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雪合戦
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「うわっ!」
投げた雪玉が、見事にレンゾ様の左肩に当たった。
「雪合戦よ」
私は更に雪玉を作り、今度はレンゾ様の隣に立っていたミアノ様に投げつけた。
「おわっ」
自身の左頬辺りに飛んできた雪玉を、ミアノ様は咄嗟にキャッチした。流石の反射神経というところだが、力任せに握ったせいで潰れた雪玉が顔にかかっていた。
「ほお、私に勝負を挑むんだな」
黒い笑みを浮かべたミアノ様は、ギュッギュっという音がこちらにも聞こえる程力を込めて雪玉を固めた。
『ちょいちょい。それ当たったら死んじゃうんじゃ?』
雪玉が氷玉に変わった事を脳内で突っ込んだ瞬間、それを真っ直ぐこちらに投げたミアノ様。
『死ぬってばあ』
あまりの豪速球に驚いて避ける事を忘れてしまう。ところが私の前に躍り出たのはアルノルド王子だった。
「リアには当てさせない」
『クーもやるー』
私たちの様子を見ていたクーが、魔力であっという間に雪玉を3個作り出しミアノ様に投げる。
「クー、卑怯だぞ」
ミアノ様はそう叫びながら避けようと動いたが、1個に当たってしまっていた。
「クー、いい度胸ですね」
そしてもう一人。右肩からポロポロと雪玉のカケラを落としてニヤリとしたのはパウル様だった。どうやら巻き添えを食らったらしい。
『ミアノこわーい』
クーの方はとっても楽しそうににそう言うと、再び雪玉を作り出した。
「くそ、こうなったら3vs3でバトルだ!」
ミアノ様の掛け声で、皆での雪合戦が始まったのだった。
「寒っ」
本気の雪合戦はクーがいる私たちの圧勝に終わった。
「末恐ろしいキツネだな」
一番濡れているミアノ様がクーを見ながら笑う。
「殿下とリアが投げてきている間に、頭上からあんなに大きな雪玉が降って来るなんて……予想だにしていませんでした」
「本当だよ。雪初心者に容赦なさ過ぎ」
濡れながら楽しそうにしている皆を魔法で乾かす。クーも炎を出し、薪のいらない焚き火を作ってくれた。
「風と火を同時に操っているのか?」
温かい風を感じたアルノルド王子が私を見る。
「ええ、クーがいてくれるので」
本当はクー関係なく使えているのだが、やっぱりまだ本当の事を教える事に抵抗を感じてしまう。
「暖かいね」
レンゾ様が嬉しそうに笑う。雪が降る事のない国で育ったレンゾ様には、やはり寒さが堪えていたようだ。
「あ、そうだ」
胸につけていた小さなブローチを外す。中心にそれほど大きくはないが宝石が付いている、シンプルなデザインのブローチだ。その宝石部分に魔力を流し込む。
「レンゾ、これを」
「ん?何?」
不思議そうに私を見るレンゾの手に、ブローチを握らせる。
「うわぁ、温かい」
「魔力を込めたの。1週間くらいは持つと思うわ。レンゾにあげる」
「え?いいの?」
「ええ、クーがたくさん濡らしてしまったお詫びよ。必要になったらまた魔力を込めるわ」
「ありがとう、リア。ありがたく受け取るよ」
しかし、これに異議を唱えたのはミアノ様とパウル様だった。
「ずるくないか?ずぶ濡れになったのは私たちもなのに」
「そうです。私たちにもお詫びをください」
子供かっ⁉︎と突っ込みたくなる。
「お二人はこの国の人間でしょ。レンゾは私たちよりも寒さに弱いから特別にあげただけです」
「えー、私だって寒いぞ。クーに一番やられたのは私だからな」
口を尖らせてるミアノ様。するとクーがミアノ様の懐に飛び込んだ。
『僕があっためてあげる』
「ふふ、クーがあっためてくれるそうです」
「クーが?それはそれで嬉しいが、どうせならリアに……」
ミアノ様が放った不埒な言葉に、パウル様が被せてきた。
「では、私がリアに温めて……」
「もう乾いただろう」
更に二人に被せるように、アルノルド王子が突っ込んだ。そんな様子を見て、レンゾ様と私は笑った。
「陽が落ちてきた。そろそろライトアップされるだろう」
服もすっかり乾いた頃、アルノルド王子が空を見上げながら言った言葉に私も賛同する。
「そうですね、もう一度中心地の方へ行きましょう」
公園を出て少し歩くと、一気に華やいだ雰囲気に包まれる。街全体がオレンジの燈が暗くなり出した夜空に映えていた。雪像にもスポットライトが当たっている。幻想的な街並みに、溜息が溢れる。暫く皆無言で街を眺めていた。
「美しいな」
アルノルド王子が呟くように言うと、レンゾ様が大きく息を吐き出した。吐き出した白い息は、オレンジの燈でキラキラしている。
「皆、ありがとう。こんな綺麗な景色を見る事が出来て、いい友人たちにも出会えて……留学して良かった」
感慨深げに言うレンゾ様に、私はわざと悪戯っぽく微笑むと、チッチッチと人差し指を振る。
「ふふふ、まだよ。春になれば花祭りがあるし、夏になれば夕涼み祭りが待っているわ」
私の言葉にレンゾ様が一瞬、キョトンとしたかと思ったら満面の笑みをみせた。
「そうだよね。これからもたくさん楽しもう」
そんなレンゾ様の肩に、ミアノ様がポンと手を置く。パウル様も微笑みながらレンゾ様の後に続いた。
「ですね」
「だな」
「キャン」
