156 / 349
5.南海の秘宝
24.雪中行軍?!
しおりを挟む
視界を埋め尽くす白・白・白・白。
むぅ、一面の銀世界という奴ですが、なぜこんな事になったんでしょう……? そこは、前回の演習と同じように、東西5km、南北2kmの広大なエリアが、緩急あわせた斜面に、所々に生えた針葉樹、そして先ほども言いましたが、白・白・白・白と雪が一面に積っています。
そして……
「皆さん寒そうですね」
「「「寒いに決まってるだろうが~!!」」」
お叱りを受けましたが、僕は相変わらずの普段着に風魔法による断熱結界のお陰で寒さは堪えません。というか、みなさん自分で望んだんじゃないですか。冬山での演習を……
「では、PT毎に隊列を組んでください。事前の編成表では、編成に問題があるPTは無かったはずですが、大丈夫ですね」
皆さん頷いていますね。では、開始しますか。
「では、途中にはラビがいますので、油断せずに山頂を目指して下さい。雪中行軍訓練、開始!」
6名づつ15のPTに分かれた90名の戦闘実習受講生は、それぞれ山頂を目指します。
「ちょっと、ラビって危なくないんですの?」
僕の斜め後ろでは、着膨れしたイリスさんが佇んでいます。相変わらず寒さには弱いんですね。
ラビというのは、兎に一本角が生えた魔物です。白い毛色は冬山では保護色となっていて、発見は難しく、その行動は俊敏です。山岳地では、時折増えすぎて新芽を食べ尽し、農作物も食い荒らします。
「弱いと侮って戦わなければ、Lv.Eの冒険者さんで余裕のはずですよ。ラビは集団戦はしませんし、時折くるクリティカルさえ喰らわなければ……」
首を狙ってくるクリティカルが発生すると、高確率で死に至りますが、今回も保護魔道具を着けているので、ダメージがあればエスケープさせられます。
「さて、僕達は彼らが帰って来るまで、待つだけですから、少し暖でも採っていましょう」
今回は基地として、麓に僕とイリスさん、魔法医療学受講生の7名が待機し、なぜかアレキも一緒にいます。
「アレキは寒くないんですか?」
僕のイメージでは、猫はコタツで丸くなるのですが、アレキは家猫さんと違って、生粋の森猫さんです。寒さには強いのでしょうね。
「我輩が住んでいた北部の森なぞ、真冬では吐く息も凍る日があるでな。この程度の寒さなど、ものでもない」
吐いた息の水分が凍りついて、その音が聞こえる現象を、『星のささやき』と言いましたが、たしか-50℃位で聞こえるといいますから、北部エリクシアは途轍もなく寒いのに、あんなに樹があるのは精霊樹の存在が大きいのでしょうね。
まあ、アレキは良いとして、じっとしていると寒くなりますので、僕は『かまくら』を作る事を提案します。簡単に説明して、みんなで1つ作ると、デーゲンハルトとカレルの2人が、せっせと働いてくれて、大き目の『かまくら』が2つ完成します。女子3名は完成した『かまくら』の中で、七輪にのせたお餅を焼いています。
レギニータも最初は雪を珍しそうにしていましたが、流石に寒くなったのでしょうね。七輪で暖をとりながら、毛布に包まっています。
かまくらの外では焚き火を起こして、大鍋で鍋料理でも作りましょうか。大鍋に唐辛子とゴマなどで作ったダシのベースをお水でといて煮立てます。
白菜をざく切りにして、長ネギを斜め切り、お鍋に投入。適度な所で、事前に作っておいた餃子を投入します。
餃子に火が通ったら、数センチ単位で切ったニラを投入して出来上がりです。
赤いスープが辛そうに見えますが、程よい辛さの『坦々餃子鍋』の完成です。むぅ、某キャンプアニメほど見た目は良くないけど、味はまぁいけるほうでしょう。
「はい、これでも食べて待ちましょう」
イリスさんを含めて7人分(アレキは猫舌ですから無理ですね)をお椀によそい、皆さんに提供します。
「あれ? 食べないんですか? 美味しいのに」
みなさん、スープが赤いのに抵抗があるようですね。僕は自分の分を一口食べると、うん、十分食べられる辛さですし、美味しいですよ?
