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島猫たちのエピソード2024
母を亡くした3兄弟、ワクチンを打ちました
しおりを挟むTNR現場で母猫が亡くなり、餌やりボランティアに保護された3匹。
5月12日に総合駆虫薬のブロードラインをつけて、1週間経過したので混合ワクチンを接種しました。
先週は人慣れしていなくてケージの中でシャーと言っていた兄弟は、1週間経ったら人に寄って来るようになっています。
お注射チックン刺されても、暴れもせず大人しい。
君たち、その環境適応力をうちのシャーパン三毛に分けてくれ(笑)
ワクチンは「猫ウイルス性鼻気管炎」「猫カリシウイルス感染症」「猫汎白血球減少症」の3種混合で、コアワクチンと呼ばれるものだそうです。
この3種類の病気は人の手や衣服を介して運ばれるため、完全室内飼いの猫でも感染の可能性があるといわれています。
◆猫ウイルス性鼻気管炎
猫ヘルペスウイルス(FHV)によって起こる猫風邪の一種。
人間の風邪と同じように鼻水やくしゃみ、発熱、食欲低下などがみられる他、結膜炎なども見られる。
重症化すると食欲が低下するため急激な衰弱や脱水症状に陥ることもある。
◆猫カリシウイルス感染症
猫カリシウイルス(FCV)によって起こる猫風邪の一種。
初期には高熱やくしゃみ、鼻水やよだれを垂らす、食欲減退などの症状を起こす。
症状が長引くと舌や口に潰瘍が出来たり、口内炎が出来るときもある。
また潰瘍や口内炎の二次感染として肺炎を起こし、最悪の場合死に至る。
◆猫汎白血球減少症
猫汎白血球減少症ウイルス(FPL、別名「猫パルボウイルス」)によって起こる病気。
腸に炎症を起こし、血液をつくる骨髄がおかされるため、急激に白血球の数が減っていく。
代表的な症状としては発熱、元気消失、脱水、腹痛、嘔吐、下痢、血便など。
生後3~5か月くらいの子猫に発症しやすく、この時期に感染すると目や脳に異常をきたすこともある。
ワクチンは初年度は1回目の翌月に2回目を打ちます。
3匹は仔猫で今回が初めてのワクチン接種なので、6月後半くらいに2回目を接種予定です。
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