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第十五話 リーゼロッテの真実

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 買い出しを終えたフィリアは、帰路についていた。
 夕方になるこの時間、ここの所、毎日のように外出しているファルマール伯爵夫妻が戻ってくる。
 ファルマール家再興に向けて奔走し、あらゆる権力者と顔を合わせているらしい。
 幼いころの記憶にいる両親は、権力や地位には興味がないように見えたけれど、実際はそうではなかったようだ。

 この王国では、貴族は昼食を食べる習慣がない。
 とくに優雅に贅沢三昧をして暮らす貴族は働かないので、空腹の減りも遅かった。

 昼食を食べるのは、身体を使っての労働に携わる平民がおもで、むしろ、貴族のあいだで昼食をとることは彼らを彷彿とさせるといわれて敬遠されていた。

 ミーツディ酒場に昼頃に集まる者たちも、平民や、貴族であっても王宮に仕えている者たちがほとんどなので、空腹を満たすために昼食をとるものが多い。
 けれど、ある一定以上の貴族になると、やはり昼に食事はとらないようだ。
 実際、テオスバードも昼頃酒場に来ても食事を取らなかったし、ソードもまた、甘露茶だけで済ませていた。

 リーゼロッテに拒絶されてから、半月が経過していた。
 あれからソードは、フィリアの存在などないかのように、視線さえ向けてこない。
 当然だろう。
 それだけのことを、フィリアはしたのだ。

 リーゼロッテの様子も、大きく変わった。
 ソードと仮面夫婦を続けても微笑んでいたリーゼロッテが、ここ半月、食事もあまりとらず、部屋から出てこないのだ。
 さすがのファルマール伯爵夫妻も心配していた。彼らの心配は、リーゼロッテ自身というよりも、リーゼロッテの態度がソードの気に障るのではないかという、心配だったけれど。

 いつからこんな歪な家族になってしまったのだろう。
 幼いころは、貧乏ながらも幸せだった。
 貴族なんて自覚はほとんどなく、ただ毎日、大好きな姉と遊んで暮らしていた。

 屋敷の裏口について尚、中に入るのを躊躇った。
 リーゼロッテが微笑まなくなっただけで、この屋敷からは明るさが消え、空気もどんよりと重いものになっている。

 ぎゅ、と買い出しの籠を抱きしめた。
 今日は、リーゼロッテの好きな茶菓子を買ってきた。
 紅茶と一緒に持っていけば、食べてくれるかもしれない。

(……頑張らなくちゃ)

 自分にできることならば、なんでもやる。
 今更、出来ることなんて限られているけれど、それでも。

 フィリアに出来ることなら……なんだって。

「あれ、ミル?」

 ふいに呼ばれて、ぎょっとして振り返った。
 まさか屋敷の裏口前で声をかけられるとは思わなくて、驚きすぎて買い物籠を落としてしまう。

 転がっていく買い物籠は、来訪者の足に当たって止まった。
 彼女はその籠を拾い上げ、微笑んでフィリアへ手渡した。

「久しぶりだね、ミル。最近こないから心配してたんだ。調子でも悪いの? 顔色、あまりよくないけれど」
「あ、リマ」

 そこにいたのは、ミーツディ酒場の店主であるリマだった。
 いつもの凛々しい見目のまま、優しげに微笑んでいる。
 着ている衣類は性用のもので、さらしを巻いているのか、胸の膨らみもわからない。
 ひと目では、女性だとわからないだろう。

(相変わらず、かっこいいなぁ)

 リマを見るとほっとするのは、ミーツディ酒場を思い出すからだ。
 誰のことも受け入れてくれるあの酒場の雰囲気は、とても安心する。

 リマは、屋敷を見上げた。

「ミルはこの屋敷で働いていたのか」
「ええ、そう。ファルマール家を知ってるの?」
「有名だからね。神家の一つだし」
「……貧乏貴族だけどね」
「らしいね。でも、神家は学校でも全部覚えさせられるくらい由緒正しい家柄だから、知らない人はいないと思うよ」
「そうなんだ。学校、ってことは、リマは結構いい家の出なのねぇ。知らなかった」

 そういえば、リマの立ち振る舞いはどこか優雅だ。
 テオスバードほどではないにしろ、丁寧さからは気品を感じる。
 リマは苦笑して、ぱたぱたと手を振った。

「あはは、元だけどね。今は実家と絶縁して、酒場の店主だよ。ところで、ミル。この屋敷で働いてるのなら、ここの令嬢に渡してほしいものがあるんだけどいいかな」
「……令嬢、ってもしかして、リーゼロッテ様のこと?」

