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新しい生活
相談
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私は休日が明けてすぐに、ヘミングウェイ伯爵夫人にバーネット様とのことを報告した。
バーネット様の記憶が戻ったらしく、私と元の夫婦に戻りたいと考えているようで、迎えに行くと言われたこと。
亡くなったと勘違いされ、本人の意思とは関係なく、私との婚姻関係が解消されていたことは無効にすべきだと、バーネット様が教会に働き掛けているという内容の手紙が両親に届いたということ。
そして私自身はそんなことを望んでないし、あの方と夫婦関係が戻ったら、この仕事を続けられなくなるのではと不安でいることも伝えた。
「シャノン様、よく話してくれたわ。
こういうことを解決するのが得意な方がいるわ。今から私と相談して来ましょうか。」
ヘミングウェイ伯爵夫人はニッコリと笑うと、
「すぐに王妃殿下に話しましょう!」
王妃殿下が執務室に来ると、急ぎで報告したいことがあると言って、私がヘミングウェイ伯爵夫人に話したことを王妃殿下に伝えてくれたのだ。
王妃殿下はその話を聞いた後、一瞬難しそうな顔をしたが、すぐに不敵な笑みを浮かべる。
「アメリア。貴女の籍を公爵家に移すことを許してくれるかしら?」
「それは…、公爵家の養女になるということでしょうか?」
「そうよ。教会が何か言ってきても、バーネット伯爵家が何かをしようとしても、相手が公爵家なら、強くは出れないと思うわ。
養女になると言っても籍が変わるだけだし、子供でもないのだから、今までと同じ生活を送れるわよ。
何の問題もないわ。」
「王妃殿下。それはとても有り難いと思いますが、私を受け入れてくれる公爵家があるとは思えませんわ。」
「アメリアを受け入れてくれる公爵家があれば、話を進めても良いってことね?」
王妃殿下の眼差しに迷いは感じられなかった。
「私の両親の許可さえ取れるならば、その話を進めて頂きたいと思います。」
「では私は、付き合いの深い公爵家に急ぎで手紙を書きましょう。
アメリアは色々と不安かもしれないけれど、仕事はいつも通りに頼んだわよ。」
「はい。よろしくお願い致します。」
王妃殿下の気遣いに感謝しつつ、いつも通りに仕事を進める私。
しかし、その日の午後に招かれざる客が来るのである。
「シャノン様はいらっしゃいますか?」
突然、王宮を警備している若い近衛騎士に呼ばれる。
「はい。私がシャノンでございます。」
「お客様がいらしております。」
「お客様ですか?どなたか教えて頂きたいのですが?」
執務中に面会が許されるのは、基本的に家族などの身内だけのはず。
「それが、教会の神官が面会がしたいそうで。」
教会ですって…?
「ちょっと貴方!私達は王妃殿下の側近です。執務が多忙であるのを知りながら、家族以外の者からの面会要請を、安易に引き受けないで下さる?」
私の隣で話を聞いていたヘミングウェイ伯爵夫人が、近衛騎士に注意をするのだが…
「夫人、大変申し訳ありません。
しかし教会の神官の方の面会は、よほどの事情がなければお断りするのは難しいのです。」
教会がそこそこの力を持っているのは知っている。
伯爵令嬢の私なら簡単に呼び出せるってことなのね。
この近衛騎士も困っているし、教会が私に何の用事があって来たのかも気になる。これは逃げられないわね。
「そうでしたか…。分かりました。すぐに向かいます。
ヘミングウェイ伯爵夫人、少し席を離れることをお許し下さいますか?」
「分かりました。許可いたしましょう。
……気をつけるのですよ。」
「はい。ありがとうございます。」
私が面会に応じると知り、近衛騎士が安心したような表情をしている。板挟みは辛いわよね…。
「シャノン様。第3応接室になりますので、そちらまでご案内致します。」
「お願い致しますわ。」
近衛騎士に案内されて向かった応接室に向かうと、私よりも少し年上に見える神官ともう1人男性がいた。
どうして貴方までいるの……
バーネット様の記憶が戻ったらしく、私と元の夫婦に戻りたいと考えているようで、迎えに行くと言われたこと。
亡くなったと勘違いされ、本人の意思とは関係なく、私との婚姻関係が解消されていたことは無効にすべきだと、バーネット様が教会に働き掛けているという内容の手紙が両親に届いたということ。
そして私自身はそんなことを望んでないし、あの方と夫婦関係が戻ったら、この仕事を続けられなくなるのではと不安でいることも伝えた。
「シャノン様、よく話してくれたわ。
こういうことを解決するのが得意な方がいるわ。今から私と相談して来ましょうか。」
ヘミングウェイ伯爵夫人はニッコリと笑うと、
「すぐに王妃殿下に話しましょう!」
王妃殿下が執務室に来ると、急ぎで報告したいことがあると言って、私がヘミングウェイ伯爵夫人に話したことを王妃殿下に伝えてくれたのだ。
王妃殿下はその話を聞いた後、一瞬難しそうな顔をしたが、すぐに不敵な笑みを浮かべる。
「アメリア。貴女の籍を公爵家に移すことを許してくれるかしら?」
「それは…、公爵家の養女になるということでしょうか?」
「そうよ。教会が何か言ってきても、バーネット伯爵家が何かをしようとしても、相手が公爵家なら、強くは出れないと思うわ。
養女になると言っても籍が変わるだけだし、子供でもないのだから、今までと同じ生活を送れるわよ。
何の問題もないわ。」
「王妃殿下。それはとても有り難いと思いますが、私を受け入れてくれる公爵家があるとは思えませんわ。」
「アメリアを受け入れてくれる公爵家があれば、話を進めても良いってことね?」
王妃殿下の眼差しに迷いは感じられなかった。
「私の両親の許可さえ取れるならば、その話を進めて頂きたいと思います。」
「では私は、付き合いの深い公爵家に急ぎで手紙を書きましょう。
アメリアは色々と不安かもしれないけれど、仕事はいつも通りに頼んだわよ。」
「はい。よろしくお願い致します。」
王妃殿下の気遣いに感謝しつつ、いつも通りに仕事を進める私。
しかし、その日の午後に招かれざる客が来るのである。
「シャノン様はいらっしゃいますか?」
突然、王宮を警備している若い近衛騎士に呼ばれる。
「はい。私がシャノンでございます。」
「お客様がいらしております。」
「お客様ですか?どなたか教えて頂きたいのですが?」
執務中に面会が許されるのは、基本的に家族などの身内だけのはず。
「それが、教会の神官が面会がしたいそうで。」
教会ですって…?
「ちょっと貴方!私達は王妃殿下の側近です。執務が多忙であるのを知りながら、家族以外の者からの面会要請を、安易に引き受けないで下さる?」
私の隣で話を聞いていたヘミングウェイ伯爵夫人が、近衛騎士に注意をするのだが…
「夫人、大変申し訳ありません。
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この近衛騎士も困っているし、教会が私に何の用事があって来たのかも気になる。これは逃げられないわね。
「そうでしたか…。分かりました。すぐに向かいます。
ヘミングウェイ伯爵夫人、少し席を離れることをお許し下さいますか?」
「分かりました。許可いたしましょう。
……気をつけるのですよ。」
「はい。ありがとうございます。」
私が面会に応じると知り、近衛騎士が安心したような表情をしている。板挟みは辛いわよね…。
「シャノン様。第3応接室になりますので、そちらまでご案内致します。」
「お願い致しますわ。」
近衛騎士に案内されて向かった応接室に向かうと、私よりも少し年上に見える神官ともう1人男性がいた。
どうして貴方までいるの……
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