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勇者くんは自慰がうまくできない
0721の日 ※裏
しおりを挟む「外に出てくる。帰りは朝になるかもしれないから、先に寝て」
ルカの分の料理だけをよそってアルバは何も食べずに出ていった。
このところいつもそうだ。新しいダンジョンもなく、またルカも街から離れられない事情が続いて、急な休暇ができてルカは暇を持て余していた。
アルバが来るまでのこういう暇な時間はただただ退屈で、早くダンジョンに戻りたいとばかり願っていたが、今回はアルバと近場にであれば旅行に行っても良いし家でゆっくりすごしてもいいと考えて、休暇を喜んだのにその計画は果たせそうにない。アルバは毎日のように家を空けるようになり、二人で食事することも久しく出来ていない。
休暇を伝えたあと、アルバは
「それならちょうどよかった。俺も少し街でやりたいことがあるんだ」
といい、今のような有様で。
ルカは早々にアルバを旅行に誘うことは諦めた。
一人で何処かに行く気にもなれずにご飯を食べてトレーニングをし、余った時間は魔法研究とゴロゴロ寝るだけ、という休暇にしては生真面目で代わり映えのしない生活を送っている。
アルバはほとんど深夜に帰ってきて早朝に出かけるというのに、
家を空ける割にはあまりに完璧に家事はこなすし、食事はきちんと用意されるため、外食にも出られない。
もちろん外食をしたいと言えばアルバはその分食事を作らないのだろうし、作らせておいて文句というのもいかがなものかとは思うが、端的に言えば構ってもらえないのに責める隙も特にないのが癪だった。
この家に居候する時、アルバが半ば勝手に決めたハウスキーパーの様な条件は家を空けることになっても蔑ろにされたことはない。
街で何をしているのか気になって街の人達に声をかけ様子を伺ったことはあるが、アルバを見たという声はあるものの、何か魔族として怪しいことをしている様子はない。アルバにも適当にごまかされ、詮索はこれ以上できなかった。
アルバが構ってくれないことは単純に不満だったけれど、他にももう一つ問題がある。
アルバに毎晩のように揶揄われていた分、突然何もなくなると身体が疼いて仕方がないということだ。
……加えて、どういうわけか自慰がうまくできない。
そういったをしたことがないわけじゃない。
アルバと会うまではそれほど欲はなかったし、以前暮らしていた教会は性的なものは不浄と言われ異性交遊は愚か自慰をすることも汚らわしいことのように教えられていたため、そういったことをして見つかった寮生が折檻された噂をよく聞いた。
教会から出て冒険者になってからはパーティーの仲間の下世話な猥談によりそういった知識は自然と増え、自分で抜いたことも当然あるし、アルバと会う前はずっとそうしてきたはずだ。
なのに、何でかうまくいかない。
その日も夜になりもう寝るだけという状態でベッドに寝転んで布団にくるまると、ほんのりとアルバの香りがして落ち着いて、うとうとしているとだんだんと身体がうずいてきて煩わしく思いながらも自然と下着の中に手を入れる。
「ん…」
ほんの少しの罪悪感を抱えながら遊び始めるも、何となく気持ちが上がらなくて目を瞑ってアルバがいつも誘って触れてくる手順を思い出した。
キスをして優しく肌にふれ、体の表面を撫でてたっぷりと焦らしたあとに乳首を刺激してくれて……
アルバの手つきや肌の温度を思い出しただけで、身体が触られてるかのようにびく、と反応してしまう。まだろくに何もしていないのに腰が揺れ、呼吸が荒くなりおずおずと服の下に手を入れ乳輪をくるりと撫でまわすと存外きもちよくて、声がもれる。
「んっ」
少しじらしただけで我慢できなくなって、両手で2つの乳首をかりかりと引っ掻くとふにゃふにゃだったそこが上を向いてかたくなり、布団を足の間にはさんで腰を揺らした。
しばらくしてもうすこしでいけそうと思ったとき、ふと漏らしてしまわないかと不安になって腰を止めてしまって、我に返ったことでまた1から快感を積み上げ、何回か寸止めをしてるうちによくわからなくなって、今度はイきたいはずなのにうまくイけなくなって、癇癪を起こしそうになる。
これがアルバがいない日の初めての自慰行為ではなく何度か試みているものの、成功率は高くない。
布団を汚すことが怖いならと汚しても構わない場所でやってもあまり変わらなかった。
たまにうまく出せても欲が解消されることはなく、むしろ
(アルバにされたときはもっと気持ちよかったのに…)
だとか、
(後ろもしてほしい…)
などと言った欲ばかりが浮かんで、熱が籠り疼きがますこともわかってる。そして射精を管理されているわけでもないのに勝手にした後ろめたさだけが残るのだ。
未だ疼く体を持て余してルカはアルバがいないせいだと理不尽に怒って布団を頭までかぶった。
先走りはダラダラとこぼれ、ローションなど使っていないのに扱けば自分の体液のぬめりでクチュクチュと音が立つ。絶頂までは至らない程度の淡い快感で遊びながら、気づけばそのまま寝てしまった。
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