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特別編 クリスマス2017
しおりを挟む「メリクリ」
「・・・メリクリ?」
「どうした、そんなテンション低くして?」
アヤトがゆったりしていた居間にエリが入り、クリスマス特有の挨拶をするとエリは困惑した表情になっていた。
「テンションが低いっつーか、意味分かんないし」
「ほら、もう俺たちの学園冬休みに入ったじゃん?だから時期的にそろそろかと」
「・・・そっかー、もうクリスマスの時期かー・・・本当ならあっちでみんなとケーキ食ってたんだろうなー・・・」
「できない事を嘆いてもしょうがない。だからできる事やって気を紛らわせようぜ」
「キザな事言いやがるし・・・。でもどうすんの?クリスマスなんてこっちにそんな風習無いっしょ?ケーキとかクリスマスっぽい事できんの?」
「料理は俺が教えたからノワールもココアも作れるし、飾り付けなんて誰でもできるだろ。あと賑やかなのが良いって言うなら・・・丁度ここに学園からの招待状がある」
「学園って・・・なんかノワールと名前が被りそうなあの学園?」
「それノワールの前で言うなよ?一応暗黙の了解になってるから。ヒントは犬猿の仲」
「あ、そ・・・んで?その学園の招待状がなんなの?」
「パーティーの誘いらしいんだが・・・その学園にも知り合いが何人かいるから誘おうかと。勿論いるかどうかは分からんが、一人くらいは確保できるだろ」
「正直面識無い人と祝い事するってちょっと気不味くない?」
「誰だって最初は初対面だろ。そっから気の合う奴を見付けて仲良くしとけよ」
「・・・ま、しょーがないし。どっちにしてもこの家はあんたんちなんだからあーしがどうこう言える立場じゃないんだけど」
大きく溜息を吐くエリ。
すると何かを思い出したアヤトが「そうだ」と声を漏らす。
「ついでだ。お前もどうせ暇だろ?何人か連れて買い物に行って来てくれないか?」
「決め付けウザい。・・・何買って来んの?」
「ケーキとかそれらしいもん作るのに必要な足りない材料。リストは渡しとく。・・・ああ、あと店の奴が知ってる奴を連れてくか、俺の名前を出せば割り引いてくれたりちょっとオマケしてくれるから」
「・・・何?あんたその人たちからしたらどういう立場の人なの?」
「色々沢山買ってくれる常連さん」
「・・・なんか主夫みたいだし。似合わねー」
「・・・やかましいよ」
ーーーー
アヤトからリストを貰ったエリは数人を連れて隣街まで来ていた。
「「おっかいっもの♪おっかいっもの♪」」
先頭に機嫌良さそうに歌いながら先行するのはウルとルウ。
その後ろに物珍しそうにキョロキョロとする人の姿に変身したランカ。
更にその後ろにはエリとノクトが並んで歩いている。
「あー、さっむ・・・」
「大丈夫?もしキツいなら僕のコート貸すけど・・・」
「いや、いーし。着込んでも寒いものは寒いから。それに寒いって言っても日本の冬よりマシだし」
「あー、そうだね。僕の地域もそうだけど、比べるとまだ秋になったばかりくらいの肌寒さだよね」
「何ですか、貴方たちの世界は。地獄か何かですか?」
「・・・確かに。あーしたちからしても十分地獄だし」
「アハハ・・・」
エリたちが話していると、先行していたウルたちが走り出し、その先にある惣菜屋へと向かって行った。
中にいた気さくそうな女性がそのウルたちに気付く。
「おや、いらっしゃいお嬢ちゃんたち!」
「こんにちはです!」
「なの!お買い物なの!」
「そうかいそうかい。でも・・・おや?アヤト君はいないんだね?代わりに・・・」
「・・・ど、どうも」
「こんにちは、おばさん」
視線が自分に向いたエリがオドオドとして軽く頭を下げながら挨拶を返し、ノクトも丁寧に頭を下げる。
「あらあらまぁまぁ!こんなに可愛い子たちを連れて来るなんて・・・みんなアヤト君の愛人か何かかねえ?」
「は、はぁ!?違えし!」
「アッハッハッハ!冗談だよ!」
「全く・・・タチの悪い冗談だし」
「そうですよ。それによく勘違いされるんですけど、僕は男ですからね?」
「そ、そうなの!?あらー・・・ごめんなさいねぇ」
「大丈夫ですよ、もう慣れてますから」
苦笑いで返すノクト。
するとその横で、ランカが着ているコートをマントのように前を開けて羽織り格好付ける。
「主人よ、例の物はあるか?我が主人がご所望している物が・・・」
