周ってみたが、誰も謎の言葉を知っている奴は居なかった。この街のガキ達全員が聞いたことが無い言葉って一体なんなんだ?謎の言葉に頭を悩ませながらも次のグループに行ってみると、何やら泣いてる奴も居て大慌てのようだ。
「おい、どうしたんだ?」
「あ、黒い奴!」
「慌ててるけど、何かあったのか?衛兵に居場所でもバレたのか?」
「実はリジーが人攫いに!」
「は!?何処でだ?」
「レイデンス通りで居なくなったんだ」
「何であんな物騒な所に行くんだよ!」
「マルロが風邪で薬が必要になったんだ!だから・・・・盗んだ物が少しでも高く買ってもらえるようにって」
「あぁもう!誰が見たんだ?」
「僕・・・・」
ずっと泣いてる奴が返事したので俺は腕を掴み
「泣くな!どこの誰が連れ去ったんだ?顔は髪は?大きさと格好は?」
「えっと・・・・」
「思い出せ!」
「えっと、二人組でどっちも見たこと無い人だった!一人はおでこに大きな横の傷があって髪は紫でもう一人は細くてガリガリで骨みたいなやつで、髪はピンクだった」
「よし、その調子だ。何か言ってたか?」
「何も言ってなかった・・・・だけど、ボグルの方に行ったのは見た」
「よし、分かった。リジーの見た目は?」
「金色の髪で目は緑、10歳!今日は髪を結んでる!」
「俺が探しに行く、他の奴らは攫った奴を見かけてないか聞いてみろ。決して一人で動くな、みんなで固まって動くんだ。そして、もし分かったら俺に言う事、お前達だけで助けようとするなよ!それと、この金でマルロの薬買ってこい!」
俺はそう言うと急いで飛び出し自分の寝床に行くと、仕舞っておいた盗んだナイフを腰に付けてボグルへと急いだ。
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