 静かな緊張を覚え、知らずに声が強張った。
 リマは特に気にしたふうもなく、小脇に抱えていた包みを両手に持ち、フィリアへ差し出した。

「これ、リンゴ酒。ひと瓶だから、少し重いけど」
「リンゴ酒? リーゼロッテ様に?」
「うん。なかなか取りにこないからさ、届けに来たんだ。代金は先に貰ってるから、安心して」
「……リマ、リーゼロッテ様と知り合いなの?」

 そういえば、リーゼロッテはミーツディ酒場を知っていた。
 ソードを探しに近くまで行ったと言っていたし、「あの日」もリーゼロッテはミーツディ酒場にいたと自身で言っていたことを思い出す。

「そういえば、リーゼロッテ様も、ミーツディのお客さん、なんだっけ」
「そう。まぁ、つい最近常連になりつつあった、ってくらいなんだけどね。旦那さんが王城に務めてるらしくて……って、ここで働いてるなら、知ってるか」
「え、あ、まぁ」
「いつだったかなぁ。旦那さんが仕事中でも、少しでも旦那さんの傍にいたいとかで、王城の近くに立ち尽くしてたことがあってね。いやぁ健気だねぇ。ま、寒い日だったし、温めたリンゴ酒をあげたんだ。寒かろうと思ってさ」

 リマはやはり、誰にでも優しい。
 リマと出会った冬の日を思い出す。
 あれからミーツディ酒場の常連になったのだ。
 リーゼロッテも、リマとの出会いをきっかけにミーツディ酒場に通うようになったのだろう。

「そのあとかな。うちが王城から近いこともあって、常連さんになりつつあったんだけど、急に来なくなったんだよね。前に、代金だけ貰って取っておいたリンゴ酒がそのままだったから持ってきたんだ。翌日に取りに来るって言って来なかったから、急ぎかと思って」
「そう、わざわざありがとう」

 笑顔でリンゴ酒を受け取ると、ふと、リマがフィリアの頬を撫でた。

「……大丈夫?」
「え?」
「ミル、顔色よくないよ。体調悪いんじゃないのかい」
「ああ、私なら平気よ。今が……頑張りどきだと、思うし」
「ミルは頑張り屋さんだから、心配なんだよ」

 リマはそう言って、ファルマール家の屋敷を見上げた。
 つられて視線を上げれば、痛んだレンガ作りの屋根や、害虫のように這った蔦に埋め尽くされた、元は白かった壁。古めかしく、全体的に変色した屋敷の裏側が、見える。

「……もし、辛かったら、いつでも僕のところにおいで」

 リマは視線をフィリアに戻した。

「僕は全然裕福じゃないし、カネも地位もないけど。でも、愛だけはあるから。ミルのこと、養ってあげる。というか、一緒に酒場を切り盛りしてくれたら嬉しいんだけどね」

 はは、とリマは笑って、フィリアの頭を撫でる。

「だから、あんまり思い詰めるんじゃないよ。ミルはすぐに無理するから」
「……ありがとう」

 リマはいつだって優しくて、フィリアを甘やかしてくれる。
 酒場の雰囲気も癒されるし、あの場で働けるのなら、今より日々の生活に色がつくかもしれない。

 けれど、リマに甘えるわけにはいかないのだ。

 出来る限りファルマール家と離れたくないし、リーゼロッテの傍にいたい。
 傍にいることで彼女を苦しめるかもしれないけれど、屋敷を出てはいけないというのがリーゼロッテの望みなら、フィリアはその通りにしたいと思う。

 笑みを浮かべてお礼を述べたフィリアを見て、リマは苦笑した。
 何かを言いたそうな、けれども堪えているような、そんな表情のまま軽く手を上げて去っていく。

 フィリアは受け取ったリンゴ酒と買い物籠を抱えて、裏口から厨房へ向かった。
 買いだしてきた品をそれぞれの場所に片づけてから、リンゴ酒の瓶を持ってリーゼロッテのもとへ向かう。

 リーゼロッテの部屋の前にくると、いつも緊張する。
 姉妹で格差が明確になりつつあったときからそうだけれど、完全に嫌われてしまってからは、更に緊張するようになった。

 ノックをしてしばらく待つ。

 返事がないのはここ最近同じで、フィリアは「失礼しますね」と断ってからドアを開けた。
 リーゼロッテはベッドに横になり、ぼうっと天井を見つめていた。
 美しい金髪は乱れて敷布に広がり、白い赤子のようなすべすべだった肌は荒れている。頬はこけ、うつろな瞳は天井を向いているのに、どこも見ていないような気さえした。

「リーゼロッテ様に、お届けものがございます」

 そう告げて、リンゴ酒の瓶を小棹のうえに置いた。

「ミーツディ酒場のリマ様より、リンゴ酒を預かってまいりましたよ」

 そう告げた瞬間、起き上がりこぶしのようにリーゼロッテが半身を起こした。
 突然のことに、フィリアは目を瞬く。
 急に起き上がったせいか、リーゼロッテは眩暈を起こしたようで、ふらりとベッドに倒れ込んだ。