僕が一口食べたら、みなさん諦めたように食べていただけました。その中でもクラリスさんが最初に口をつけてくれます。
「少し辛めですけど、美味しいですね。みなさん、身体が温まりますよ」
さすがはこのメンバーの中では一番北国出身ですからね。寒さに強いだけではなく、辛目の食べ物の効果もご存知ですね。
では、僕も続きを頂きましょう。そう思い二口目を食べようとしたその時でした。
『ズンッ』と音が響き、視界の外れで炎があがります。むぅ、ラビ相手に火魔法ですか? 高威力の魔法を、雪山で多用するのは危険なのに……
「あちこちで戦闘が開始されたようですわね。クロエ、いったい何匹ラビを放したんですの?」
イリスさんが尋ねるので、僕は思い出して見ます。ん~、一山のラビの殆どを捕獲しましたからね。
「多分、100羽、いや100匹以上いるんじゃないかな。参加した冒険者より大目だよ」
「1平方キロメートル当たり10匹でありますか。それほどの密度でもないでありますね」
デーゲンハルトは何気に計算が速いですね。まあ、最年長ですしね。そんな事を考えながら斜面を見ていると……
『ズンッ』と再び挙がる火柱に、『ズッ、ズズズズズズズッ』と物音が響きます。
ありゃ~、誰かの攻撃で、表層雪崩が発生したようですね。複数の冒険者が、雪崩の進行方向から直角の横方向に逃げていますが、斜面を下ろうとした人と数人が巻き込まれたようです。
『只今の雪崩により、2名がエスケープさせられました。残存数は94名です』
エスケープさせられた人数がアナウンスされますが、残存94名? 90名の戦闘実習受講生と僕達7名で、もともとの人数は97名のはず。2人リタイアしたのであれば、95名で1人数が合いません。
「誰か、ラビにやられたっていうこと?」
だらしないですね。とはいえ、クリティカルがありますから不運だったのでしょう。それに、先ほどの表層雪崩で、雪中での魔法使用の危険性もわかったでしょう。
「ラビはクリティカルもありますからね。運が悪かったのかもしれませんね」
僕は斜面の方を見ながら呟きますが、視線の先でも何箇所か雪煙が上がっています。そういえば、3人がリタイアしたPTは同じPTなのでしょうか? 同じPTだとすれば、既に半壊した事になりますね。
リタイアしたメンバーを確認すると、同一PTのようです。むぅ、様子を見に行ったほうがよいでしょうか?
「仕方ありませんね。半壊したPTがあるようなので、アレキと見に行ってきますね」
僕はイリスさんにそう告げると、アレキに小型のソリを取り付けます。地球の北欧神話では、女神フレイヤのソリを猫が引いていたということですからね。アレキにも出来るでしょう。
「さぁ、アレキ。着いてきたからには、お仕事をして貰いますよ」
「仕方が無いのぉ。報酬は別途請求するぞ」
僕をのせた小さなソリを引き、アレキは雪原を走り出しました。
むぅ、一面の銀世界という奴ですが、なぜこんな事になったんでしょう……? そこは、前回の演習と同じように、東西5km、南北2kmの広大なエリアが、緩急あわせた斜面に、所々に生えた針葉樹、そして先ほども言いましたが、白・白・白・白と雪が一面に積っています。
そして……
「皆さん寒そうですね」
「「「寒いに決まってるだろうが~!!」」」
お叱りを受けましたが、僕は相変わらずの普段着に風魔法による断熱結界のお陰で寒さは堪えません。というか、みなさん自分で望んだんじゃないですか。冬山での演習を……
「では、PT毎に隊列を組んでください。事前の編成表では、編成に問題があるPTは無かったはずですが、大丈夫ですね」
皆さん頷いていますね。では、開始しますか。
「では、途中にはラビがいますので、油断せずに山頂を目指して下さい。雪中行軍訓練、開始!」
6名づつ15のPTに分かれた90名の戦闘実習受講生は、それぞれ山頂を目指します。
「ちょっと、ラビって危なくないんですの?」
僕の斜め後ろでは、着膨れしたイリスさんが佇んでいます。相変わらず寒さには弱いんですね。
ラビというのは、兎に一本角が生えた魔物です。白い毛色は冬山では保護色となっていて、発見は難しく、その行動は俊敏です。山岳地では、時折増えすぎて新芽を食べ尽し、農作物も食い荒らします。
「弱いと侮って戦わなければ、Lv.Eの冒険者さんで余裕のはずですよ。ラビは集団戦はしませんし、時折くるクリティカルさえ喰らわなければ……」
首を狙ってくるクリティカルが発生すると、高確率で死に至りますが、今回も保護魔道具を着けているので、ダメージがあればエスケープさせられます。
「さて、僕達は彼らが帰って来るまで、待つだけですから、少し暖でも採っていましょう」
今回は基地として、麓に僕とイリスさん、魔法医療学受講生の7名が待機し、なぜかアレキも一緒にいます。
「アレキは寒くないんですか?」
