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反発の原因
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「クーの正体はここだけの秘密だ。君たちの家族にも言ってはいけないよ。勿論陛下にもだ」
皆がごくりと喉を鳴らしながら頷くとお父様はパチンと手を叩いた。そして満足気な笑みを浮かべる。多分、誓約魔法をかけたに違いない。言おうとしても言えない、そんな魔法をかけたのだろう。それから皆を見回しコホンと咳払いをすると、十分に溜めてからお父様は話し出した。
「実はね、クーは聖獣なんだ」
「え?」
四人の声が見事にシンクロする。
「聖獣なんだよ」
もう一度、先程よりもゆっくりとした口調でお父様が言うと、談話室が静まり返った。
「えええーーー⁉︎」
暫くして、パウル様が一番最初に驚きの雄叫びを上げた。私の中ではてっきりミアノ様が驚きの声を上げると思ったのに。
「聖獣⁉︎精霊ではなく?」
「そ、聖獣だよ」
「本当に⁉︎」
ローテーブルに身を乗り出して、お父様に掴みかからんばかりの勢いで驚いているパウル様の横で「聖獣ってなんだ?」と宣っていたのはミアノ様だった。そもそも聖獣という存在を知らないから叫ばなかったようだ。レンゾ様は私の横で「只者じゃないとは思ってだけど……凄いな」と小さく呟いている。3人ともにそれぞれの反応を見せている中、アルノルド王子はあまり驚いている様子もなく冷静な表情を崩さなかった。
「殿下はあまり驚いていらっしゃらないようですね」
お父様も不思議に思ったのか、王子にそう言うと、王子は静かに答えた。
「ああ、リアとクーが月の光を浴びていた姿を見た時から、精霊より希少な存在なのではないかと思っていたのでな」
「は?」
「何それ?いつ?」
パウル様とミアノ様が王子を睨むように見た。
「以前に、な。偶然だ」
そう言って優しく笑んだ王子が、私を見つめる。
『うわ、その顔は反則よ』
一気に顔に熱が溜まったのを感じた私は、思わず俯いてしまった。膝に乗っていたクーが不思議そうに私を見上げる。
「ミケーリア」
王子の後ろに立っていたお兄様から、魔力が膨らんだのがわかった。
「その話、後でゆっくり聞かせてもらおうかな」
「……はい」
そう答えるしかない私の反対の横でも魔力が膨らんでいる。
「その時は、父様にも聞かせて欲しいな」
怖いって。目がちっとも笑っていない笑みを浮かべ私を見ていたお父様だったが、すぐにまた真剣な表情に戻るとクーを見た。
「まあ、その話は後でゆっくり聞くとして……クー、その匂いと気配というのは?」
お父様の質問に『うーん』とクーが考え出した。
話を終え屋敷に戻る前、王妃殿下にドレスのお礼を言いたいとアルノルド王子に願い出ると、王子自ら王妃殿下の元まで案内してくれた。突然の訪問にもかかわらず、王妃殿下は私室へと招き入れお茶まで振る舞ってくれた。
「アルノルドは仕事に戻りなさい」
そう言って王子を追い出すと、私と王妃殿下、二人のお茶会が始まる。いきなり二人きりという展開に緊張しないはずもなく、私の心臓は有り得ないほどの爆音を鳴らしている。そんな私に優しく微笑んだ王妃殿下が、イスに座るように促した。
「そんなに緊張しないでいいのよ」
そうは言われても無理だとしか言えない。緊張が解ける事はなく、心臓が喉まで迫り上がっている気がする。
「体調はどう?」
なんとか座って落ち着こうと深呼吸を繰り返していた私に、殿下が優しく聞いてきた。
「はい、おかげさまですっかりよくなりました。お礼が遅くなりまして申し訳ございません。すっかりお世話になってしまった上にこのような素敵なドレスまで用意してくださって、本当にありがとう存じます」
立ち上がって礼をする私に「いいのよ、気にしないで」と笑う殿下。笑った表情はアルノルド王子とよく似ていた。
「ところで」
お茶を飲んでいる私に、殿下が話を振って来た。
「アルノルドとの婚約の話はどう思っているか聞いてもいいかしら?」