「リ、リーゼロッテ様!」
「……あなた、ミーツディ酒場へ行ってきたの?」
「いえ、リマ様がお屋敷まで持ってきてくださったんです」
「いつなの?」
「え、ついさっき、ですが」

 リーゼロッテはベッドから降りると、裸足のまま駆け出した。
 そのまま部屋を出ていこうとしたが、最近あまり動いていなかったリーゼロッテは衰弱しており、ふらふらと壁にもたれるようにして座り込む。

「お待ちくださいっ、どうなさったのですか」
「……リマ様に、お礼を」
「リマ様でしたら、もう帰られましたよ。それに、リーゼロッテ様は夜着のままですし、体も弱っておられます。そのままでの外出はお止めになったほうがよろしいかと」

 リーゼロッテは頬に手を当て、切なげに目を伏せた。

「そうね、化粧もしていない姿を見せられないわ。最近は湯あみもしていなかったし」

 リーゼロッテは苦笑するとフィリアの手を借りて立ち上がり、小棹のリンゴ酒を手に取った。
 それを大事そうに胸に抱える。

(……?)

 目を細めて頬を染めるリーゼロッテに、違和感を覚えた。
 まるで、かつてソードに向けていたような、優しげな眼差し――いや、それよりも遥かに美しく、穏やかで、慈愛に満ちたものだ。
 まさか、という思いが胸を過る。
 けれど、と同時に否定した。

(そんなはずない。でも、でも)

 ずっと傍でリーゼロッテを見てきたのに、リーゼロッテのこんな表情を見るのは初めてだ。
 挙式のときの幸せそうな顔すら、演技に思えてくるほどに、ふわふわとした淡い何かで包まれているような優しさを感じる。

 ふと、リーゼロッテがフィリアを振り返った。
 やつれた壮絶さをまといながらも微笑む彼女の魅力は、やはりフィリアの心を惹きつける。
 こうして、またリーゼロッテに笑みを向けて貰えるなんて。
 しかも、これまでと比較にならないほど、愛しげな笑みを。

「ありがとう、フィリア」

 大きく目を見張る。
 お礼を言われた。
 リーゼロッテに……生まれて、初めて。
 ごくりと生唾を飲み込み、拳を握り締める。
 そして、大きく鳴る心音を無視して、そっと問う。

「……リーゼロッテ様は、ソード様を愛されているの、ですよね」

 リーゼロッテは目を伏せた。
 リンゴ酒を抱えたまま、ベッド脇に腰を下ろす。

「いいえ」

 リーゼロッテは言い切った。
 取り繕うこともせず、笑みも浮かべず、むしろ冷ややかな表情をして。

「結婚する前は、いい男だと思ったし、満足だったの。私の魅力ってさすがね、と自分に自信がもてたわ。でも、現実はそうじゃなかった。貴族の結婚なんてそんなものだってわかってはいたけど、愛されないって辛いの。あ、ソード様は女性に興味ないんですって」

 リーゼロッテは自嘲的に笑い、フィリアを見る。

「腹が立ったわ。だから、弱みを握ってやろうと思って彼の職場近くを探ったり、張り込んだりしたけど。結局それもわたくしの自己満足だった。うちは没落貴族だけど、やっぱりわたくしは世間知らずの貴族なのよね。寒さを我慢して、ひたすら王城前で待機したことがあったの。なんだか、帰ってしまったら負けなような気がして。……フィリア、あなたに事情を離せば外套を用意して貰えたのでしょうけれど、誰にも言いたくなかったから、私はいつもの軽装だったの。そのときリマ様に出会って、暖かなリンゴ酒を戴いたわ」

 リンゴ酒を渡したことは、リマからも聞いていた。
 しかし、それ以前に語られた内容については、フィリアの予想とはかけ離れていた。

 フィリアは何か言おうと口をひらくけれど、結局閉じた。
 何を言えばいいのかわからない。
 相槌を打てばいいのか。
 それとも、何か気の利いた言葉をかけるべきなのか。

 リーゼロッテは、話を続けた。

「それから、ミーツディ酒場に通うようになったの。リマ様に会いに。彼女は人気者で、いつも誰かの相手をしていたわ。いつの間にか、わたくしの目的はソード様ではなくてリマ様に会うことになっていた。……リマ様とお話していると、安心するの。この人の役に立ちたいって思って初めて、自分の愚かさを知ったわ」
「愚かさ、ですか」
「そう。わたくしは、ソード様のことを最初から愛してなんかいなかったのよ。彼の見た目や華やかな地位ばかり見て、内面を知ろうとしなかった。それどころか、お父様たちの願いに沿いたくて、援助金目当てに結婚したようなものだわ。だから、わたくしが彼に愛されないのは当たり前。なのにわたくしはソード様を恨んで、彼を苦しめてやろうと思った」

 馬鹿よね、とリーゼロッテは呟く。
 これはきっと、リーゼロッテの本音だろう。
 弱みをひとに見せたがらない気丈なリーゼロッテが話してくれた、大切な秘密。
 ふと、リーゼロッテが微笑んだ。

「リマ様は、フィリアが好きみたい。フィリアの未来はフィリアが決めることだから、わたくしが頼める立場ではないけれど。できることなら、リマ様と一緒に幸せになってほしいわ」
「……リーゼロッテ様は、リマ様の、ことを」
「ふふ、まさか、性別を超えた愛があるなんて知らなかった。こんなにも誰かを愛おしく思うことがあるなんて、思わなかった」

 ああ、とフィリアは足元の床が崩れ落ちたような錯覚を覚えた。
 まさかと思っていたけれど、本当にリーゼロッテはリマのことを愛しているのか。
 リーゼロッテは、腕の中のリンゴ酒の瓶を愛しげに見つめる。

「わたくしは、ソード様と離婚できないわ。彼にファルマール家を再興して頂かないといけないから、お金と王家に近しいツテが必要なの。お父様たちもそれを望んでいる。だから、わたくしはリマ様のもとへ行けない。……ごめんなさい、フィリア。そう思うと、あなたが羨ましくて、悔しくて、嫉妬して。あなたに酷いことを言ってしまったわ」
「……あの、リーゼロッテ様。ミーツディ酒場のことを私にお聞きになった日、あなたもあの場にいた、んですよね」
「ええ。見てしまったの、リマ様があなたに真紅のバラを贈っているところを」
「あ、あれは、誕生日だからです。リマ様は誰にでも贈り物をするんですよ。リーゼロッテ様だって、リンゴ酒を戴いたじゃないですか」
「あなたにバラを贈ったときのリマ様の幸せそうな顔を見て、わたくし、咄嗟に逃げたの。けれど気のせいだと思いたくて、気を落ち着かせてから酒場に戻ったわ。フィリアがいなくなっていたから、リマ様に直接聞いたの。そうしたら、リマ様は恥ずかしそうに教えてくださった。リマ様が花を贈るのは、『ミル』だけなのですって」

 リマは誰にでも優しい。
 それは確かだけれど、確かにフィリアに対するように女性を口説くところは見たことがなかった。

(私なんかのどこを好きになれるの)

 卑怯で、愚かで、私欲が強くて。
 両親にも見放されたフィリアを心から愛してくれる者なんかいないと思い込んで。

 フィリアは、本当に周りが見えていなかったらしい。 
 まつげを震わせながら目を伏せた。

 リーゼロッテがソードに惚れていると知ったとき、心から腹が立った。
 ソードを殺してやりたいとさえ思った。
 なのに、リーゼロッテがリマを愛していると言った今、フィリアはリマを憎いとは思わない。

 リマが素敵な人であると知っているからリーゼロッテを任せられる、というのもある。
 けれど、根本的な理由はほかにあった。

 フィリアは、リーゼロッテを愛している。
 けれど、フィリアが本当に欲していたのは「必要とされること」だったのだ。

 勿論、誰でもよかったわけじゃない、リーゼロッテに必要とされたいと思った。
 そんな心の底に隠していた願望に気づかせてくれたのはソードだった。彼に必要とされて、自分の本心を知れた。

 そして、ただただリーゼロッテの幸せを願うと決めた。
 今のフィリアが心から望むのは、ただ一つだけ。
 リーゼロッテの、幸せだ。

「……リーゼロッテ様は、リマ様のもとへ行きたいですか。その、恋人になりたいですか」
「え? それは、出来ることなら」

 リーゼロッテは、瓶を抱えたまま俯く。
 かすかに笑みを描いた唇で、言葉を紡いだ。

「でも、彼女がわたくしを愛していないことは知っているから、いいの。でもね、それでも役に立ちたい。貴族の地位なんていらない。ただ、リマ様のお傍にいたいのよ」

 リーゼロッテの気持ちは、痛いほどよくわかる。
 貴族の地位などなくても、ただリーゼロッテの傍にいたい――そう思いながら、フィリアもまた、この屋敷に留まっているのだから。

「無理なのはわかっているわ。安心して、ファルマール家はわたくしが守ってみせる。あなたにも心配をかけたわね。明日からちゃんと食事もとるから。……このリンゴ酒は、しばらく部屋に置かせて。愛でていたいの」

 フィリアは微笑んだ。
 自分が作れる限りの笑みを浮かべる。

 フィリアが望むのは、最初から――リーゼロッテの幸せだ。

 そのためならば、なんだってしよう。
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