僕のイメージでは、猫はコタツで丸くなるのですが、アレキは家猫さんと違って、生粋の森猫さんです。寒さには強いのでしょうね。
「我輩が住んでいた北部の森なぞ、真冬では吐く息も凍る日があるでな。この程度の寒さなど、ものでもない」
吐いた息の水分が凍りついて、その音が聞こえる現象を、『星のささやき』と言いましたが、たしか-50℃位で聞こえるといいますから、北部エリクシアは途轍もなく寒いのに、あんなに樹があるのは精霊樹の存在が大きいのでしょうね。
まあ、アレキは良いとして、じっとしていると寒くなりますので、僕は『かまくら』を作る事を提案します。簡単に説明して、みんなで1つ作ると、デーゲンハルトとカレルの2人が、せっせと働いてくれて、大き目の『かまくら』が2つ完成します。女子3名は完成した『かまくら』の中で、七輪にのせたお餅を焼いています。
レギニータも最初は雪を珍しそうにしていましたが、流石に寒くなったのでしょうね。七輪で暖をとりながら、毛布に包まっています。
かまくらの外では焚き火を起こして、大鍋で鍋料理でも作りましょうか。大鍋に唐辛子とゴマなどで作ったダシのベースをお水でといて煮立てます。
白菜をざく切りにして、長ネギを斜め切り、お鍋に投入。適度な所で、事前に作っておいた餃子を投入します。
餃子に火が通ったら、数センチ単位で切ったニラを投入して出来上がりです。
赤いスープが辛そうに見えますが、程よい辛さの『坦々餃子鍋』の完成です。むぅ、某キャンプアニメほど見た目は良くないけど、味はまぁいけるほうでしょう。
「はい、これでも食べて待ちましょう」
イリスさんを含めて7人分(アレキは猫舌ですから無理ですね)をお椀によそい、皆さんに提供します。
「あれ? 食べないんですか? 美味しいのに」
みなさん、スープが赤いのに抵抗があるようですね。僕は自分の分を一口食べると、うん、十分食べられる辛さですし、美味しいですよ?
僕が一口食べたら、みなさん諦めたように食べていただけました。その中でもクラリスさんが最初に口をつけてくれます。
「少し辛めですけど、美味しいですね。みなさん、身体が温まりますよ」
さすがはこのメンバーの中では一番北国出身ですからね。寒さに強いだけではなく、辛目の食べ物の効果もご存知ですね。
では、僕も続きを頂きましょう。そう思い二口目を食べようとしたその時でした。
『ズンッ』と音が響き、視界の外れで炎があがります。むぅ、ラビ相手に火魔法ですか? 高威力の魔法を、雪山で多用するのは危険なのに……
「あちこちで戦闘が開始されたようですわね。クロエ、いったい何匹ラビを放したんですの?」
イリスさんが尋ねるので、僕は思い出して見ます。ん~、一山のラビの殆どを捕獲しましたからね。
「多分、100羽、いや100匹以上いるんじゃないかな。参加した冒険者より大目だよ」
「1平方キロメートル当たり10匹でありますか。それほどの密度でもないでありますね」
デーゲンハルトは何気に計算が速いですね。まあ、最年長ですしね。そんな事を考えながら斜面を見ていると……
『ズンッ』と再び挙がる火柱に、『ズッ、ズズズズズズズッ』と物音が響きます。
ありゃ~、誰かの攻撃で、表層雪崩が発生したようですね。複数の冒険者が、雪崩の進行方向から直角の横方向に逃げていますが、斜面を下ろうとした人と数人が巻き込まれたようです。
『只今の雪崩により、2名がエスケープさせられました。残存数は94名です』
エスケープさせられた人数がアナウンスされますが、残存94名? 90名の戦闘実習受講生と僕達7名で、もともとの人数は97名のはず。2人リタイアしたのであれば、95名で1人数が合いません。
「誰か、ラビにやられたっていうこと?」
だらしないですね。とはいえ、クリティカルがありますから不運だったのでしょう。それに、先ほどの表層雪崩で、雪中での魔法使用の危険性もわかったでしょう。
「ラビはクリティカルもありますからね。運が悪かったのかもしれませんね」
僕は斜面の方を見ながら呟きますが、視線の先でも何箇所か雪煙が上がっています。そういえば、3人がリタイアしたPTは同じPTなのでしょうか? 同じPTだとすれば、既に半壊した事になりますね。
リタイアしたメンバーを確認すると、同一PTのようです。むぅ、様子を見に行ったほうがよいでしょうか?
「仕方ありませんね。半壊したPTがあるようなので、アレキと見に行ってきますね」
僕はイリスさんにそう告げると、アレキに小型のソリを取り付けます。地球の北欧神話では、女神フレイヤのソリを猫が引いていたということですからね。アレキにも出来るでしょう。
「さぁ、アレキ。着いてきたからには、お仕事をして貰いますよ」
「仕方が無いのぉ。報酬は別途請求するぞ」
僕をのせた小さなソリを引き、アレキは雪原を走り出しました。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる