14 / 40
14.希望
しおりを挟む
日が落ちる頃。
僕が『カフェ・神月』に戻ると。
「おかえりなさい、マモルくん」
ナヅキが出迎えてくれた。
死神ふたりは、僕より先に戻っていたらしい。
「もしかして、カフェを宣伝してくれてました?」
カンナギが、僕の瞳をのぞき込む。
鋭いな。
ふたりには、何も言ってなかったのに。
「ナヅキとカンナギは、僕のために動いてくれたんだろ? なら僕だって、何もしないわけにはいかないよ」
「そんなこと、気にしなくてもいいのに……」
「本当にやさしいんですね、マモルさんは」
ふたりの瞳が潤んでいる。
そこまで感謝されると、すごく照れくさい。
明日以降、宣伝の成果が出てくれることを祈ろう。
「それじゃ……」
ナヅキはコホン、とせき払いをすると。
「マモルくんの故郷。『フューチャ村』に関する、調査結果を報告するわね」
「……お願いするよ」
僕はうなずいた。
緊張のせいか、手のひらが汗ばんでいる。
「実は……悪い知らせといい知らせ、両方があるの」
「まずはその、悪い知らせからですけど。ふたつありまして。ええっと……」
「そんなに気にしなくても、大丈夫だよ」
歯切れの悪いふたりに向かい、僕は微笑んだ。
「どんな事実でも、受け止めてみせるさ。受け止めないと、前には進めないから」
「……マモルくんは、強いわね」
ぽつりと、ナヅキがつぶやいた。
「ええ、本当に……」
カンナギはしみじみとした表情でうなずくと、続ける。
「まずは、ひとつ目です。村を焼いた犯人は……すみません。突き止められませんでした」
「まあ、そんなにうまくはいかないよな」
落胆がゼロじゃないといえば、ウソにはなるけど。
わからないなら、これから見つけ出せばいい。
それだけの話だ。
「ふたつ目は、私から話すわ」
ナヅキの目が、少し揺れた。
「マモルくんの叔父さん、ファーザという方だけど……。この方は、間違いなく亡くなっているわ。それで……」
ナヅキは、一度言葉を切ると。
意を決したように、続ける。
「天国まで案内した死神は……私よ」
「えっ!?」
僕は驚いた。
ファーザ叔父さんが故人なのは、覚悟していたけれども。
ナヅキが関わっていたのは、ビックリだった。
「その……ごめんなさい。昨日、名前を聞いたときに思い出せなくて……」
ナヅキは気まずそうに、僕から視線をそらした。
僕の気持ちは、というと。
「何だか、すごく安心したよ」
「え?」
目を丸くするナヅキに、僕は笑いかける。
「ナヅキといっしょだったなら。叔父さんも頼もしかったんじゃないかな、と思ってさ」
「……ありがとう」
ナヅキが目を伏せる。
しんみりした空気が、場を包んだ。
「それじゃあ、次に。いい知らせの方も、教えてもらっていいかい?」
僕がふたりに尋ねると。
「その前に……念のため、だけど」
「もう一度確認しても、よろしいでしょうか?」
ふたりの死神が、真剣な顔つきで僕に聞く。
「マモルくんの妹さんの名前は、ハルカさんで」
「幼なじみのおふたりの名前は、ユウリさんとアイさん。間違いないですか?」
「ああ、間違いないよ」
ふたりの問いかけに、僕はうなずくと。
「死んでないわ」
「……え?」
ナヅキの衝撃のひとことに。
僕の体は凍り付いた。
「今日私は、当時の死神仲間に片っ端から話を聞いてみたの」
ナヅキが続ける。
「でも。その3人を天国に導いた死神は、誰もいなかったわ」
「ワタシも『死神資料館』で、事件を調べてみましたけど」
今度はカンナギだ。
「資料館に保管された『死亡者リスト』にも、3人のお名前はありませんでした」
「そ……う……なの……か……!?」
これまでの認識が、根底から覆された。
頭の中がぐるぐる回る。
そのぐるぐるする、頭の中に。
街で聞いた、ひとつの噂が響き出す。
『おい、知ってるか? 『フューチャ村』の跡地で、妙な霧が発生してるらしいぞ』
『スゴ腕の冒険者ふたりが調査に出たらしいんだが、行方不明になっちまったってよ』
『『雷光の魔法剣士ユウリ』と、『専属メイド戦士のアイ』だろ?』
「――ルくん! マモルくん!」
「……はっ!?」
ナヅキの声で、僕は我に返った。
「大丈夫? 汗びっしょりよ」
「う、うん……心配かけてごめん」
まさか。
そんな。
「ユウリもアイも……生きている?」
僕と同じように、10年前の火災からは逃れていて。
僕と同じように、10年間修行を積み重ねて。
僕と同じように、復讐を目指していた……のか?
