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4.アレキサンドライトの輝き
17.ネズミ捕り二重奏
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「くそっ、なんで一匹もかからねえんだよ!」
苛立たしく声をあげたが、視線の先の『ネズミ捕獲用粘着シート』の上にはネズミの『ね』の字も乗ってはいない。今日はクロエ達からの依頼を受けて、既に2日目の夕刻であった。
『ネズミ寄せの笛』は、魔法素材が使用可能な点も有って、他の依頼品よりも比較的簡単に思われていた。しかし、ネズミを集める事は出来るのだが、指定した場所に集まるのではなく、奏者の周囲に集まってしまうという問題を抱えていた。
奏者が多数のネズミに囲まれるという、生理的恐怖感との戦いを強いる欠陥品ではないかとの指摘が、特に女性の間からでて調整中であった。実際足の踏み場も無くなる為、奏者が逃げられないという欠点は重大であった。
リアン達からすれば、特定条件時にしか使えない魔道具など、失敗作以外の何者でもない。
『水蒸気蒸留装置』についても苦労しているのが現状である。なにせ、アレキサンドリア国内であれば魔法は一般的なものであり、効率も良いので、わざわざ『水蒸気蒸留装置』のような物を作る必要は無い。そのために、理論すら知られていなかったのである。
結局クロエが書いた図を元に、試作しているのだが、こちらも試行錯誤しているが、魔法も使わず、素材も他国が用意に手に入れられる品質の物と制限があり、精油の採取率もまだまだ低い状態であった。
そして、リアンが取り組んでいるのが『ネズミ捕り器』である。当初は『こんな簡単な物を何故自分が作らねばならないのか』とごねたリアンであったが、
「簡単な物をリアン様が作れば直ぐに終わりますし、その後難航しているチームの支援に回っていただければ」
というアーシャの言葉に納得して着手したのだったが……、結果は推して知るべしである。ネズミなぞ簡単に取れると豪語していただけあって、意気消沈の激しいリアンであった。
「とりあえず、ネズミ達がどう動いているか確認してみましょう」
リアンのサポートに入っているアーシャの言葉に、リアンは頷いて昨夜のネズミの動きをカメラで撮影された動画により確認する。
実際のネズミの動きを見ることが出来るのは、やはり大きい事だ。室内に適当に配置された『ネズミ捕獲用粘着シート』の大部分は、全くネズミが寄り付かない。
「これは、設置場所も良くないですよ、リアン様。ネズミ達は壁際を歩いているのに、部屋の真ん中ではそもそも通りませんもの」
アーシャの指摘どおり、殆どのネズミは壁際や物陰を歩いており、リアンの設置したシートには寄り付きもしない。
「ちょっと待てよ、一枚は壁際にあるだろ。あいつら避けて通って行ったぞ!」
「……リアン様? ネズミは結構かしこいんですよ。たかがネズミと馬鹿にしていたでしょう?」
アーシャの言葉に、リアンは黙り込むしかない。事実結果がこれであるのだから、言い訳のしようもないのである。
そんなリアンに、小首を傾げて、赤毛を揺らしたアーシャは言った。
「とりあえず、今日は人に慣れている2グループのネズミ達と過ごして、習性を学んでみてはいかがですか?」
「ちょっとまてよ、ネズミ捕りを作るだけで、なんでネズミなんかと一緒に居なければならないんだ」
リアンは憤るが、アーシャは全く怯まない。
「いつもリアン様が仰ってるじゃないですか。成果の上がらない道具なんて唯の飾りだと。リアン様のネズミ捕りも、今は唯の飾りなんですよ。
正しい設置場所や使用方法を、依頼者に伝えなければ、結局私達が作った物は使えなかったといわれるんです。そう言われない為の研究です」
アーシャの言葉に絶句したリアンは、すごすごとネズミの飼育されている部屋へと向って歩いていく。そんなリアンの後姿を見ながら、内心でアーシャは身悶えていた。
(くぅ~、やっぱり日頃強気のリアン様が、意気消沈している時の後姿っていいわぁ~)
アーシャはどうやら、リアンにとって、厄介な趣味の持ち主なのかもしれない……
*****
翌朝、ネズミの飼育部屋から出てきたリアンは、目の下にクマをこしらえつつも意気揚々としていた。そんなリアンにアーシャは一抱えはある紙袋を手渡したのである。
「結構重いなこれ。なんなんだよ、アーシャ?」
花が開くような笑顔を見せながら、アーシャは話した。
「昨日、下層街で買い求めてきた『ネズミ捕獲器』です。実際に使用されているものを学ぶのも必要かと思いまして。費用は経費に付けてありますので、問題ありません」