こうして私たちは雪祭りを思い切り楽しんだのだった。
投げた雪玉が、見事にレンゾ様の左肩に当たった。
「雪合戦よ」
私は更に雪玉を作り、今度はレンゾ様の隣に立っていたミアノ様に投げつけた。
「おわっ」
自身の左頬辺りに飛んできた雪玉を、ミアノ様は咄嗟にキャッチした。流石の反射神経というところだが、力任せに握ったせいで潰れた雪玉が顔にかかっていた。
「ほお、私に勝負を挑むんだな」
黒い笑みを浮かべたミアノ様は、ギュッギュっという音がこちらにも聞こえる程力を込めて雪玉を固めた。
『ちょいちょい。それ当たったら死んじゃうんじゃ?』
雪玉が氷玉に変わった事を脳内で突っ込んだ瞬間、それを真っ直ぐこちらに投げたミアノ様。
『死ぬってばあ』
あまりの豪速球に驚いて避ける事を忘れてしまう。ところが私の前に躍り出たのはアルノルド王子だった。
「リアには当てさせない」
『クーもやるー』
私たちの様子を見ていたクーが、魔力であっという間に雪玉を3個作り出しミアノ様に投げる。
「クー、卑怯だぞ」
ミアノ様はそう叫びながら避けようと動いたが、1個に当たってしまっていた。
「クー、いい度胸ですね」
そしてもう一人。右肩からポロポロと雪玉のカケラを落としてニヤリとしたのはパウル様だった。どうやら巻き添えを食らったらしい。
『ミアノこわーい』
クーの方はとっても楽しそうににそう言うと、再び雪玉を作り出した。
「くそ、こうなったら3vs3でバトルだ!」
ミアノ様の掛け声で、皆での雪合戦が始まったのだった。
「寒っ」
本気の雪合戦はクーがいる私たちの圧勝に終わった。
「末恐ろしいキツネだな」
一番濡れているミアノ様がクーを見ながら笑う。
「殿下とリアが投げてきている間に、頭上からあんなに大きな雪玉が降って来るなんて……予想だにしていませんでした」
「本当だよ。雪初心者に容赦なさ過ぎ」
濡れながら楽しそうにしている皆を魔法で乾かす。クーも炎を出し、薪のいらない焚き火を作ってくれた。
「風と火を同時に操っているのか?」
温かい風を感じたアルノルド王子が私を見る。
「ええ、クーがいてくれるので」
本当はクー関係なく使えているのだが、やっぱりまだ本当の事を教える事に抵抗を感じてしまう。
「暖かいね」
レンゾ様が嬉しそうに笑う。雪が降る事のない国で育ったレンゾ様には、やはり寒さが堪えていたようだ。
「あ、そうだ」
胸につけていた小さなブローチを外す。中心にそれほど大きくはないが宝石が付いている、シンプルなデザインのブローチだ。その宝石部分に魔力を流し込む。
「レンゾ、これを」
「ん?何?」
不思議そうに私を見るレンゾの手に、ブローチを握らせる。
「うわぁ、温かい」
「魔力を込めたの。1週間くらいは持つと思うわ。レンゾにあげる」
「え?いいの?」
「ええ、クーがたくさん濡らしてしまったお詫びよ。必要になったらまた魔力を込めるわ」
「ありがとう、リア。ありがたく受け取るよ」
しかし、これに異議を唱えたのはミアノ様とパウル様だった。
「ずるくないか?ずぶ濡れになったのは私たちもなのに」
「そうです。私たちにもお詫びをください」
子供かっ⁉︎と突っ込みたくなる。
「お二人はこの国の人間でしょ。レンゾは私たちよりも寒さに弱いから特別にあげただけです」
「えー、私だって寒いぞ。クーに一番やられたのは私だからな」
口を尖らせてるミアノ様。するとクーがミアノ様の懐に飛び込んだ。
『僕があっためてあげる』
「ふふ、クーがあっためてくれるそうです」
「クーが?それはそれで嬉しいが、どうせならリアに……」
ミアノ様が放った不埒な言葉に、パウル様が被せてきた。
「では、私がリアに温めて……」
「もう乾いただろう」
更に二人に被せるように、アルノルド王子が突っ込んだ。そんな様子を見て、レンゾ様と私は笑った。
「陽が落ちてきた。そろそろライトアップされるだろう」
服もすっかり乾いた頃、アルノルド王子が空を見上げながら言った言葉に私も賛同する。
「そうですね、もう一度中心地の方へ行きましょう」
公園を出て少し歩くと、一気に華やいだ雰囲気に包まれる。街全体がオレンジの燈が暗くなり出した夜空に映えていた。雪像にもスポットライトが当たっている。幻想的な街並みに、溜息が溢れる。暫く皆無言で街を眺めていた。
「美しいな」
アルノルド王子が呟くように言うと、レンゾ様が大きく息を吐き出した。吐き出した白い息は、オレンジの燈でキラキラしている。
「皆、ありがとう。こんな綺麗な景色を見る事が出来て、いい友人たちにも出会えて……留学して良かった」
感慨深げに言うレンゾ様に、私はわざと悪戯っぽく微笑むと、チッチッチと人差し指を振る。
「ふふふ、まだよ。春になれば花祭りがあるし、夏になれば夕涼み祭りが待っているわ」
私の言葉にレンゾ様が一瞬、キョトンとしたかと思ったら満面の笑みをみせた。
「そうだよね。これからもたくさん楽しもう」
そんなレンゾ様の肩に、ミアノ様がポンと手を置く。パウル様も微笑みながらレンゾ様の後に続いた。
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こうして私たちは雪祭りを思い切り楽しんだのだった。
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