8 / 29
第1章 17歳 〜思春期少年少女と狂気の社会人〜
第8話 おじさんの一獲千金旅(後編)
しおりを挟む
香港から次は、マカオに移動した。
2 ~マカオ~ Macau
正式名称:中華人民共和国マカオ特別行政区
面積:33.6km²
人口:約67万2000人
言語:中国語・ポルトガル語
マカオは、マカオ半島・タイパ島・コロアン島からなり、1999年までポルトガルの植民地であった。狭い土地に観光地が犇めき合い、人口密度も高い。かつては香港の陰に隠れていた存在だったが、スタンレー・ホーのお陰でカジノによって経済発展した。
「続いては、マカオでございます。」
香港Roundから、アリー・チャンも同行する。面積が狭くなった中で、アジア有数のギャンブルシティ マカオで激しい戦いが繰り広げられる。サイコロゲームやルーレットなどで火花を散らす。マカオからのゲストも来た。
チャン・クォック(36)
カメラマンやギャンブラーなど、マルチに活躍する。
「どうした?さっきの威勢はどこ行った?」
「オールバックで、挑発してくんなや!!」
チャンのペースに翻弄される芸人達。高山は何かを掴んだのか、サイコロゲームでは冴え渡っていた。
「『カイジ』のチンチロみたいなモンや!!」
香港での敗北を挽回し、賞金を獲得した。勝者とマカオ料理を堪能する。ポルトガルの植民地の影響もあり、ポルトガル×中国の食文化が反映されている。テーブルに所狭しと並べられたマカオ料理は、色とりどりで見ているゆかりも食べたくなるものであった。
・アフリカンチキン
・バカリャウコロッケ
・フェジョアーダ
・ダックライス
「美味いな!!」
上機嫌な様子で食べる高山。グラビアアイドルの朱里にも食べさせてあげる。
「朱里ちゃん、あーん。」
「あー、ん!」
この光景に、ゆかりもときめく。
「私も、マカオ料理食べてみたいわ。」
「街全体が、世界遺産みたいやで。」
最後は、シンガポールに移動する。
3 ~シンガポール~ Singapore
正式名称:シンガポール共和国
面積:719k㎡
人口:約585万人
言語:英語・マレー語・中国語・タミル語
東南アジア最大の先進国 シンガポール。戦後にマレーシアから分離独立。1980年代に経済発展した。ゴミ1つ落ちていない清潔な都市で、FINEと言う言葉で表される。形容詞では、「元気な」「活気のある」と言う意味だが、名詞では「罰金」と言う意味がある。厳罰主義の法治国家であり、鞭打ち刑や死刑がある。
「最後はシンガポールです。」
金持ちの象徴とも言えるマリーナベイ・サンズホテルに、一同驚きを隠せない。
「どうなってるの?」
「ホテルの上に船?!」
西成で暮らす高山にとっては、夢のような世界である。ここで最後のカジノゲーム。ここではゲスト無し。ルーレットなどを行ない、最後に優勝したのは香港のプロギャンブラーであった。
番組が終了し、ゆかりは部屋に戻る。今回、登場したエリアについて調べる。
「香港、香る港。ロマンチックな感じやね。」
高層ビルとネオンサイン煌めく新旧文化が融合した香港。100万ドルの夜景の美しさから、「東洋の真珠」と呼ばれている。1980年代頃に全盛期を迎えた香港映画。ジャッキー・チェン、サモハンキンポー、ユンピョウなどのスーパースターを輩出した。そんな中、尖沙咀に銅像があるブルース・リーは全盛期のまま亡くなったが、彼の功績や哲学は今も語り継がれている。
「ブルース・リー、32歳で亡くなったんや。儚い命やな。」
香港の隣にあるマカオ。ポルトガルの植民地であったことから、ポルトガル文化の影響を受けている。マカオ半島にある植民地時代に建てられた建造物群は、世界文化遺産に認定された。マカオの富豪 スタンレー・ホーにより、カジノを通じて、マカオは急速に経済成長を遂げた。
「マカオ、カジノで発展。せやけど、ギャンブルはやり過ぎひん方がええで。」
東南アジア随一の先進国であるシンガポール。第二次世界大戦後、マレーシアから分離独立。イギリスの植民地支配、日本の占領下での華僑虐殺、マレーシアとの抗争などを経て、経済成長した。シンガポール一リッチなホテル マリーナベイサンズは大きな船が乗っており、そこにはプールもある。
「シンガポールも凄いな。ただ、いちいち罰金取られるんは、面倒やで。」
いつか自分も訪れる、ゆかりはそんな予感を感じた。
5月中旬、体育祭の練習に励むゆかり。徒競走やダンスなど熱心に取り組む。
「体育祭は負けへんから。」
部活帰りの土曜日、美由紀と難波に立ち寄る。そこで高山と再会した。