「ああ、あるよ。ちょっと待ってておくれ」
ランカの妙な行動をスルーして店の奥に消える女性。
冷めてしまった空気に対し、やり切った感を出して落ち着くランカ。
「・・・正直あんま気にしてなかったけど、ここでソレを堂々とやられると凄く恥ずかしいんだけど・・・あんたは恥ずかしくないの?痛いっ子」
「おい、痛い子をそれらしく呼ぶんじゃない。それにコレは私の個性なのだから恥ずかしがる道理はありませんね!むしろ誇っていますよ!」
「まぁまぁ・・・お店の人や周りの人もそんなに気にしてないみたいだからいいんじゃないかな?異世界ってそういう人を見る偏見の目も少ないみたいだし」
「はぁ・・・」
頭を抱えるエリ。
それから間もなく、いくつかの商品を纏めて袋に詰めたものを女性が持って戻って帰って来た。
「はい、コレ。銀貨二枚ね。少しオマケしといたから」
エリはその言葉を聞いて「ホントにオマケされた・・・」と呟く。
「本当にいつも助かってるよ。コレらって一応食べられるけど使い道が分からないものばかりでね。アヤト君はそんなのばかり買ってくれるから、あの子が来てから余りが少なくなったんだよ!」
「は、はぁ・・・?」
「え、コレがですか?ちゃんと料理すれば美味しくなるのに?」
「あら、そうなの?だったら今度アヤト君に料理したものを持って来るか、その調理法を教えてくれるよう言っておくれよ。それでソレが美味しければみんなこぞって真似するだろうからさ」
「分かりました、兄さんに伝えておきますね!」
「良い返事だね!全く、ウチのバカ息子もこんだけ可愛くて素直だったらねぇ・・・」
そう言って女性は困った表情で店の奥を見た。
どう返して良いか分からず、苦笑いで濁してその場を後にしたエリたち。
その後も割引とオマケと雑談を繰り返してエリたちは買い物を終わらせた。
「えっと・・・本当に荷物持たなくて大丈夫?」
心配そうにウルたちを見つめて言うエリ。
ウルたちはその小さな両手にいくつもの大きな袋を持っていた。
ノクトやランカも持っていたが、一番多く持っているのはルウとウルだろう。
「大丈夫なの、ウルたちは力持ちだから!」
「ルウたち、力だけならここにいる皆さんよりあるですよ?」
「えぇー・・・こんなに小さいのに?」
「はい。ウルちゃんたちは凄いですよ。それに僕もウルちゃんたち程じゃないけど力はある方だよ?少なくともエリさんよりは」
「嘘でしょ?流石に嘘だよね?」
横にいるランカに同意を求めるエリ。
その問いにランカが唸る。
「本当ですよ。ノクトさんがどのくらいかは明確ではありませんが、三人共見た目の体格通りとは思わない方がいいですよ」
「・・・マジか」
「マジです」
そこからエリは困惑したまま、特に盛り上がった話題もなく屋敷に着いた。
ーーーー
「私たちも来て良かったのでしょうか・・・?」
アヤトたちが学園に向かう途中、ココアがポツリと呟いた。
一緒に歩いているのは学園生であるアヤト、メア、ミーナ、カイト、レナ、ノワール、ココア、ヘレナ、イリーナである。
「いいんじゃないか?一応お前もノワールもここの学生って事になってるんだ。はしゃいで飛び回ったり魔法をぶっ放さなきゃ大丈夫だろ」
「ま、精霊王やら悪魔が学園のパーティーに参加するのは前代未聞だしな。むしろソレを活かして芸でも披露してみたら?盛り上がるかもしれないぞ」
「なるほど、それも一理ありますね」
メアがそう進言してノワールが肯定するとアヤトが苦い顔をする。
「やめてくれ。そんな事したらこれからかつてない程注目されそうだから」
「・・・今更じゃないですかね?」
アヤトたちの会話にカイトが割り込む。
すでに実家に帰省し終わり帰って来ていたカイトとレナも同行していた。
そんなカイトの言葉にアヤトは「言うな」と溜息を吐きながらそんな言葉を零す。
学園の入り口に差し掛かると他の学生もチラホラと見るようになる。
「初等部と中等部はまだしも、高等部の奴も結構いるな」
「学園主催のパーティーってなると飯がちょっと豪華だしな、ソレ目当てで来る奴もいるだろ」
「ああ、そうだな。例えば俺の横の奴とか」
アヤトの横でヘレナが涎を垂らしていた。
そんな雑談をアヤトたちがしていると、背の低い少女がアヤトたちの元に駆け寄って来た。
「お、おはようございますですわっ、アヤト様!メア様!」
「お、アトリか」
