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アレク編
7.ディアナ
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互いに家庭を持ち、たまに会えば近況報告と静かに飲む時間を持つ。そんな間柄が何年も続き、そのうち俺はヨシュアの上司になった。
俺よりよほどヨシュアの方が上官に向いていると思うが、俺の親の爵位がそうさせるのだろう。
40歳を手前に、俺は大佐となり、ヨシュアは少佐となった。
俺とディアナの間には女の子しか生まれず、ヨシュアの方は男の子にしか恵まれなかった。3人目が生まれるまで、女の子が欲しいと言っていたが。
俺はどちらでも良かったのでうちの娘をやると冗談で言っていたら、ヨシュアの次男とうちの長女カーネリアンがいつのまにか本当に恋仲になっていて、結婚したいと願い出てきた時は2人して大笑いで驚いたものだった。
ヨシュアの妻ロレーヌは3人目の子供を出産する時に出産事故で亡くなっている。ヨシュアはロレーヌの遺志を継いで息子が確実に爵位を受け継ぐために後添えは娶らず子育てと軍務と領主補佐を務めた。少佐で止まってしまったのも仕事を大幅にセーブしたためだろう。
40歳を超えた頃、次女も良家に貰われて行き、俺とディアナは2人で田舎に隠居することにした。俺は退役してディアナの看病と、家庭農園を始めるのだ。できた野菜を使った料理や、ディアナが好きなスイーツを振る舞う毎日を過ごすためだ。ディアナもとても楽しみにしてくれている。
ディアナは元々体が弱い女性だった。3人目を諦めたのもディアナが耐え切れない可能性があったからだ。子供の頃はマナーハウスで過ごし、成人を期に王都に出てきたそうだが、長期にわたる都会の空気は体に堪えたのか、娘たちが嫁に出でホッとしたのか、その頃から不調を訴えることが増えた。
ディアナの母も早くに亡くなっていたので、悪いところが遺伝したのだろうと義父は言っていた。医者も原因はわからない、と。悔しいが、この世界は前世ほど医療が進んでいない。
◆◆◆
俺が軍の仕事を辞め、ディアナの看病の為に田舎へ引っ越すと、義兄が大量の贈り物と共に会いにきた。
ディアナを寝かせて俺と2人になると、深々と頭を下げて来た。
「今まで邪険にしてすまなかった」
俺はディアナがいつも幸せそうだったこともあって、義兄のことはあまり気にしていなかったがやっかまれていることは知っていた。
しかし義兄はディアナが長くない事、そして俺がその看病の為に早すぎる退役を選んだことを申し訳なく思っているようだった。
「頭を上げてください。俺はディアナとゆっくり過ごせる今の生活に満足してますよ」
「しかし…」
「軍の仕事でむさ苦しいおっさんたちに囲まれるより、可愛いディアナを愛でている方が楽しいに決まってるじゃないですか」
「君は、おかしな男だな」
「そうですか?男なんて、みんなそんなもんだと思いますけど」
「おかしな男だよ。大佐にまで上り詰めたのに、それをこんな簡単に放棄するなんて」
「大佐になって良かったことは、ディアナのわがままに応えられたことくらいですよ。社会的地位なんて俺には必要ない」
「言ってみたいものだね。そういえば、使用人は?」
「今はいませんよ。俺とディアナと2人です。俺が大概のことが出来ますし、ディアナがあまり使用人に世話をさせたくないようで」
「しかし、それでは君の負担が」
「食材は庭で取れたものや定期的に売りにきてくれる人がいますし、寝室以外の掃除は通いの使用人が居ますので」
「そう、か」
「いつでもディアナに会いにいらしてください」
「ありがとう、感謝する」
---
しかし、俺とディアナとの2人の時間はあまり長くは続かなかった。
田舎生活を始めた当初は、回復の兆しを見せ、近場へ観光に出かけたり街まで出て買い物を楽しんだりと、ディアナの調子も良く楽しい毎日といえた。しかし、1年と数か月がたった頃から出かけるのが億劫になり、座って刺繍をする集中力も続かなくなっていった。そのうち庭の散歩さえできなくなり、一日の殆どをベッドで暮らすようになった。
ディアナは昼は調子が良くとも、夜になると起き上がれなくなり、食も細くなる一方で次第に固形物を受け付けなくなっていた。
そんな日が続いたある日、ディアナが俺に伝えてきた。
「あなた、お願いがあるの」
「なんだ?」
「私が死んだら、あなたが本当に行きたいところに行って欲しいの」
「え?」
「あなた、ずっと想っている方がいらっしゃるでしょう?」
これだから女は怖いんだ。
「俺が愛しているのは君だよ」
いつものわがままが始まったのかもと手を取って優しく伝える。生きているのが疑わしいほどその白く細い手は冷えていた。思わず両手で包んで温める。
「知ってるわ。あなたが私を愛してくれていること、大切に思ってくれていること。でも、心の奥底にもう1人、いらっしゃるでしょう?」
「………」
俺は二の句が継げず、黙り込んでしまった。
それが肯定だと言ってしまっていることはわかっていたが、だとしても彼女に何を言って良いのかわからなかった。
「娘達もみんな良い人に嫁いで家庭を持ったわ。私もあなたのおかげでとても幸せな人生でした。でもアレク、あなたの本当の幸せはどこ?私も少しは手助け出来たと思っているけど。…あなたには本当に愛している人と一緒に過ごしてもらいたいの。」
「俺は君といて幸せだよ」
「知ってるわ。いつも私をみて笑ってたもの。初めて会った時もそうだったわね」
「だろう?俺を笑顔にできるのは君だけだよ」
これは本心だ。
「もう1人、いらっしゃるでしょう?」
「…」
本心だったが、なんと返事をすればいいかわからなかった。
「君は、君のことだけ考えていればいいよ」
「ダメよ。これは私の心残りなの。私はあなたのことをとても愛しているし、感謝しているわ。私が生きている間はあなたも私1人のために生きて欲しいの。でも、私が死んだら、あなたが本当に一緒にいたいと思う人と生きて欲しいの。それがお願い。最後のわがままよ」
「ふふ、わがままだと認めるのか?」
「もう、ずっと、認めてたわ。でも何を言ってもあなたは笑ってその私のお願いを叶えてくれるんだもの、悔しいじゃない」
「君の言うお願いは、可愛らしいものだったから」
「そのお願いで大佐にまで上り詰めるなんて」
「君がパーティーで他の貴族に頭をさげるのがいやだと言うのだから、仕方ないだろう」
「それをあなたは私の可愛いお願いと言ってのけるんだから、もう」
ディアナは自身の言う「お願い」を「わがまま」だと認めたことは今まで一度もなかった。あくまでもただの「お願い」だと。父と兄に溺愛されて育ったせいだろうが、それさえも俺にとっては可愛く甘えられているようにしか思えなかった。
「私の最後のお願い、聞いてくださる?」
「君が眠る時は必ずそばにいるよ。」
「その後のこともよ」
「それは、俺だけの話ではすまない」
「大丈夫よ。私がなんとかして差し上げるわ」
「君が?いったい何をする気なんだ」
「私の本気のお願いを甘くみないことね!おやすみっ」
長く喋って疲れたのをごまかす為だろう。布団を被って眠るフリをする可愛らしい伴侶の頭にキスを落として「おやすみ」と言って灯りを消した。
しばらくして本当の寝息を立て始めたのをみて、俺は静かに部屋を出た。
彼女の気持ちは嬉しいが、そんな簡単にはいかない。俺にも社会的な目があるし向こうは伯爵位だ。
脚のこともあって息子が爵位を継いだら退役するようなことは言っていたが、彼も徐爵したら領地を治めることになるだろう。なにより、俺がそばにいて彼のためになれることなど一つも思いつかない。
今までのようにたまに会って、酒を酌み交わせられればそれでいい。それが、いいのだ。
---
次の日の朝、蜂蜜たっぷりのホットミルクを作って部屋に入ると、静かに幸せそうに眠るディアナの顔が見えた。相変わらず顔色は悪いがとても表情がいい。
俺はカーテンを開け、ディアナに直接風が当たらないよう、窓を開けて新しい空気を取り込むとディアナを起こそうと近づいた。
「ディアナ?気持ちいい朝だよ。君の好きなホットミルクを入れてきたから少しだけでも口にしないか?…ディアナ?」
いつもなら少しの音で目を覚ますディアナの起きる気配が無い。
「ディアナ?…ディアナ!?」
頬に触れるとそれは人形のように冷たかった。
