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奏と響子
奏と響子の場合 番外編~12/25~
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「クリスマスソングといえば?」
「『ラストクリスマス』」
「定番だね」
「奏は?」
「うーん……、『いつかのメリークリスマス』」
「どんなのだっけ?」
奏がサビを軽く弾いてみせる。
「これかー、なんか渋いね」
「そうかな?」
「若いんだからもっと明るい曲聴こうよ」
「たとえば?」
「そう言われるとなー……」
「クリスマスソングってしみじみとした曲の方が多いよね」
奏がポテトを、響子がコーラを口にする。フライドチキンもサラダもほとんど残ってない。二人前でちょうど良かったようだ。
「奏、プレゼントがあるの」
床に投げられていたバッグから、緑の袋に赤いリボンで包装されたいかにもなものを取り出す。
「……私に? ありがとう」
「開けてみてよ」
奏は丁寧に包装を解いていく。紺色のマフラーだ。
「いつも寒そうだったからさ。それくらいの色なら制服とも合うでしょ」
「うん、大事に使うね。これお返し」
響子に小さな袋を手渡した。
「そんなロマンチックなことしてくれるなんて……」
「バカにするなら返して」
「ウソだよ、ありがと」
ネックレスだ。銀のチェーンの中心に赤い音符がついている。
「……ごめん、センスなくって」
「可愛いよ」
「あ、あともう一つあるんだけど」
「なんか申し訳ないなー」
ギターを持つ。
「新曲できたから聴いてほしい」
「いいよ」
弾き始める。ゆったりとした曲だ。少し指が震えているのがわかる。
「いいね。最初のとこでグッと惹かれた」
「本当?」
「うん、明日学校行こっか? ピアノと合わせてみたくなったよ」
「夜はここに来てもいい?」
「クリスマス当日に私と一緒でいいなら」
「先生とがいい」
響子はCDの棚を探しマライア・キャリーを取り出した。
「『ラストクリスマス』」
「定番だね」
「奏は?」
「うーん……、『いつかのメリークリスマス』」
「どんなのだっけ?」
奏がサビを軽く弾いてみせる。
「これかー、なんか渋いね」
「そうかな?」
「若いんだからもっと明るい曲聴こうよ」
「たとえば?」
「そう言われるとなー……」
「クリスマスソングってしみじみとした曲の方が多いよね」
奏がポテトを、響子がコーラを口にする。フライドチキンもサラダもほとんど残ってない。二人前でちょうど良かったようだ。
「奏、プレゼントがあるの」
床に投げられていたバッグから、緑の袋に赤いリボンで包装されたいかにもなものを取り出す。
「……私に? ありがとう」
「開けてみてよ」
奏は丁寧に包装を解いていく。紺色のマフラーだ。
「いつも寒そうだったからさ。それくらいの色なら制服とも合うでしょ」
「うん、大事に使うね。これお返し」
響子に小さな袋を手渡した。
「そんなロマンチックなことしてくれるなんて……」
「バカにするなら返して」
「ウソだよ、ありがと」
ネックレスだ。銀のチェーンの中心に赤い音符がついている。
「……ごめん、センスなくって」
「可愛いよ」
「あ、あともう一つあるんだけど」
「なんか申し訳ないなー」
ギターを持つ。
「新曲できたから聴いてほしい」
「いいよ」
弾き始める。ゆったりとした曲だ。少し指が震えているのがわかる。
「いいね。最初のとこでグッと惹かれた」
「本当?」
「うん、明日学校行こっか? ピアノと合わせてみたくなったよ」
「夜はここに来てもいい?」
「クリスマス当日に私と一緒でいいなら」
「先生とがいい」
響子はCDの棚を探しマライア・キャリーを取り出した。
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