アヤトがそう呼んだのは通称「ベアトリス・フィールド」という名の貴族少女であった。
「アヤト様たちも来てくださったのですね!」
「まぁな、暇だし。せっかく招待されたんなら家に閉じこもってるより来た方が飯も食えるし得だろ?」
「はい!それにたとえ短い休みの間だったとしてもアヤト様たちに会えないのは寂しかったですので助かりましたわ!」
「お、おう・・・そうか・・・。エリと違って朝からテンション高いな・・・」
アトリの振る舞いにアヤトが多少引いているとアルニアも近付いて来ていた。
「やぁ、おはよう、みんな」
「あああアルニア様!おおはっ、おはようござっゲホッ!」
「落ち着け。過呼吸みたいになってんぞ。・・・とりあえずおはよう。お前も来たんだな」
「うん、家に居ても何もないし、アヤト君も来ると思ってたから」
「・・・面白い事やれっつっても何も芸なんてしねえぞ?」
「何の話・・・?」
「いや、こっちの話」
アヤトたちが更に歩を進めているとその先に見覚えのある三人が立っていた。
メルト、サイ、リリス・アーリアのカイトと同学年の三人である。
「おっそい!待たせんじゃないわよ!」
「ん?カイト約束してたのか?」
「・・・えっ?いや・・・いやいやいや!?知りませんよ!?招待されたのだってさっき知りましたし!」
「ッ!どうせあんたらの事だから、暇だろうから来るだろうと思っただけよ!別に待ってたわけじゃないわ!」
「おい、さっきの言葉と矛盾してるぞ」
「うっさいわね!先輩の癖に細かい事気にしてんじゃないわよ!!」
メルトがアヤトの足にローキックを入れる。
「おま・・・先輩っつうか年上への態度・・・!いくら俺が気にしないからって言葉遣いとローキックは酷過ぎるだろ・・・」
「そんな事より早く入りませんこと?寒くて敵いませんわ」
「うむ」
リリスに促され、アヤトたちは学園に入る。
そして予定されていた大部屋へと辿り着くと数百人の生徒と入り口に学園長のルビアが見えた。
「お、いらっしゃい!アヤト君たちも来れたんだね?」
「まあな。むしろ暇じゃない時がないだろうから来れたんだが」
「そうなのかい?僕からすれば君はいつだって忙しそうに見えるけどね。・・・色んなトラブルに巻き込まれて」
「そのトラブルを早期解決するのが俺の特徴だろ?」
「そうだったね・・・。ま、それより寒いだろうから早く入りなさい。ここは寒冷遮断と温暖魔術があるから暖かいよ。それと特に挨拶みたいなのはないから適当にあるもの食べ始めていいよ」
「そうか、じゃあ遠慮無く。・・・ああ、そうそう。個別に分かれる前に聞いておきたいんだが、みんな夕方用事あったりするか?」
「今日の夕方?・・・いえ、今日は何もありませんわ」
「ないけど・・・何、まさか何かするの?」
「・・・え、もしかしてソレ僕にも聞いてる?」
リリスとメルトとルビアがそれぞれの反応をする。
そんなバラバラの疑問にアヤトが頷く。
「今日ここに来たのはこのパーティーに参加するのが目的じゃなくて、誘うのが目的だからな。という事で来ないか?」
「誘うの下手か!?」
メルトが勢い良くツッコむ。
「何か祝い事をするのかい?」
「まぁ、似たようなもんだな。うちのもんで寂しがり屋がいるからもうちょい人数集めるかって話になったんだ」
「へぇ~・・・っていいのかい?君のとこには・・・」
「大丈夫だろ、アルニアは知ってるし、コイツらの性格からしてもちょっと驚く程度だろ」
「もしかしてその「ちょっと」って俺たちの時の事言ってます?」
「ちょっとだろ。屋敷の中で暴れ回ったわけでもないし、言い触らしたりしたわけじゃないんだから」
「まぁ、そうですけども・・・」
「何、コイツんちにビックリ箱でもあるわけ?」
「というか、師匠の家自体がビックリ箱ですよね」
「失礼な。俺んちにそんなギミックはねえよ。んで、どうする?」
アヤトが問うと唸ったり首を捻ったりして考え始める。
「この催しも夕方までだから僕は大丈夫だけど・・・」
「私も構いませんわ。あ、でも帰りが・・・」
「帰りは流石に俺が送ってくから心配せず気軽に参加してもらっていい」
「うむ!」
「お前のソレは肯定なの?どっちなの?」
「レナはいるんだよね?」
「う、ん・・・師匠のお家に、住まわせて、もらってる・・・」
「なら私も行くわ。正直レナを一人にさせるのは心配だしね!」
「心配しなくてもレナは逞しく育ってるがな・・・」
誰にも聞こえないよう小さくそう呟いたアヤト。
ーーーー
「と、いうわけで六人追加だ!」
アヤトが屋敷に戻り、ノワールたちにそう伝えるとその連れて来た者たちを見てエリが呆れたように溜息を零す。
「マジで連れて来たし・・・食いもん足りんの?」
「だから多目に買って来てもらったんだ。余ったら余ったで明日の飯にすりゃあいいしな」
「残り物かよ・・・って、二人足りなくない?」
「ああ、一人は自分の姉も呼びたいって言ってたから一旦帰った。学園長は後で来るとよ」
「ふーん・・・って、学園長呼んだの!?なんでそんなフレンドリーに呼べるの!?」
「まぁ・・・迷惑を掛けてるというか、お世話になってんだよ、色々と・・・」
「あんたって結構不良?」
「違う、偶然という名の運命に導かれただけだ!」
「厨二っぽい言葉で言い訳しようとすんなし!」
「おおっと!私を差し置いてそんな良さげな台詞を吐くとは・・・これは負けてはいらーー」
「うっさいし!もういいから!この話題は終わりでいいからややこしくすんな!」
シュンと落ち込むランカ。
その姿を見て若干申し訳ないと思いながらも、会話を面倒な方向に持って行かせたくないと思うエリであった。
しばらくするとアルニアがミランダを連れて戻り、更に数時間後にルビアがやって来た。
「あれ、ミラも来てたんだ?」
「妹に連れられてな・・・そっちもいいのか?生徒と教師の関係だろう?」
「生憎、僕は仕事とプライベートは区別してるんだ。だから今の僕はただの女の子さ♪」
「普通は「子」のところにツッコむのだろうが・・・間違ってないから別にいいか?」
「うるさいよ!僕は歴とした妙齢の女性だよ!」
そんなルビアの後ろをアヤトが通り過ぎる際に一言。
「それは妙齢というにはあまりにも幼過ぎた」
「うわーん!!」
「何やってんのよ、アイツは・・・」
スキルを使い姿を変えたフィーナがアヤトの行動を見て呆れ気味に呟く。
その姿にアトリ、リリス、メルトが見惚れていた。
「なんでアヤトんとこってこんなレベル高いの集まってんの?」
「し、知りませんわ・・・」
「はぁ・・・流石アヤト様・・・そのカリスマ性で皆様を惹き付けるのですわぁ~♪」
「本当に。今まで話す事もなかった僕らがこうやって集められてるんだもんね」
「うむ・・・彼は俺よりも背丈はあるが、それ以上に大きく見える。それはきっと彼の人柄を示しているのだろう・・・」
「「・・・・・・」」
((喋ったッ・・・!!))
全員満場一致で心が揃った。
すると部屋の扉をランカが開き、ココアとノワールが大きなボール状のケーキを器用に両手に持って運んで来た。
「アヤト様、「けえき」が出来上がりましたよ♪」
「良い出来に仕上がりました」
そう言って持って来たケーキは四つとも三段になっているウェディングケーキとなっていた。
「でっか!?なんでこんなデカいし!?誰か結婚でもするの?」
「するわけねえだろ、ただのイベント用だ」
「・・・というより・・・この白いのって何かな?」
ルビアが大量のケーキを見て首を傾げる。
ケーキがないこの世界からしてみればこれらが異様な光景に見えるだろう。
「「ケーキ」っていう・・・まぁ、甘菓子だ。俺んとこだと祝い事の時によく食うもんだ。試しに食ってみ?」
アヤトがその内の一切れを皿に取り分け、フォークと共にルビアに差し出す。
「随分白いけど・・・んっ!?甘いっ!?美味しい!!」
あまりにも衝撃だったのか、ケーキを食べたルビアの体が大きく跳ねた。
それを見たアルニアやメルトたちも皿を手に取り、ケーキを切り分けて食べ始めた。
「ッ!!?本、当に・・・!今までにこんなの食べた事がないよ!」
アルニアの絶賛の言葉にケーキを口にした他の者も大きく頷く。
美味い美味いと騒ぎながら食べる者と黙々と食べ続ける者の二つに分かれた。
「甘過ぎたらどうしようとも思ってたけど、みんな気に入ってくれて良かったよ」
「あーしはもうちょっと甘い方がいいかな?」
「と言いながらお前も結構食ってんじゃねえか。糖尿病になっても知らんぞ」
「リアル突き付けるなし。ちょっと物足りないって言っただけで、美味いもんは美味いし」
「・・・太るぞ」
「突き付けるなし!!」
エリの叫び声が響く夜。
アヤトは去年よりも笑い声などで賑やかになったそんな今の周囲に満足した。
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