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第14章
第38話 城で暮らす…。
しおりを挟む「多分ですが、父もそう感じてる筈です。ですが…私の商売の大元は父と兄、それに取引先の商人や職人ですからね……。」
「えっと、ごめんなさい?ルース様、何が仰りたいのかしら?」
「え?あ、そうええと…取引先の職人達は、全て父とのパイプが太いですからねぇ。パッと出の私が、取引先の職人達相手に仕事の話しをしても、彼らには仕事の話しが通らないかもしれません。私が父の元を離れれば、父が圧力を掛けるかも知れませんし」
「そ、そうなの?でも話し次第では違うんじゃないかしら?」
話せば分かる筈よ!それにモーリスのおっちゃんも居るし…うん大丈夫よ!きっとね。
「そうか…ならば慎重に、且つ迅速に話しを進めないと為らないな…」
「ええ、でも私は実家には帰りたくはないので…。出来れば…申し訳ありませんが、商売の話はこれまで同様に、父を通して貰えないでしょうか?」
「……だそうだぞ、パトリシア?」
そうねぇ……その方が良いのかしら?けれど…面倒そうだけどルース様の言う通りにした方が当面は良さそうだわ。
「まぁ、そうしましょうか……」
「ほっ、有り難う御座います。それと、お願いなのですが…私は実家には戻りたくはございません。ご面倒だとは思いますが、このまま城へ置いて頂けないでしょうか?アレク殿下が宜しければ、アレク殿下のお仕事の手伝いをさせて下さい」
と席を立ち深々とお兄様達に頭を下げるルース様です。
ですが…一体何があってご実家に居るのが嫌なのかしら?
「ま、まぁ、パトリシアと婚約をして行く末は結婚するのであれば、我らの義弟に為るのだからな!仕事は教えるぞ!ハハ!」
あら?お兄様……少し御機嫌なのかしら…なんで?
「と、所でルース様がここに住むのなら、ルース様には、私の第2執事を付けますわね?後メイドですが…私にメイドの心当たりがないのてすが…」
「し、執事にメイドですか?それは……アハハ為れませんので…」
「だが執事、メイドを付けないと城の何処にも移動が出来ないぞ?」
「え?そうなのですか?」
「ええ、そうよ?貴族のしきたりを、お勉強しないとなリませんわよ?」
これが一番ややこしいのですよ!
「そうなのですね?勉強ですか?」
「ええ、商人とは真逆の立場に為りますもの、そこはお勉強ですわ!私もお手伝いしますから?その気があれば頑張って下さいませ?それと、私が出店するお店の下見も一緒に行ってくださいね?」
「アハハ、それは私と一緒に?」
「ええ」
「それなら頑張りましょう!暫く勉強等して折りませんが、算術でしたら得意ですし……。パトリシア様が一緒にと言って下さるなら、私は頑張ります!」
おお、気合いが入りましたわね?
ですが、この気合いが長く続けば良いですわね?
心が折れない様に私が支えるのよね?
……私にそんなことが出来るかしら?
なんだか私も不安に為るわ。
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