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第8章 宣言
第8話 名無しのリッチ。
リッチを連れて来たナルス。
こいつ……殺っちゃっていいか?
オルタ達に目配せすればニヤニヤ笑ってる?
なんで!さっき俺に協力するって……あっ!
こいつら始めからそんなつもりはないな。
むぅ………。
「それで?ナルスそいつ連れて来て何がしたいんだ?」
「そうそう、こやつも仲間に居れてくれ!」
「…………」
「主……どうした?」
我の声が聞こえぬのか?とほざいてる…。
巫山戯んなよ?それでなくても、こいつらの居場所を用意するのも、兄上に言い訳するもの大変なのに?また増えるだと!
「主?……ぬし!おい~ぬぅーしぃ!」
「煩い!しつこい……今俺は考え中なんだよ!」
「何を考える事がある?そんな物は後で考えろ!主は早くこ奴に名を付けろ」
「付けろだと!オルタ!」
「なんだ喧しい、主は短期よのぉ~。我は腹が一杯で眠く為ってきた。それに警戒して気も使った……それが緩んだ。眠い……」
先に寝るぞと言ってオルタはテントに引っ込んで行った。
はぁ!なに考えてんの?この状況で眠いだと!
「お、そうだ!我も満腹だった…。主、我も一眠りだ……ファ~ではの……」
「お、おいウオル!おまえもかよ」
ざっけんな!満腹で寝るだと!
……しかもナルスはしつこいし。
はぁ~やっぱりこいつらの面倒を見るんじゃなかった。
リッチに目を遣れば、しくしくと泣いてるが取りあえず鑑定……【パチッ】……くそ鑑定弾きがった!
なんなんだよ全く!鑑定しても素性がわからん。
そんな得たいの知れない者は無理だろ?
どう考えても。
「ナルス」
「なんだ?主」
「こいつ連れて来て、名付けして、俺に何の特があるのか?それをちゃんと教えろ」
「………特とな?」
「そうだ!こいつなに?リッチなのは分かるけど…。鑑定しても遮断されてて何も見えないぞ!秘密抱えてるなら眷属とか無理だからな!」
リッチなんぞ危なくて世話なんか出来るかよ!
「私は……しくしく、拒否してませんよぉ~。しくしく。秘密なんて…しくしく」
「泣くな!煩わしい!だったらなんでお前のことが見れない?完璧に拒否してんじゃねぇかよ!」
「しくしく…そんなぁ……私は別に何もしてませんよぉ~。多分……。ナルス殿があなた様なら私の記憶を元に戻せると、そう言ってくれたからここにやって来たのに。しくしく、三千年ぶりの地上なのにしくしく…」
さ、三千年……振りとか……偉ぇじいさんだな!おい。
ってか!ナルスもじじぃか?笑える……。
俺の眷属って平均年齢たけぇ~。
「泣いててもわからん…が?記憶を戻すってなんだよ?」
「こ奴は、我の友なのだが……。何せ三千も前の名など、我も忘れてしまってな?」
「しくしく。暗い洞窟の中で一人寂しく三千年眠っていたのですが…。ナルス殿の訪問で目覚めました。そして長く眠って居たので、自分の名を忘れてしまった。ですがナルス殿に会えて、聞いたのです。今ナルス殿は、人間の主が居って名付けをして頂けたとか?私は自分の名を忘れてしまい…力も出せず仕舞い。折角目覚めたのですから、新たな名を貰いその方に尽くしたい!」
骸骨だから表情が分からない…。
一応手を組んでうっとりと俺を見て訴えてるのだろうが……全く表情が分からん…。
だが!ここで俺は折れない!
もうすぐ部下の影達も戻ってくる。
そうしたらまた一騒動だ。
適当にあしらって、お引き取り願いたいのだが…。
はぁ~困った。
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