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美月~ルナの冒険者養成スクール生活
ep26:美月視点⑯
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冒険者養成スクールで学び始めて1年が経った。
努力家のアランは孤児院に帰った後も自主トレしているらしく、2年目に入る頃には能力値がかなり伸びていた。
アランが頑張ってるところを見たいけれど、邪魔するわけにはいかない。
こんなとき、闇魔法の隠密が使えたらいいのにって思う。
ルナは闇属性が無いので、その系統の魔法は使えない。
7歳になったアランのステータスは、こんな感じ。
体力 E
魔力 E
筋力 B
知力 E
命中 E
速度 E
筋力以外平均以下だったのに、全て平均より上になっている。
もともと高かった筋力に至っては、その体格からは想像もつかない強さに育っていた。
「すげぇ、アランがまた一撃でサングリエを倒したぞ」
「森の暴走族が、子豚みたいにあっさり転がったな」
森での実技、アランが片手で軽々と振るうのは、本来なら両手で扱う重い剣。
脳天に剣の側面を叩きつけられたイノシシ系魔物が、白目を剥いて横に倒れた。
「アラン、かっこいい!」
「ありがとう!」
私が褒めると、アランは嬉しそうに笑う。
誇らしそうにする中に、ちょっと照れもある、その笑顔が大好き。
孤児院に来たばかりの頃はガリガリに痩せて小さかった身体は、今では私よりも背が高くて、腕や足には筋肉もついてきてる。
強く逞しくなってきたアランは、世界一かっこいい。
筋力は、物理攻撃力に直結する。
アランは、5歳の時点で成人男子を気絶させるくらいの攻撃力を持っていた。
今や同期内トップクラスの物理攻撃力と言われるほどになっている。
推しの成長が見られるだけでも、シナリオを改変した甲斐があったと思う。
「私だって、負けないよ~えいっ!」
「おお! ルナもサングリエを一撃だ!」
「強さは分かるが、残念な感じが漂うのは何故だろう?」
私は、相変わらずメイスを武器にしている。
額をメイスで殴られたイノシシ系魔物が、泡を吹きながらひっくり返った。
見ていた同期の男子が何か失礼なことを言った気がするけど、気にしない。
可憐な容姿で魔物を殴り倒す姿から、私には撲殺美少女という綽名がつけられた。
ゲームのルナなら「殴り聖女」になるところだけど。
相変わらず聖女の力は隠しているので、ゲームのような綽名は無かった。
素の物理攻撃力はアランには及ばないけれど、身体強化の上昇率は同期の中でトップを誇る。
7歳の私のステータスは、こんな感じ。
体力 E
魔力 C
筋力 E
知力 C
命中 E
速度 E
F(-)からEまで上がったアランほどではないけれど、私も能力値が上昇してFからEになった。
苦手だった魔法攻撃も命中率が上がり、的に当たるようになった。
でも、確実に魔法を当てるなら、ゼロ距離発射が一番だ。
「確実に魔法を当てるなら、近距離一番ね!」
「いや、もうそれ物理だろ」
私はメイスに石礫を纏わせ、次の魔物めがけて振り下ろす。
ひっくり返ったイノシシ系魔物を前にドヤ顔していたら、ヒューゴ先生のツッコミが入った。
「メイスを石で覆って巨大化させる奴、初めて見たぜ」
メガトンハンマーみたいな形になったメイスをコンコンと拳で叩きながら、リアム先生が興味深そうに呟く。
炎や氷を武器に纏わせる魔法剣士なら、この世界でもたまにいる。
でも、武器を石で覆って物理攻撃力を上げるっていう発想は無かった。
努力家のアランは孤児院に帰った後も自主トレしているらしく、2年目に入る頃には能力値がかなり伸びていた。
アランが頑張ってるところを見たいけれど、邪魔するわけにはいかない。
こんなとき、闇魔法の隠密が使えたらいいのにって思う。
ルナは闇属性が無いので、その系統の魔法は使えない。
7歳になったアランのステータスは、こんな感じ。
体力 E
魔力 E
筋力 B
知力 E
命中 E
速度 E
筋力以外平均以下だったのに、全て平均より上になっている。
もともと高かった筋力に至っては、その体格からは想像もつかない強さに育っていた。
「すげぇ、アランがまた一撃でサングリエを倒したぞ」
「森の暴走族が、子豚みたいにあっさり転がったな」
森での実技、アランが片手で軽々と振るうのは、本来なら両手で扱う重い剣。
脳天に剣の側面を叩きつけられたイノシシ系魔物が、白目を剥いて横に倒れた。
「アラン、かっこいい!」
「ありがとう!」
私が褒めると、アランは嬉しそうに笑う。
誇らしそうにする中に、ちょっと照れもある、その笑顔が大好き。
孤児院に来たばかりの頃はガリガリに痩せて小さかった身体は、今では私よりも背が高くて、腕や足には筋肉もついてきてる。
強く逞しくなってきたアランは、世界一かっこいい。
筋力は、物理攻撃力に直結する。
アランは、5歳の時点で成人男子を気絶させるくらいの攻撃力を持っていた。
今や同期内トップクラスの物理攻撃力と言われるほどになっている。
推しの成長が見られるだけでも、シナリオを改変した甲斐があったと思う。
「私だって、負けないよ~えいっ!」
「おお! ルナもサングリエを一撃だ!」
「強さは分かるが、残念な感じが漂うのは何故だろう?」
私は、相変わらずメイスを武器にしている。
額をメイスで殴られたイノシシ系魔物が、泡を吹きながらひっくり返った。
見ていた同期の男子が何か失礼なことを言った気がするけど、気にしない。
可憐な容姿で魔物を殴り倒す姿から、私には撲殺美少女という綽名がつけられた。
ゲームのルナなら「殴り聖女」になるところだけど。
相変わらず聖女の力は隠しているので、ゲームのような綽名は無かった。
素の物理攻撃力はアランには及ばないけれど、身体強化の上昇率は同期の中でトップを誇る。
7歳の私のステータスは、こんな感じ。
体力 E
魔力 C
筋力 E
知力 C
命中 E
速度 E
F(-)からEまで上がったアランほどではないけれど、私も能力値が上昇してFからEになった。
苦手だった魔法攻撃も命中率が上がり、的に当たるようになった。
でも、確実に魔法を当てるなら、ゼロ距離発射が一番だ。
「確実に魔法を当てるなら、近距離一番ね!」
「いや、もうそれ物理だろ」
私はメイスに石礫を纏わせ、次の魔物めがけて振り下ろす。
ひっくり返ったイノシシ系魔物を前にドヤ顔していたら、ヒューゴ先生のツッコミが入った。
「メイスを石で覆って巨大化させる奴、初めて見たぜ」
メガトンハンマーみたいな形になったメイスをコンコンと拳で叩きながら、リアム先生が興味深そうに呟く。
炎や氷を武器に纏わせる魔法剣士なら、この世界でもたまにいる。
でも、武器を石で覆って物理攻撃力を上げるっていう発想は無かった。
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