「よぉ!ゆかりちゃん、美由紀ちゃん、久しぶりやな!」
「あ、おじさん。」
ゆかりはオンエアを見た感想を話すと、大喜びしていた。
「そうや、2人共、飯まだやろ?一緒に行くか?」
「喜んで。」
「いいんですか?やったー!」
難波の町はずれに行き、訪れたのは、喫茶店と食堂が合わさった香港の大衆食堂「茶餐店」(広東語:チャーチャンテン)をイメージしたお店。店内も香港の雰囲気が漂う内装である。
「この間、香港に行ってきてな。中々、オモロい所や思うたんよ。」
「何かレトロですね。」
「美由紀ちゃん、エエところ見てるな。せやねん、香港ではな、チェーン店から個人経営までいっぱいあるんよ。」
それぞれ料理を注文。ゆかりは、母親にLINEで高山とランチして帰ると送った。飲み物でミルクティーと鴛鴦茶が来た。
「俺は儲けたし、これから夏になる。青春楽しみで!!乾杯!!」
「乾杯!!」
ミルクティーは何度も濾してあり、濃厚な味わいである。
「めっちゃ甘い。」
「せやろ?」
ゆかりは、ミルクティーと珈琲を混ぜた鴛鴦茶(インヨンティー)をいただく。飲むと、ミルクティーの甘さと珈琲のほろ苦さが交わり、上質な味わいが口に広がる。
「うふ、甘さと苦さのコントラスト、ロマンチック🖤」
「一つ一つがエロいな、ゆかりちゃん。」
注文した料理をいただく。茶餐店では、香港式洋食が味わえる。焼味飯(シウメイファン)はローストチキンがご飯に乗った1品。白飯に脂が染みて美味。
「美味っ!チキン、めっちゃジューシー。」
「美由紀ちゃん、流石はモデルやな。グルメリポートも上手いで。」
「中々イケる。」
点心のエビ餃子も、薄味だが、身がプリプリしている。グルメを堪能し、デザートでフレンチトーストをいただく。切り分けて食べる。フレンチトーストは、香港では、西多士(広東語:サイドージ)と言い、ピーナッツバターで揚げ焼きにし、仕上げにバターと甘いシロップをたっぷりとかけている。押すと、シロップが染み出てくる。
「うわっ、めっちゃ蜜出てくる。」
「滅茶苦茶甘ぇからな。」
ゆかりも一口食べると、口いっぱいに甘い味が広がり、染み出すシロップに夢中になる。
「んふっ、甘い汁出てきたぁ…。」
「エロいな~、ゆかりちゃん🖤」
「オッサン、鼻の下伸ばすなwww」
3人の楽しいひと時であった。
2 ~マカオ~ Macau
正式名称:中華人民共和国マカオ特別行政区
面積:33.6km²
人口:約67万2000人
言語:中国語・ポルトガル語
マカオは、マカオ半島・タイパ島・コロアン島からなり、1999年までポルトガルの植民地であった。狭い土地に観光地が犇めき合い、人口密度も高い。かつては香港の陰に隠れていた存在だったが、スタンレー・ホーのお陰でカジノによって経済発展した。
「続いては、マカオでございます。」
香港Roundから、アリー・チャンも同行する。面積が狭くなった中で、アジア有数のギャンブルシティ マカオで激しい戦いが繰り広げられる。サイコロゲームやルーレットなどで火花を散らす。マカオからのゲストも来た。
チャン・クォック(36)
カメラマンやギャンブラーなど、マルチに活躍する。
「どうした?さっきの威勢はどこ行った?」
「オールバックで、挑発してくんなや!!」
チャンのペースに翻弄される芸人達。高山は何かを掴んだのか、サイコロゲームでは冴え渡っていた。
「『カイジ』のチンチロみたいなモンや!!」
香港での敗北を挽回し、賞金を獲得した。勝者とマカオ料理を堪能する。ポルトガルの植民地の影響もあり、ポルトガル×中国の食文化が反映されている。テーブルに所狭しと並べられたマカオ料理は、色とりどりで見ているゆかりも食べたくなるものであった。
・アフリカンチキン
・バカリャウコロッケ
・フェジョアーダ
・ダックライス
「美味いな!!」
上機嫌な様子で食べる高山。グラビアアイドルの朱里にも食べさせてあげる。
「朱里ちゃん、あーん。」
「あー、ん!」
この光景に、ゆかりもときめく。
「私も、マカオ料理食べてみたいわ。」
「街全体が、世界遺産みたいやで。」
最後は、シンガポールに移動する。
3 ~シンガポール~ Singapore
正式名称:シンガポール共和国
面積:719k㎡
人口:約585万人
言語:英語・マレー語・中国語・タミル語
東南アジア最大の先進国 シンガポール。戦後にマレーシアから分離独立。1980年代に経済発展した。ゴミ1つ落ちていない清潔な都市で、FINEと言う言葉で表される。形容詞では、「元気な」「活気のある」と言う意味だが、名詞では「罰金」と言う意味がある。厳罰主義の法治国家であり、鞭打ち刑や死刑がある。