多分、その話題にはなるだろうと思っていた私は、殿下の目をしっかり見て答えた。
「正直に申し上げた方がよろしいでしょうか?」
「ええ、勿論」
王妃殿下からの了承を得た私は、一度大きく深呼吸してから話し出した。
「ルド様……アルノルド殿下との婚約のお話は、私の中では幻だと思っていました。お話をいただいた後も、殿下との交流はありませんでしたし、公に発表もされていませんでしたし。父も兄もその話題に触れる事は全くありませんでしたので、余計にそう思っていました」
一気にそう言うと、殿下は小さく溜息を吐いた。
「そうよね。ごめんなさいね、あの子があまりにも反発するものだから、私が発表する事を控えさせていたの」
そう言った殿下は、ゆっくりと語り出した。
「私たちは中々子宝に恵まれなくてね。このままでは側妃を迎え入れなければならないと言われるところまで来ていたの。陛下は断固として受け入れないと言っていたけれど、私は少し諦めかけていた。そんな折にできた子だったから、幼い頃から乳母に任せきりにはせず、私も陛下も子育てに積極的に参加していたわ。そのせいで少し甘やかしてしまった。それでも勤勉で何にでも興味を示す子に育ってくれてね。陛下は次期王の素質を見抜いて、完璧な伴侶を迎えてやりたいと探し出した。周辺国の王女たちから始まって、国中の令嬢の情報を集めていたわ。その間、一切アルノルドの意見は求めないままね。それがあの子の琴線に触れてしまったみたい。父上は自分で選んだ人を伴侶にしたのに、どうして私には許されないんだってね」
お茶を飲み、喉を潤した殿下が私に頭を下げた。
「それでもあなたには嫌な思いをさせたわよね。本当にごめんなさいね。でも、決してあなたが嫌いだからとか、気に入らないとかそういう事ではなかったはずなの」
私は国母に頭を下げさせてしまったという事に驚くばかりで、ワタワタしてしまう。
「あ、あの。わかりましたから。お願いですから頭をお上げください。私は何も気にしておりませんから」
私の言葉を聞いた殿下が、ゆっくりと顔を上げた。その表情はなんとも楽しそうな表情だった。
「ふふ、そんなあの子が最近はとても楽しそうでね。学院生活がそんなに楽しいのかしら?って思っていたら……ふふ」
意味深な笑みで私を見る殿下の視線が痛いのは何故?訳がわからず首を傾げる私に殿下は「これからも仲良くしましょうね」と笑っていた。
皆がごくりと喉を鳴らしながら頷くとお父様はパチンと手を叩いた。そして満足気な笑みを浮かべる。多分、誓約魔法をかけたに違いない。言おうとしても言えない、そんな魔法をかけたのだろう。それから皆を見回しコホンと咳払いをすると、十分に溜めてからお父様は話し出した。
「実はね、クーは聖獣なんだ」
「え?」
四人の声が見事にシンクロする。
「聖獣なんだよ」
もう一度、先程よりもゆっくりとした口調でお父様が言うと、談話室が静まり返った。
「えええーーー⁉︎」
暫くして、パウル様が一番最初に驚きの雄叫びを上げた。私の中ではてっきりミアノ様が驚きの声を上げると思ったのに。
「聖獣⁉︎精霊ではなく?」
「そ、聖獣だよ」
「本当に⁉︎」
ローテーブルに身を乗り出して、お父様に掴みかからんばかりの勢いで驚いているパウル様の横で「聖獣ってなんだ?」と宣っていたのはミアノ様だった。そもそも聖獣という存在を知らないから叫ばなかったようだ。レンゾ様は私の横で「只者じゃないとは思ってだけど……凄いな」と小さく呟いている。3人ともにそれぞれの反応を見せている中、アルノルド王子はあまり驚いている様子もなく冷静な表情を崩さなかった。
「殿下はあまり驚いていらっしゃらないようですね」
お父様も不思議に思ったのか、王子にそう言うと、王子は静かに答えた。
「ああ、リアとクーが月の光を浴びていた姿を見た時から、精霊より希少な存在なのではないかと思っていたのでな」
「は?」
「何それ?いつ?」
パウル様とミアノ様が王子を睨むように見た。
「以前に、な。偶然だ」
そう言って優しく笑んだ王子が、私を見つめる。
『うわ、その顔は反則よ』