「いや、そういう問題じゃなくて。っていうか、俺に他の道具をまねろっていうのかよ!」
プライドを傷つけられたリアンが喚くが、アーシャは気にしない。形のいい人差し指をリアンの前にかざして、左右に振りながら話した。
「ネズミの生態も知らず、過去の同様の道具からも学ばないのでは、作った物の水準なんてたかが知れますよ。
生態も過去の道具も知った上でつくれば、リアン様ならもっと良い物を作れるに決まっています」
信頼されている様な、全く信頼されていないような微妙な表現に、リアンは絶句しながらも受け取った包みの中を検め始める。
大抵は、餌を採ると仕掛けが作動し、扉が閉まったりするものである。なかには、こんな物でネズミが捕まえられるのかと言うような物もあったが、確かに魔法を使わずに捕獲する機構面では参考にする事が出来そうであった。
「そういえば、リアン様。ネズミが、何故リアン様の罠を避けて通るか判りましたか?」
アーシャの問いに、リアンは頬をかきながら答えたのだが、結果はアーシャの予想通りであった。動物性の膠は臭いがする為、ネズミが忌避した可能性が高いようである。
「そうなると、ネズミを捕獲できるような天然素材は、確保できそうもないですね」
「あぁ、そうなると新たに考え直しなんだよな」
「リアン様は1つの事を思いつくと、それに執着する場合が多いですからね。今回もそれがでてますよ」
アーシャのいう事に、リアンは思い当たる点もあったのか黙り込んでしまった。アーシャは幼馴染でもあり、紅家系の娘でもある為、付き合いは永く色々な面で頭が上がらないリアンである。
そんなリアンの顔を、後ろ手に手を組んだアーシャが覗き込むような仕草を見せた。サラリと肩で揃えた赤毛が流れ、リアンは少し戸惑ってしまう。
アーシャは幼馴染でもあり、言動もサッパリしているし元気もいいが、その分女性として意識した事は無かった。ボーイッシュといえば、クロエが思いつくが、クロエは言動や行動がボーイッシュ(元は男性なので当然ではあるが……)なので、余り女子だという意識はわかない。
しかし、アーシャはクロエと違ってあくまでも見た目がボーイッシュな女の子である。そして、学内ではリアンも男子といる事が多い為、あまり女子との接近に免疫はなかったのであった。
「ちょっと近い、近い」
慌てて一歩後ずさるリアンをみて、アーシャはにっこり微笑むのだった。
「それじゃあ、早速新しい『ネズミ捕り器』を考えましょうか」
アーシャはリアンの手をとり、工房へと向うのであった。戸惑い気味のリアンを引き連れて……
苛立たしく声をあげたが、視線の先の『ネズミ捕獲用粘着シート』の上にはネズミの『ね』の字も乗ってはいない。今日はクロエ達からの依頼を受けて、既に2日目の夕刻であった。
『ネズミ寄せの笛』は、魔法素材が使用可能な点も有って、他の依頼品よりも比較的簡単に思われていた。しかし、ネズミを集める事は出来るのだが、指定した場所に集まるのではなく、奏者の周囲に集まってしまうという問題を抱えていた。
奏者が多数のネズミに囲まれるという、生理的恐怖感との戦いを強いる欠陥品ではないかとの指摘が、特に女性の間からでて調整中であった。実際足の踏み場も無くなる為、奏者が逃げられないという欠点は重大であった。
リアン達からすれば、特定条件時にしか使えない魔道具など、失敗作以外の何者でもない。
『水蒸気蒸留装置』についても苦労しているのが現状である。なにせ、アレキサンドリア国内であれば魔法は一般的なものであり、効率も良いので、わざわざ『水蒸気蒸留装置』のような物を作る必要は無い。そのために、理論すら知られていなかったのである。
結局クロエが書いた図を元に、試作しているのだが、こちらも試行錯誤しているが、魔法も使わず、素材も他国が用意に手に入れられる品質の物と制限があり、精油の採取率もまだまだ低い状態であった。
そして、リアンが取り組んでいるのが『ネズミ捕り器』である。当初は『こんな簡単な物を何故自分が作らねばならないのか』とごねたリアンであったが、
「簡単な物をリアン様が作れば直ぐに終わりますし、その後難航しているチームの支援に回っていただければ」
というアーシャの言葉に納得して着手したのだったが……、結果は推して知るべしである。ネズミなぞ簡単に取れると豪語していただけあって、意気消沈の激しいリアンであった。
「とりあえず、ネズミ達がどう動いているか確認してみましょう」
リアンのサポートに入っているアーシャの言葉に、リアンは頷いて昨夜のネズミの動きをカメラで撮影された動画により確認する。
実際のネズミの動きを見ることが出来るのは、やはり大きい事だ。室内に適当に配置された『ネズミ捕獲用粘着シート』の大部分は、全くネズミが寄り付かない。
