普通違うよね

莉艶

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ありきたり…なのか?

3 1日目(少しだけセレブ体験しました。)

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久しぶりのお日様は、 落ち着くわ~
1日1回は、陽に当たらないと 人間腐りそうなのよね。
そして、青い空の下 緑豊かな庭木を背景に
富裕層の家には有りそうな ティーセットを運ぶ
メイドと執事。…多分。メイドカフェにも執事喫茶にも
行ったことないから 正解かどうかわからないけど。
いや~。リアルじゃ一生涯拝めなかっただろうな。この光景

「ヘェ~。使用人がいる家なんだここ。」
 そうえいば昔 執事のかっこした羊がいたよね。
懐かしいな、何度間言い違えたか ひつじとしつじ。
え?それって私だけ?

「そなたの家には、おらんのか?」
「いないねぇ。私の周りにもね。まぁ、世界規模で言えば 
そんな家もある。…かな。ここだってそうでしょ。実際
雇う側と雇われる側が居るんだから。」
「あ…まぁな。」

 うさぎ耳女性がの胸ポケットには 懐中時計がぶら下がっていて、
時間を確認しながら お茶を入れてくれた。
紅茶って 抽出時間を大切だよね。
「お。実写版 アリスのお茶会じゃん。いいねぇ。」
 一口飲んだ感想って言うべき?
すごく 苦いだけど 香りも少ないし…

「どうかしたのか?」
「この紅茶は この国では普通?」
「不味いのか?」
「うまい不味いで言えば 私には、不味いね。渋みが強い。でも、
この国では、このお茶が美味しいのなら まず味覚が違う。
多分 この国の食べ物は、私には合わない。で、これが普通?」
「この国の 最高茶葉だ。この渋みが 堪らんのだよ。」

「まぁ。そんなことを話しても 先には進まないので、
サクッと進めるよ。質問その1 この国には身分制度有無?
YES、NOだけでいいから とりあえず」
「ある」
「じゃぁ 名前は、上から名乗るの?」
「下の者から」
「じゃぁ 私はどの位置づけ?」
「位置づけ?とは?」
 なんか面倒だけど、説明するの?
位置づけねぇ~。例えば、の例が 見当たらないのだけど…
「貴族よりも偉いのか、平民よりも偉いのか?
ペットと同じ なのか。」
 ペットと同じなんて 一言でも行ってみろ。殴るぞ!

「貴族と同じ扱いにはなると思うが、それが 男爵ランクか
伯爵ランクかは わからん。」
「そう、で 貴方は何様?」
「この国の王である。」
 
あの偉そうな態度は、遺伝か。あのケモミミ少年も 
いつかこうなるのか。全然萌えないけど。
「そう。では、私から 私の名前は、優実ゆうみルビ
人に優しいすれば、いつか優しさが実をつける。が、名付けの
由来らしいけどね。そこまで 優しくできないから 何も
実になったことはないけどね。」
 名は体を表すと言うけど、そこまで 優しくできないから
どうしても 名前負け してるんだけどね。
「ゆ.み。」
「正解。で、貴方の名前は?」
「この国の王 。シューレクト国王 が名前だ。」
「もしかして、息子も 名前なしな訳?」
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