エセエッセイ

ごったに

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夢の国への入国審査

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自分は中々貴重な体験をしたことがある。

それは某夢の国に入る際に入口の警備員さんに止められたことである。

周りや前の人がやってるのかやってないのかよくわからない速度で手荷物チェックを受けた上で入国していたので、自分も特に何も身構えずに入国しようとした。

「背中のリュックサックの中を見せてもらってもよろしいですか?」

「はい、どうぞ。」

警備員さんが何故か入念にリュックサック内をチェックすると、鬼の首を取ったかの如く、ちょっと真剣な感じで

「このペットボトルの中身は何ですか?」

と聞いてきたので

「えっ。お、お茶ですが……。」

と答えた。

警備員さんの追及はそれで終わらず

「今、ここで、目の前でそのペットボトルの中身を飲んでみてもらってもよろしいですか。」

と言われたので

(何だかやたら疑われるなぁ。)

と思いながら数口、そのお茶を飲んでみせた。

すると警備員さんは笑顔で

「ありがとうございました。それではお通りください。」

とやっと自分が夢の国に入国することを許してくれたのである。

その間、自分の周りは特に止められてる様子はなく、やはりほぼ素通りであったと思う。

そんなに自分は怪しさ満点であったのだろうか。

その警備員さんだけが丁寧な仕事をするのかもと思い、自分が夢の国に入国した後に振り返って数人が入国する様子を見ていたが、特に止められることなく入国していた。

こーんなにも自分は人畜無害なのに、警備員さんに止められたりするのだから、まさしく人は見かけに寄らないよねってお話。

このように、見えるものだけが全てではないので、色んな意味で中身もよく見て、また自分自身も自分の理想の姿になれるよう近付けていけたら良いなぁと思う。
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