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ダズンローズの花束
召喚
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| 藤堂 京介
「…んー、まだ積めるか」
僕はあれからも黒服達の挑戦を受け続けた。
周囲の女子高生達は随分と静かだ。まあ確かに味気ないからね。血湧き肉躍る男達の熱き闘い、みたいなのは出来ないんだ。ごめんね。
でも、もう少しエンターテイメントに気をつけた方が良かったかなと途中で気付けて良かった。
少しずつ人身ジェンガが左に逸れ出したのだ。左曲がりとか、大量にいる女子高生の前だとなんか恥ずかしいし、XLを下に配置し直し、真っ直ぐ仕上げた。
それを支えているのは指固結び。安定感が違う。
これで12段だ。真っ直ぐだろう? エンターテイメントだろう? でも…女子高生には難しいか。本来アシンメトリーな身体をシンメトリーに積みあげた美しさを理解するには…
まあいい。
これで誰か目覚めたらガシャーン、女子高生達もきっと驚きの声をあげるだろう。
いや……結び指に驚きわちゃわちゃしてからのグダグダ倒壊パターン…かなあ。
グェェとか言ってさ。
それは…スマートさに欠けるな…
もちろん通常のジェンガではないからなのはわかっている。もし実現する際にはまあまあの人数が必要だったし、死後硬直も必要だった。それは出来ないし、待てない。
そういえば、悪い騎士団か、中規模山賊の一味くらいか。試したのは。
まあ、この人身ジェンガは、積み木とかトランプタワーのが近いんだけど。まあ雰囲気さ。対戦じゃないし、責任時間もないし。崩れた責任負うのは挑んだこいつらプレイヤー兼駒だし。
倒したら負けなのは同じだしね。
ん…?
倒されて負けたから倒さないように積まれ、それを自分達で倒したらやっぱり負けで…?
なるほど。これが負の連鎖ってやつか。
違うか。
まあ、いい。
それに、人身トランプタワーも難しいんだよね。みんな脚の長さ違うし。身体の柔軟性も違うし。折って長さ合わせても耐久がなー。
まあ、こういうのは魔法に頼らず物理でシンメトリーを表現するのがスマートなわけで。
そう相場は決まっているんだ。
◆
「……桔花お嬢様。もう護衛が居ません…他家にお借りした護衛も全滅です。逃げた者もいます。それと観客ですが…気絶失禁が五割、声を出さず泣いてる子が三割うち引き笑い風含む…そして恍惚の表情の子が一割…あと一割は無表情…失神かもしれません…です。…どうしましょう…一応他のアポストルの方々には早いうちに私からストップを掛けました。灰姫さんにも。それより何より私もとばっちり受ける前に帰りたいのですが。指結ばれたくないのですが。身体差し出すだけで許してくれませんかね。あんなビジュアルで強いオスとかなかなか居ませんよ。口調が穏やかで気に入りませんが。もっとオラオラ詰って欲しい」
「あ、あなたはいったい何を言ってるの! し、しかもか、身体なんて!…し、し、仕方ありませんわ! 眠らせ姫を! 隣に待機させているのでしょう? 流石のオークも疲れているに決まってますわ!」
「女性に…手加減しますか? …あの中の人……容赦ありませんよ。指結ぶなんて始めて見たんですけど…しかも鼻歌付きで…」
「オ、オークじゃなくオ、オーガでしたわね! ま、まあ大丈夫よ!今回はフェミニスト団体を味方につければ良いだけよ! 眠らせ姫の最強の盾になるでしょう! 動画の準備を!」
「……流石です、お嬢様」
嘉多さん、まあまあ酷いな。付き人みたいな同じ学校の子、引いてるじゃん。
どうやらやっと次のステージに進んだようだ。
眠らせ姫……これが中ボスの名前か。
姫、というからには女の子なのだろう…が、大丈夫だろうか。女の子との戦い方なんて一つしか知らないんだけど…
周りのみんなに見られても大丈夫だろうか。いや、僕は構わないんだけど。
久しぶりの…公開お仕置きプレイか。
頑張るか。
よし! 永遠ちゃんとの前哨戦だ。
オープニングアクトだ。
ならばお片付けしとかないと。
ここをキレイキレイしとかないと。
というか、人身ジェンガ…そろそろ崩れないかな…崩れないなら崩れないでそれはそれでなんか嫌だな。
生かしたまま片付けた事なんてないんだけど、どうしよう。ここからだと点火一択しかしたことないし…
だいたい山賊ならもう目覚めて……ああ、位階か……そういえば、おかしら達よりは数段強いくらい、だったな。
仕方ない。
せっかく真っ直ぐ綺麗に積んだけど仕方ない。魔法を使う事になるが仕方ない。
スクラップ&ビルド、アーンドスクラップ。
まあ、世の常さ。
金網とリングの間には少し隙間があった。直角座りだから…リングの四隅に綺麗になんとなく嵌るだろ。12段…3段ずつか。
さあ、リングの四隅にお帰り。
もう来るんじゃないよ。
この人身だるま落としで送ってあげるよ。
そう思い、風の魔法を足に準備しようとしたら、マスクメガネの子が慌ててこのコロシアム廃工場に入ってきた。
嘉多さんと同じ学校の制服の女の子だ。
「お嬢様! 男達に堀北様と眠らせ姫様が! 襲われています!!」
「何ですって! 護衛は…~あ~も~全滅じゃない! オーガのせいよ! 何かないか考えなさい! 急いで!」
「とりあえずここにいる強メンタルな子達に頼んで数の暴力を使いま─────」
僕はすぐさま広範囲に索敵の魔法を放った。
反応を拾うと、確かに隣の建物から今からまさに組んず解れつな感じになりそうな一組の男女、二人の男に取り押さえられている女の子、遠巻きに取り囲んでる男三人がいるのがわかる!
マズい!
もうインサート直前だ!
誰かはわからないし、本当の事は何もわからないけど、状況的には無理矢理にしか思えないっ!
クソ共がっ!
どうする! 遮蔽物の中での攻撃魔法じゃ諸共巻き込む!
くそっ……
ならば……ならばならば後で無茶苦茶後悔するが、そんな事言ってる場合じゃないっ!
僕は──────
この世界では誰もその姿を捉えられない ──
───────聖剣を召喚する!
バッと強姦現場の方向に右掌を突き出し、祈り、叫ぶ!
「示せぇぇ!〝シュピリアータァァ〟!!」
キィィィィィィィ────────ン
祈りに答えた聖剣シュピリアータが、抜刀時特有の甲高い始動音を回す!
「きゃぁぁぁ──────!」
その鳴音に反応した女子高生達の驚き叫ぶ声が密閉されたこの廃工場に響く!
「グェェェェ────」
どうでもいい人身ジェンガがやっぱりgdgdに崩れる!
「何コレ────っ?!」
そして各々叫ぶ女子高生達は目撃する!
邪魔な金網も廃工場の壁もぐるぐると音もなく螺旋に裂けていく様を!
そして俺に…チンダル現象のような──聖剣の放つ淡く白い魔力が───
───望む道を示す!
「なんですこの音は! いえ!早く行かないと───はああ?! 壁ぇ──!? 穴ぁ──!? あ! オーガ!」
それを辿って全速力で走り出す!
「黙って見てな! 子猫ちゃんは俺が必ず守ってやるぜ! もちろん桔花ぁ! お前もなぁ!」
そんな捨て台詞を吐きながら、駆ける!
待ってろ! 今行く!
◆
「はは……お嬢様、これ…なんなんですかね…壁…りんご剥いたみたいになってますね……正直公開拷問見た後なのかあまりに心が疲弊しているのか…上手くリアクション出来ないのですが…本当に今日は何が何やらですね……まあ…指結びオーガが向かいましたし…多分他の誰より安心して任せておけますね。最後の台詞はかなり良かったです。じゅんじゅんです……これからどうしま……桔花お嬢様?」
「は! え……はれぇ?……あー、君?…」
「え…お嬢様…この異様な有様なのに出てきたのが、あれってあの子なんじゃ発言とか……色ボケ強メンタル過ぎません? ……他のアポストルの方々には?」
「……ま、まだ、ダ、ダメよ!…わた、私が確認しな、しないと…全…身…すぐに追うわ! あなたはここを指揮して整えて!」
「……かしこまりました。…周囲の状況に動じず一人勝ちの機を決して見逃さない姿勢。流石は嘉多家の娘。旦那様もお喜びになられます。お嬢様」
「るっさいですわ!! あ! 六花が! 急がないと!」
「それ…絶対違う心配ですよね……流石です。お嬢様」
「…んー、まだ積めるか」
僕はあれからも黒服達の挑戦を受け続けた。
周囲の女子高生達は随分と静かだ。まあ確かに味気ないからね。血湧き肉躍る男達の熱き闘い、みたいなのは出来ないんだ。ごめんね。
でも、もう少しエンターテイメントに気をつけた方が良かったかなと途中で気付けて良かった。
少しずつ人身ジェンガが左に逸れ出したのだ。左曲がりとか、大量にいる女子高生の前だとなんか恥ずかしいし、XLを下に配置し直し、真っ直ぐ仕上げた。
それを支えているのは指固結び。安定感が違う。
これで12段だ。真っ直ぐだろう? エンターテイメントだろう? でも…女子高生には難しいか。本来アシンメトリーな身体をシンメトリーに積みあげた美しさを理解するには…
まあいい。
これで誰か目覚めたらガシャーン、女子高生達もきっと驚きの声をあげるだろう。
いや……結び指に驚きわちゃわちゃしてからのグダグダ倒壊パターン…かなあ。
グェェとか言ってさ。
それは…スマートさに欠けるな…
もちろん通常のジェンガではないからなのはわかっている。もし実現する際にはまあまあの人数が必要だったし、死後硬直も必要だった。それは出来ないし、待てない。
そういえば、悪い騎士団か、中規模山賊の一味くらいか。試したのは。
まあ、この人身ジェンガは、積み木とかトランプタワーのが近いんだけど。まあ雰囲気さ。対戦じゃないし、責任時間もないし。崩れた責任負うのは挑んだこいつらプレイヤー兼駒だし。
倒したら負けなのは同じだしね。
ん…?
倒されて負けたから倒さないように積まれ、それを自分達で倒したらやっぱり負けで…?
なるほど。これが負の連鎖ってやつか。
違うか。
まあ、いい。
それに、人身トランプタワーも難しいんだよね。みんな脚の長さ違うし。身体の柔軟性も違うし。折って長さ合わせても耐久がなー。
まあ、こういうのは魔法に頼らず物理でシンメトリーを表現するのがスマートなわけで。
そう相場は決まっているんだ。
◆
「……桔花お嬢様。もう護衛が居ません…他家にお借りした護衛も全滅です。逃げた者もいます。それと観客ですが…気絶失禁が五割、声を出さず泣いてる子が三割うち引き笑い風含む…そして恍惚の表情の子が一割…あと一割は無表情…失神かもしれません…です。…どうしましょう…一応他のアポストルの方々には早いうちに私からストップを掛けました。灰姫さんにも。それより何より私もとばっちり受ける前に帰りたいのですが。指結ばれたくないのですが。身体差し出すだけで許してくれませんかね。あんなビジュアルで強いオスとかなかなか居ませんよ。口調が穏やかで気に入りませんが。もっとオラオラ詰って欲しい」
「あ、あなたはいったい何を言ってるの! し、しかもか、身体なんて!…し、し、仕方ありませんわ! 眠らせ姫を! 隣に待機させているのでしょう? 流石のオークも疲れているに決まってますわ!」
「女性に…手加減しますか? …あの中の人……容赦ありませんよ。指結ぶなんて始めて見たんですけど…しかも鼻歌付きで…」
「オ、オークじゃなくオ、オーガでしたわね! ま、まあ大丈夫よ!今回はフェミニスト団体を味方につければ良いだけよ! 眠らせ姫の最強の盾になるでしょう! 動画の準備を!」
「……流石です、お嬢様」
嘉多さん、まあまあ酷いな。付き人みたいな同じ学校の子、引いてるじゃん。
どうやらやっと次のステージに進んだようだ。
眠らせ姫……これが中ボスの名前か。
姫、というからには女の子なのだろう…が、大丈夫だろうか。女の子との戦い方なんて一つしか知らないんだけど…
周りのみんなに見られても大丈夫だろうか。いや、僕は構わないんだけど。
久しぶりの…公開お仕置きプレイか。
頑張るか。
よし! 永遠ちゃんとの前哨戦だ。
オープニングアクトだ。
ならばお片付けしとかないと。
ここをキレイキレイしとかないと。
というか、人身ジェンガ…そろそろ崩れないかな…崩れないなら崩れないでそれはそれでなんか嫌だな。
生かしたまま片付けた事なんてないんだけど、どうしよう。ここからだと点火一択しかしたことないし…
だいたい山賊ならもう目覚めて……ああ、位階か……そういえば、おかしら達よりは数段強いくらい、だったな。
仕方ない。
せっかく真っ直ぐ綺麗に積んだけど仕方ない。魔法を使う事になるが仕方ない。
スクラップ&ビルド、アーンドスクラップ。
まあ、世の常さ。
金網とリングの間には少し隙間があった。直角座りだから…リングの四隅に綺麗になんとなく嵌るだろ。12段…3段ずつか。
さあ、リングの四隅にお帰り。
もう来るんじゃないよ。
この人身だるま落としで送ってあげるよ。
そう思い、風の魔法を足に準備しようとしたら、マスクメガネの子が慌ててこのコロシアム廃工場に入ってきた。
嘉多さんと同じ学校の制服の女の子だ。
「お嬢様! 男達に堀北様と眠らせ姫様が! 襲われています!!」
「何ですって! 護衛は…~あ~も~全滅じゃない! オーガのせいよ! 何かないか考えなさい! 急いで!」
「とりあえずここにいる強メンタルな子達に頼んで数の暴力を使いま─────」
僕はすぐさま広範囲に索敵の魔法を放った。
反応を拾うと、確かに隣の建物から今からまさに組んず解れつな感じになりそうな一組の男女、二人の男に取り押さえられている女の子、遠巻きに取り囲んでる男三人がいるのがわかる!
マズい!
もうインサート直前だ!
誰かはわからないし、本当の事は何もわからないけど、状況的には無理矢理にしか思えないっ!
クソ共がっ!
どうする! 遮蔽物の中での攻撃魔法じゃ諸共巻き込む!
くそっ……
ならば……ならばならば後で無茶苦茶後悔するが、そんな事言ってる場合じゃないっ!
僕は──────
この世界では誰もその姿を捉えられない ──
───────聖剣を召喚する!
バッと強姦現場の方向に右掌を突き出し、祈り、叫ぶ!
「示せぇぇ!〝シュピリアータァァ〟!!」
キィィィィィィィ────────ン
祈りに答えた聖剣シュピリアータが、抜刀時特有の甲高い始動音を回す!
「きゃぁぁぁ──────!」
その鳴音に反応した女子高生達の驚き叫ぶ声が密閉されたこの廃工場に響く!
「グェェェェ────」
どうでもいい人身ジェンガがやっぱりgdgdに崩れる!
「何コレ────っ?!」
そして各々叫ぶ女子高生達は目撃する!
邪魔な金網も廃工場の壁もぐるぐると音もなく螺旋に裂けていく様を!
そして俺に…チンダル現象のような──聖剣の放つ淡く白い魔力が───
───望む道を示す!
「なんですこの音は! いえ!早く行かないと───はああ?! 壁ぇ──!? 穴ぁ──!? あ! オーガ!」
それを辿って全速力で走り出す!
「黙って見てな! 子猫ちゃんは俺が必ず守ってやるぜ! もちろん桔花ぁ! お前もなぁ!」
そんな捨て台詞を吐きながら、駆ける!
待ってろ! 今行く!
◆
「はは……お嬢様、これ…なんなんですかね…壁…りんご剥いたみたいになってますね……正直公開拷問見た後なのかあまりに心が疲弊しているのか…上手くリアクション出来ないのですが…本当に今日は何が何やらですね……まあ…指結びオーガが向かいましたし…多分他の誰より安心して任せておけますね。最後の台詞はかなり良かったです。じゅんじゅんです……これからどうしま……桔花お嬢様?」
「は! え……はれぇ?……あー、君?…」
「え…お嬢様…この異様な有様なのに出てきたのが、あれってあの子なんじゃ発言とか……色ボケ強メンタル過ぎません? ……他のアポストルの方々には?」
「……ま、まだ、ダ、ダメよ!…わた、私が確認しな、しないと…全…身…すぐに追うわ! あなたはここを指揮して整えて!」
「……かしこまりました。…周囲の状況に動じず一人勝ちの機を決して見逃さない姿勢。流石は嘉多家の娘。旦那様もお喜びになられます。お嬢様」
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