最強の異世界やりすぎ旅行記

萩場ぬし

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夏休み

情報屋

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 狭く暗いジメジメした空間。
 そこに水滴が落ちる音と少女たちの泣きじゃくる声が反響する。
 とても人が住めるとは思えないこの場所にいくつもの鉄格子か並び、その奥に幼い少女から妙齢の女性までの年齢の者たちが閉じ込められていた。
 外には見張りの男が二人が談笑している。


 「いやー、笑いが止まらねえぜ!コイツらの村の奴ら、見せしめに男を何人か殺してやったら爺さんが命乞いしながらコイツら差し出してきやがったぜ!「村にある物は好きにして良いので何卒ご容赦を~」だってよ!」

 「そりゃあ凄え、今回は当たりだったって事だな!しかも貰うもんだけ貰ってまた何人か殺したんだろ?ひでえ奴らだなぁ・・・」

 「何言ってんだ、テメーが行ってたら公開処刑とか言って一人一人皮を剥ごうとするじゃねえか?」

 「違ぇねえ!」


 ガハハと笑うその男たちを見ていた少女たちは目からポロポロと涙を流し、泣け叫んだ。
 それが不愉快だったらしく、二人の内一人が鉄格子を殴り付けて怒鳴る。


 「うるせえぞ、クソガキ共!!殺されてえのか!?」

 「おいおい、あんま脅して小便臭くさせるなよ」

 「知るかってんだ。女の喘ぎ声は好きだが、ガキの甲高い声は耳障りで大っ嫌いなんだよ」

 「そりゃあそうだがなぁ・・・」


 ウワァァァァァァ!?

 片方の男が呆れ気味に溜息を吐いていると、遠くの方から悲鳴のような声が聞こえる。
 しかし二人は特に気にした様子もなく話を続けようとする。


 「なんだ、また新人がボスに弄られてるのか?可哀想にな」

 「ホントにな・・・いや、ちょっと待て。何かおかしいぞ・・・」


 しかしもうー人の男が何らかの違和感を感じ、道の奥を見つめる。
 その男の顔からは汗が流れ落ちる。


 「どうしたんだ?昔を思い出してチビりそうなのか?」

 「なぁ・・・俺の勘がよく当たるって知ってるよな?」

 「ああ、そうだな。悪い方向にだけ必ずって言っていい程当たるな。・・・なんだ、ボスの機嫌でも悪いのか?」

 「いや、もっと悪い気がーー」


 ーーペタ。


 「「ッ!?」」


 薄暗い奥の方で何かが動く。
 ヒタヒタと音を立てながら近付くソレを男たちが凝視する。
 明らかに人でも、普通の動物でもないナニカ。
 それが灯りの下に照らされ出される。
 長く黒い髪、白い服を着た女性の身体の上半身。
 しかし、


 「なん、だ・・・アレは・・・!?」

 「ただの女、じゃあねえよな・・・?魔物か?」


 そのナニカは一歩、また一歩前に出るとその身体から骨が軋む音が聞こえる。
 徐々に近付いて来るソレに危機感を覚えた男たちは近くにあった剣を持ち、引き抜いた。


 「ボスのアジトに魔物が忍び込んだってわけかよ!?おい、ここは俺が抑える!だからお前はボスにーー」


 タタタタタタッ、ザシュッ!

 一人が横を向いた瞬間にナニカが動き出し、いつの間にかもう一人の男の頭部が消えていた。


 「ーーーーッ!?」

 「「キャーーーー!?」」


 男の消えた頭が捕まっていた女性たちの近くに転がり悲鳴が上がる。
 頭部の無くなった男の体はやがてゆっくりと地面に向かって倒れる。
 生き残った男は状況が理解できないままギシギシと音の鳴る方へ恐る恐る振り向く。
 鉄格子の前にいる男の首を切り飛ばしたナニカの後ろ姿。
 正面に対峙している女性たちの表情からは恐怖で満たされ、ソレが二本の腕を動かし、ゆっくりと男の方へと振り向く。


 「あ・・・あ・・・あぁ・・・」


 声と言うにはあまりにも掠れた呻き声を男が漏らす。
 股からはチョロチョロと生暖かい液体が足を伝い、剣を構えたまま一歩も動く事ができなかった。
 しかしその男の都合などお構い無しにソレは走り出す。

 ーーテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケテケ


 「う・・・ウワァァァァァァッ!!?」


 ーーーー


 ~ 数十分前 ~


 ☆★アヤト★☆


 「あー、いるなこりゃ」


 ギルドの余ってた依頼の消化をこなし、盗賊の住処であろう場所にやって来た。
 近くの丘から見下ろせる場所で、確かに受付のお姉さんが言っていた通り街のような規模だった。
 一応バリケードのつもりであろう柵が立てられており、中にはゴロツキの風貌をした男女が闊歩かっぽしていた。