「ディアナ…なぜだ、そんな。昨日はあんなに元気だったじゃないか。ディアナ、起きてくれ、ディアナ、またわがままを言ってくれ。」
「ディアナ、俺を笑わせてくれるのは君だけだろう…俺はこれから何に笑えばいいんだい…ディアナ…」
俺よりよほどヨシュアの方が上官に向いていると思うが、俺の親の爵位がそうさせるのだろう。
40歳を手前に、俺は大佐となり、ヨシュアは少佐となった。
俺とディアナの間には女の子しか生まれず、ヨシュアの方は男の子にしか恵まれなかった。3人目が生まれるまで、女の子が欲しいと言っていたが。
俺はどちらでも良かったのでうちの娘をやると冗談で言っていたら、ヨシュアの次男とうちの長女カーネリアンがいつのまにか本当に恋仲になっていて、結婚したいと願い出てきた時は2人して大笑いで驚いたものだった。
ヨシュアの妻ロレーヌは3人目の子供を出産する時に出産事故で亡くなっている。ヨシュアはロレーヌの遺志を継いで息子が確実に爵位を受け継ぐために後添えは娶らず子育てと軍務と領主補佐を務めた。少佐で止まってしまったのも仕事を大幅にセーブしたためだろう。
40歳を超えた頃、次女も良家に貰われて行き、俺とディアナは2人で田舎に隠居することにした。俺は退役してディアナの看病と、家庭農園を始めるのだ。できた野菜を使った料理や、ディアナが好きなスイーツを振る舞う毎日を過ごすためだ。ディアナもとても楽しみにしてくれている。
ディアナは元々体が弱い女性だった。3人目を諦めたのもディアナが耐え切れない可能性があったからだ。子供の頃はマナーハウスで過ごし、成人を期に王都に出てきたそうだが、長期にわたる都会の空気は体に堪えたのか、娘たちが嫁に出でホッとしたのか、その頃から不調を訴えることが増えた。
ディアナの母も早くに亡くなっていたので、悪いところが遺伝したのだろうと義父は言っていた。医者も原因はわからない、と。悔しいが、この世界は前世ほど医療が進んでいない。
◆◆◆
俺が軍の仕事を辞め、ディアナの看病の為に田舎へ引っ越すと、義兄が大量の贈り物と共に会いにきた。
ディアナを寝かせて俺と2人になると、深々と頭を下げて来た。
「今まで邪険にしてすまなかった」
俺はディアナがいつも幸せそうだったこともあって、義兄のことはあまり気にしていなかったがやっかまれていることは知っていた。
しかし義兄はディアナが長くない事、そして俺がその看病の為に早すぎる退役を選んだことを申し訳なく思っているようだった。
「頭を上げてください。俺はディアナとゆっくり過ごせる今の生活に満足してますよ」
「しかし…」
「軍の仕事でむさ苦しいおっさんたちに囲まれるより、可愛いディアナを愛でている方が楽しいに決まってるじゃないですか」
「君は、おかしな男だな」
「そうですか?男なんて、みんなそんなもんだと思いますけど」
「おかしな男だよ。大佐にまで上り詰めたのに、それをこんな簡単に放棄するなんて」
「大佐になって良かったことは、ディアナのわがままに応えられたことくらいですよ。社会的地位なんて俺には必要ない」
「言ってみたいものだね。そういえば、使用人は?」
「今はいませんよ。俺とディアナと2人です。俺が大概のことが出来ますし、ディアナがあまり使用人に世話をさせたくないようで」
「しかし、それでは君の負担が」
「食材は庭で取れたものや定期的に売りにきてくれる人がいますし、寝室以外の掃除は通いの使用人が居ますので」
「そう、か」
「いつでもディアナに会いにいらしてください」
「ありがとう、感謝する」
---
しかし、俺とディアナとの2人の時間はあまり長くは続かなかった。
田舎生活を始めた当初は、回復の兆しを見せ、近場へ観光に出かけたり街まで出て買い物を楽しんだりと、ディアナの調子も良く楽しい毎日といえた。しかし、1年と数か月がたった頃から出かけるのが億劫になり、座って刺繍をする集中力も続かなくなっていった。そのうち庭の散歩さえできなくなり、一日の殆どをベッドで暮らすようになった。
ディアナは昼は調子が良くとも、夜になると起き上がれなくなり、食も細くなる一方で次第に固形物を受け付けなくなっていた。
そんな日が続いたある日、ディアナが俺に伝えてきた。
「あなた、お願いがあるの」
「なんだ?」
「私が死んだら、あなたが本当に行きたいところに行って欲しいの」
「え?」
「あなた、ずっと想っている方がいらっしゃるでしょう?」
これだから女は怖いんだ。
「俺が愛しているのは君だよ」
いつものわがままが始まったのかもと手を取って優しく伝える。生きているのが疑わしいほどその白く細い手は冷えていた。思わず両手で包んで温める。
「知ってるわ。あなたが私を愛してくれていること、大切に思ってくれていること。でも、心の奥底にもう1人、いらっしゃるでしょう?」
「………」
俺は二の句が継げず、黙り込んでしまった。
それが肯定だと言ってしまっていることはわかっていたが、だとしても彼女に何を言って良いのかわからなかった。
「娘達もみんな良い人に嫁いで家庭を持ったわ。私もあなたのおかげでとても幸せな人生でした。でもアレク、あなたの本当の幸せはどこ?私も少しは手助け出来たと思っているけど。…あなたには本当に愛している人と一緒に過ごしてもらいたいの。」
「俺は君といて幸せだよ」
「知ってるわ。いつも私をみて笑ってたもの。初めて会った時もそうだったわね」
「だろう?俺を笑顔にできるのは君だけだよ」
これは本心だ。
「もう1人、いらっしゃるでしょう?」
「…」
本心だったが、なんと返事をすればいいかわからなかった。
「君は、君のことだけ考えていればいいよ」
「ダメよ。これは私の心残りなの。私はあなたのことをとても愛しているし、感謝しているわ。私が生きている間はあなたも私1人のために生きて欲しいの。でも、私が死んだら、あなたが本当に一緒にいたいと思う人と生きて欲しいの。それがお願い。最後のわがままよ」
「ふふ、わがままだと認めるのか?」
「もう、ずっと、認めてたわ。でも何を言ってもあなたは笑ってその私のお願いを叶えてくれるんだもの、悔しいじゃない」
「君の言うお願いは、可愛らしいものだったから」
「そのお願いで大佐にまで上り詰めるなんて」
「君がパーティーで他の貴族に頭をさげるのがいやだと言うのだから、仕方ないだろう」
「それをあなたは私の可愛いお願いと言ってのけるんだから、もう」
ディアナは自身の言う「お願い」を「わがまま」だと認めたことは今まで一度もなかった。あくまでもただの「お願い」だと。父と兄に溺愛されて育ったせいだろうが、それさえも俺にとっては可愛く甘えられているようにしか思えなかった。
「私の最後のお願い、聞いてくださる?」
「君が眠る時は必ずそばにいるよ。」
「その後のこともよ」
「それは、俺だけの話ではすまない」
「大丈夫よ。私がなんとかして差し上げるわ」
「君が?いったい何をする気なんだ」
「私の本気のお願いを甘くみないことね!おやすみっ」
長く喋って疲れたのをごまかす為だろう。布団を被って眠るフリをする可愛らしい伴侶の頭にキスを落として「おやすみ」と言って灯りを消した。
しばらくして本当の寝息を立て始めたのをみて、俺は静かに部屋を出た。
彼女の気持ちは嬉しいが、そんな簡単にはいかない。俺にも社会的な目があるし向こうは伯爵位だ。
脚のこともあって息子が爵位を継いだら退役するようなことは言っていたが、彼も徐爵したら領地を治めることになるだろう。なにより、俺がそばにいて彼のためになれることなど一つも思いつかない。
今までのようにたまに会って、酒を酌み交わせられればそれでいい。それが、いいのだ。
---
次の日の朝、蜂蜜たっぷりのホットミルクを作って部屋に入ると、静かに幸せそうに眠るディアナの顔が見えた。相変わらず顔色は悪いがとても表情がいい。
俺はカーテンを開け、ディアナに直接風が当たらないよう、窓を開けて新しい空気を取り込むとディアナを起こそうと近づいた。
「ディアナ?気持ちいい朝だよ。君の好きなホットミルクを入れてきたから少しだけでも口にしないか?…ディアナ?」
いつもなら少しの音で目を覚ますディアナの起きる気配が無い。
「ディアナ?…ディアナ!?」
頬に触れるとそれは人形のように冷たかった。
「ディアナ…なぜだ、そんな。昨日はあんなに元気だったじゃないか。ディアナ、起きてくれ、ディアナ、またわがままを言ってくれ。」
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