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第14章
第37話 これからの話を……。
しおりを挟むそれからチビッ子達をルース様と二人で、モフモフしていると…お兄様達がサロンに顔を出して来ました。
「おや?随分と二人で、和やかな雰囲気だなぁ…。パトリシア、ルース殿とは話は進んでるのかな?」
「なんか場が和やかだぞぉ~シア?おっ!ルトが居る!ルトこっちおいで?」
《………アレク!だぁ~》
と分からない叫び方をして、お兄様に突っ込んでいくルトですが…放っておきましょう。
是非遊んでて下さい。ところでお父様は?
「そ、そうかしら?話しと言う程進んではないのですが…ねぇルース様」
「ええ、まぁ……ハハ」
「そうなのかいシア?」
「ええ、詳しい話は私よりお兄様が為さって下さった方が話しは早い気がしますし。私はあまり聞かされてませんもの」
「そう、だったか?」
「ええ、そうです。ごめんなさいね?ルース様。それからのお話しは、お兄様か達から伺って下さいな」
「そうなのですね?それでしたら、是非お話をお聞かせ下さい。宜しくお願いします。陛下、アレク殿下」
「了解した。しかし、ルース殿?」
「はい!なんでしょうか?」
「本当にシアと婚姻するのか?」
「ええ、是非。パトリシア様が私を受け入れて下さる為らば是非!」
「そ、そうか…それなら今後の予定を立てようか?それに、養子縁組み先の宰相家家長とも話をしないとな」
「は、はい!是非!」
フフ…ルース様が堅くなっててなんだか気の毒だわ。と謂うか…今回の話、私が既に婚約を受け入れたと言う呈で話が進んでるのね?
まあ、良いですが……良いのかしら?
「さて、次の話だが……ルース殿貴殿は、アルス殿…お前の父はどうするのだ?」
「あれでは話に為らんぞ?」
「本当に……申し訳ございません。父は多分、王女様から頂いた仕事の話が失くなると稀有してるのです。きっと……」
「そうなのですか?でも今まで王家御用達で、出入りしてるのですからそんなにねぇ?」
あっ、さっき私がアルス様をに新しい仕事を回さないと言ってしまったから……アルス様を脅した形に為っちゃってのかしら?
それなら、そんな考えも浮かぶのかしら…ん~さっきは私も悪かったかもしれないわ…。脅すような話に為ってしまってる。
「まぁ、そうだが……ここにルース殿が居るし。今後のパトリシアの考案した物は、全てルースが仕切るんだ。それなら商売の存亡の危機ではないのか?」
「存亡の危機ですか?」
なんとも大袈裟な話しに為ってしまてるわね…。
今後の話しは穏便に……しないと…。
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