 「さて、まずは人質の確保と行くか」


 街の中の一番高い場所まで跳ぶ。
 周囲を見渡してみるが、分かりやすいところにはない。
 だとすればどこかに収容しているのだろうが・・・だったら情報収集するしかねえよな。


 大体がグループを作って行動している中で孤立した盗賊を探す。

 ・・・・・・いた。

 一人だけフードを被った奴がいた。
 羨ましいのか、遠くから他の盗賊を覗いている。
 そのフードの後ろへと再び跳んだ。


 「オヤ、最近のSS冒険者様は人間をやめたのかイ?」

 「お?」


 不意を突いたつもりで近付いたのだが、少女の声をしたソイツにすでに気付かれていた。

 俺の腕も鈍ったのか?


 「二ヒヒ。イイネ、その「何故気付かれた?」って表情ハ♪特別にその情報を教えてあげてもいいけど、どうすル?」


 「ω」の口だけが見えるそのフードの少女からの提案。
 吹っかけられている、わけではなさそうだった。
 それにその様子からも盗賊ではない事が伺えたので、色々と聞く事にした。


 「それもいいが、まずはお前は誰だ?」

 「王女様の彼女がいるのに他の女の子の事を気にするのカ?アヤト君♪」

 「俺の事を・・・いや、他にも知っているな?お前・・・「情報屋」か」

 「おお、正解ダ!まさかそれだけで情報を引き出されるとは・・・」

 「なんとなくがするんだよ、お前からは」

 「なるほどなるほど。じゃあ今度からは体の臭いを消す薬品でも使って外に出るとするカナ?」


 そういう事じゃないんだがとツッコミたい。
 「情報屋」。元の世界にもいたが、あらゆる情報を取り扱って売り買いを商売としている奴ら。
 俺も何回か世話になった事がある。
 そんな奴が今ここにいるというのなら、捕まった奴らの情報を聞けるかもしれない。


 「それじゃあお前の情報をくれ」

 「あいよ!んじゃオネーサンの何から知りたい?年収?スリーサイズ?それとも彼氏や旦那の有無カナ?」

 「誰がお前自身の情報寄越せっつったよ。ここに攫われた奴らがいる筈だ。ソイツらの所在を知りたい」

 「アララ、冗談は嫌いかな?まぁ、いいサ。その子たちの居場所は・・・ほら、すぐそこだよ。見張りが三人立ってるその扉の一番奥」

 「おう、悪いな。代金はいくらだ?」

 「おぉ、やっぱり話が分かる人はイイネ!それじゃあ・・・君の情報を買おうカ」

 「・・・情報を情報で買わせると?先に言っとくがプライバシーは守ってもらうぞ」

 「大丈夫大丈夫、変な事は聞かないからサ。一番のお代はここを潰してもらえればそれでいいかラ。そいでオイラが知りたいのは・・・SS冒険者とはいえ、何故君一人がここにいるのか、ダナ。確かギルドにはウルフズの討伐依頼なんてまだなかった筈だし、普通なら人数がもっと必要なんだけどナ?」

 「依頼ならちゃんとあったぞ。ここの奴らに襲われた村の小さい女の子がギルドに来て依頼を出したんだ」

 「小さい子がカ?報酬はどうしたんだ?そんな小さな子がお金を持ってる筈ないしナ・・・」

 「コレが報酬だ」


 そう言ってポケットからビー玉を一つ取り出した。


 「・・・ガラス玉?そんな物を報酬にして一人で請け負ったってのカ?」

 「ソイツにとっては宝物だったんだろ。ならコレで十分だ」

 「・・・ク・・・クク・・・ニャッハハハハハハハハ!!」


 フードの情報屋は俺の答えが想定外だったのか、最初は我慢していた笑いを抑え切れなくなっていた。
 情報屋はしばらく笑い続けた後、呼吸を整えて持ち直した。


 「はー・・・はー・・・た、確かにソレは凄いな「報酬」ダナ。いやー、良い「情報」を手に入れさせてもらったヨ♪コレが成功したら、「SS冒険者がガラス玉一個を報酬に盗賊団ウルフズを壊滅させた」という面白いネタを手に入れるわけダ!」

 「名前は伏せろよ?」

 「そこは安心してクレ。だけどそのうちみんなが知る事になると思うゾ?」

 「・・・まぁ、しょうがないか」

 「有名税ってやつダ、諦めロ。それじゃーー」

 「おい!そこにいるのは誰だ!?」


 情報屋が何かを言い掛けた瞬間、三人かの盗賊たちがこっちにやって来た。
 多分というか恐らくというか、絶対さっきの情報屋の笑い声が原因だ。


 「おやおや、見張りに気付かれちったカ・・・」

 「だけど丁度良い。見張りが三人共来たんなら仕留めるか」

 「おっ、こんな特等席でアヤト君の戦いを見れるのカ?今日は良い日ダネ♪」

 「そうなのか?まぁ、


 そう言って男たちの前に堂々と出る。


 「なんだてめえ!?」

 「おや?せっかく情報を与えたのに正面突破ーー」


 直後、盗賊たち三人の首をもぎ取る。
 あまり騒がれて他の奴らに気が付かれても面倒なので、さっさと済ませる。


 「ーーっていうわけでもないみたいダナ・・・全く見えなかったヨ」


 目を丸くして唖然として「なるほど、見れたらいいなってそういう事カ」と呟く情報屋。
 手に持った盗賊たちの頭と、その頭の無くなった体を見付からないように茂みに隠す。


 「・・・よし、それじゃあ世話になったな」

 「オウ、オイラも良い情報ものを見せてもらったゼ。それとそのお釣りでもう少し情報をヤル。見張りは三人だが、その中にまだ十人単位でいるゾ」

 「そうか。ありがとう」

 「こちらこそ。次利用してくれる時もご贔屓にしてくれよナ。合言葉は「君の背後にチュウチュウ」だ」


 そう言って情報屋は中指と薬指と親指を合わせ動物の形にして見せる。
 普通は犬なのだが、ネズミのつもりでやっているのだろう。


 「合言葉なんてあるのか?」

 「オイラ以外にも情報屋はいるんだが、ソイツらに今の合言葉を言えばちょっと割り引いてもらえるゾ。全員が全員そうじゃないがナ」

 「そうなのか。んで、お前はどうするんだ?情報を集め終わったらもう用済みなんじゃないのか?」

 「「情報が集め終わったら」ナ。まだ情報は集め切ってないからここにいるヨ」


 二ヒヒと何かを企むような笑いを浮かべる。
 恐らく俺が盗賊をどうするか見届けるつもりなのだろう。別にいいけど。


 「ならやるとするか。えっと、確か変装用のやつがどこかに・・・」

 「何してるんダ?」


 俺がしている事が気になった情報屋が後ろから覗き込んで来る。


 「おおー、空間魔術カ!生でお目に掛かれるとはナ・・・」


 どうやら空間魔術の事も知っていたようだった。
 まぁ、そうだろうなと思ったからコイツの目の前で使用したんだが。
 そして収納庫の中から黒色の長いウィッグと白い服を取り出す。


 「なんだソレ?」

 「カツラと服」

 「ソレは見れば分かる。ソレをどうするつもりなんだ?」

 「コレらを着て奴らを襲う。それで壊滅寸前まで追い込んで何人かを逃がす」

 「逃がすのカ?何の意味が・・・ああ!」


 情報屋は俺が言いたい事が分かったようで、手をポンと叩いた。


 「そういう事だ。変装して襲い、逃げた何人かが俺じゃない何かに襲われたと言い触らす。そうすればこの盗賊を壊滅させたのが俺じゃないって事になる」

 「そういう手に出たカ・・・なら、オイラの情報に更なる価値が生まれるわけダ!」


 そう。偽りの情報で撹乱させれば、真実の情報の価値が跳ね上がる。
 情報屋にとっても嬉しい一石二鳥の作戦というわけだ。


 「そういうわけで・・・よっと」


 空間に横穴を空け、そこに下半身を入れる。
 締め付け過ぎないギリギリまで空間を閉じ、座標を腰に固定し、ウィッグを付けて服を着れば出来上がり。


 「えっと・・・?」


 眉をひそめて訝しげな目で俺を見てくる情報屋。
 しかし俺は何も言わず両腕の力だけで移動し始めた。

 ペタ・・・

 まずは右腕を。

 ペタ・・・

 左腕


 ペタ・・・


 再び右腕、そして左腕と交互に前に出して行く。


 「「・・・・・・」」


 動作の確認をしている最中はかなりシュールになり、お互い無言になる。
 しかし情報屋の方が沈黙に耐えられなくなったのか口を開いた。


 「無理してやらなくていいんじゃないカ?普通に女の格好で襲えバ・・・」


 無理だと心配されたが、そろそろこの体勢にも慣れてきたので動く事にした。

 スタタタタタタタタタッ!


 「速っ!?気持ち悪ッ!?なんだ今の動きハ・・・うぅ、流石に今の動きは鳥肌が立ったゾ・・・」


 遠くからそんな俺に向けられた悲しい言葉が聞こえた。
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