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告げられないほどに深い愛(極道若頭編)
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雄に頬を擦り付け、指で裏筋をなぞり、そうする度にビクビクと太腿が筋張る様が視界をよぎる。彼が快楽に力むと、固いシックスバックスの腹が更にギュッと引き締まるのをダイレクトに感じる。
「……ク……ッ、は……ッ……」
頭上からは吐息にまじって堪えきれないというような低音の嬌声が降ってくる。紫月の大好きな独特のバリトンだ。欲情したその声が耳元をくすぐるだけで、すぐにでも達してしまいそうだった。
口淫しながら自らもジッパーを下ろして逸った雄を握りしめ、擦り上げる。鐘崎はそんな紫月の両脇から手を突っ込んで掬い上げるように抱き締めると、背中からベッドへとダイブして、腹の上に彼を抱え上げた。
逸ったようにズボンを引き摺り下ろし、尻を鷲掴みにし、雄と雄とをグリグリと擦り付け合い腰を上下する。と同時に激しいキスを交わしながらシーツの海の中でぐちゃぐちゃになって求め合った。
「ああ……ッ、はっ……遼……! 遼……ッ」
「すまねえ……な、紫月! 薬のせいなのか俺自身がこうしてえのか……とにかくおめえをめちゃくちゃにしたくて堪んねえ……!」
もっともっと叫ぶくらい、泣き喚くくらいめちゃくちゃにしちまいてえ!
淫らな声ももっと聞きたい!
狂った獣のように犯し尽くしたい!
「挿れ……っぞ……!」
「ん……ッ、遼……」
「そうだ。もっと聞かせろ……お前のその声……」
愛するよりも強引に奪い取って犯す勢いで体勢をひっくり返し、両脚を持ち上げると、鐘崎は間髪入れずに愛しい男の中へと杭を打ち込んだ。前戯をしてやる余裕などとうにない。あるのはただ挿れたい、繋がりたいという本能のみだ。
「ッう……ああッ……あっ! りょ……ッ」
あまりの衝撃に紫月の爪が広い背中を引っ掻き、次第にミミズ腫れの如く痕が浮かび上がっていった。
「やッ……痛ッ! 待っ……ぁ……ッ、遼……あああッ!」
絶叫と共に幾度も幾度も引っ掻かれては血が滲み出るくらいに腫れ上がっていく。そこに汗が染みる度、ビリビリと衝撃が走る。鐘崎はその痛みさえも愛しくて堪らずに、シーツの上で乱れる髪を鷲掴んで、激しい律動と共に食いちぎらんばかりに唇を奪った。
「紫月……! 俺の側にいろ……! どこへも行くな! 二度とおめえを離さねえ……ッ。愛……している!」
そうだ、狂おしいほどにお前が欲しい。
気が違うくらい愛している!
激しい律動にベッドはガタガタと音を立てて軋み、紫月の頬は無意識に溢れ出た生理的な涙でぐっしょりと濡れていく。噴き出した玉のような汗が鐘崎の肩に彫り込まれた紅椿へと降り注ぐ。
長い永い間、胸に秘めてきた甘苦しい想いが堰を切ったようにあふれ出す。
地獄絵図といえるほどに二人は激しく求め合い、気を失う直前まで溺れ合い、互いの肌の摩擦によって、互いに擦り傷を作らんばかりに欲し合う。
望むがまま、ひとつになって二度と互いを離すまいと絡み合ったのだった。
◇ ◇ ◇
「……ク……ッ、は……ッ……」
頭上からは吐息にまじって堪えきれないというような低音の嬌声が降ってくる。紫月の大好きな独特のバリトンだ。欲情したその声が耳元をくすぐるだけで、すぐにでも達してしまいそうだった。
口淫しながら自らもジッパーを下ろして逸った雄を握りしめ、擦り上げる。鐘崎はそんな紫月の両脇から手を突っ込んで掬い上げるように抱き締めると、背中からベッドへとダイブして、腹の上に彼を抱え上げた。
逸ったようにズボンを引き摺り下ろし、尻を鷲掴みにし、雄と雄とをグリグリと擦り付け合い腰を上下する。と同時に激しいキスを交わしながらシーツの海の中でぐちゃぐちゃになって求め合った。
「ああ……ッ、はっ……遼……! 遼……ッ」
「すまねえ……な、紫月! 薬のせいなのか俺自身がこうしてえのか……とにかくおめえをめちゃくちゃにしたくて堪んねえ……!」
もっともっと叫ぶくらい、泣き喚くくらいめちゃくちゃにしちまいてえ!
淫らな声ももっと聞きたい!
狂った獣のように犯し尽くしたい!
「挿れ……っぞ……!」
「ん……ッ、遼……」
「そうだ。もっと聞かせろ……お前のその声……」
愛するよりも強引に奪い取って犯す勢いで体勢をひっくり返し、両脚を持ち上げると、鐘崎は間髪入れずに愛しい男の中へと杭を打ち込んだ。前戯をしてやる余裕などとうにない。あるのはただ挿れたい、繋がりたいという本能のみだ。
「ッう……ああッ……あっ! りょ……ッ」
あまりの衝撃に紫月の爪が広い背中を引っ掻き、次第にミミズ腫れの如く痕が浮かび上がっていった。
「やッ……痛ッ! 待っ……ぁ……ッ、遼……あああッ!」
絶叫と共に幾度も幾度も引っ掻かれては血が滲み出るくらいに腫れ上がっていく。そこに汗が染みる度、ビリビリと衝撃が走る。鐘崎はその痛みさえも愛しくて堪らずに、シーツの上で乱れる髪を鷲掴んで、激しい律動と共に食いちぎらんばかりに唇を奪った。
「紫月……! 俺の側にいろ……! どこへも行くな! 二度とおめえを離さねえ……ッ。愛……している!」
そうだ、狂おしいほどにお前が欲しい。
気が違うくらい愛している!
激しい律動にベッドはガタガタと音を立てて軋み、紫月の頬は無意識に溢れ出た生理的な涙でぐっしょりと濡れていく。噴き出した玉のような汗が鐘崎の肩に彫り込まれた紅椿へと降り注ぐ。
長い永い間、胸に秘めてきた甘苦しい想いが堰を切ったようにあふれ出す。
地獄絵図といえるほどに二人は激しく求め合い、気を失う直前まで溺れ合い、互いの肌の摩擦によって、互いに擦り傷を作らんばかりに欲し合う。
望むがまま、ひとつになって二度と互いを離すまいと絡み合ったのだった。
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