一気に顔に熱が溜まったのを感じた私は、思わず俯いてしまった。膝に乗っていたクーが不思議そうに私を見上げる。
「ミケーリア」
王子の後ろに立っていたお兄様から、魔力が膨らんだのがわかった。
「その話、後でゆっくり聞かせてもらおうかな」
「……はい」
そう答えるしかない私の反対の横でも魔力が膨らんでいる。
「その時は、父様にも聞かせて欲しいな」
怖いって。目がちっとも笑っていない笑みを浮かべ私を見ていたお父様だったが、すぐにまた真剣な表情に戻るとクーを見た。
「まあ、その話は後でゆっくり聞くとして……クー、その匂いと気配というのは?」
お父様の質問に『うーん』とクーが考え出した。
話を終え屋敷に戻る前、王妃殿下にドレスのお礼を言いたいとアルノルド王子に願い出ると、王子自ら王妃殿下の元まで案内してくれた。突然の訪問にもかかわらず、王妃殿下は私室へと招き入れお茶まで振る舞ってくれた。
「アルノルドは仕事に戻りなさい」
そう言って王子を追い出すと、私と王妃殿下、二人のお茶会が始まる。いきなり二人きりという展開に緊張しないはずもなく、私の心臓は有り得ないほどの爆音を鳴らしている。そんな私に優しく微笑んだ王妃殿下が、イスに座るように促した。
「そんなに緊張しないでいいのよ」
そうは言われても無理だとしか言えない。緊張が解ける事はなく、心臓が喉まで迫り上がっている気がする。
「体調はどう?」
なんとか座って落ち着こうと深呼吸を繰り返していた私に、殿下が優しく聞いてきた。
「はい、おかげさまですっかりよくなりました。お礼が遅くなりまして申し訳ございません。すっかりお世話になってしまった上にこのような素敵なドレスまで用意してくださって、本当にありがとう存じます」
立ち上がって礼をする私に「いいのよ、気にしないで」と笑う殿下。笑った表情はアルノルド王子とよく似ていた。
「ところで」
お茶を飲んでいる私に、殿下が話を振って来た。
「アルノルドとの婚約の話はどう思っているか聞いてもいいかしら?」
多分、その話題にはなるだろうと思っていた私は、殿下の目をしっかり見て答えた。
「正直に申し上げた方がよろしいでしょうか?」
「ええ、勿論」
王妃殿下からの了承を得た私は、一度大きく深呼吸してから話し出した。
「ルド様……アルノルド殿下との婚約のお話は、私の中では幻だと思っていました。お話をいただいた後も、殿下との交流はありませんでしたし、公に発表もされていませんでしたし。父も兄もその話題に触れる事は全くありませんでしたので、余計にそう思っていました」
一気にそう言うと、殿下は小さく溜息を吐いた。
「そうよね。ごめんなさいね、あの子があまりにも反発するものだから、私が発表する事を控えさせていたの」
そう言った殿下は、ゆっくりと語り出した。
「私たちは中々子宝に恵まれなくてね。このままでは側妃を迎え入れなければならないと言われるところまで来ていたの。陛下は断固として受け入れないと言っていたけれど、私は少し諦めかけていた。そんな折にできた子だったから、幼い頃から乳母に任せきりにはせず、私も陛下も子育てに積極的に参加していたわ。そのせいで少し甘やかしてしまった。それでも勤勉で何にでも興味を示す子に育ってくれてね。陛下は次期王の素質を見抜いて、完璧な伴侶を迎えてやりたいと探し出した。周辺国の王女たちから始まって、国中の令嬢の情報を集めていたわ。その間、一切アルノルドの意見は求めないままね。それがあの子の琴線に触れてしまったみたい。父上は自分で選んだ人を伴侶にしたのに、どうして私には許されないんだってね」
お茶を飲み、喉を潤した殿下が私に頭を下げた。
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「あ、あの。わかりましたから。お願いですから頭をお上げください。私は何も気にしておりませんから」
私の言葉を聞いた殿下が、ゆっくりと顔を上げた。その表情はなんとも楽しそうな表情だった。
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