いや。
ユウリとアイだけじゃない。
「妹――ハルカも……生きている……のか?」
僕の心に。
急速に。
希望がわき上がってくるのを感じた。
「……よし!」
ならば僕には、今すぐに。
行かなきゃならない場所がある!
「ナヅキ! カンナギ! ありがとう! 僕、ちょっと出かけてくるよ!」
「え? これから?」
「もう日が暮れちゃいますよ?」
面食らうナヅキとカンナギに、僕は叫ぶ。
「街で聞いたんだ! スゴ腕の冒険者の『ユウリ』と『アイ』が、『フューチャ村』の跡地で行方不明になったって!」
「えっ!?」
「なっ……!?」
絶句するふたりに、僕は続ける。
「幼なじみがピンチなら、見過ごすわけにはいかない!」
決意とともに、僕はこぶしをギュッと握った。
「今度こそ、僕はユウリとアイを守る! 僕の命に変えても! 絶対に!」
強い気持ちで、宣言すると。
「そういうことなら、私もいっしょに行くわ」
ナヅキが手を上げた。
「こう見えても私、戦闘はそれなりこなせるの。この前は、その……いろいろあってスカイ・ドラゴンに後れを取ったけど。まともな精神状態なら、足手まといにはならないつもりよ」
「……いいのか?」
「ダメって言われても。勝手についていって、お手伝いするから」
ナヅキがクスリと微笑む。
「……ありがとう」
僕はナヅキに頭を下げた。
何だか……すごく、頼もしかった。
「すみません、マモルさん……。ワタシも行きたいんですけど、荒事は苦手で……」
申し訳なさそうに言うカンナギに、僕は首を振る。
「とんでもない! その気持ちだけで十分だよ」
「何か、ワタシにできることはありますか? 何でもおっしゃってください!」
熱のこもった、カンナギの問いかけに。
「そうだな……」
僕は少し考え、お願いする。
「僕たちが出たあとで、紅茶の準備を頼んでもいいかな? 僕の分、ナヅキの分、カンナギの分」
それから。
「ユウリとアイの分。合計5人分を、ね」
僕が『カフェ・神月』に戻ると。
「おかえりなさい、マモルくん」
ナヅキが出迎えてくれた。
死神ふたりは、僕より先に戻っていたらしい。
「もしかして、カフェを宣伝してくれてました?」
カンナギが、僕の瞳をのぞき込む。
鋭いな。
ふたりには、何も言ってなかったのに。
「ナヅキとカンナギは、僕のために動いてくれたんだろ? なら僕だって、何もしないわけにはいかないよ」
「そんなこと、気にしなくてもいいのに……」
「本当にやさしいんですね、マモルさんは」
ふたりの瞳が潤んでいる。
そこまで感謝されると、すごく照れくさい。
明日以降、宣伝の成果が出てくれることを祈ろう。
「それじゃ……」
ナヅキはコホン、とせき払いをすると。
「マモルくんの故郷。『フューチャ村』に関する、調査結果を報告するわね」
「……お願いするよ」
僕はうなずいた。
緊張のせいか、手のひらが汗ばんでいる。
「実は……悪い知らせといい知らせ、両方があるの」
「まずはその、悪い知らせからですけど。ふたつありまして。ええっと……」
「そんなに気にしなくても、大丈夫だよ」
歯切れの悪いふたりに向かい、僕は微笑んだ。
「どんな事実でも、受け止めてみせるさ。受け止めないと、前には進めないから」
「……マモルくんは、強いわね」
ぽつりと、ナヅキがつぶやいた。
