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第四部 最後の神聖魔法
精霊の悪戯1
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その夜、アルバートは夢を見た。
大空を舞う鳥になったように、空を飛ぶ夢だった。
優しい風が吹き抜けていた。
暖かな陽光が差し込んでいた。
彼は空を飛んでいた。
青い空がどこまでも広がり、風が頬を撫でていく。
翼を広げ、鳥のように自由自在に飛ぶ感覚は気持ちよかった。
どこまでも続く蒼穹を、彼は風に乗って翔けた。
天空を舞うその傍には何かがいるような気がした。
「だれ?」
問いかけても返事はない。
ただ風が吹く音が聞こえる。
突然、目の前に大きな光が現れた。
それはまばゆいほどに輝く太陽のような光だった。
あまりの眩しさに彼は目を閉じてしまう。
その瞬間、光は弾けるようにアルバートを包み込んでしまった。
彼はだんだんと大きな光に吸い込まれていく。
彼はだんだんと息ができなくなる。
アルバートは薄っすらと目を開けた。
夢とも現実とも区別がつかなかった。
視界がぼやけている。
首を少し動かすと、蝋燭の明りが見える。
ふと気付くと、誰かがアルバートの顔を覗き込んでいた。
(誰だろう)
頭がはっきりしないまま視線を上に向けようとすると、誰かの手がアルバートの頭に触れる。
そのまま優しい手つきで撫でてくれた。
それが心地良くて、再び瞼を閉じる。
(綺麗な手だな……それにとても優しい感じがする……)
そんなことを考えているうちに、また深い眠りに落ちていった。
◆
「ん……」
固い寝台に横たわった身体から軋むような悲鳴が上がる。
痛みに起こされるようにアルバートは目を覚ました。
辺りには家具という家具が一切無く、日当たりが悪くじめじめとしている。寝台には申し訳程度に毛布があるだけのため、仰向けで眠っていたアルバートの背中は冷え切っていた。
「くしゅんっ」
春は迎えたものの明け方は毛布一枚は寒かった。アルバートは小さなくしゃみをすると、寝台の上で膝を抱えて丸くなり、毛布にくるまった。もう少し眠ったら身体を起こそう。
地下牢の扉は白亜の牢獄解除後以降、施錠されないままになっている。逃亡の意志がないアルバートに対して拘束する必要はないというソルニアの判断だったが、魔族が襲ってきた際には対処するよう暗黙に告げられているかのようだった。
しばらく毛布の中でもぞもぞとしていたアルバートだったが、徐々に頭が目覚めてくると水浴びまでの工程が気になってくる。
井戸で炊事と洗濯用の水を汲む勤めを思い出す。水汲みはソルニアが提示してきた水浴びの条件だった。
水浴びをするにしても、修道士たちと顔合わせになるのは良くないだろう。彼らの中にはアルバートを許せない者も多い。そろそろ動き出さなければ間に合わない――が、冷え切った身体は動かそうと思うと異様に重かった。加えて、毛布から抜け出すことにも逡巡する。大して暖かくもない毛布だが、それでも、あるのとないのとでは体感する気温が異なるのだ。
アルバートは自分を取り巻く寒さという感覚を切り捨てようと目を閉じる。事務的に、淡々と、言われたことをこなす人形になろうとして――
「…………自分を大事に、か……」
しかし、カイルの言葉とアルバートを気にかけてるロゼッタの姿が脳裏をよぎり、それを躊躇ってしまった。記憶の中にある残像はどれも色を失ってしまっているが、彼女の金色の髪と凛とした声音だけは色彩を帯び、今も鮮やかに彩られていた。
アルバートは意を決して寝台を降りると、足早に井戸へと向かった。
ダーハート教会の井戸は中庭にある。三方は教会施設で囲われ、一方は急傾斜の崖だ。井戸はその崖のすぐ傍にあり、山麓にある大きな湖を水源としている。そのため、井戸からは湖を一望でき、夜明けになると朝日が湖畔に反射してそれは幻想的な光景となるのだ。
時刻はまだ夜明け前。空は若干明るくなり始めたもののまだ暗く、風も冷たい。星明かりを頼りに歩く視界は、闇夜の不明瞭さと大差なかった。
井戸から水を汲み上げ、指先を軽くつけると、冷え切った身体でもわかるほどに水は冷たく、思わず身じろぎするような水温だった。
彼はその水温に僅かに顔をしかめつつ、服を脱ぎ、下着姿になると、柔らかな肌の表面を湖から吹き込む冷風が撫でる。全身を冷たい刺激が襲い、思わず両肩を抱いた。
彼は井戸から汲み上げた桶を持ち、それを頭上で掲げる。桶の中には井戸水が並々と汲み上げられている。一思いに掲げた桶を傾ける。
静寂に満ちた世界で、水が勢いよく落ちる音が響いた。冷たい水がアルバートの頭上から降り注ぐ。刺すような冷たい刺激に、声にならない悲鳴が上がり、頭の天辺から足先にかけて、一気に肌が冷えていくのを感じた。
彼は井戸から汲み上げた桶を持ち、それを頭上で掲げる。桶の中には井戸水が並々と汲み上げられている。一思いに掲げた桶を傾ける。
静寂に満ちた世界で、水が勢いよく落ちる音が響いた。冷たい水がアルバートの頭上から降り注ぐ。刺すような冷たい刺激に、声にならない悲鳴が上がり、頭の天辺から足先にかけて、一気に肌が冷えていくのを感じた。
アルバートは急いで服と一緒に置いておいた大きめの雑布で身体の水分を拭き取り、再び着ていた服を身にまとう。その水は彼の身体を清めるためのものだった。
身体から滴り落ちる水を一通り拭い終わると、水瓶に水を汲み上げていく。そして、水汲みが終わる頃には空が明るくなり始め、景色もある程度見通しが利くようになっていた。
アルバートは麓にある大きな湖に目を向ける。その湖は、陽光を浴びてきらきらと輝きを帯びつつ、まるで鏡のように大空を映し出している。
水鏡につられて彼は空を見上げた。
少しずつ明るくなり始めた空はとても優しい青色をしている。それはどこまでも続く透き通った青だったが、空の端から差し込み始めた朝日に照らされて、ほんのりと赤く色づいている。
それは夜明けを告げる空の色だ。
美しい天空は彼を優しく包み込むかのように大きく、どこまでも続いている。吹き抜ける風はまだ冷たいものの、よく乾いていて心地良く、まるで小鳥が羽ばたくかのように耳元で囁いていた。
朝の訪れとともに大空を飛び立つ鳥の群れに手を伸ばす。
籠に捕らわれることなくどこまでも風の向くままに自由に飛び続ける鳥たちは、当然、手を伸ばす彼の姿を意に介するはずもなく、どんどんと小さくなっていく。
(彼らはどこへ向かうのだろう)
まもなく冬が訪れる。彼らはもっと温かな土地を目指すのだろうか。それとももっと寒冷の地を好むのだろうか。群れで、全員で次なる土地を目指していくのだろうか。
何者にも縛られないそんな彼らの生きざまを、アルバートは虚ろな目で見上げる。伸ばしたその手は空を掴むだけで、何かに触れることはない。どこにも届くことはないのだ。
(戻ろう)
そんなどうしようもない気持ちを思い出すためにここに来たのではないと、彼は心の中で唱える。手を降ろして、来た道を戻ろうとする。
「あれ……」
次に顔を上げた時、彼は別の場所に立っていた。
大空を舞う鳥になったように、空を飛ぶ夢だった。
優しい風が吹き抜けていた。
暖かな陽光が差し込んでいた。
彼は空を飛んでいた。
青い空がどこまでも広がり、風が頬を撫でていく。
翼を広げ、鳥のように自由自在に飛ぶ感覚は気持ちよかった。
どこまでも続く蒼穹を、彼は風に乗って翔けた。
天空を舞うその傍には何かがいるような気がした。
「だれ?」
問いかけても返事はない。
ただ風が吹く音が聞こえる。
突然、目の前に大きな光が現れた。
それはまばゆいほどに輝く太陽のような光だった。
あまりの眩しさに彼は目を閉じてしまう。
その瞬間、光は弾けるようにアルバートを包み込んでしまった。
彼はだんだんと大きな光に吸い込まれていく。
彼はだんだんと息ができなくなる。
アルバートは薄っすらと目を開けた。
夢とも現実とも区別がつかなかった。
視界がぼやけている。
首を少し動かすと、蝋燭の明りが見える。
ふと気付くと、誰かがアルバートの顔を覗き込んでいた。
(誰だろう)
頭がはっきりしないまま視線を上に向けようとすると、誰かの手がアルバートの頭に触れる。
そのまま優しい手つきで撫でてくれた。
それが心地良くて、再び瞼を閉じる。
(綺麗な手だな……それにとても優しい感じがする……)
そんなことを考えているうちに、また深い眠りに落ちていった。
◆
「ん……」
固い寝台に横たわった身体から軋むような悲鳴が上がる。
痛みに起こされるようにアルバートは目を覚ました。
辺りには家具という家具が一切無く、日当たりが悪くじめじめとしている。寝台には申し訳程度に毛布があるだけのため、仰向けで眠っていたアルバートの背中は冷え切っていた。
「くしゅんっ」
春は迎えたものの明け方は毛布一枚は寒かった。アルバートは小さなくしゃみをすると、寝台の上で膝を抱えて丸くなり、毛布にくるまった。もう少し眠ったら身体を起こそう。
地下牢の扉は白亜の牢獄解除後以降、施錠されないままになっている。逃亡の意志がないアルバートに対して拘束する必要はないというソルニアの判断だったが、魔族が襲ってきた際には対処するよう暗黙に告げられているかのようだった。
しばらく毛布の中でもぞもぞとしていたアルバートだったが、徐々に頭が目覚めてくると水浴びまでの工程が気になってくる。
井戸で炊事と洗濯用の水を汲む勤めを思い出す。水汲みはソルニアが提示してきた水浴びの条件だった。
水浴びをするにしても、修道士たちと顔合わせになるのは良くないだろう。彼らの中にはアルバートを許せない者も多い。そろそろ動き出さなければ間に合わない――が、冷え切った身体は動かそうと思うと異様に重かった。加えて、毛布から抜け出すことにも逡巡する。大して暖かくもない毛布だが、それでも、あるのとないのとでは体感する気温が異なるのだ。
アルバートは自分を取り巻く寒さという感覚を切り捨てようと目を閉じる。事務的に、淡々と、言われたことをこなす人形になろうとして――
「…………自分を大事に、か……」
しかし、カイルの言葉とアルバートを気にかけてるロゼッタの姿が脳裏をよぎり、それを躊躇ってしまった。記憶の中にある残像はどれも色を失ってしまっているが、彼女の金色の髪と凛とした声音だけは色彩を帯び、今も鮮やかに彩られていた。
アルバートは意を決して寝台を降りると、足早に井戸へと向かった。
ダーハート教会の井戸は中庭にある。三方は教会施設で囲われ、一方は急傾斜の崖だ。井戸はその崖のすぐ傍にあり、山麓にある大きな湖を水源としている。そのため、井戸からは湖を一望でき、夜明けになると朝日が湖畔に反射してそれは幻想的な光景となるのだ。
時刻はまだ夜明け前。空は若干明るくなり始めたもののまだ暗く、風も冷たい。星明かりを頼りに歩く視界は、闇夜の不明瞭さと大差なかった。
井戸から水を汲み上げ、指先を軽くつけると、冷え切った身体でもわかるほどに水は冷たく、思わず身じろぎするような水温だった。
彼はその水温に僅かに顔をしかめつつ、服を脱ぎ、下着姿になると、柔らかな肌の表面を湖から吹き込む冷風が撫でる。全身を冷たい刺激が襲い、思わず両肩を抱いた。
彼は井戸から汲み上げた桶を持ち、それを頭上で掲げる。桶の中には井戸水が並々と汲み上げられている。一思いに掲げた桶を傾ける。
静寂に満ちた世界で、水が勢いよく落ちる音が響いた。冷たい水がアルバートの頭上から降り注ぐ。刺すような冷たい刺激に、声にならない悲鳴が上がり、頭の天辺から足先にかけて、一気に肌が冷えていくのを感じた。
彼は井戸から汲み上げた桶を持ち、それを頭上で掲げる。桶の中には井戸水が並々と汲み上げられている。一思いに掲げた桶を傾ける。
静寂に満ちた世界で、水が勢いよく落ちる音が響いた。冷たい水がアルバートの頭上から降り注ぐ。刺すような冷たい刺激に、声にならない悲鳴が上がり、頭の天辺から足先にかけて、一気に肌が冷えていくのを感じた。
アルバートは急いで服と一緒に置いておいた大きめの雑布で身体の水分を拭き取り、再び着ていた服を身にまとう。その水は彼の身体を清めるためのものだった。
身体から滴り落ちる水を一通り拭い終わると、水瓶に水を汲み上げていく。そして、水汲みが終わる頃には空が明るくなり始め、景色もある程度見通しが利くようになっていた。
アルバートは麓にある大きな湖に目を向ける。その湖は、陽光を浴びてきらきらと輝きを帯びつつ、まるで鏡のように大空を映し出している。
水鏡につられて彼は空を見上げた。
少しずつ明るくなり始めた空はとても優しい青色をしている。それはどこまでも続く透き通った青だったが、空の端から差し込み始めた朝日に照らされて、ほんのりと赤く色づいている。
それは夜明けを告げる空の色だ。
美しい天空は彼を優しく包み込むかのように大きく、どこまでも続いている。吹き抜ける風はまだ冷たいものの、よく乾いていて心地良く、まるで小鳥が羽ばたくかのように耳元で囁いていた。
朝の訪れとともに大空を飛び立つ鳥の群れに手を伸ばす。
籠に捕らわれることなくどこまでも風の向くままに自由に飛び続ける鳥たちは、当然、手を伸ばす彼の姿を意に介するはずもなく、どんどんと小さくなっていく。
(彼らはどこへ向かうのだろう)
まもなく冬が訪れる。彼らはもっと温かな土地を目指すのだろうか。それとももっと寒冷の地を好むのだろうか。群れで、全員で次なる土地を目指していくのだろうか。
何者にも縛られないそんな彼らの生きざまを、アルバートは虚ろな目で見上げる。伸ばしたその手は空を掴むだけで、何かに触れることはない。どこにも届くことはないのだ。
(戻ろう)
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