30 / 33
閑話
閑話 ゾグラフ男爵令嬢
ある日、私は生徒会室に呼び出される。
その場には、レティシアのお兄さんと王太子殿下や生徒会のメンバーがいた。
何だろう……?
すると、その場で映像石の動画を見せられる。
こ、これは……リアン様の家でも見せられた物と同じ動画だわ。
レティシアに嫌がらせをするシーンや、令息とまぐわう姿など、とにかく恥ずかしいし、誰にも見られたくない映像。
「お前が今後、レティシアに絡んだり嫌がらせをしたりしたら、これを学園中に公開するからな。分かったか?」
レティシアのお兄さんと、その友人と思われる生徒会のメンバー達は、私を睨みつけていた。
「わ、分かりました」
「誓えるか?」
レティシアのお兄さんの殺気が怖い。
「は、はい」
「約束を忘れるなよ。じゃあ、出て行っていいぞ」
「し、失礼しまし……た」
あんな弱みを握られるなんて……
レティシアのお兄さんの言うことを聞かないと、私はこの学園に居られなくなる……
それだけはダメ。学園に居られなくなれば、お父さんと奥さんに娼館に売られちゃう。奴隷にはなりたくないもん。
レティシアが憎い! あの女がいなければ良かったのに!
あの動画でレティシアのお兄さんに脅され、友達だと思っていた令息達には相手にされなくなっていた私は、精神的に弱ってしまった。
大好きだったリアン様も、学園に来ていないみたいだし。
寂しいな……
使用人の寮は、自炊しなくてはいけない。面倒だけど町に買い物に行かなければならないんだよね。そんな時だった。
「ねぇ。君、可愛いね! その制服は貴族学園だよね? 1人で何してるの?護衛は?」
身なりが綺麗なお兄さんに話しかけられた。
「1人で夕飯の買い物ですぅ」
「えっ? 令嬢が夕飯の買い物?」
「うちは貴族でも貧乏なの!」
「へぇ。こんな可愛い令嬢がね。良かったら、美味しいご飯をご馳走するよ? それに色々と付き合ってくれるなら、お小遣いもあげるけど。
……どう?」
お小遣い……?私は迷わずにOKした。
「あんっ! ……すごい。気持ちいー。ああっ……」
「貴族令嬢がこんなに淫乱だなんて……」
このお兄さんは、貴族学園の制服が好きらしい。
制服を脱がせるのに興奮するんだって。
「ミア、可愛い。また制服で会ってくれる?」
「うん。いいよ」
「じゃあ、3日後にここで会おう」
そのお兄さんとは週に二回くらい、会って食事して宿屋に行くのが定番になった。
「ミア。俺の友達もミアと仲良くしたいって言っているんだけど、いいかな?」
「いいよ」
そんな感じで、お兄さんのお友達とも宿屋に行くようになる。
みんなそこそこの金持ちの商家の息子らしく、お小遣いを沢山くれて、優しくしてくれたから嬉しかった。
私は気付いていなかった。
町で貴族学園の制服で1人で歩いているのは目立つということに。
貴族学園の令嬢が色々な男と宿屋に出入りしていると、町で噂になっているということに。
ある日、久しぶりに学園でレティシアを見つけた。
あの女、今まで学園サボっていたの? 私の苦労も知らず、本当にムカつく女。我慢出来なかった私は、約束を破ってレティシアに絡んでしまった。
しかし、すぐにレティシアのお兄さんが駆けつけてくる。
ヤバい! 慌てて逃げる私。
何でレティシアに絡んでいるのがバレたんだろう?まるで見張られているみたい。あのお兄さん、カッコいいけど怖いから苦手なんだよね。
学園では誰からも相手にされず、1人ぼっちで過ごした。放課後や休日に、お兄さんやその友達とまぐわうことで寂しさを紛らわす日々。
そんな時、リアン様は学園に戻ってきた。
その場には、レティシアのお兄さんと王太子殿下や生徒会のメンバーがいた。
何だろう……?
すると、その場で映像石の動画を見せられる。
こ、これは……リアン様の家でも見せられた物と同じ動画だわ。
レティシアに嫌がらせをするシーンや、令息とまぐわう姿など、とにかく恥ずかしいし、誰にも見られたくない映像。
「お前が今後、レティシアに絡んだり嫌がらせをしたりしたら、これを学園中に公開するからな。分かったか?」
レティシアのお兄さんと、その友人と思われる生徒会のメンバー達は、私を睨みつけていた。
「わ、分かりました」
「誓えるか?」
レティシアのお兄さんの殺気が怖い。
「は、はい」
「約束を忘れるなよ。じゃあ、出て行っていいぞ」
「し、失礼しまし……た」
あんな弱みを握られるなんて……
レティシアのお兄さんの言うことを聞かないと、私はこの学園に居られなくなる……
それだけはダメ。学園に居られなくなれば、お父さんと奥さんに娼館に売られちゃう。奴隷にはなりたくないもん。
レティシアが憎い! あの女がいなければ良かったのに!
あの動画でレティシアのお兄さんに脅され、友達だと思っていた令息達には相手にされなくなっていた私は、精神的に弱ってしまった。
大好きだったリアン様も、学園に来ていないみたいだし。
寂しいな……
使用人の寮は、自炊しなくてはいけない。面倒だけど町に買い物に行かなければならないんだよね。そんな時だった。
「ねぇ。君、可愛いね! その制服は貴族学園だよね? 1人で何してるの?護衛は?」
身なりが綺麗なお兄さんに話しかけられた。
「1人で夕飯の買い物ですぅ」
「えっ? 令嬢が夕飯の買い物?」
「うちは貴族でも貧乏なの!」
「へぇ。こんな可愛い令嬢がね。良かったら、美味しいご飯をご馳走するよ? それに色々と付き合ってくれるなら、お小遣いもあげるけど。
……どう?」
お小遣い……?私は迷わずにOKした。
「あんっ! ……すごい。気持ちいー。ああっ……」
「貴族令嬢がこんなに淫乱だなんて……」
このお兄さんは、貴族学園の制服が好きらしい。
制服を脱がせるのに興奮するんだって。
「ミア、可愛い。また制服で会ってくれる?」
「うん。いいよ」
「じゃあ、3日後にここで会おう」
そのお兄さんとは週に二回くらい、会って食事して宿屋に行くのが定番になった。
「ミア。俺の友達もミアと仲良くしたいって言っているんだけど、いいかな?」
「いいよ」
そんな感じで、お兄さんのお友達とも宿屋に行くようになる。
みんなそこそこの金持ちの商家の息子らしく、お小遣いを沢山くれて、優しくしてくれたから嬉しかった。
私は気付いていなかった。
町で貴族学園の制服で1人で歩いているのは目立つということに。
貴族学園の令嬢が色々な男と宿屋に出入りしていると、町で噂になっているということに。
ある日、久しぶりに学園でレティシアを見つけた。
あの女、今まで学園サボっていたの? 私の苦労も知らず、本当にムカつく女。我慢出来なかった私は、約束を破ってレティシアに絡んでしまった。
しかし、すぐにレティシアのお兄さんが駆けつけてくる。
ヤバい! 慌てて逃げる私。
何でレティシアに絡んでいるのがバレたんだろう?まるで見張られているみたい。あのお兄さん、カッコいいけど怖いから苦手なんだよね。
学園では誰からも相手にされず、1人ぼっちで過ごした。放課後や休日に、お兄さんやその友達とまぐわうことで寂しさを紛らわす日々。
そんな時、リアン様は学園に戻ってきた。
あなたにおすすめの小説
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)