「ええ、本当に……」
カンナギはしみじみとした表情でうなずくと、続ける。
「まずは、ひとつ目です。村を焼いた犯人は……すみません。突き止められませんでした」
「まあ、そんなにうまくはいかないよな」
落胆がゼロじゃないといえば、ウソにはなるけど。
わからないなら、これから見つけ出せばいい。
それだけの話だ。
「ふたつ目は、私から話すわ」
ナヅキの目が、少し揺れた。
「マモルくんの叔父さん、ファーザという方だけど……。この方は、間違いなく亡くなっているわ。それで……」
ナヅキは、一度言葉を切ると。
意を決したように、続ける。
「天国まで案内した死神は……私よ」
「えっ!?」
僕は驚いた。
ファーザ叔父さんが故人なのは、覚悟していたけれども。
ナヅキが関わっていたのは、ビックリだった。
「その……ごめんなさい。昨日、名前を聞いたときに思い出せなくて……」
ナヅキは気まずそうに、僕から視線をそらした。
僕の気持ちは、というと。
「何だか、すごく安心したよ」
「え?」
目を丸くするナヅキに、僕は笑いかける。
「ナヅキといっしょだったなら。叔父さんも頼もしかったんじゃないかな、と思ってさ」
「……ありがとう」
ナヅキが目を伏せる。
しんみりした空気が、場を包んだ。
「それじゃあ、次に。いい知らせの方も、教えてもらっていいかい?」
僕がふたりに尋ねると。
「その前に……念のため、だけど」
「もう一度確認しても、よろしいでしょうか?」
ふたりの死神が、真剣な顔つきで僕に聞く。
「マモルくんの妹さんの名前は、ハルカさんで」
「幼なじみのおふたりの名前は、ユウリさんとアイさん。間違いないですか?」
「ああ、間違いないよ」
ふたりの問いかけに、僕はうなずくと。
「死んでないわ」
「……え?」
ナヅキの衝撃のひとことに。
僕の体は凍り付いた。
「今日私は、当時の死神仲間に片っ端から話を聞いてみたの」
ナヅキが続ける。
「でも。その3人を天国に導いた死神は、誰もいなかったわ」
「ワタシも『死神資料館』で、事件を調べてみましたけど」
今度はカンナギだ。
「資料館に保管された『死亡者リスト』にも、3人のお名前はありませんでした」
「そ……う……なの……か……!?」
これまでの認識が、根底から覆された。
頭の中がぐるぐる回る。
そのぐるぐるする、頭の中に。
街で聞いた、ひとつの噂が響き出す。
『おい、知ってるか? 『フューチャ村』の跡地で、妙な霧が発生してるらしいぞ』
『スゴ腕の冒険者ふたりが調査に出たらしいんだが、行方不明になっちまったってよ』
『『雷光の魔法剣士ユウリ』と、『専属メイド戦士のアイ』だろ?』
「――ルくん! マモルくん!」
「……はっ!?」
ナヅキの声で、僕は我に返った。
「大丈夫? 汗びっしょりよ」
「う、うん……心配かけてごめん」
まさか。
そんな。
「ユウリもアイも……生きている?」
僕と同じように、10年前の火災からは逃れていて。
僕と同じように、10年間修行を積み重ねて。
僕と同じように、復讐を目指していた……のか?
いや。
ユウリとアイだけじゃない。
「妹――ハルカも……生きている……のか?」
僕の心に。
急速に。
希望がわき上がってくるのを感じた。
「……よし!」
ならば僕には、今すぐに。
行かなきゃならない場所がある!
「ナヅキ! カンナギ! ありがとう! 僕、ちょっと出かけてくるよ!」
「え? これから?」
「もう日が暮れちゃいますよ?」
面食らうナヅキとカンナギに、僕は叫ぶ。
「街で聞いたんだ! スゴ腕の冒険者の『ユウリ』と『アイ』が、『フューチャ村』の跡地で行方不明になったって!」
「えっ!?」
「なっ……!?」
絶句するふたりに、僕は続ける。
「幼なじみがピンチなら、見過ごすわけにはいかない!」
決意とともに、僕はこぶしをギュッと握った。
「今度こそ、僕はユウリとアイを守る! 僕の命に変えても! 絶対に!」
強い気持ちで、宣言すると。
「そういうことなら、私もいっしょに行くわ」
ナヅキが手を上げた。
「こう見えても私、戦闘はそれなりこなせるの。この前は、その……いろいろあってスカイ・ドラゴンに後れを取ったけど。まともな精神状態なら、足手まといにはならないつもりよ」
「……いいのか?」
「ダメって言われても。勝手についていって、お手伝いするから」
ナヅキがクスリと微笑む。
「……ありがとう」
僕はナヅキに頭を下げた。
何だか……すごく、頼もしかった。
「すみません、マモルさん……。ワタシも行きたいんですけど、荒事は苦手で……」
申し訳なさそうに言うカンナギに、僕は首を振る。
「とんでもない! その気持ちだけで十分だよ」
「何か、ワタシにできることはありますか? 何でもおっしゃってください!」
熱のこもった、カンナギの問いかけに。
「そうだな……」
僕は少し考え、お願いする。
「僕たちが出たあとで、紅茶の準備を頼んでもいいかな? 僕の分、ナヅキの分、カンナギの分」
それから。
「ユウリとアイの分。合計5人分を、ね」
0
あなたにおすすめの小説
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
最強付与術師の成長革命 追放元パーティから魔力回収して自由に暮らします。え、勇者降ろされた? 知らんがな
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
旧題:最強付与術師の成長革命~レベルの無い世界で俺だけレベルアップ!あ、追放元パーティーから魔力回収しますね?え?勇者降ろされた?知らんがな
・成長チート特盛の追放ざまぁファンタジー!
【ファンタジー小説大賞の投票お待ちしております!】
付与術のアレンはある日「お前だけ成長が遅い」と追放されてしまう。
だが、仲間たちが成長していたのは、ほかならぬアレンのおかげだったことに、まだ誰も気づいていない。
なんとアレンの付与術は世界で唯一の《永久持続バフ》だったのだ!
《永久持続バフ》によってステータス強化付与がスタックすることに気づいたアレンは、それを利用して無限の魔力を手に入れる。
そして莫大な魔力を利用して、付与術を研究したアレンは【レベル付与】の能力に目覚める!
ステータス無限付与とレベルシステムによる最強チートの組み合わせで、アレンは無制限に強くなり、規格外の存在に成り上がる!
一方でアレンを追放したナメップは、大事な勇者就任式典でへまをして、王様に大恥をかかせてしまう大失態!
彼はアレンの能力を無能だと決めつけ、なにも努力しないで戦いを舐めきっていた。
アレンの努力が報われる一方で、ナメップはそのツケを払わされるはめになる。
アレンを追放したことによってすべてを失った元パーティは、次第に空中分解していくことになる。
カクヨムにも掲載
なろう
日間2位
月間6位
なろうブクマ6500
カクヨム3000
★最強付与術師の成長革命~レベルの概念が無い世界で俺だけレベルが上がります。知らずに永久バフ掛けてたけど、魔力が必要になったので追放した元パーティーから回収しますね。えっ?勇者降ろされた?知らんがな…
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
俺の好きな人は勇者の母で俺の姉さん! パーティ追放から始まる新しい生活
石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが別に気にも留めていなかった。
ハーレムパーティ状態だったので元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、三人の幼馴染は確かに可愛いが、リヒトにとって恋愛対象にどうしても見られなかったからだ。
だから、ただ見せつけられても困るだけだった。
何故ならリヒトの好きなタイプの女性は…大人の女性だったから。
この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。
勿論ヒロインもチートはありません。
他のライトノベルや漫画じゃ主人公にはなれない、背景に居るような主人公やヒロインが、楽しく暮すような話です。
1~2話は何時もの使いまわし。
亀更新になるかも知れません。
他の作品を書く段階で、考えてついたヒロインをメインに純愛で書いていこうと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる