偏屈恋愛奇譚

橋本健太

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第1章 17歳 〜思春期少年少女と狂気の社会人〜

第17話 悩殺Summer

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 一方その頃、玲は白い背景に金魚が描かれたワンピースを着て、リュックを背負い、JR大阪駅に到着。
「暑いわ。大阪。」
改札口で待っていると、玲奈が来た。黒いTシャツに太ももを露出したショートデニムを履いている。
「お待たせ、玲さん。」
「玲奈ちゃん、大胆やな。」
2人も大阪駅から神戸線の特急網干行きで、須磨へ向かう。

 須磨海水浴場にて、水着に着替えたゆかりは柊と合流。柊は黒い迷彩柄のズボン型水着で、上には薄い黒ジャージを着ている。日焼けしないようにと、ゆかりにも同じ服を渡した。
「ありがとう。」
海に入る前に、砂浜で準備体操。黒い水着で、曲線美が強調され、豊満な乳房と尻、引き締まった太ももが三位一体となり、色気となる。体操を済ませ、砂浜にブルーシートを敷き、そこに荷物を置く。
「よし、泳ぐか。」
ジャージを脱ぎ、海に向かって走り出す。海に入ると、海水の冷たさと爽やかな浜風に、火照った身体が冷やされる。
「ぷはぁ!最高!」
「あはぁ!気持ちいい~!」
競泳水着から滴る雫も官能的。青い空と白い雲、全てが調和した夏の風景。外の暑さと海の冷たさ、燃え上がる恋心とエロチズム、それに対する理性と相反するものが、頭と心の中に巻き起こるゆかり。海水に濡れた黒髪から、顔にかけて雫が滴る。
「ふぅ…。夏の海は最高やね。」
一瞬見せた「大人のオンナの顔」に、柊はドキッとする。
「わぉ…。」
一夏の恋物語が始まったのである。

 そして、2人に遅れること2時間。ようやく、JR須磨駅に到着した玲と玲奈。潮風吹く須磨海水浴場、目の前に広がる海に2人のテンションが上がる。
「海やー!!!」
「楽しそう!!」
階段を下り、海の家に荷物を預けて、水着に着替える。ゆかりと柊は、海で泳いでいた。
「あんまり深い所行ったアカンで。」
「うん。さっき、魚が泳いでいた。」
「そりゃ、海やから魚はおるで。」
泳ぎ疲れた2人は、砂浜に上がる。水筒に入ってる飲み物を飲む。
「やっぱ、海は最高やね。」
「うん!」
ニッコリ微笑むゆかり。サザンオールスターズの「栞のテーマ」や「HOTEL PACIFIC」が似合う。
 
 水着に着替えた玲と玲奈。玲はグレーのレオタード型水着で、横に黄色い線がある。玲奈は白のハイレグレオタード水着で、横に青い線がある。
「玲奈ちゃん、めっちゃエロいな。」
「玲さんも、熟女やないですか。それは、結構エロいですよ。」
「こう見たら、玲奈ちゃんのオッパイ、デカいな。」
そうこう言いながら準備体操して、2人も海に入る。
「あはっ、冷たくて気持ちいい~!!」
「玲奈ちゃんが、そう言うたら、全部エロく聞こえるんやけど。」
砂浜で逆ナンパを試みる玲。保冷バッグに入れたキュウリ1本漬けを縦に割り箸を刺し、それを左手で持ち、右手でビニールに入れたキュウリ1本漬けを持つ。砂浜に座る男子高校生2人に近づき、さりげなく隣に座ってぶりっ子しながら擦り寄る。
「なぁ…。ボク、漬け物食べへん?」
「ヤバくね!!」
玲奈は玲が移動するのを追いかける。
「漬け物食べへん?」
「キュウリ…。河童ババアや!!」
ことごとく逃げられる玲。
「なぁ、玲奈ちゃん。ウチ、ババアちゃうやんな?」
「玲さん。そんなことないですよ。んっ?あっ!」
玲奈は、ゆかり達を見つけた。
「あの子がゆかりちゃん?」
「そうやで。」

 2人はゆかり達に近づき、話しかける。
「ゆかりちゃん、久しぶり!!」
「あっ、玲さん。」
ゆかりと玲は顔見知りだが、柊は初めてである。
「こんにちは。柊です。」
「柊君ね。私は玲。よろしくね。」
それに続いて、玲奈も自己紹介。 
「私は音無玲奈。玲奈ちゃんって呼んで🖤」
大人の色気に2人はたじたじ。
「玲奈ちゃん、セクシーやな。」
柊にとっては、男1女3のハーレム状態となり、バチェラーのようである。玲奈はブルーシートを敷いて、ゆかり達の所とくっつける。持参した日焼け止めを取り出し、柊を誘惑する。
「日焼け止め塗ってぇ🖤」
大人の女からの誘惑に、柊はドキッとする。柊は言われるがまま、日焼け止めを手に取り、玲奈の身体に塗る。
「塗りやすいようにしたる。」 
玲奈は彼の膝の上に座り、足を開く。腕に塗り、肩も塗ると、玲奈が彼の手を取り、自分の乳房に当てる。
「オッパイも塗ってぇ🖤」
水着を捲り、乳房を出す。乳房を直で揉みながら、日焼け止めを塗る。
「うわぁ…。夢みたいやな。」
「揉むん上手やな。」
ゆかりは、この光景を観ながら、官能小説さながらのエロチズムを感じる。
(すごい…。何か、私もムラムラしてくる…。) 
玲は、少し拗ねた様子でキュウリ1本漬けを囓る。 
「玲奈ちゃんばっかし…。ウチも色気あるで。」
塗ってもらった玲奈は、乳房をしまい、今度は仰向けに寝転がる。
「今度は下も塗って🖤」 
股を開く玲奈。柊は太ももと尻、デリケートゾーン手前を塗る。
「あんっ…。」
赤面する玲奈、その横にゆかりが寝転がる。
「玲奈さん、興奮してるんですか?」
「ゆかりちゃん、もしかして、女好き?」
「はい。」
塗り終わると、ゆかりは玲奈に覆い被さる。互いの乳房が密着し、秘部も当たる。
「ゆかりちゃん、アソコも当たってる。」
「さっきの観てたら、ムラムラして来ました…。」
柊は、この光景に赤面する。
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