「これは、設置場所も良くないですよ、リアン様。ネズミ達は壁際を歩いているのに、部屋の真ん中ではそもそも通りませんもの」
アーシャの指摘どおり、殆どのネズミは壁際や物陰を歩いており、リアンの設置したシートには寄り付きもしない。
「ちょっと待てよ、一枚は壁際にあるだろ。あいつら避けて通って行ったぞ!」
「……リアン様? ネズミは結構かしこいんですよ。たかがネズミと馬鹿にしていたでしょう?」
アーシャの言葉に、リアンは黙り込むしかない。事実結果がこれであるのだから、言い訳のしようもないのである。
そんなリアンに、小首を傾げて、赤毛を揺らしたアーシャは言った。
「とりあえず、今日は人に慣れている2グループのネズミ達と過ごして、習性を学んでみてはいかがですか?」
「ちょっとまてよ、ネズミ捕りを作るだけで、なんでネズミなんかと一緒に居なければならないんだ」
リアンは憤るが、アーシャは全く怯まない。
「いつもリアン様が仰ってるじゃないですか。成果の上がらない道具なんて唯の飾りだと。リアン様のネズミ捕りも、今は唯の飾りなんですよ。
正しい設置場所や使用方法を、依頼者に伝えなければ、結局私達が作った物は使えなかったといわれるんです。そう言われない為の研究です」
アーシャの言葉に絶句したリアンは、すごすごとネズミの飼育されている部屋へと向って歩いていく。そんなリアンの後姿を見ながら、内心でアーシャは身悶えていた。
(くぅ~、やっぱり日頃強気のリアン様が、意気消沈している時の後姿っていいわぁ~)
アーシャはどうやら、リアンにとって、厄介な趣味の持ち主なのかもしれない……
*****
翌朝、ネズミの飼育部屋から出てきたリアンは、目の下にクマをこしらえつつも意気揚々としていた。そんなリアンにアーシャは一抱えはある紙袋を手渡したのである。
「結構重いなこれ。なんなんだよ、アーシャ?」
花が開くような笑顔を見せながら、アーシャは話した。
「昨日、下層街で買い求めてきた『ネズミ捕獲器』です。実際に使用されているものを学ぶのも必要かと思いまして。費用は経費に付けてありますので、問題ありません」
「いや、そういう問題じゃなくて。っていうか、俺に他の道具をまねろっていうのかよ!」
プライドを傷つけられたリアンが喚くが、アーシャは気にしない。形のいい人差し指をリアンの前にかざして、左右に振りながら話した。
「ネズミの生態も知らず、過去の同様の道具からも学ばないのでは、作った物の水準なんてたかが知れますよ。
生態も過去の道具も知った上でつくれば、リアン様ならもっと良い物を作れるに決まっています」
信頼されている様な、全く信頼されていないような微妙な表現に、リアンは絶句しながらも受け取った包みの中を検め始める。
大抵は、餌を採ると仕掛けが作動し、扉が閉まったりするものである。なかには、こんな物でネズミが捕まえられるのかと言うような物もあったが、確かに魔法を使わずに捕獲する機構面では参考にする事が出来そうであった。
「そういえば、リアン様。ネズミが、何故リアン様の罠を避けて通るか判りましたか?」
アーシャの問いに、リアンは頬をかきながら答えたのだが、結果はアーシャの予想通りであった。動物性の膠は臭いがする為、ネズミが忌避した可能性が高いようである。
「そうなると、ネズミを捕獲できるような天然素材は、確保できそうもないですね」
「あぁ、そうなると新たに考え直しなんだよな」
「リアン様は1つの事を思いつくと、それに執着する場合が多いですからね。今回もそれがでてますよ」
アーシャのいう事に、リアンは思い当たる点もあったのか黙り込んでしまった。アーシャは幼馴染でもあり、紅家系の娘でもある為、付き合いは永く色々な面で頭が上がらないリアンである。
そんなリアンの顔を、後ろ手に手を組んだアーシャが覗き込むような仕草を見せた。サラリと肩で揃えた赤毛が流れ、リアンは少し戸惑ってしまう。
アーシャは幼馴染でもあり、言動もサッパリしているし元気もいいが、その分女性として意識した事は無かった。ボーイッシュといえば、クロエが思いつくが、クロエは言動や行動がボーイッシュ(元は男性なので当然ではあるが……)なので、余り女子だという意識はわかない。
しかし、アーシャはクロエと違ってあくまでも見た目がボーイッシュな女の子である。そして、学内ではリアンも男子といる事が多い為、あまり女子との接近に免疫はなかったのであった。
「ちょっと近い、近い」
慌てて一歩後ずさるリアンをみて、アーシャはにっこり微笑むのだった。
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