君ト僕ト秘密

riyu

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#14

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いつも通りの朝がきた

いつも通り本業を終わらせ
バイトに行く

今日も君と一緒に働ける

だが
昨日のことが
頭から離れない

メールでは
普通だったのだが
嫌われていないだろうか・・

不安な僕は現場に行く

今日は物量が少なく
皆、暇を持て余していた

昨日とはガラリと雰囲気が違う

君も仕事がないのか
掃除をしていた
近くに行き
「お疲れ様」と僕が言うと
「お疲れ様」と笑顔で君が言う

ホッとした
本当の笑顔が見れて
僕は嬉かった

いつもより1時間も早く
仕事が終わった

皆、足早に帰宅していく

僕も帰ろうとしたが
君に呼び止められた

なんか話があるらしい

飲み物を二人分買い
それを飲みながら
会社近くの河原へ向かった

仕事の話をしながら
歩く僕ら

静かな夜に
二人だかの空間

河原に座る僕
君は夜空を見上げている

話があると言ったが
一向に話さない君

川の流れる音だけが聞こえる

「あのね・・」

やっと口を開いた君
だけど
そのあとがない

しゃがみこむ君

僕は立ち上がり
君に近寄り、横に来た
君は泣いていた

「優しくされたら困ります・・」

涙が頬を流れている

僕は無意識に
自分の服の袖で
君の涙を拭いてしまった

「あ・・ごめん」

自分でも思わぬ行動だった

「飲み物ありがとうございました!」

涙を拭かれた君は
なにかを吹っ切ったように
駐車場へと歩き出す
僕を置いて足早に


走って追いかけた
何がなんだか良く分からない


「お疲れ様でした!また明日!」

僕が追い付く前に
君はそういうと走り出し
帰っていった


僕は静かな夜に
1人にされた


呆気にとられた僕
後でメールしようと
とりあえず車に乗り帰宅した。


アパートに着き
風呂に入り
いつものようにイスに座る
君にメールを送る
「大丈夫?なんかゴメン」と
君からの返事はない
けど
また明日ねっていうことは
明日会えるということだと
認識して僕はまた
テーブルに顔を伏せて
眠った

あの涙の意味を知らずに



僕には秘密がある
君には言えない秘密がある。





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