「最後はシンガポールです。」
金持ちの象徴とも言えるマリーナベイ・サンズホテルに、一同驚きを隠せない。
「どうなってるの?」
「ホテルの上に船?!」
西成で暮らす高山にとっては、夢のような世界である。ここで最後のカジノゲーム。ここではゲスト無し。ルーレットなどを行ない、最後に優勝したのは香港のプロギャンブラーであった。
番組が終了し、ゆかりは部屋に戻る。今回、登場したエリアについて調べる。
「香港、香る港。ロマンチックな感じやね。」
高層ビルとネオンサイン煌めく新旧文化が融合した香港。100万ドルの夜景の美しさから、「東洋の真珠」と呼ばれている。1980年代頃に全盛期を迎えた香港映画。ジャッキー・チェン、サモハンキンポー、ユンピョウなどのスーパースターを輩出した。そんな中、尖沙咀に銅像があるブルース・リーは全盛期のまま亡くなったが、彼の功績や哲学は今も語り継がれている。
「ブルース・リー、32歳で亡くなったんや。儚い命やな。」
香港の隣にあるマカオ。ポルトガルの植民地であったことから、ポルトガル文化の影響を受けている。マカオ半島にある植民地時代に建てられた建造物群は、世界文化遺産に認定された。マカオの富豪 スタンレー・ホーにより、カジノを通じて、マカオは急速に経済成長を遂げた。
「マカオ、カジノで発展。せやけど、ギャンブルはやり過ぎひん方がええで。」
東南アジア随一の先進国であるシンガポール。第二次世界大戦後、マレーシアから分離独立。イギリスの植民地支配、日本の占領下での華僑虐殺、マレーシアとの抗争などを経て、経済成長した。シンガポール一リッチなホテル マリーナベイサンズは大きな船が乗っており、そこにはプールもある。
「シンガポールも凄いな。ただ、いちいち罰金取られるんは、面倒やで。」
いつか自分も訪れる、ゆかりはそんな予感を感じた。
5月中旬、体育祭の練習に励むゆかり。徒競走やダンスなど熱心に取り組む。
「体育祭は負けへんから。」
部活帰りの土曜日、美由紀と難波に立ち寄る。そこで高山と再会した。
「よぉ!ゆかりちゃん、美由紀ちゃん、久しぶりやな!」
「あ、おじさん。」
ゆかりはオンエアを見た感想を話すと、大喜びしていた。
「そうや、2人共、飯まだやろ?一緒に行くか?」
「喜んで。」
「いいんですか?やったー!」
難波の町はずれに行き、訪れたのは、喫茶店と食堂が合わさった香港の大衆食堂「茶餐店」(広東語:チャーチャンテン)をイメージしたお店。店内も香港の雰囲気が漂う内装である。
「この間、香港に行ってきてな。中々、オモロい所や思うたんよ。」
「何かレトロですね。」
「美由紀ちゃん、エエところ見てるな。せやねん、香港ではな、チェーン店から個人経営までいっぱいあるんよ。」
それぞれ料理を注文。ゆかりは、母親にLINEで高山とランチして帰ると送った。飲み物でミルクティーと鴛鴦茶が来た。
「俺は儲けたし、これから夏になる。青春楽しみで!!乾杯!!」
「乾杯!!」
ミルクティーは何度も濾してあり、濃厚な味わいである。
「めっちゃ甘い。」
「せやろ?」
ゆかりは、ミルクティーと珈琲を混ぜた鴛鴦茶(インヨンティー)をいただく。飲むと、ミルクティーの甘さと珈琲のほろ苦さが交わり、上質な味わいが口に広がる。
「うふ、甘さと苦さのコントラスト、ロマンチック🖤」
「一つ一つがエロいな、ゆかりちゃん。」
注文した料理をいただく。茶餐店では、香港式洋食が味わえる。焼味飯(シウメイファン)はローストチキンがご飯に乗った1品。白飯に脂が染みて美味。
「美味っ!チキン、めっちゃジューシー。」
「美由紀ちゃん、流石はモデルやな。グルメリポートも上手いで。」
「中々イケる。」
点心のエビ餃子も、薄味だが、身がプリプリしている。グルメを堪能し、デザートでフレンチトーストをいただく。切り分けて食べる。フレンチトーストは、香港では、西多士(広東語:サイドージ)と言い、ピーナッツバターで揚げ焼きにし、仕上げにバターと甘いシロップをたっぷりとかけている。押すと、シロップが染み出てくる。
「うわっ、めっちゃ蜜出てくる。」
「滅茶苦茶甘ぇからな。」
ゆかりも一口食べると、口いっぱいに甘い味が広がり、染み出すシロップに夢中になる。
「んふっ、甘い汁出てきたぁ…。」
「エロいな~、ゆかりちゃん🖤」
「オッサン、鼻の下伸ばすなwww」
3人の楽しいひと時であった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる