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二年生 後期
40 ライリー様の事情 ※ライリー視点
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そう言って頭を下げ、ふらつきながらグラウンドをあとにするシェリル嬢を見送っていると、シェリル嬢が出て行ったのと反対の出入り口からユランが現れた。
「ライリー」
「酷いもんだったぞ。腕立てなんか二回しか出来なかった」
「…それは酷いですね」
冬は日が落ちるのが早い。
すでに辺りは薄暗くなっている。
「わざわざ様子を見に来たのか?」
「私がお願いしたことですから」
ユランと一緒に歩き出す。
ユランが来た出入り口を抜け、訓練場に向かう。
「珍しいな、お前がオリビア嬢以外の女を気に掛けるなんて」
ついこの間までは、シェリル嬢を避けているようにすら見えたのに。
ウィンターパーティーの時、シェリル嬢から体術を教えて欲しいと言われたが、その後何も言ってこないから放っておいた。
俺も暇じゃないし、やる気のない奴に教えても意味はないと考えていたからだ。
そうしたら先日、ユランからシェリル嬢に護身術を教えられないかと相談を受けた。
「…エルダーの様子が気になるのです」
ユランの言葉に頷く。
シェリル嬢は気付いていないようだったが、エルダーはシェリル嬢に近付かないかわりに、ずっと見ているのだ。
暗い目をして、ひたすらシェリル嬢を見つめ続けている。
「エルダーの件はレオナルド殿下にも報告しておいた。またシェリル嬢か!って頭を抱えてたよ」
「フッ」
ユランが小さく笑った。
「アマーリエ殿下の例の我儘についても、報告してあると言っていましたね」
「ああ」
シェリル嬢を恋に落とすとかいう変な我儘も、言い出してすぐに報告済みだ。
ユランが俺をチラリと見て言った。
「エルダーが執着を発症しているとしたら、厄介ですね」
「…そうだな」
執着は、魔族の血が濃い、我が国の貴族に現れる血の病いだ。
物や人など自分が好むものに強く執着し、周囲の状況が見えなくなって暴走してしまう。
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アマーリエの降嫁で中央議会に返り咲いても、はたして派閥を纏めきれるのか疑問視されているのだ。
そんな不安定な状況で、次代のシュトレ公爵であるエルダーが執着を発症しているとしたら、なおさらシュトレを政治の表舞台へ戻すことに反対する声が高まるだろう。
「エルダーが執着を発症しているなら、アマーリエの降嫁先はユランに決まりだな」
何でもないふりをしながらそう言うと、ユランはゆっくり首を横に振った。
「私は、アマーリエ殿下の婚約者候補から下りようと考えています」
「は?!」
俺は驚いてユランを見た。
腹立たしいくらい、いつも通りの冷静な顔。
「元々、オリビアに害をなしたシュトレ派の者達への牽制として、アマーリエ殿下の婚約者候補になったのです。
魔族の執着も獣人の番も、私の手には負えません」
「…っ」
番と言われて言葉に詰まる。
そんな俺に気付かないふりをしてユランが言葉を続ける。
「エルダーが執着を発症しているのだとしたら、シェリル嬢が心配です」
「…だから、護身術を?」
「気休めですが…。オリビアの時は守ってやれなかった。シェリル嬢は、今から手を打っておけば守ってやれるかもしれません」
ユランがシェリル嬢のことを守ろうと考えていたことが意外で、思わず立ち止まりマジマジとユランの顔を見てしまった。
そのユランが、ふいに俺を真っ直ぐ見て言った。
「ずっと分からなかったのです。ライリー、貴方のことが。…想いが叶わないと知りながら、恋しい人を間近で見守るなんて、被虐趣味があるのかと思っていました」
「おい!」
とんでもない誤解を受けていた!
「でも、最近知ったのです。自分を見て欲しい、自分のものになって欲しいと求めながらも、その人の幸せのためならば自分の想いに蓋をして、その幸せを守ってやりたいと願う、そんな愛情の形もあるのだと」
珍しく穏やかな表情を浮かべながらも、その目は切なげに伏せられた。
「ユラン、お前…」
「少し話しすぎてしまいましたね。私はこれで失礼します」
スッといつもの冷たい表情に戻ったユランは、俺の返事を待たず背を向けて行ってしまった。
その背中を見送り、俺は何とも言えない気持ちのまま訓練場に向かった。
ユランは我が国の四公爵家の中でも、筆頭のハイベルグ公爵家の跡取りだ。
いくら恋しい人がいても、妻に迎えるのはハイベルグ公爵家に相応しい女性でなければならない。
貴族として生まれたからには、その特権を享受する代わりに、義務と責任を果たさなくてはならないのだから。
もう誰もいない訓練場に入ると、人の気配に魔道具の灯りがポツリポツリと灯り始める。
中央まで足を進め、腰に差した剣を抜く。
姿勢を正し呼吸を整え、ゆっくりと体を動かし剣を振るっていく。
ヒュンッ
ヒュンッ
と、剣が空気を切る音が響く。
頭の中に、アマーリエと出会った日のことが蘇る。
まだ幼く何も知らなかったあの日、色とりどりの薔薇が咲き乱れる王宮の庭園で、ひときわ色鮮やかに目に飛び込んできたアマーリエの姿。
体中が喜びで満たされ、歓喜で震え、涙が出そうだった。
番だ!!!
俺の番だ!!!
本来ならあってはならないはずの衝動に、戸惑う間もなく膝をつき騎士の誓いを立てていた。
遥か昔、獣人族には、他種族にはない番と呼ばれる運命の相手がいた。
番とは魂の片割れであり、いくつもの世界を巡るとされる魂が、その片割れと出会えることは非常に稀な幸運と言われていた。
獣人同士ならお互いに番と認識し、問題なく連れ添うことが出来るのだが、相手が他種族だった場合が問題だった。
獣人側は番だと認識していても、相手は番だと分からない。
結果として、獣人が他種族の番を誘拐したり、番の配偶者や恋人を害してしまう事件が多発した。
そして獣人族は、他種族から危険視され、追い立てられ、迫害される存在になってしまったのだ。
獣人そのものにとっても、番への衝動は御し難いもので、番を求めるあまり番以外との婚姻が出来ず、徐々にその数を減らしていた。
メネティス王国の初代国王が、番への衝動を抑える魔道具を作らなければ、今のこの世界に獣人族はいなかったかもしれない。
番への衝動を抑える魔道具は、獣人なら必ず身に付けている。
俺も生まれてすぐに、番への衝動を抑える魔道具であるピアスを付けられた。
つまり、本来なら番であるアマーリエに出会ったあの時、衝動にかられて騎士の誓いなどするはずはなかったのだ。
たまに俺のように、魔道具の効果を上回る番への強い衝動を見せるものがいるらしい。
アマーリエが番だと伝えた時の、父と母の困惑した顔は一生忘れられないだろう。
獣人族にとって、番への衝動は憧れであると同時に脅威でもある。
他種族から危険視され追い立てられ、番を求めながらあてもなく放浪した惨めな歴史は、今も獣人族に語り継がれているのだから。
シュッ
シュッ
剣が耳先を掠める音が早くなっていく。
素早く体を動かしながら、見えない敵に剣を振るう。
番への衝動を抑えるピアスは、普通なら生まれた時にひとつ付けるだけで充分だが、俺は左右の耳に二つずつ、合計四つ付けている。
アマーリエへの気持ちが高まるたびに、ひとつずつ増えてきたピアス。
アマーリエの姿が頭に浮かぶ。
緩やかに波打つ銀の髪、神秘的な紅い瞳、花のような甘い香り。
王女として立つ凛とした姿も、侍女達を翻弄しながら楽しげに駆け回る姿も、小さなことで傷付いて庭の植え込みに隠れて泣く姿も、幼い頃からずっと側で見守ってきた。
何より、大輪の花が咲きほころぶような艶やかな笑顔を……。
ガガン!!!
「っ!」
剣を落としてしまった。
「止めよう」
集中出来ない。
拾った剣を腰に戻し、訓練場から外に出る。
すっかり暗くなった空には、沢山の星が瞬いていた。
エルダーとユランが婚約者候補から外れても、伯爵家嫡男の俺の所に王族であるアマーリエが降嫁することはないだろう。
すぐに他国の王族や高位貴族から申し込みが来る筈だ。
キリッと胸の奥が軋む音がする。
アマーリエは王族だ。
本人の意志とは関係なく、国の利益と安定のために結婚しなくてはならない。
アマーリエが俺を求めているのは分かっている。
俺がアマーリエを求めていることを、アマーリエが知っていることも分かっている。
でも、どうにもならない、出来ないことを、二人ともよく分かっている。
「せめて、側にいられる間だけでも、アマーリエを…あの笑顔を守りたい」
冬の夜空に瞬く星を見ながら、アマーリエの笑顔を思い浮かべた。
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